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スキンケアの基本。正しい洗顔は美肌への近道!
スキンケアの最初のステップであり、基礎中の基礎とも言える洗顔。正しい洗顔をすることは、美肌への第一歩でもあります。
もし、今のスキンケアに満足できていないなら、一度洗顔を見直してみてください。間違った洗顔方法をしていないかチェックして、さらなる美肌を目指しましょう!
「基本の洗顔」のポイントとは?
基本的な正しい洗顔の方法は、とてもシンプルです。まずは、36~38度くらいのぬるま湯で顔全体を湿らせます。次に、洗顔料を泡立て、洗う。最後に、洗顔料が残らないよう気を付けて洗い流す。
これだけ見ると本当に簡単なことですが、それぞれのステップの中で「絶対に守るべき3つのポイント」があります。
ポイント1:水の温度は適切に!
まず、洗顔に使う水の温度です。先ほど、36~38度くらいのぬるま湯と紹介しましたが、これには理由があります。まず、洗顔の際に使う水が冷たすぎると、肌にとっては刺激が強すぎたり、脂分や汚れが取りきれなかったりすること。
そして、逆に温度が高すぎると、冷たい水の場合とは反対に脂分を落とし過ぎてしまうこと。これにより肌に必要な皮脂まで取り去ってしまうと、肌が乾燥しトラブルの原因になってしまいます。
そのため、冷たすぎず熱すぎない、36~38度ほどのぬるま湯が適温です。けれど、洗顔のたびに温度を計るのは大変ですよね。そこで、体温を目安にして温度を調節します。手で触ってみて、温かくも冷たくもないと感じたら、それが適温です!
これを覚えておくと、簡単に洗顔の温度調節ができます。ぜひ試してみてください。
ポイント2:実はすすぎは最重要!
温度の次に気を付けたいのは、最後のすすぎのステップです。すすぎは、洗顔において最も重要な段階であると言えます。なぜなら、すすぎがきちんとできでいないと、汚れは肌についたままになり、せっかくの洗顔の意味が全くなくなってしまうからです。
すすぎにくく汚れが残りがちなのは、おでこや耳の上下、髪の生え際です。特に朝の洗顔のときには、髪を濡らしたくないため疎かになってしまいますよね。そういった場合は、すすぎの最後にたっぷり湿らせたタオルなどで生え際をなぞるように拭いましょう。
ポイント3:「肌をこする洗顔」は絶対にやってはいけない!
洗顔のポイントで最も気を付けるべきことは、肌をこすらないということ。顔をゴシゴシと強く洗ってしまうと、目には見えない小さなキズが肌にたくさんできてしまいます。これは、肌にとってはダメージ以外の何物でもありません。
特に、クレンジングなどでメイクを落とした後の肌は刺激に対してとても敏感になっています。そんなときにゴシゴシこすったりしてしまうと、赤みやかぶれのもとになってしまうため、いかに肌を傷つけず、優しく洗うかということが洗顔の最大の要なのです。
洗顔料の使用方法の欄を見てみると、ほとんどの製品に「よく泡立ててから洗う」といったフレーズが書かれています。これは、泡にクッションの役割を持たせ、優しく洗顔するためなんです。
また、すすぎの際も、なるべく手や指が肌に当たらないようにし、流水で汚れを落とすように心がけましょう。シャワーを使う場合は、水の勢いが強くなりすぎないよう調節して下さい。手で水をかけた時と同じような感覚になるよう意識すると良いでしょう。
洗顔料にはいろんなタイプがある!それぞれの特徴について
一言に洗顔料といっても、いろいろな形状のものがあります。こちらでは、クリームタイプ、ジェルタイプ、泡タイプ、石鹸タイプの4つについて、それぞれの特徴とともに紹介します。
まず、クリームタイプは洗顔フォームとも呼ばれ、主にチューブに入っているものです。泡立てるのが簡単で使いやすい、保存しやすく衛生的といったメリットがあります。メーカーによって、しっとりタイプやクレンジング兼用などのバリエーションがあります。
特に、クレンジング兼用のものは、化粧落としと洗顔の2段階を一度に済ませてしまうので肌に負担が少なくおすすめです。ただ、洗浄力も強くなる傾向があるので、逆に負担が大きくなっていないかよくチェックしながら使うようにしましょう。
次に、ジェルタイプの洗顔料です。クリームタイプと同じく、チューブに入っていて使いやすいのが特徴です。クリームタイプより柔らかく、さらさら・ぷるぷるした手触りです。
ジェルタイプのメリットは、水分の含有量が他のタイプに比べて圧倒的に多く、ベタつきが少ないことです。さっぱりした使い心地により人気を高めています。ただ、洗浄力はクリームタイプなどより劣ります。肌が乾燥しがちな季節におすすめです。
次に、泡タイプの洗顔料です。ポンプ式で、最初から泡の状態で出てくるお手軽なタイプなので、泡立てるのが苦手な人や、時間を短縮したいシーンにおすすめです。
このタイプを選ぶときは、界面活性剤が使われていないかどうかチェックしましょう。強い洗浄力を持つため泡タイプに含まれることが多い界面活性剤ですが、使い続けることで肌荒れを起こしたり、アトピーを悪化させたりする恐れがあります。
そのため、成分表に「合成界面活性剤」や「石油系合成界面活性剤」などが含まれているものは、できるだけ避けたほうが良いでしょう。敏感肌・アレルギー体質の人は特に気を付けてください!
最後に、石鹸タイプの洗顔料です。洗浄力のしっかりしているものが多いため、たくさん汗をかく夏や、オイリー肌の人におすすめです!また、植物やミルクなど、天然の素材からできているものが多いのも特徴のひとつです。
石鹸タイプで気を付けたいのは、保存の方法です。湿度の高い場所に置いておくと、石鹸トレー内でカビや細菌が繁殖してしまいます。お風呂場などに放置せず、使うたびに乾燥した場所へ移して保管するように気を付けましょう。
洗顔しすぎは良くない?
先程も触れた通り、洗顔によって必要な皮脂までを取り除いてしまうのはスキンケアとして逆効果です。一日に何度も洗顔をしすぎると、肌が乾燥してツヤやうるおいが失われてしまいます。
では、適切な洗顔の回数は何回くらいでしょうか。これは、肌質や使っている洗顔料のタイプ、どれくらいのメイクをするかなどによって異なるため、自分に合った回数を探って確かめる必要があります。
洗顔料の使用方法の欄を見てみると、「一日二回」や「朝・昼・晩」といった具合に回数が書かれていることがよくあります。まずはこの表記の通りに試してみてください。
それから、普段の肌の状態をこまめにチェックします。乾燥やカサつきを感じた場合、洗いすぎています。いったん回数を減らしてみましょう。
逆にベタつきを感じたりニキビや吹き出物ができたりした場合は、肌の汚れを取り切れていないということですので、回数を増やしてみましょう。
回数を増やしたり減らしたりしてみてもなかなか丁度いい回数が見つからないときは、一日三回のうちの一回をぬるま湯だけで洗顔するなど、洗顔料を使う回数を工夫してみてください。
洗顔回数を増やしたいけれど日中に洗顔するのが難しい、という場合は、化粧の上からでも使えるパウダーシートや、あぶらとり紙でベタつきを抑えるなど工夫しましょう。
美容家電によるスペシャルな洗顔方法とは?
ここ数年、美容家電ブームが拡がりつつあります。スチームを使った美顔器やフェイスマッサージャーなどが代表的ですが、中でも特に人気を博しているのが洗顔のための美容家電です。
ブームになっているのは、ハンディタイプの洗顔ブラシ。男性の電動ひげ剃りをよりコンパクトにしたような形で、片手で軽く握れる程度の大きさです。超高速で振動し、従来の洗顔方法では落としきれなかった毛穴の汚れを綺麗にしてくれるというアイテムです。
メーカーによって特徴は様々ですが、音波振動を利用したものや、ブラシは使わず泡だけで洗顔するものなどがあります。使用頻度にも違いがあり、毎日使うものや週に一度の特別なケア専用のものなど様々。
最大の利点は、自分で洗顔する時の「洗いすぎ・こすりすぎダメージ」をなくすことができる点だと考えられます。この効果は、信頼できるメーカーが安全に設計している製品を、正しい方法で使ったときに期待できます。
これから、まだまだ拡がりを見せそうな美容家電洗顔。一度試しに使ってみるのも良いかもしれないですね!
まとめ
スキンケアの基礎である、洗顔の基本をお伝えしました。ついつい洗いすぎになりがちな洗顔ですが、皮脂を落としすぎないことに気を付けて、自分にとってベストな洗顔の方法を掴んで下さい。
「正しい洗顔」ができるようになると、自分で肌を正常な状態に導くことができるようになります。そうすることにより、化粧水などのスキンケアの効果を高めることにも繋がります。まさに、洗顔は美肌への近道なのです!