-
肌質で選ぶ
-
運営者情報
大人にニキビ肌改善にはクリームが効果的!肌が潤えば大人ニキビは消える
「ニキビ肌には油分の多いクリームは禁物!」と思っていませんか?
ニキビの原因は皮脂と思われがちですが、それは思春期ニキビのこと。大人ニキビのほとんどは “乾燥”が原因でできています。
ですから大人ニキビを防ぐには、“保湿”ケアが重要。クリームはスキンケア化粧品の中でも特に保湿成分がたっぷりと含まれたアイテムなので、使わないのはもったいない!
特にニキビケア用のクリームなら、ニキビの炎症を抑える成分も含まれているので、ニキビ予防をしながら今あるニキビのケアもできます。
ここでは大人ニキビに保湿が必要な理由や、なぜニキビにクリームが良いのかなどを詳しく解説しながら、おすすめの大人ニキビ用クリームをご紹介します。
大人ニキビに悩む人は、ぜひ参考にしてください!
大人ニキビの原因は「乾燥」と「皮脂」
ニキビの原因といえば「皮脂」の多さが思い浮かびますが、大人ニキビは「乾燥」が原因で発生することのほうが多いのです。
皮脂と乾燥という正反対の事柄が、どのようにニキビを発生させるのか、まずは大人ニキビができるメカニズムについて解説します。
大人ニキビができるメカニズム
引用元:ソノクリニック
大人ニキビは過剰に分泌した皮脂や、肌表面に蓄積された古い角質が毛穴を塞ぐことから発生します。
皮脂は通常、毛穴を通る皮脂腺により外に排出されますが、毛穴の出口が塞がれてしまうと皮脂腺から分泌された皮脂は外に出られず、毛穴の中に溜まってしまいます。
すると毛穴の中に存在しているアクネ菌が皮脂を栄養にして増加。増加したアクネ菌が炎症を引き起こしてしまうのです。
さらに炎症が悪化すると膿が溜まり、ひどい場合にはニキビ跡として残ってしまいます。これが大人ニキビ発生と、悪化するまでのメカニズムです。
そして、大人ニキビ発生の原因となる毛穴の詰まりは、皮脂よりも古い角質により毛穴を塞がれるケースが大半です。
この古い角質とは、乾燥した時にみられる「カサカサ」「ゴワゴワ」の肌のこと。肌が粉っぽくなったり、皮がめくれたりするのは、古い角質が蓄積されている状態。こんな時は、大人ニキビができやすくなります。
また顔にテカリがあるなど皮脂が原因で大人ニキビができていると思う人でも、乾燥によって皮脂が過剰分泌している場合もあります。インナードライ肌や乾燥性脂性肌と呼ばれる肌タイプがこれにあたります。
インナードライ肌とは
インナードライ肌というのは、肌の表面は脂っぽいのに、肌内部はカラカラに乾いた状態の肌タイプのこと。
顔が油っぽくテカるという症状がオイリー肌と同じなため、オイリー肌との見分けがつきにくいのです。そのため自分はオイリー肌だと思っていた人が、実はインナードライ肌だったというケースはよくあります。
自分の肌がどちらのタイプかわからない場合には、次の方法で診断してください。
インナードライ肌診断
クレンジング・洗顔の後、顔に何もつけずに10~15分ほど放置する。その後の肌の状態を下の表でチェック。
肌の状態 | 肌タイプ |
---|---|
つっぱり感もなく、サラサラした状態 | ノーマル肌 |
カサカサし、つっぱる | ドライ肌 |
洗顔後すぐはしっとりしているが、徐々にテカってくる | オイリー肌 |
最初はつっぱり感があるが、時間の経過とともにテカってくる | インナードライ肌 |
自分の肌タイプがわかりましたか?
次の章では、大人ニキビの原因である古い角質や、インナードライ肌による皮脂の過剰分泌が起こってしまう理由について見てみましょう。
肌の乾燥が古い角質、皮脂の過剰分泌を引き起こす
古い角質が肌に蓄積されるのは、肌の新陳代謝である「ターンオーバー」の周期が早まるため。そしてインナードライ肌による皮脂の過剰分泌は、肌の「バリア機能」が低下しているために起こります。
ターンオーバーとバリア機能というのは、人の肌が本来持ち合わせているもので、肌の保湿や健康を保つために非常に重要な役割をしています。
ターンオーバーと古い角質の蓄積について
ターンオーバーは肌の一番外側の層である「表皮」で行われます。表皮の奥にある基底層で生まれた角質細胞が、一番上の角質層に押し上げられながら成長。
成長した角質細胞は角質層に到達すると表面を覆っていた核を捨て、角質細胞内にあったセラミドを角層内に放出し、死んで平たく形を変えます。
死んだ角質細胞は、しばらくすると垢となって自然と剥がれ落ちていきます。
この肌の奥で生まれた細胞が新しい細胞に押し上げられるように表面まで上がり、最後は垢となって肌から自然に剥がれ落ちるまでのサイクルをターンオーバーと言います。
このターンオーバーの周期は通常28~56日程度で、年齢とともに日数がかかるようになります。逆に、日焼けをするなど肌にダメージを受けた場合は、傷ついた細胞を修復するため、ターンオーバーの周期を早めて新たな角質細胞を作り出します。
しかし急いで作られた角質細胞は未熟で、角質層にたどり着いても核を取り払うことができません。そのため本来放出されるはずのセラミドは不足したまま。そして垢になり自然に剥がれ落ちることもできず、肌に蓄積されます。
この肌に蓄積された角質が、毛穴を防ぐことで大人ニキビが発生します。このような肌に残ってしまう未熟な角質細胞を作り出さないためには、肌細胞がダメージを受けるなどしてターンオーバーが早まらないようにしなければいけません。
そのためには、肌が本来持っている「バリア機能」をしっかりと働かす必要があります。
バリア機能と皮脂の過剰分泌について
バリア機能も肌の一番外側の層にある「表皮」で行われます。表皮は表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」という4つの層で形成されていて、肌の潤いは一番外側の「角質層で守られています。
角質層には天然保湿因子(NMF)を含んだ角質細胞が層になって並んでいて、その隙間を細胞間脂質(セラミド)が埋め尽くしています。細胞間脂質(セラミド)が満ちていれば、細胞と細胞の隙間から水分が蒸発することなく保たれるのです。
さらに角質層の表面を覆った皮脂膜が、外部からの刺激や異物の侵入を防ぎます。
この水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激から肌を守る働きを「肌のバリア機能」と言います。
しかし肌のバリア機能は、セラミドや皮脂膜の不足によってすぐに壊れてしまいます。バリア機能が低下すると、肌の水分はどんどんと蒸発。すると肌は防御反応を働かせ、水分が蒸発しないように、皮脂を過剰に分泌して皮脂膜をサポートしようとするのです。
引用元:RERUJU
これがインナードライ肌に皮脂が過剰に分泌される理由です。
このように、ターンオーバーによって古い角質が蓄積するのも、バリア機能の低下によって皮脂が過剰に分泌するのも、肌が乾燥しているから。
肌の水分が十分に足りていれば、バリア機能がしっかりと働くため、肌細胞が傷つくことはなく、ターンオーバーが早まることはありません。
またバリア機能が保たれればインナードライ肌は改善され、皮脂の過剰分泌も治まります。
大人ニキビの原因である古い角質と皮脂の過剰分泌は、保湿することでなくなるのです。
このバリア機能を保つための保湿ケアに最適なのがクリーム。しかし「ニキビに油分であるクリームを使って悪化しない?」と心配する声もあります。
ニキビ肌に油分を補給していいの?
スキンケア化粧品の中で最も油分が多く含まれているのがクリーム。油分たっぷりのクリームを使うことで、皮脂をエサにするアクネ菌が増えてしまうのでは?と考えてしまいますよね。
しかしクリームを使うことで、ニキビが悪化することはありません。なぜならアクネ菌は空気を嫌う性質のため毛穴の奥に棲みつき、毛穴の中に溜まった皮脂だけをエサにするからです。
肌表面にクリームの油分が補給されたからといって、アクネ菌が毛穴から出て来ることはないのです。
ただし大量に塗り過ぎたクリームが毛穴の奥にまで入り込んでしまうと、クリームの油分をエサにアクネ菌は増殖します。クリームは肌表面に薄くのばす程度に、指定された適量を守って使うようにしましょう。
また最近では、油分よりも保湿成分が高濃度で配合されたクリームが人気。以前ほど油分の取り過ぎを気にする必要もなくなってきました。
そんな近ごろの保湿クリームに含まれる保湿成分を紹介します。
ニキビ肌には保湿効果のあるクリームが効果的
大人ニキビを防ぐポイントは、バリア機能を整え、しっかりと保湿すること。
クリームにはバリア機能を構成する「セラミド」などの保湿成分と、「皮脂膜」を作るための油分が配合されているため、ニキビ肌の改善には最適なのです。
クリームに含まれる保湿成分について
「肌のバリア機能について」で紹介したように、肌の潤いは角質層に水分が保たれているかどうかで決まります。
角質層でバリア機能の役割を担う、角質細胞間脂質(セラミド)、天然保湿因子(NMF)、皮脂膜の3つの成分のうち、ひとつでも不足するとバリア機能は低下して肌は乾燥してしまいます。
なかでもセラミドは、角質層内の約80%もの水分を保持するほど、肌の保湿に役立っている成分。保湿成分のなかで一番保湿力が高いため、化粧品に配合される保湿成分として最も人気があります。
セラミドに続いて保湿効果の高いのが「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」。これら3つの成分を総称して「3大保湿成分」と呼びます。
3大保湿成分の各特徴は次のものです。
セラミド
セラミドには次の4種類あります。 ・ヒト型セラミド・・・酵母を利用してつくられたセラミド ・天然セラミド・・・動物(ほとんどが馬)由来のセラミド ・植物性セラミド・・・米・大豆・トウモロコシ・こんにゃくなどの植物由来 ・合成セラミド・・・石油原料を合成した、セラミドと似た構造をもつ保湿成分この中で最も保湿効果が高いのがヒト型セラミド。人の肌にあるセラミドと非常に似た構造になっているため、人の肌に馴染みやすく浸透力も優れています。
またヒト型セラミドにも種類があり「セラミド1」「セラミド2」など、セラミド+数字で表記されます。なかでも保湿効果が高いのがセラミド1、2、3です。
このヒト型セラミドは油溶性の成分のため、化粧水には配合できず、クリームや美容液に配合されます。ヒト型セラミドを配合したクリームなら、最も効果的に保湿ができるというわけです。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は1グラムで水を6リットル分も保持できるほど、保湿力の高い成分。分子が大きく粘性が高いので、肌内部には浸透せず肌表面に水分を含んだ膜を作って肌のバリア機能をサポートします。
化粧品に配合されるものには「加水分解ヒアルロン酸」と、「アセチルヒアルロン酸(表記名:アセチルヒアルロン酸Na)」があります。
「加水分解ヒアルロン酸」は通常のヒアルロン酸の数百分の一の分子量。肌表面に水分を含んだ膜を作りつつ、低分子のため角質層にも届きやすいので角質層内の水分を保つ役目もします。
「アセチルヒアルロン酸」は、スーパーヒアルロン酸と呼ばれ、通常のヒアルロン酸の約2倍の保水力を持ちます。親油性のため皮脂膜との相性が良く、水分を長時間肌に留めます。ヒアルロン酸の中で最も保湿効果の高い成分。
コラーゲン
コラーゲンも高分子のため、肌内部には浸透せず、肌表面に膜を張って水分の蒸発を防ぎます。化粧品に使用されるものは3種類です。
「水溶性コラーゲン」は、豚の皮など動物の皮から得たコラーゲンを化粧品用に改良したもので、高い保湿効果をもちます。分子は大きく、肌に膜を張って皮脂膜をサポートします。
「加水分解コラーゲン」は、水溶性コラーゲンに比べ分子が小さく、肌への浸透力も高め。粘性が低く、肌なじみがよいのが特徴です。
そして水溶性コラーゲンと加水分解コラーゲンの特徴を併せ持ったのが「生コラーゲン」。角質層まで浸透して角質層内の水分を保持します。
以上が3大保湿成分の特徴。これらの成分が配合されたクリームは、高い保湿効果を期待できます。
保湿成分以外にも、皮脂膜の形成をサポートするための油分が配合されていると、バリア機能はより強化されます。
クリームに含まれる油分について
皮脂の分泌量は、30歳をピークに年齢とともに減少していきます。嫌われがちな皮脂ですが、皮脂膜を形成するためにはとても必要な成分。皮脂膜は皮脂と汗が混じり合ってできているからです。
もし皮脂が不足して、しっかりとした皮脂膜が作られなければ、肌の水分は蒸発し、外部からの刺激が肌内部に侵入。乾燥して古い角質の蓄積を起こしてしまいます。
そのようなことならないためにも、適度な油分の補給が必要。皮脂膜の働きを補ってくれる成分には、ワセリン、スクワラン、シアバター、ホホバオイル、オリーブオイルなどがあります。
ニキビの発生を防ぐには、徹底した保湿が重要。バリア機能を正常に保つために必要な、保湿成分と油分をクリームで補給しましょう。
最後は、ニキビに効果的な保湿クリームの上手な選び方を紹介します。
大人ニキビに効果的な保湿クリームの選び方
ニキビ肌用の保湿クリームを選ぶ際は、次の5つのポイントをチェックしてください。1,保湿成分がきちんと配合されているか
大人ニキビのケアに最も重要なのは「保湿」です。3大保湿成分が高濃度で配合されているかをきちんと確認してください。
化粧品に配合されている成分は、配合量の多い順にすべてラベルに記載されます。3大保湿成分が前に記載されているほど、保湿力の高いクリームです。
また保湿成分をナノ化するなど浸透力にこだわったものなら、より確実に成分が角質層に届くため、高い保湿効果が期待できます。
2,皮脂膜を補うための油分が配合されているか
バリア機能を保持するには、保湿成分だけでなく、水分の蒸発を防ぐための油分を補給することも必要。特に油分は化粧水には含まれにくいため、クリームで補給しましょう。
油分が多く配合されたクリームほど、こってりとしたテクスチャーになります。
3,ニキビの有効成分が配合されたもの
ニキビの緩和に効果的な成分としてよく含まれるのが「グリチルリチン酸ジカリウム」や「サリチル酸」。
グリチルリチン酸ジカリウムには抗炎症作用があり、炎症を伴う赤くなったニキビを緩和する効果があります。別名は、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸2K。
サリチル酸のニキビへの効果は、角質を柔らかくして古い角質が毛穴を塞ぐのを防止。殺菌効果も持ち合わせているので、ニキビの原因菌であるアクネ菌の繁殖を減らし、ニキビの炎症を抑えます。
グリチルリチン酸ジカリウムはできてしまったニキビに効果があり、サリチル酸はニキビの予防や悪化を防ぐ効果があります。
4,無添加や低刺激のクリームをおすすめ
ニキビがある肌は炎症を起こしていたり、乾燥が進んで敏感になっていることがあります。合成着色料や香料、防腐剤などが刺激になりニキビが悪化する場合もあるので、なるべく無添加のものや低刺激のクリームを選ぶようにしましょう。
5, ノンコメドジェニックのもの
ニキビケア用の化粧品には、「ノンコメドジェニック処方」や「ノンコメドジェニックテスト済」と書かれたものがあります。
「ノンコメドジェニック処方」とは、ニキビができにくい成分を使って処方された化粧品のこと。クリームなら、アクネ菌の栄養分になりにくい油性成分で作られているなどです。
「ノンコメドジェニックテスト済」というのは、ニキビが発生しにくいかどうかを証明するテストにクリアしたという表示。
必ずニキビが治るというわけではないですが、この表示がある方がニキビ予防への効果は期待できます。
ニキビを防ぐおすすめの保湿クリーム3選
上記のポイントを押さえたおすすめの保湿クリームが次の3点です!
エトヴォス 薬用アクネVCクリームジェル
セラミド2,3,6Ⅱという3種類のヒト型セラミドをはじめ、ヒアルロン酸や天然保湿因子(NMF)などの保湿成分がたっぷりと配合された、さらりとしたテクスチャーのクリーム。グリチルリチン酸2Kや油溶性ビタミンC誘導体といったニキビの炎症を抑える成分も配合されています。
トライアルセット価格:1,900円(税抜き)
ビーグレン QuSomeモイスチャーゲルクリーム
「QuSomeRハイドレーションコンプレックス」という独自開発の浸透テクノロジーによって、コラーゲンやヒアルロン酸など4種類の保湿成分を角質層へ浸透。潤い不足でこわばっていた肌を柔らかくし、大人ニキビの原因である古い角質の蓄積を防ぎます。
トライアルセット価格:1,944円(税込)
ルナメアAC ジェルクリーム
抗酸化作用の高いグリチルリチン酸ステアリルとトコフェロール酢酸エステルに、うるおい成分を組み合わせた独自成分「アクネシューターR」を配合したジェル状クリーム。ニキビを予防しながら肌の潤いを保ちます。ベタつきを抑えながら、長時間みずみずしさをキープします。
トライアルセット価格:1,000円(税抜き)
今回紹介しているのは、すべてトライアルセットに含まれるクリームです。十分に保湿されるか、肌に刺激がないかなどを確認するためにも、まずはトライアルセットでお試しください。
まとめ
大人ニキビ用の保湿クリームを使う1番の目的は、保湿成分の補給です。
保湿成分の少ないクリームだと、油分ばかりを与えてしまうため、肌の乾燥は改善されないどころか、余分な油分が毛穴に入り込み、アクネ菌を活発化させる恐れがあります。
どのような保湿成分が配合されているかを確認し、決められた用量を守って使用してください。
大人ニキビ化粧品ランキングでは、繰り返す大人ニキビの改善に向けた基礎化粧品をランキング形式で紹介しています。全てトライアルセットがあるので、順番に試して自分に合ったスキンケアを見つけることが可能です。