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真夏の大問題「化粧くずれ」に立ち向かう画期的な方法とは?
暑くなると、とにかく困るのが化粧くずれ。せっかくきれいにメイクしてもあっという間にドロドロ&ベタベタ…なんてこと、よくありますよね。
そこで今回はそもそもなぜメイクがくずれてしまうのか、そして化粧くずれを防ぐにはどうすればいいのかについて説明します。これさえ読めば、真夏も怖くありません。
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メイクくずれの原因は「汗」「皮脂」「摩擦」
メイクがくずれる原因は、上にも書いた通り、「汗」「皮脂」、そして「摩擦」の3つです。といっても、このなかで「汗」はそれほど怖い要因ではありません。
大量に汗をかいたりプールに飛び込んだりすれば話は別ですが、最近は素材や技術の進歩で、ファンデーションもメイクアップ製品も、ちょっとくらいの水分では取れないようになっているからです。
となると残るのは「皮脂」と「摩擦」。実は夏の化粧くずれの圧倒的な原因はこのふたつなのです。第一の要因「皮脂」ですが、。「皮脂」はいってみればバターと同じで、温度が高いと溶け出してしまいます。
気温が低い状態、つまり冬ならならテカテカしないし、そもそも顔全体にテラッと広がったりしません。しかし気温が高いと、まるでフライパンに落としたバターのように、溶けて顔全体に広がってしまうのです。
実は、たいていのメイク製品は、ざっくりいうと「粉」と「油」でできています。ですから、「皮脂」が多くなると溶ける…つまり、ドロドロにくずれてしまうわけですね。
また、暑くなるとどうしても顔をぬぐったり、タオルでふいたりする回数が増えます。そうすると起こるのが「摩擦」。どんなに最新のメイクアップ製品でも「摩擦」にはひとたまりもありません。こすれて落ちてしまうのです。
では、どうすれば化粧くずれを防げるのでしょうか。「摩擦」はともかく「汗」「皮脂」、このふたつは生理現象ですから根本から抑えることはできません。
私たちのメイクを、「汗」にも「皮脂」にも負けないようにするしかないわけです。そのための具体的なテクニックを紹介します。
肌が乾燥しすぎていることが、過剰な皮脂分泌の原因になることもあります。いろんなタイプのスキンケアランキングにまとめてみました!
ベースは「そもそもくずれる」を前提にしてメイクする
ベースメイクをくずさないためのテクニックは、雑誌やネットであれこれ紹介されていますが、どんなに工夫したところで結局はくずれて汚くなりますよね。
そう、暑い時期にベースメイクをくずさないようにするのはほぼ不可能。しかも一度くずれるときれいに元通りにするのはとても大変です。
ですからここはひとつ、「くずさない工夫をする」のではなく、発想を転換して、夏の間は「きれいにくずれるメイク・くずれてもきれいに直せるメイク」をしましょう。使うのは色つきの下地と、フェースパウダーです。
朝のスキンケアが済んだら色つきの下地を顔全体に塗り、上からフェースパウダーをはたきます。汗と皮脂が出てきますから、少し粉っぽいかな?と思うくらい、ちょっと多めでOK。
とりあえず出かける前のベースはこれで完了です。アイメイクは仕上げても構いませんが、チークは塗りません。
この状態で、職場や学校、もしくは待ち合わせ場所など目的地に向かいます。目的地についたらトイレに行き、テカりをテッシュや油取り紙などでオフしてから、Tゾーンや鼻の周り、目の下など顔の中心部分だけにパウダーファンデーションを重ねます。
重ねるパウダーファンデーションは顔全体ではなく、あくまで部分的につけるのがコツ。毛穴の目立ちやすい鼻の周り、そして影のできやすい目の下、テカりやすいTゾーン、この3か所くらいでOK。最後に、ここでチークをつけます。
「出かけるときに色つき下地とフェースパウダーだけって…いくらなんでも手抜きすぎない!?」と思うかもしれませんが、メイクがいちばんくずれるのは通勤・通学、もしくは移動の時間帯。
ですからその間は最小限のメイクで乗り切り、人に会う回数が多くなる場所についたら、きちんとメイクすればいいのです。
メイクはそもそもたくさん塗れば塗るほど落ちやすく、汚くくずれるようになります。ですから、暑い季節はなるべく塗るアイテムの数を減らして、くずれを最小限に防ぐことが重要。どうせくずれるのですから、キレイにくずして直しやすいようにするのです。
最近の色つき下地はどれも優秀なので、通勤や通学くらいならファンデーションなしでもそこそこきれいな肌に見せることができます。ここでは特徴あるふたつを紹介しましょう。
カネボウ化粧品 ルナソル モデリングコントロールベース
薄づきなのにとにかく仕上がりがきれい!しかも多少くずれても汚く見えず、メイク直ししやすい肌をキープできます。色はグロウ、クリア、ルーセントがありますが、グロウかクリアがおすすめです。
ジーノ アミノホワイティブエッセンス デイ
これひとつで保湿と美白、UVカット、そして美白までできる色つき下地。化粧水&美容液のあとはいきなりこれをつけて、あとはフェースパウダーを重ねるだけでOK。
さらに乾燥も防げます。ホワイト、グリーン、ベージュの3色がありますが、グリーンかベージュがおすすめです。
「ああっ! 眉が消えちゃった!」を防ぐには
夏は眉にも悩みますよね。眉がなくなると途端に間抜けな顔になりますから、眉は何としても死守したいところです。
眉マスカラを使うという手もありますが、使い方にちょっとしたコツが必要ですし、人によってはうまく使いこなせないことがあります。おすすめなのはリキッドタイプのアイブロウを使うテクニックです。
方法は簡単。リキッドタイプのアイブロウで、目尻側3分の1だけ毛並みを描き、その上から普段通りにペンシルタイプ、もしくはパウダータイプのアイブロウで眉毛を描きます。
ポイントはあくまで「目尻側3分の1だけリキッドで描く」こと。全体をリキッドで描くとノッペリした眉になって不自然な印象になるので注意しましょう。おすすめのアイテムをふたつ紹介しておきますね。毎日使うものなので、価格をポイントにしています。
井田ラボラトリーズ キャンメイク アイブロウリキッド
ちょっと色が濃く出るので、どちらかというとしっかりメイクする人におすすめ。筆のコシにややクセがありますが、慣れてしまえば楽に使いこなせます。何より激安なので、予算をかけたくない人におすすめです。
カネボウ化粧品 メディア リキッドアイブロウA
どんな人でも使いやすい微妙な色合いがそろっています。細く使いやすい筆も秀逸。自然な眉が細く描けます。ナチュラルメイク派ならこちらがベターですね。
マスカラはこまめにビューラーで上げるのがポイント
マスカラはどのタイプを使っているかによってくずれ方が違います。「お湯で落とせる」とうたっている、いわゆるフィルムタイプのマスカラは、にじみませんがパラパラして下まぶたにくっつきます。最近のマスカラはかなりの確率でこのタイプですよね。
いっぽう、フィルムタイプではない昔ながらのマスカラは、にじんでパンダのようになります。この手のマスカラはボリュームを出しやすいので、こちらを使っている人もまだ多いかもしれません。
どちらの場合もいちばん手っ取り早くて効果的なのは、「まつげを上向きにしておく」こと。まつげが下がると下まぶたの肌と触れ合って摩擦が起こり、にじんだりパラパラしたりするからです。
ちなみに夏でなくても、たとえばコンタクトをしている人など、まばたきの回数が多い人はより摩擦が起こりやすいので、夏でなくてもマスカラが落ちる傾向があります。
いずれにしても効果的なのは、マスカラをつける前にビューラーでまつげをしっかりカールさせること。ホットビューラーを使うのもおすすめ。できればポーチにもビューラーを入れて持ち歩き、まめにカールし直すといいでしょう。
それでもにじむ、もしくはパラパラするという人は、観念して「落ちたマスカラをきれいにオフするツール」を持ち歩いて、こまめにオフするしかありません。フィルムタイプのマスカラを使っている人なら綿棒。ノンフィルムタイプを使ってる人は、目回り専用のメイクオフアイテムが便利です。
DHC ワイプオフペンシル
知る人ぞ知るDHCのロングセラーアイテム。反対側にふき取り専用のチップがついているのでとても便利です。リムーバーをなじませたらチップで軽くふき取ります。
エレガンス ペンシルリムーバー
ペンシルタイプのリムーバーにしては珍しく、削る必要のない繰り出し式。必要な分だけ繰り出して使えるのでストレスなく使いこなせます。
アイシャドウはクリームタイプを活用する
アイシャドウは、クリームタイプ、もしくはジェルタイプのものをつけたあとに普段使っているパウダータイプのものを重ねると、格段にもちがよくなります。
まぶた全体にクリームタイプ、もしくはジェルタイプのものを指でのばしたら、あとはいつものアイシャドウでメイクするだけです。
ナチュラルに仕上げるコツは、ベースにするアイシャドウにクセのない色を選ぶこと。使いやすいのはゴールドやベージュ、ホワイトパールといった、あまり色味がないタイプです。
ブラウンなど暖色のアイメイクが多い人はゴールドやベージュ、ブルーやグリーン系など寒色のアイメイクが多い人は、ホワイトパールや薄いシャーベットカラーがよく合います。安いのに秀逸な2品を紹介しましょう。
リンメル プリズム クリームアイカラー
ラメがかなり細かいので、変にギラギラせず仕上がりはとても上品。大人っぽく品よく仕上げたい人におすすめ。さらっと伸ばしやすいテクスチャーも秀逸です。なめらかにのびて、重ねるパウダーがきれいに発色します。
キャンメイク ジュエルスターアイズ
見た目はどれもけっこう鮮やかな色ですが、つけてみるとあまり発色しません。…が、控えめな色合いがかえって使いやすいです。ラメ感はかなりありますが、濡れたようなツヤが出るだけなので派手になりません。
ちょっとした工夫で真夏もきれいに乗り切ろう
いかがでしたか? 汗のベタつきや髪の匂いなど、「暑いからこそ起こる女子のストレス」っていろいろありますよね。ですからせめてメイクだけでもストレスフリーで過ごしたいものです。今回紹介したテクニックはどれもすぐ実践できるものばかり。ぜひ試してみてください。
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