『来週、親戚の結婚式があるのに肌荒れがすごい…』『旅行に行くまでに肌の状態を良くしたい!』など、特別なイベントまでにお肌のコンディションを整えたい時、ありますよね。
そんな時に頼りになるのが、スペシャルケアアイテム。最近は簡単に使えるものも増えていますから、ぜひチェックしたいものです。
ただ…スペシャルケアアイテムのそれぞれの目的や違いをちゃんとわかっている人は意外に少ないのが現実。そこで今回は、スペシャルケアの基本をおさらいしつつ、おすすめのアイテムをご紹介。
まずは、主なスペシャルケアアイテムの種類と、肌に対してどんな働きかけをしてくれるのかをそれぞれ紹介していきます。
シートマスク:スペシャルケアの定番です!
シートマスクのいちばんの目的は、「肌を美容液に長時間触れさせて、なるべく多く浸透させる」ことにあります。
実は「液体」というものは、そんなに簡単に肌に入っていきません。肌には天然の「バリア機能」というものが備わっているので、水分とはいえ外部のものはなかなか浸透できないのです。
ですから美容液に限らず、化粧水もササッと塗ったくらいでは、たくさんの量を浸透させることができません。
ですが…肌と液体をある程度の時間触れさせておけば、一定量を浸透させることができます。ちょっと乱暴なたとえですが、お米を長く水に浸けると、より水分が浸み込みますよね。いってみれば、それがシートマスクの原理なのです。
各メーカーは、シートに染み込ませる美容液も工夫していますが、それと同じくらいシートの材質や設計を重視しています。顔の形は人によって違いますから、
どんな人の顔にもちゃんと密着するか、鼻下や口元などの細かい部分にもきちんとつくか、すぐに美容液が乾いてしまわないか…などなど細かく考え、より効果を実感できるように開発されています。
シートマスクや炭酸パックなどがサンプルorトライアルとしてお試しできるセット内容のトライアルキットを集めてみました。
クリームマスク:しっとり感を味わいたい人に
見た目は普通のクリームと変わりませんが、お手入れの最初、もしくは最後塗って数分置き、そのままなじませる・洗い流すなどの方法でケアします。
目的としてはシートマスクとほぼ一緒。「肌をクリームに長時間触れさせて美容成分を肌に浸透させること」にあります。
ただ、シートマスクが美容液を使っているのに比べ、こちらはクリーム。しっとり&リッチな気分が味わえるので、特に乾燥に悩んでいる人にはおすすめです。
また、「なじませたらオフしなくてOK」「マッサージしてそのままパックする」などなど、一石二鳥の効果や使い勝手のよさをうたったものもたくさんあります。
あとからまた紹介しますが、こまめにスペシャルケアしたい人や、忙しくてあまり時間をかけたくない人に向いてるアイテムです。
いろんなタイプの乳液もしくはクリームが、セット内容に組み込まれているお試しセットを集めてまとめてあります。
ゴマージュ・ピーリング:角質をケアしてつるつるに
こちらは「肌にたまった余分な角質をケアする」ことが目的です。ニキビやザラつきだけでなく、ひどい肌あれやカサつきなども、角質肥厚が原因になっていることがあるので、ぜひ取り入れたいアイテムです。
タイプとしてはいろいろで、「マッサージして洗い流す」「肌にのばして数分置き、洗い流す」「石けん代わりに使う」などがあります。
角質をケアするために配合されている成分や方法もこれまたいろいろ。「微細なスクラブで物理的に取り除く」「クレイ(泥の一種)に吸着させる」「酸の力を利用する」「酵素で分解する」などです。
アイテムが多いだけに選ぶのも難しいのですが…たとえば「摩擦に肌が弱い人」「乾くけどニキビができやすい人」ならゴマージュタイプは避けたほうがいいですし、逆に「酸に肌が弱い人」は、AHA入りのものはやめましょう。
また、「ニキビができやすくオイリーな肌質の人」には、よぶんな皮脂も吸着できるクレイマスクがおすすめです。
マッサージ:アンチエイジングには絶対欠かせない
「血行をよくすることで肌の活性化を狙う」ことを目的にしています。血行不良は肌の老化のいちばんの原因ですから、特にアンチエイジングケアを重視したい人には欠かせないですよね。
数年前までは、「洗顔後スキンケアしてそのあとマッサージクリームをつけて、マッサージして化粧水でふき取って…」というように、かなり面倒くさいお手入れでしたが、最近はとにかく簡単に使えるアイテムが数多く登場しています。
たとえば「マッサージ後はテッシュでふき取ればOK」「マッサージ後はオフしなくてよい」などといった具合。自分のライフスタイルに合わせて組み込みやすいアイテムを選べるようになりました。ただ気をつけたいのが「お手入れの頻度」。
いわゆる正統派のクリームを使ったマッサージは「週に1~2度」というのが定説でしたが、最近はいろいろな使い方のものが増えたぶん、「毎日使う」「週に2~3度」と、一概にはいえなくなっています。
マッサージにしすぎは逆にダメージになることがありますから、購入するときは説明書をよく読むか、もしくは美容部員さんに使い方を確認しましょう。
欲張り&便利な「複合型」も最近続々増えてます
「マッサージとパック」「洗顔とマッサージ」「マスクとマッサージ」など、「○○○ついでに○○○の効果もある」というような、「複合型」ともいうべきスペシャルケアアイテムが最近特に増えてきています。
効果・効能がひとつに絞り切れないぶん、「何のためのケアなのかわかりにくいので、買うときに迷ってしまう」という弱点もありますが、肌に合うものを見つけてしまえばこれほど心強いものはありません。
要チェック!のお手軽マッサージアイテム
最後に、最近増えている「複合型スペシャルケア」のおすすめをいくつかご紹介しましょう。気になるケアが一度にできるので、面倒くさがりの人&忙しい人にもおすすめです。
今のお手入れアイテムに組み込んで使えるものばかりなので、ぜひあなたの肌質&性格に合うものを探してみてください。続ければ肌のコンディションを崩さずに冬を過ごすことができますよ。
ノエビア505シリーズのお試しセットには、クレンジングも可能なマッサージクリーム入り。濃厚なお花の香りがありますが、「ちょっと使ってみたい!」なら絶対にオススメなトライアル内容になってます。詳しい各アイテムの使用感口コミはこちら。
資生堂 ベネフィーク フォルム マッサージパック
目的:パックとマッサージ
使い方:「化粧水後、さくらんぼ大1個を取り1分マッサージ、その後20秒パックしてテッシュオフする」
パックとマッサージが一緒にできるタイプ。マッサージをして肌を解きほぐしてから美容成分を浸透させるので、より効率のいいケアが期待できます。エイジングケアもしたいけど小じわ&乾燥対策も手抜きできない、という人にはぴったりです。
ケア後はいつものお手入れに進むか、保湿実感が充分にあれば、その時点でお手入れ終了でもOKです。
コーセー スパ・エ・メール スパークリング ホイップマスクEX
目的:洗顔とマスク
使い方:「洗顔料のかわりにピンポン玉大を肌にのばして30秒置き、そのままなじませて洗い流す」
洗顔料とマスクが一緒になっているタイプ。朝起きたらガサガサしていて何となく乾燥してる…なんというときに便利です。
洗い流したあとの肌はけっこうしっとりするので、さっぱり洗顔派の人には違和感があるかもしれませんが、超乾燥肌の人にはこのくらいの保湿力があったほうがむしろベター。カサつきによる化粧くずれも防げます。
草花木果 米ぬかの洗顔マスク
目的:角質ケアとマスク
使い方:「洗顔料のかわりに肌にのばして1分置き、洗い流す」
マスクと洗顔料が一緒になっているタイプ。お米成分と温泉成分が肌の奥まで浸透し、汚れを落としながらしっとり感もチャージします。
微細なスクラブが入っていますが、洗い流したあとの肌はしっとりとみずみずしく、あとから使う化粧水の浸透も抜群にアップ。「カサつくけど毛穴が気になる」「角質ケアと保湿ケアを一緒にしたい」という人におすすめです。
もっと手軽に試すならコレ!草花木果(そうかもっか)の洗い流さないタイプのピーリング剤がセットインされた透肌トライアルセット。
カネボウ化粧品 ブランシール ホワイトフォーム トータライザー
目的:マッサージと洗顔
使い方:「濡れていない肌に直径5~6センチ大をプッシュしてのばし、30秒マッサージしてその後洗い流す」
これはマッサージと洗顔が一緒になったタイプ。もともと花王がもっていた炭酸泡の技術をカネボウ化粧品のブランドに応用した商品です。血行促進することで明るい肌に整えつつ、汚れをしっかりと落とします。
寝不足で起き抜けの顔がどんよりしてる…なんというときにぜひ使いたい一品。
コーセー インフィニティ ウォッシャブル マッサージパック
目的:マッサージ、洗顔、角質ケア
使い方:「適量を顔にのばして1分ほどマッサージし、そのまま3~5分置いて洗い流す」
マッサージとパック、おまけに角質ケアまで同時にできるタイプ。おすすめはお風呂のなかで使う方法。湯船につかりながらゆったりマッサージ&パック、バスタブから出たら洗い流せばOKです。ケア後はつるっと血色のよいすべすべ肌を実感できます。
いざという時はスペシャルケアで肌トラブル解消!
大切なイベントや、大事な記念日に肌トラブルで後悔しないように、スペシャルケアアイテムを上手に活用しましょう。
ただし、ぶっつけ本番で使ってみて、肌に合わなかったら大変です。必ず前もって自分の肌に会うか試してみてください。
自分の肌に合うスペシャルケアアイテムを一つ持っているだけで、とても心強いアナタの見方になってくれますよ!