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化粧のりが驚くほど良くなる!キメを整えるスキンケア方法
朝、化粧をしていて化粧のりが悪い日ってそれだけで憂鬱になったり、やる気がなくなったりしてしまいますよね。寝不足だったり、前日化粧を落さず寝てしまったり。
原因が分かっているならまだしも、どうして化粧のりが悪いのか、その原因もわからないなんて時はありませんか?
化粧のりの悪さは肌のきめが原因かもしれません。だけど肌のきめってどうやったら整うのでしょうか?今回は化粧のりが悪い原因と肌のきめの関係、そしてきめの整え方についてご紹介します。
ちょっと乱暴だけど、基礎化粧品をいったん他に変えてみるのも、化粧のりを良くする方法だったりします。いつもと違うケアをすることで、自分の肌に足りないアイテムや、やりすぎな事がわかるなど、楽しい発見もあります。
私の場合、さっぱり感を求めてしまう傾向があるため、保湿・エイジングケアをあえてチョイスすることで、毎回乳液やクリームが足りていないことを自覚させられる感じです。(いい加減、認識しないと…と反省してます)
化粧のりときめ(肌理)の関係
いつも通りに化粧したはずなのに肌のきめが整っていないと、かさついて粉を吹いたようになったり、シワが強調されてしまったりと老けて見えたりします。また顔色もくすんで不健康そうに見えてしまいます。
化粧直しで何度もファンデを重ねても、朝つけたファンデーションが上手く塗れていないのでは更に酷くなるだけでまさに悪循環。これはファンデーションが肌にフィットしていなかったり、均一に伸びていないせいです。
しかし、肌のきめを整えれば自然と化粧のりも良くなります。
肌のきめは角質細胞で決まる
肌の表面をよく見ると細かい線が通っていて、三角や四角の模様が出来ています。これがきめ(肌理)と言われるもので、細かい線のようなくぼみの部分を皮溝、三角や四角に盛り上がっているところを皮丘と呼びます。肌の美しさはこのきめの状態で判断されます。
一般的にきめが整っているとは、この皮溝の幅が狭く皮丘が平らで大きさが揃っている状態を指します。きめの大きさは小さいほうが良く、肌のきめが粗いとは、皮溝の幅が広く深く、皮丘の大きさや形もばらばらな状態をいいます。
また、毛穴は皮溝の交点にあります。皮溝の幅が狭く皮丘が平らだと、毛穴はしまった状態になるため、目立ちにくくなります。きめが乱れると毛穴が大きく見えるのは皮溝の幅が広くなってしまうからです。このきめは、肌の表面にある角質細胞によって構成されています。
角質細胞は平べったい形をしていて何層か重なりあっています。その細胞と細胞の間を角質間脂質や天然保湿成分であるNMFが埋めていて、角質層を形成しているんです。
つまり、きめが整っている状態の肌は、角質細胞が整然と重なり合い、保湿成分も十分に足りている状態と言えるでしょう。角質層健やかに保たれている時は外部からの異物の侵入を防ぐバリヤ機能や、水分が蒸発するのを防ぐ役割を果たします。
更にきめが整っている肌は、光が当たった時にきれいに反射し拡散されて、透明感のあるきれいな肌に写るんです。この原理を利用して、ファンデーションやおしろいでラメや光を拡散するようなパウダーが入っている商品もありますね。
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きめが粗くなる原因は乾燥
きめが粗くなる原因のほとんどは乾燥です。きれいに敷き詰められている角質細胞が何らかの原因でめくれ上がった状態になると、そこから水分が蒸発しやすくなって乾燥します。水分を失うと角質細胞がちぢみ、皮溝の幅は広く深くなってきめの粗い状態になるのです。
きめが粗くなると光の反射はばらけて、うまく拡散せずくすんで見えますし、皮溝の幅は広くなりますので毛穴が目立って見えたりします。つまり、化粧のりを良くするにはきめを整えることが重要で、きめを整えるためには保湿が大切と言えるでしょう。
乾燥を防ぐには以下のことを注意
肌のきめを整えるために1番重要な保湿。では、どの様にして肌の乾燥を防ぎ、潤いある肌を保てば良いのでしょうか?
普段の生活の中で、気をつけたい乾燥の原因を詳しく見てみましょう。
過剰な洗顔をしない
洗顔は汚れや酸化した皮脂を落として、ターンオーバーを促します。しかし、過剰な洗顔は肌に必要な細胞間脂質やMNFまでもが洗い流されてしまいます。それでも10代、20代前半頃までは成長ホルモンの分泌も盛んですのですぐに元に戻ります。
20代後半になって成長ホルモンの分泌量が減ったのに10代の頃と同じ洗顔の仕方をしていると「何も変えていないのに肌が乾燥する」と感じるでしょう。また、朝の洗顔にも化粧落としを使ったり、Wクレンジングをする人がいますが、これは明らかに洗顔のしすぎです。
夜は皮脂の分泌量も減少しているので朝の洗顔は水、ぬるま湯での洗顔で十分です。お湯での洗顔も余分に脂分を落としてしまう原因となりますので水か、ひと肌程度のぬるま湯に変えましょう。
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洗顔時の力の入れ過ぎにも注意
洗顔時にごしごしと擦ることで細かな傷がつき、そこから水分が蒸発して肌が乾燥する場合もあります。特に口元、目元は通常よりも皮膚が薄いので優しく洗ってください。洗顔後タオルで拭くときもゴシゴシせず、そっと押すようにふき取ってください。
日焼けによる乾燥
紫外線は角質層にあるコラーゲンを変質させたり、角質細胞間にあるセラミドの生成を妨げます。コラーゲンの変質によって肌の弾力は失われて硬くなり、セラミドが減少すると角質細胞が剥がれ落ちてそこから水分が失われてしまいます。
睡眠不足や不規則な生活による乾燥
睡眠不足や夜型の生活を続けていると乾燥肌になりますが、これはターンオーバーに欠かせない成長ホルモンの分泌と深く関係してきます。人は眠ることで成長ホルモンが分泌されるのですが、眠りが浅いと成長ホルモンの分泌量も少なくなってしまうのです。
更にセラミドは細胞分裂とともに生み出されますので活発に細胞分裂されなければセラミドも不足し、肌の水分量が低下してしまいます。
偏った食生活による乾燥
ホルモンバランスや喫煙、偏った食事などの生活の乱れでも肌は乾燥します。特にビタミン類の不足は肌へ顕著に現れます。例えば、ビタミンAは角質層にある天然保湿成分であるNMFの生成を促したり、潤いを保持する皮脂膜の形成にも必要です。
ビタミンB群(B2,B6)やタンパク質はターンオーバーを正常に保つ役割があり、ビタミンEは血行を良くして新陳代謝を活発にします。なんでもバランスよく食べることが大切ですね。
加齢による乾燥
年齢を重ねると成長ホルモンの分泌量も減少し、それと同時にセラミドも不足しがちになります。すると皮膚のバリヤ機能も弱くなり、紫外線や外からの刺激に敏感に反応してしまうのです。当然新陳代謝も衰えますので、軽いエクササイズやウォーキングなどで血行を良くし、代謝をアップさせましょう。代謝が活発になることで自らの力でヒアルロン酸やコラーゲンを生産できるようになります。
脂性肌だと思っていたら実はインナードライだった?
自分は脂性肌だと感じている人も実はインナードライの可能性があります。インナードライとは、表面は皮脂が過剰に分泌してテカっているのに内側は水分が足りず乾燥している状態です。
1日に何度も洗顔したり、洗顔力の強い化粧品を使っていたりと間違ったスキンケアをしているとインナードライの状態になってしまいます。
化粧のりを良くするには乾燥を防いできめの整った肌にすることが大切です。家を建てる時も基礎工事が1番大切なように化粧をする時もベースとなるお肌が大切。元々のお肌の調子を良くしなければ、いくらファンデーションを塗ってもすぐに崩れてしまいます。
化粧品だけに頼るのではなく、日々の生活習慣を見直してきめの整ったお肌を目指しましょう。
それでも化粧のりが悪い方はメイク方法を確認
お肌の調子も良く、きめも整っているのに化粧がうまくいかない、すぐに崩れてしまうという方は化粧の仕方に問題があるのかもしれません。まずはお化粧の基本となるベースメイクの方法と正しい順番をおさらいしていきましょう。
基礎化粧品
化粧のりが悪かったり、化粧崩れを起こすのは肌の水分量が足りていないのが最大の原因。朝のスキンケアはとても重要です。ベースメイクがきれいに仕上がるように基礎化粧品でしっかり保湿しましょう。
注意:化粧水や乳液を塗る時は手の平に伸ばし、温めてから軽く押すようにつけましょう。決してごしごしと擦らないように気をつけてください。塗り終わったら、1,2分時間をおいて肌になじませてください。
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日焼け止め・化粧下地
日焼け止めは肌を乾燥させる紫外線を防ぐために必要ですが、最近の化粧下地は日焼け止め効果のあるものも多いです。化粧下地にUV効果がある場合は省いてもよいでしょう。両方塗る場合は先に日焼け止めを塗ってから化粧下地を塗りましょう。
化粧下地には余分な脂分を抑えたり、メイクを落とす時に落としやすくして摩擦から肌を守ってくれます。
また肌を滑らかにして次に塗るファンデーションが均一に塗れるようにする働きもあります。化粧下地とファンデーションの間に日焼け止めを塗ってしまうとこの効果が薄れて、よれの原因となります。
注意:つけすぎは化粧崩れのもとになります。説明書に記載されている量を参考に決してつけすぎないようにしましょう。下地を塗ったら、少し時間を置くか、軽くティッシュで押さえましょう。手で触ってべたつかない程度になってからファンデーションを塗ります。
UVカット効果を持つ化粧下地と、スキンケアがセットになったトライアルセットも存在します。日焼け止めランキングでは、基礎化粧品+化粧下地がセットでお試しできるものを集めてみました。
ファンデーション
ファンデーションはできるだけ薄く塗りましょう。ここまでで肌の水分が足りていれば少量でもすっと伸びるはずです。
また、固形のパウダーファンデーションは1番崩れやすいアイテムです。リキッドファンデーションは保湿力に優れていて、密着率も高く、自然に仕上げられますので固形のパウダーで崩れるという方は試してみるといいかもしれません。
1番のポイントは一気にメイクをしないことです。基礎化粧品と下地の間、下地とファンでの間などは一呼吸おいて、きちんと肌になじんだのを確認してから次を塗りましょう。このひと手間があるかないかで仕上がりが大きく変わります。
化粧のりを良くするにはとにかく保湿が大切です。元となるお肌が整っていれば自然に厚塗りもなくなり、化粧崩れもなくなるでしょう。
朝は時間もなくついつい急いでしまいますが、その日1日の化粧がうまくいくかどうかはちょっとしたひと手間にかかっています。手間を惜しまずにケアすれば化粧崩れもなく快適な1日が過ごせるでしょう。
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