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秋のスキンケアは、3つのポイントさえ心がければ大丈夫!
秋になると気候が落ち着いてきます。日焼けやベタつきに振り回される夏と違って、肌の調子も安定してきますから、何となくお手入れの手を抜きがちになるかもしれません・・・でも、それはダメ。
秋には秋なりに、心がけたいスキンケアのポイントがあります。といっても3つだけ。その3つにさえ気をつければ、冬にかけて調子のいい肌で過ごせます。まずは秋の肌はどうなっているのかをお話してから、3つのポイントについて説明しましょう。
秋は1年のなかでも肌色がいちばん暗い
カネボウ化粧品の研究によると、「秋は1年のなかでもいちばん肌色が暗い季節」だそうです。その理由は主にふたつ。ひとつは「日焼けの影響」。たとえ自覚がなくても夏はどんな人でも日焼けしますから、秋になると肌の色が1段階黒くなっているのです。
もうひとつの理由は「厚くなった角質層」。夏は紫外線が強くなる季節ですが、実は紫外線には肌を乾燥させる作用もあります。そのため強い紫外線にさらされた肌は、乾燥が進んで角質層の働きが鈍くなり、肌のターンオーバーも遅くなっています。
ターンオーバーが遅くなると、不要になった角質はいつまでも肌の上に残ってしまいます。そうすると肌の透明感がなくなって、くすんだような、グレーがかった肌色になってしまうのです。
秋は美白・角質ケア・保湿の3つがマスト
ですから、秋のスキンケアで欠かせないのは、日焼けの後遺症とよぶんな角質をケアしつつ、夏に乾ききった肌をしっかりと保湿することが重要です。
(1)涼しくなっても美白ケアを続ける
(2)角質ケアを本格的に取り入れる
(3)保湿アイテムを強化する
・・・という、3つのポイントがとても重要になります。
涼しくなっても美白ケアを続ける
夏は美白ケアをしていたという人も多いかもしれませんが、暑さが落ち着いてくるとやめてしまう人が少なくありません。でも、秋になっても肌には紫外線の影響が残っていますから、美白ケアを続けることが重要です。
もちろん、夏に使っていた美白美容液をそのまま使ってもかまいません。もうなくなっちゃったという人は、美容液ではなく美白ラインのクリームを新しく買い足してもいいでしょう。もしくは、美白目的のシートマスクなどで集中的にケアするのもおすすめ。
とにかく使うアイテムは何でもいいので、「美白ケアをやめないこと」が大切です。この時期に美白を継続しておかないと、乾燥の厳しい冬になってからいきなりシミができることもあるので、くれぐれも油断しないことです。
特にシミができやすい人は、「頬骨が高くなっている部分」と「目元」が特に要注意。この2か所は紫外線が当たりやすく、またいちばんシミができやすい部分。
たとえシミが出現していなくても、今のうちから強力なスポット美容液などを塗っておいてもいいでしょう。
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美白ケアを継続しつつ、強化しておきたいのが角質ケア。上でもお話ししたように、秋は夏の後遺症でターンオーバーが乱れて角質層が厚くなりやすい時期ですから、今のうちにケアしておかなければなりません。
どうして角質層が厚いとダメなのかというと・・・「くすんで透明感がなくなるから」というのがいちばんの理由ですが、「冬に向けての乾燥対策を強化する」という意味もあるのです。
実は、角質層が厚いと肌はより乾燥しやすくなります。薄いハンカチと厚手のハンカチを想像してみてください。同じ量の水を垂らすと、まんべんなく濡らせるのは薄いハンカチですよね。肌も同じで、角質層が厚いと水分とうるおいがいきわたりにくくなるのです。
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角質ケアが大事・・・といっても強すぎる方法ではダメ。夏の日焼けの後遺症でシミができやすい時期でもあるからです。できるだけマイルドな方法で、不要になった角質を取り除く工夫をしましょう。
手っ取り早くて、しかもお金が安くてすむのは、角質ケア効果のあるクレンジングか洗顔料を使うこと。クレンジングなら最近ではAHA配合の手ごろな値段のものがありますし、洗顔料なら酵素入りのパウダータイプのものなどが良いです。
この手のアイテムは、いつものクレンジングや洗顔料に置き換えればいいだけなのでラクチンです。もともと乾燥肌だという人は、しっとりタイプのものを選びましょう。
最近は、泡で出てくるAHA配合のしっとり洗顔料もあるので、ぜひチェックしてみて。ちなみにたまに見かけるスクラブタイプは刺激が強すぎることがあるので、やめておいたほうが無難です。
多少予算があるなら、「角質ケア効果のある美容液」か、「ふき取り化粧水」を取り入れるのもいいでしょう。
この手の美容液は「洗顔直後・化粧水の前に使う」というものが多いので、そのあとのお手入れの邪魔になりません。化粧水後に使う美白美容液とダブルで使っても、もちろん大丈夫です。
ただ・・・「塗るタイプの角質ケア美容液」なら洗顔後になじませるだけでOKですが、「拭き取って使うタイプの角質ケア美容液」もしくは「拭き取り化粧水」の場合は、ちょっと使い方に注意が必要。正しく使わないと肌を痛める原因になります。
・ケチらずコットンにたっぷり含ませて使う
・ふき取るときにはこするのではなく「優しくなでる」
コットンと肌の間に摩擦が起こらないよう、このふたつを心がけましょう。人によってはふき取り後に肌が乾きやすくなることがあるので、その場合は保湿を念入りに。
保湿アイテムを強化する
夏が終わると空気が急に乾燥してきます。また、上でお話ししたように、厚くなった角質層のせいで肌は乾燥しやすくなっています。冬に突入するともっと乾きがひどくなるので、秋のうちから保湿アイテムを強化することが重要です。
夏の延長で「保湿は乳液だけ」という人や「ライトなジェルタイプを使っている」という人もいるかもしれませんが、9月に入ったらできるだけ早くしっとりタイプの乳液か、もしくはクリームに切り替えるのがおすすめです。
夏用の保湿アイテムを使い切りたい、という人は、美容オイルを買い足すのもいいでしょう。いつものケアのいちばん最後に2~5滴手に広げ、顔全体になじませます。もしくは、裏ワザ的な使い方ですが、乳液かクリームに数滴混ぜて使ってもいいでしょう。
乾燥が本格的になる前に…秋から冬にかけてオススメな保湿ケアお試しセット集めてみました。下地とファンデーションもなるべく早く秋冬仕様に
下地やファンデーションも、できるだけ早く秋冬用のものに切り替えたほうが無難です。なぜかというと、日中は私たちが思う以上にうるおいがどんどん奪われて、肌の乾きが進行してしまうからです。
夏用のものを使い切ってから新しいものを買いたい、という人もいるかもしれませんが、残ったぶんは涼しい場所に保管しておけば来年でも使えますから、そのまま取っておいて新しいものに買い替えましょう。
ちなみに朝のメイク前のスキンケアでも保湿をしっかりするのを忘れずに。夏のスキンケアのクセで、つい保湿アイテム抜きで下地をつけたくなるかもしれませんが、それは絶対にダメです。
下地の前には乳液かクリームをちゃんと使うべき。ベタつきが気になるという人は、量を減らしてもかまいません。ただし、シワっぽくなりやすい目元や口周りは念入りにつけましょう。
美白・角質ケア・保湿の3本柱を忘れずに
秋は過ごしやすい季節ですが、くれぐれも油断しないこと。秋が終わると、乾燥と寒さが厳しい冬があっという間にやってきます。
より乾くうえに血行も悪くなる冬は、肌にとっては過酷な季節。ですから冬が来る前に、夏に受けたダメージを秋にできるだけ回復しておくことが大切です。
「涼しくなっても美白を続ける」「角質ケアを本格的に取り入れる」「保湿アイテムを強化する」、この3つをくれぐれも忘れずに。