美容オイルをプラスするだけ!いつものお手入れがスペシャルケアになるオイルの使い方!

美容オイルをプラスするだけ!いつものお手入れがスペシャルケアになるオイルの使い方!

スキンケア上級者やオーガニックコスメにこだわりをもつ女性たちが愛用している美容オイル。

試してみたいけど、種類も多く、使い方も色々あるので「何を選べばいいの?」「使い方がわからない」と言った声もよく聞きます。

そんなオイル初心者さんたちにおすすめしたいのが、今のスキンケアにプラスするだけのオイル美容。

いつものスキンケアの手順にたったひと手間加えるだけで、効果がグンとアップする、誰にでもできる簡単オイルケアをご紹介します!

美容オイルは、何がスゴイの?

美容オイルの大きな魅力といえば、こわばった肌を柔らかくしてくれること。

人間の肌の表面にある角質層には、レンガのように細胞が並び、外部の刺激から肌を守っています。そのレンガ状の細胞の隙間を埋めているのが「細胞間脂質」。

細胞間脂質は油性のものとの親和性が高いという特徴があります。美容オイルは、油性そのもの。高成分の美容オイルが細胞間脂質に溶け込み、角質層のすみずみにまで行き渡るのです。

そのうえ、細胞間脂質には水分を保持して逃がさないという特性があるため、みずみずしい素肌をキーブできるというわけ。

そこでカギとなるのが、美容オイルに含まれる成分。美容オイルには非常にたくさんの種類があり、オイルがもつ働きもそれぞれ。

例えば、ホホバオイルは、人間の肌成分に含まれる「ワックスエステル」が主成分となっています。人の体にワックスエステルが備わっているため、肌がホホバオイルを異物とみなさず、アレルギーを引き起こしにくいのです。

ワックスエステルには保湿効果もあり、敏感肌の人が乾燥を防ぐのに適したオイルと言えます。

アルガンオイルの特徴は、豊富なビタミンEがふくまれていること。ビタミンEの抗酸化作用が、老化の原因である活性化酸素を抑え、肌を若返らせてくれます。

このように特性を活かして、アンチエイジング、毛穴ケア、敏感肌…など、さまざまな肌の悩みに対応してくれるのが、美容オイルの魅力です。

試して分かった普段使いできる美容オイルランキングはこちら。

美容オイルを使ったお手入れ方法

美容オイルを一番簡単に使いこなす方法が、今あなたがしているスキンケアに、オイルを使った工程を1つ加えるだけのシンプルなもの。

手持ちのスキンケアは人それぞれ、手順も異なるので、自分に合った方法で、気負わず使えることが一番!どのように使っても害がなく、効果が失われないのは、天然成分100%のオイルだからこそ。

ここでは、一般的なスキンケアにオイルをプラスする方法をご紹介していますので、まずは普段のあなたのお手入れに近いものから試してみましょう!

通常のお手入れの最後に

化粧水 ⇒ 美容液 ⇒ オイル(1~2滴)
オイルが角質層に行き渡る際、化粧水や美容液の成分を一緒に運んでくれるので、お肌のすみずみまで栄養素が行き届き、健康な肌へと導いてくれます。

洗顔後すぐ

オイル(1~2滴) ⇒ 化粧水 ⇒ 美容液
オイル愛用者の間で人気なのが、このブースターとしての使用法。オイルが肌を柔らかくしてくれるので、その後の化粧水の浸透力が高まると言われ、乾燥対策に使われています。

しかし、オイルの性質上、水分をはじいてしまうことも確か。オイル初心者さんには抵抗があるかもしれません。

そこでブースターとして使用する場合のポイントです。

・オイルは肌に薄く伸ばしてください。
この時、オイルを手の平で温めてから、肌を包み込むように湿布すると馴染みやすくなります。

・オイルが十分に肌に馴染んだら、化粧水を。
特に界面活性剤の入っていない化粧水は、染み込まないからといって、擦り込まないよう注意! ハンドプレスするように、ゆっくりと浸透させていきましょう。

使用後は、オイルのベタつき感はなく、クリームを塗ったようなもっちりとした肌触りに。 ブースター使用の人気の理由が納得できる肌感です!

化粧水の後

化粧水 ⇒ オイル(1~2滴) ⇒ 美容液
美容液がフタの役目をしてくれるので、肌の奥まで浸透した潤いをキープできます。

手持ちのスキンケア用品に混ぜる

手持ちの化粧水や美容液と、オイル(1~2滴)を手の平でよく混ぜ、顔全体にのばします。オイルの浸透力と保湿効果がプラスされることにより、普段使っている化粧品の浸透力・保湿力も高められます。

リキッドファンデーションにオイルを1滴!
ファンデーションの伸びが良くなり、ツヤ感がでます。オイルの保湿効果がプラスされるので、化粧崩れを防げるうえ、乾燥や小ジワ対策にも。

※化粧品に含まれる化学成分の浸透も高めてしまうため、パッチテストを行うことをおすすめします。

マッサージに(週に一度ほど)

洗顔 ⇒ オイルマッサージ(摩擦が起こらないようたっぷりのオイルで) ⇒ 化粧水 ⇒ 美容液

オイルマッサージの方法

500円玉程度の量のオイルを顔に塗り、軽くなでるように5~10分ほどマッサージしていきます。

口もとや目の周りの小ジワが気になる部分などはやさしく。毛穴の汚れなど角栓除去効果もあるので、鼻や黒ずみの気になる部分はクルクルと念入りに。

マッサージ後は、蒸しタオルを顔にのせ5分ほどホットパックすることでスペシャルケアに。

蒸しタオルでのパック後は、顔にのせていたタオルでオイルをふき取り、普段通りのスキンケアをしてください。

クレンジングとして

たっぷりのオイルを手に取り、やさしくメイクとなじませます。メイクや毛穴の汚れが浮いてきたら洗顔し、通常のスキンケアを。一般的なオイルクレンジングと同じ方法です。

ホホバオイルやオリーブオイルなどは毛穴の黒ずみを除去する効果が高いので、クレンジング使いに最適です。

肌質や目的に合わせてオイルを選ぶ

まずは、目的に合わせたケアが必要。自分の肌の状態や、悩みに合うのが何というオイルなのかをチェックしてみてください。

<保湿ケアには>
ホホバオイル、スクワランオイル、アルガンオイル、マルラオイル、アーモンドオイル、ココナッツオイル

<エイジングケアには>
マルラオイル、アルガンオイル、ローズヒップ、オイーブオイル、ホホバオイル、グレープシードオイル

<大人ニキビには>
ローズヒップオイル、ホホバオイル、スクワランオイル

<毛穴ケアには>
オリーブオイル、ホホバオイル、スクワランオイル、マルラオイル

<敏感肌>
マルラオイル、ホホバオイル、グレープシードオイル、スイートアーモンドオイル

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代表的な美容オイルの紹介

自分の悩みに合うオイルの名前がわかりましたか?

ここでは、代表的な美容オイルの詳しい紹介をしていきます。1つのオイルに何種類もの効能があるので、いろいろ見比べながら探してみてください。

オイルには、酸化の早いものや、香りの強いものなど、さまざまな特徴があります。マッサージやクレンジングなど、多い量での使用がない場合は、消費期間なども頭に入れながら選びましょう。

ホホバオイル

自分にあったオイルを探してみようと提案した後で、肌との親和性に優れているホホバオイルを提案しているところ。

ホホバオイルの魅力は、使いやすさ!赤ちゃんの肌にも使える低刺激で、アレルギーが起きにくく、すべての肌質に合う理想のオイルと言われています。

ホホバオイルの主要成分は“ワックスエステル”といわれるもので、自然界でこのワックスエステルを持つ植物はホホバのみ。ワックスエステルが人間の肌を構成する成分の一つであることから、「人間の皮脂に最も近いオイル」とされています。

アメリカの先住民たちは「砂漠のゴールド」と呼び、やけどの治療や、肌の保湿に使うなど、古くから親しまれてきたオイルです。

酸化しにくく、あらゆる効果が期待できる「万能オイル」なので、1本持っておくのも良いかもしれません。

ホホバオイルの種類

・ゴールデンホホバオイル
未精製のため栄養価が高いのが特徴。金色をしていて、少し匂いが強めのものが多い。

・クリアホホバオイル
不純物を取り除くため、加熱処理で精製したもの。値段も比較的手頃で、匂いも気になりにくいので、初めて使う場合におすすめ。

ホホバオイルの効果

・保湿
ワックスエステルが皮脂の代わりとなり、肌表面に膜のようなものを張り、乾燥から守ります。化粧水などの蒸発を防ぎ、肌のハリや潤いをキープ。

・毛穴の黒ずみ・角栓除去
黒ずみやニキビの原因である「酸化した皮脂」を柔らかくし、浮き上がらせる作用があるので、クレンジングとしても効果大!

・アンチエイジング
ホホバに含まれる大量のビタミン群が新陳代謝を促し、血行を促進。肌のシワやたるみを防止し、くすみにも効果を発揮します。

・日焼け防止・日焼け後のケア
日焼け止め効果としてのSPF値は4程度と高くありませんが、薄く塗ることで紫外線バリア効果が得られます。また、日焼け後の肌に塗れば、シミや乾燥によるシワを防ぐこともできます。

・セルライト、妊娠線予防
お風呂上がりにマッサージオイルとして使用することで、やわらかな肌を作り、セルライトや妊娠線を予防してくれます。

アルガンオイル

自分にあった美容オイルを探してみようのところで、保湿効果の高いアルガンオイルを紹介しているところ。

ヨーロッパでは「奇跡のオイル」と呼ばれるほど高く評価され、日本でも大ブームとなったアルガンオイル。モロッコ南西部のサハラ砂漠の一部にしか自生していないため、大変貴重なオイルとしても有名です。

皮膚を癒やす効果に優れ、肌への強い浸透力があります。ベタつかず、使用感もよいことから、リピーター率の高いオイルです。

アルガンオイルの効果

アンチエイジング
「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEが、オリーブオイルの約2~4倍。ビタミンEには、老化の原因の一つである活性化酸素を抑える抗酸化作用があるため、アンチエイジングに優れた効果を発揮します。

保湿・ハリ・つや
水分・油分のバランスを整え、角質からの水分の蒸発を防ぎます。ふっくらとしたハリのある肌が保てます。

シミ・ソバカス予防
人の皮脂に近いオレイン酸が豊富に含まれているので、シミ・シワの原因となる紫外線から肌を守ります。

ローズヒップオイル

自分にあった美容オイルを探してみようのところで、エイジング効果のあるローズヒップを紹介している所。

野生の野ばらの実から採れる、大変希少なオイル。オイルの90%を美容成分が占めるといわれるだけあり、美容効果は絶大です。アンチエイジングや美肌効果は、美容オイルの中でトップクラス。

美容に関してはとてもおすすめのオイルですが、高価なことと、酸化が早いことから、初心者さんには手が出しにくい面も。

まずは、短期集中でケアしたい場合になどに試してみるのもいいでしょう。

ローズヒップオイルの効果

アンチエイジング
ローズヒップは「ビタミンCの爆弾」と呼ばれるほどビタミンCが豊富なうえ、「若返りのビタミン」であるビタミンEも含まれています。

ビタミンCがコラーゲンの生成を促すとともに、ビタミンEとの相乗効果で、シワ・ハリ・たるみなど、あらゆるお肌の老化に効果をもたらします。

美白
シミ・ソバカスの元になるメラニンの発生を豊富なビタミンCが抑制。紫外線の強いニュージーランドやオーストラリアが原産国のローズヒップには、紫外線からのダメージを回復させる強い力が備わっています。

保湿・ハリ・つや
ローズヒップの特徴の一つが、人間の肌に近いph値が含まれていること。水分と油分のバランスを理想的な数値に保ってくれ、肌の調子を整えます。

ニキビ痕や吹き出物の回復
肌のターンオーバーを整える作用のある「トレチノイン酸」が、新陳代謝を促します。新しい角質に生まれ変わることで、ニキビ痕や、吹き出物の治りを早め、肌トラブルを改善します。

スクワランオイル

スクワランオイルには、動物性のものと、植物性のものがあります。主流とされているのが、サメの肝油から抽出した動物性のものになります。

スクワランオイルの成分は、動物性、植物性ともに「スクワレン」。スクワレン自体が人間の体内で生成されるものなので、アレルギー反応が少なく、安心して使えます。

スクワランオイルの効果

シミ・くすみ・保湿・ハリ・つや
スクワランが酸素を身体全体に行き渡らせ、新陳代謝を促進。肌のターンオーバーを活発にし、シミやくすみを予防します。肌の乾燥を防ぐ効果も持ち合わせています。

化粧水などの浸透を高める
元々が人の体内のある物質なので、皮脂がスクワランを異物とみなさず浸透。化粧水や美容液をスクワランと一緒に湿布することで、化粧品の成分がしっかりと肌に行き届きます。スクワランを配合した化粧品が多いのも、この効果があるからです。

マルラオイル

南アフリカに生育するマルラの木の実から採れるオイル。マルラは「神の木」と呼ばれ、そのオイルは昔から湿疹ややけどの治療など、医療にも使われるほど重宝されてきました。

抗酸化作用がオリーブオイルの10倍、ビタミンCはオレンジの4倍!肌にハリを与えるリレノン酸、くすみを解消するオレイン酸、その他オメガ6、オメガ9といった美容成分など、多彩な栄養素が含まれています。

そしてマルラオイルが注目される最大の理由は、他のオイルにはない抗ヒスタミン作用を持ち合わせていること。アトピー性皮膚炎やアレルギー症状が原因のかゆみを抑え、皮膚炎などの緩和も適したオイルなのです。

多くの栄養素が含まれる分、アンチエイジング、美肌、乾燥、美白、毛穴ケア…など、多岐に渡る効果がみられます。まさに、美容オイルの最高峰とも言えるパーフェクトオイルではないでしょうか。

グレープシードオイル

美容オイルとしての役割を写真付きでクチコミ公開中。グレープシードオイルはぶどうからとれるオイルのことです。

化粧品のキャリアオイルとして用いられることが多いグレープシードオイルは、とても使いやすく、手軽な値段なのが魅力です。

主成分は、ビタミンE、オレイン酸、リノール酸と、たっぷりのポリフェノール。角質を柔らかくし、水分をお肌の奥まで浸透させて閉じ込めて保湿。乾燥肌の人にはおすすめです。

また、ビタミンEとポリフェノールの持つ強い抗酸化作用がアンチエイジング効果を高め、シミやシワ、美白効果も与えます。

くすみを取り除く働きもあるので、目の下のクマが気になる時などは、クマのできやすい部分に軽く叩き込むようオイルを塗り込めば、くすみを改善、同時に目の周りのシワ対策にもなります。

オリーブオイル

美容成分がたっぷり詰まっているオリーブオイルの美容オイルとしての使用目的とは。

健康に良いとされるオリーブオイルには、美容成分もたっぷりと含まれています。 ビタミンA、ビタミンE、スクワラン、ポリフェノール、オレイン酸…など。

・肌のカサつきを抑え、潤いを保つ保湿効果。
・角栓を取り除き、毛穴の引き締め。
・くすみを取り、美白に導く。
ほかにも、シミ予防、アンチエイジングなど、栄養素の分だけ効果も多彩です。

毛穴の奥までキレイにしてくれるので、クレンジングとして使用するのも良いですね。

ブレンドすることで効果もUP!

普段使用しているオイルに他のオイルをブレンドすることで、効果がプラス。複数のお肌の悩みを同時にケアしてくれます。

ブレンドの方法はとても簡単。

例えば、ホホバオイルをキャリア(ベース)にするなら、ホホバオイル9に対して、プラスしたい効果のオイルを1の割合で混ぜ合わせます。

他のオイルをプラスしすぎると、キャリアオイルの特性が薄れてしまうので、まずは、パッチテストをしながら、様子をみていきましょう。

美容オイルのブレンド例

・ホホバオイル + ローズヒップオイル
美白作用が高まり、ローズヒップオイルの酸化も防げます

・ホホバオイル + グレープシードオイル
ニキビには、リノール酸を含むグレープシードオイルをプラス

購入時のチェックポイント

最後に、美容オイルを購入する際に気をつけたいことを挙げておきましょう。 以下のことに気をつけ、ラベルをチェックしたうえで、購入してくださいね!

純度100%のもの
純度が高いほど美容効果が高く、添加物が混入されていないので安心です。不純物が入っているとオイルが酸化しやすく、油焼けの原因になります。

天然由来のもの
人の皮脂に似ていることこそが、天然の美容オイルの魅力。鉱物性ではなく、天然由来のものを選ぶようにしましょう。

コールドプレスされたもの
低温圧搾で製造されたオイルなら、美容成分が壊れることなく入っているので、より高い効果が期待できます。

不透明なガラスボトルのものが理想
 酸化を防ぐため、なるべく遮光性のあるボトルに入っているものがベター。

ベタつきの少ないものを
オイルの種類にもよりますが、通常は人間の皮脂組成に近いほど浸透しやすいので、サラッとした肌なじみのよいものがおすすめです。

まとめ

自分のお肌に合いそうなオイルは見つかりましたか?

とくに、皮脂が少なくなっていく30代からの肌には、バランスを整え、乾燥を防ぐいでくれる美容オイルはおすすめです。

オイル美容を取り入れて、トラブル知らずのお肌を目指しましょう!

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