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今すぐできる冬の乾燥肌対策!かゆみや肌荒れを防ぐスキンケア方法とは?
空気が乾燥する冬は肌に白い粉が吹いたり、かゆみや湿疹が現れることもあります。
丁寧にスキンケアをしていても、冬は保湿が追いつかないと感じる人は多いでしょう。
また顔だけでなく、身体の乾燥は思っている以上に深刻。正しくケアしないと思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性もあるのです。
このページでは、乾燥肌向けのスキンケア方法やかゆみ対策など、冬の乾燥肌対策に関する情報を紹介します。
乾燥肌スキンケアランキングでは、肌の乾燥に悩む女性向けの基礎化粧品のお試しセットをまとめてみました。
冬の乾燥肌の原因とは?
冬の乾燥肌の原因は、気温の低下や暖房の使用だけではありません。体温の低下や誤ったスキンケアが肌の乾燥を悪化させている場合もあります。
乾燥に負けない強い肌を手に入れるために、まずは冬の乾燥肌の原因を正しく理解することから始めましょう。
体温の低下による血管の収縮
冬は外気温の低下とともに体温も低下します。体温の低下によって血管が収縮することも乾燥肌の原因となるのです。
体温が下がると身体の熱を外に逃さないように、体は血管を収縮させて皮膚の表面の温度を低く保とうとします。
そのため、血流が悪くなります。血液は身体中あちこちの器官に酸素や栄養分を届ける役割を果たしているので、血の巡りが悪くなると、肌に必要な栄養分が十分に届けられなくなります。
すると肌のバリア機能が低下し、肌は潤いを保持することができず乾燥肌が悪化していくのです。
空気の乾燥
空気が含む水分量は空気の温度によって異なります。温度が高いほど水分量は多く、気温が下がるほど空気中の水分量は低下します。
夏は湿度が70%以上になるのに対し、冬は50%前後までしか上がりません。とくに12~2月の間は一年でもっとも乾燥しやすい時期で、地域によっては湿度が20%を下回るところもあります。
上記の理屈で言うと、暖房で室温を上げれば湿度も上がるのでは?と思いますよね。しかし残念ながら、空気がカラカラに乾いた状態でいくら室温を上げても、そこに水分がなければ部屋の湿度は上がらないのです。
この状態を改善してくれるのが加湿器です。暖房やストーブを使用している室内は、加湿をしないと湿度が40%以下まで下がります。
肌の潤いをキープできる湿度は60~70%。風邪やインフルエンザのウイルスは湿度が40%以下になると活動を始めることからも、部屋やオフィスの湿度を60~65%にキープするよう意識することが大切です。
保湿不足
冬になると肌が乾燥するという人の多くは、一年を通して同じ化粧品で同じスキンケアをしていることが多いです。この場合は単純に保湿不足である可能性が考えられます。
先ほど説明したとおり、冬は血管の収縮や空気の乾燥により肌の水分量が奪われやすい季節です。気温も湿度も高い夏と同じスキンケアをしていては、肌の乾燥が気になるのは当然のことですよね。
そのため、季節によって化粧品を変えるのが乾燥肌対策の鉄則です。化粧品選びの際は、まずはその成分に着目し、保湿力の高いセラミドやヒアルロン酸が含まれているものを選びましょう。テスターで付け心地や肌なじみを確認することも大切です。
また、シートマスクや美容オイルを取り入れることもオススメ。疲れている時や寝不足が続いている時は肌状態も不安定になり乾燥が悪化します。そんな時こそ、毎日のお手入れにスペシャルケアをプラスして肌に潤いを与えてあげましょう。
冬のかさつきが気になる顔の乾燥肌対策
顔は身体の中でもっとも皮膚が薄く、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が少ない部分。そのため、顔の乾燥対策には肌の潤いを逃さないために普段のスキンケアに工夫を加えることが大切です。
ここからは、今すぐ始められる顔の乾燥肌対策を紹介します。
乾燥を防ぐ洗顔方法
洗顔は毛穴に詰まった汚れを取り除くために大切ですが、キレイに洗おうとするあまり、ゴシゴシこすったり熱いお湯ですすいでしまうと乾燥悪化の原因となります。
正しい洗顔のポイントは、ふっくら泡とぬるま湯です。洗顔フォームをしっかりと泡立てたら、顔の上で泡をころがすようにして洗います。皮膚が薄い目元や頬、額は指が触れないように優しく包み込むようなイメージで洗いましょう。
小鼻の皮脂が気になる人は、人差し指と中指でくるくると円を書くようにマッサージをします。すすぎはぬるま湯で手早く流し、タオルでぽんぽんとおさえるようにして水分を拭き取ります。
肌に潤いをプラスする化粧水や乳液と違い、洗顔はスキンケアの中で唯一「マイナス」をするお手入れです。新しい角質を必要以上にマイナスをしないため、泡とお湯の温度を意識して正しい洗顔を心がけましょう。
スキンケアでできる対策
冬の乾燥肌対策は、保湿メインのお手入れが重要です。ひとつひとつアイテムにこだわり、化粧品の使い方も工夫してみて下さい。
まず、クレンジングはジェルやクリームタイプのものがオススメ。あまり時間をかけすぎず、素早くメイクオフすることがポイントです。落ちにくいアイメイクは専用のリムーバーで先に落としておきましょう。
洗顔後は手のひらにたっぷり化粧水をとり、優しくパッティングしながら肌にしみこませます。肌が手のひらに吸い付くようになれば、化粧品が肌になじんだサインです。
そして化粧水のあと、乳液を塗る前に美容オイルやクリームをプラスしましょう。これらのアイテムは保湿だけでなく、アンチエイジングや美白効果も期待できる優れものです。乾燥以外の肌トラブルも一緒に改善できるので、是非毎日のスキンケアに取り入れてみて下さい。
メイク用品でも乾燥肌対策ができます。最近のリキッドファンデーションは潤い成分が配合されているものが多く、乾燥知らずのツヤ肌を演出するのに欠かせないアイテムです。ファンデーションは保湿力が持続するカバー力の高いものを選びましょう。
冬の乾燥肌対策は、毎日のスキンケアを改善するのがもっとも手っ取り早い方法です。お手入れ後時間が経つと乾燥が気になるという人は、スキンケア用品や化粧品を見直し、新しいアイテムを取り入れてみるのがいいかも知れませんね。
冬の乾燥肌に効果的な保湿成分
上記のスキンケア方法をより充実したものにするため、化粧品選びのコツも紹介します。以下の保湿成分が配合されているかどうかを確認しながら、自分の肌に合った化粧品を選ぶことがポイントです。
ヒアルロン酸
肌の保湿成分の代表格がヒアルロン酸。たった1gで6000mlの水分を保持できると言われていて、乾燥やたるみに悩む女性にとって欠かせない美容成分です。
真皮の主要構成要素であるコラーゲンとエラスチンの隙間を埋めて支えているのが、水分をたっぷり含んだヒアルロン酸で、プルプルのクッションのような働きをしています。肌にプリッとした弾力をもたらし、私たちの身体に大いに貢献しているわけなのですが、残念ながら年齢とともにヒアルロン酸の生成量は減っていき、乾燥などの原因となります。引用元:ヒアルロン酸Naとは
ヒアルロン酸は、肌の土台となるたんぱく質(主にコラーゲン)のすき間を埋めてくれる成分です。ヒアルロン酸が不足すると肌細胞は水分を失い、細胞間がスカスカの状態になることで乾燥が悪化します。
冬の乾燥肌対策の基本は、ヒアルロン酸配合の化粧品と言っても過言ではありません。
セラミド
皮膚の層は、大きく分けて表皮・真皮・皮下組織の3つに分けられます。ヒアルロン酸が真皮部分の潤いを維持するのに対して、皮膚の表面にある表皮の潤いをキープしているのがセラミドです。
ヒアルロン酸と似た働きをしているセラミドですが、皮膚の表面の潤いを守ることで肌のバリア機能を高めます。
セラミドはもともと肌に存在する成分なので、安全性が高く肌への負担はほとんどありません。敏感肌やアトピー性皮膚炎の人でも刺激を感じることなく安心して使えるるのです。
セラミドは年齢とともに減少する傾向にあるので、積極的に化粧品で補いましょう。
プロテオグリカン
あまり聞きなれない名前ですが、ここ最近注目されている保湿成分の一つがプロテオグリカンです。化粧品として使用されるプロテオグリカンは、主にサケの鼻軟骨から抽出されています。
プロテオグリカンの特徴は、ヒアルロン酸以上と言われる抜群の保水力。分子量が小さいので肌へ浸透しやすく、乾燥肌やたるみ、シワなどさまざまな肌トラブルに効果的です。
その保水力は、ヒアルロン酸の1.3倍といわれるほど。しかも、プロテオグリカンにはヒアルロン酸やI型コラーゲンの生成を促進する働きがあり、プロテオグリカン自身も高い保水性を持つことから、肌の乾燥予防に相乗的な効果が期待されています。引用元:プロテオグリカンの美容効果と疾患に対する効能
プロテオグリカンは抗酸化作用や抗炎症作用にも優れているため、美容分野のみならず医療の現場においても大きな活躍が期待されています。近年は100%プロテオグリカン原液の化粧品なども販売されていますが、天然ではない粗悪品も多く出回っているので、購入の際は注意が必要です。
メイク前には下地が肝心
冬の乾燥肌対策は、化粧下地も大切です。保湿効果が高い化粧下地を使用することで肌の潤いを持続させ、化粧崩れを予防できます。
保湿力が高い成分には上記で紹介したヒアルロン酸のほか、グリセリンやスクワラン、水溶性コラーゲンなどが挙げられます。
付け心地としては、乳液や美容液のようにさらっと伸びのいいテクスチャーのものを選ぶのがオススメです。顔全体に伸ばしても手のひらに張りつくようなしっとり感が残るものがいいでしょう。
乾燥肌対策のためには、スキンケアの後いきなりファンデーションをつけるのではなく、化粧下地で保湿効果を高めてからメイクを始めるようにして下さいね。
カサカサの腕や足とお別れできる身体の乾燥肌対策
ついつい忘れがちな身体の保湿。しかし、顔と同様に乾燥対策は大切です。ここからは、腕や脚などのカサカサを改善する乾燥肌対策を紹介していきます。
手や指先の乾燥肌対策
常に肌がむきだしになっている手は、顔の次に乾燥しやすい場所です。とくに、手のひらには皮脂腺がないので、自ら保湿を促すことができません。
冬はとくに風邪予防のために手洗いの機会が増えるため、乾燥と上手に付き合う必要があります。
手の乾燥対策の基本は、ハンドクリームを使うことです。手洗いした後はもちろんですが、気がついた時にすぐ塗れるようにオフィス用や持ち歩き用を準備しておきましょう。
また、食器洗いの時はゴム手袋を着用しましょう。合成洗剤に含まれる「界面活性剤」という物質が手の水分を奪い、乾燥を悪化させるからです。
ゴム手袋がない場合は、洗い物の前にハンドクリームを塗るだけでも構いません。他にも、乾燥を悪化させるものには直接手を触れないよう、日頃から注意することが大切です。
お風呂でできる乾燥肌対策
一日の疲れを癒してくれるバスタイムは、乾燥肌対策をする絶好のタイミングです。ただ、入浴方法を間違えると乾燥悪化の原因になるため、入浴時は以下のことに注意して下さい。
42℃以上の熱すぎるお湯はNG
お湯の温度が高ければ高いほど肌の乾燥を促します。とくに、42℃以上のお湯は乾燥するスピードが速く、38℃のお湯に浸かった時の2分の1程の水分量しか残らないという実験結果もあります。入浴時はお湯の温度が40℃以上にならないよう注意しましょう。
刺激の少ないボディタオルを使う
身体を洗う時は、キメの細かいタオルか素手で優しくなでるように洗いましょう。ゴシゴシ洗いは汚れが落ちる気がしますが、皮脂や角質を必要以上に落としてしまう恐れがあります。汗をかきやすい部分は念入りに、それ以外はさっとなでる程度で十分キレイになります。
ボディソープは低刺激のものを選ぶ
洗浄力が強いアルカリ性のボディソープは、乾燥肌には刺激が強くあまりオススメできません。肌への負担が少ない弱酸性のもので、かつ保湿成分が配合されているボディソープを選ぶことで、冬の乾燥肌に備えましょう。
身体もお風呂上りのスキンケアは必須
お風呂上りで身体があたたまっている時は、スキンケアの効果を最大限に引き出すことができます。湯上り後は水分が蒸発しやすいので、手早く時間をかけずにお手入れすることが大切です。
身体用のスキンケア用品は、入浴後すぐに使えるようにバスルームや脱衣所に用意しておきましょう。湯上り後すぐのお手入れと、着替えてからゆっくりしながらのお手入れの2回に分けて保湿の時間をつくるのもいいかも知れませんね。
ボディケアも顔と同じように化粧水→乳液(クリーム)の順番でお手入れするのが理想的ですが、肌に水分が残っている状態であれば、クリームまたはオイルだけのお手入れでも大丈夫です。
君島十和子スキンケアセットに入っているミスト化粧水は、小さい子供と一緒にお風呂に入るママにもおすすめ。お風呂上がりに簡単に保湿できるので、後回しになりがちなスキンケアもシュッシュと済ますことができます。
こんな症状には要注意
保湿ケアをしても乾燥が改善されない場合や、湿疹・腫れなどの症状が出ている時は、自己流のお手入れは中止し、すみやかに皮膚科を受診しましょう。乾燥肌が悪化すると「皮脂欠乏症湿疹(乾燥性皮膚炎とも言う)」と呼ばれる皮膚の病気に罹患している可能性が考えられます。
乾皮症/皮脂欠乏性湿疹(皮膚炎)とは、皮膚のバリア機能が損なわれ、乾燥して角質がはがれてしまっている状態です。皮膚表面がガサガサしていたり、白い粉をふいたようになったり、ひび割れができて痛みやかゆみが発生しているのが主な外見上の症状です。引用元:乾皮症/皮脂欠乏性湿疹とは?
皮脂欠乏症湿疹を発症すると、ボディクリームでの保湿ケアでは改善できません。ヒルドイドやステロイド剤で治療するのが一般的で、強いかゆみを感じる時は内服薬を処方されることもあります。
また、皮脂欠乏症湿疹は高齢者に多く見られるものですが、冬は乾燥が原因で20代の人でも発症する恐れがある皮膚病です。肌のひび割れや湿疹、かゆみなどの症状がある人は、症状が悪化する前に専門医に相談することをオススメします。
かゆみに効く冬の乾燥肌対策
乾燥によってかゆみが生じると、イライラやストレスを感じたり、かきむしることで肌を傷つけてしまう恐れがあります。乾燥肌とかゆみは切っても切れない関係です。かゆみを予防・改善するために、冬の乾燥肌対策を徹底し、かゆみ対策を万全に整えましょう。
冬のかゆみ肌の原因
冬の肌のかゆみは、乾燥によって肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなることが原因です。洗剤やアレルギー物質などが肌細胞に侵入すると、それがかゆみとなって現れます。かゆみが悪化すると、衣類の摩擦や化粧品の刺激にも敏感になります。
肌のかゆみには「ヒスタミン」という物質が深く関係しています。皮膚に刺激が加わることでヒスタミンが分泌され、かゆみを強く感じるようになるのです。
ヒスタミンは、痛みやかゆみを知覚する「知覚神経」に作用し、その刺激がかゆみとして脳に伝えられると同時に、その刺激は神経の末端にも伝えられ、神経ペプチドと呼ばれる神経伝達物質を放出させます。そして、この神経ペプチドは肥満細胞を刺激し、さらにヒスタミンを分泌させます。引用元:かゆみのしくみ
乾燥によるかゆみは、保湿をしっかり行なうことで予防できます。ただ、前項で紹介した皮脂欠乏症湿疹として発症すると、薬で治療するしか方法はありません。乾燥によるかゆみを悪化させる前に、日頃から肌の保湿を習慣づけましょう。
かゆいときはかきすぎに注意
肌のバリア機能が低下している乾燥肌は、ちょっとした刺激を大きなダメージとして受け取ってしまう非常に繊細な状態です。かきむしってできた傷口は治りにくく、傷跡となっていつまでも肌表面に残ってしまいます。
乾燥対策をしても強いかゆみを感じる時は、我慢せずに皮膚科を受診することをオススメします。皮膚科ではかゆみの原因となるヒスタミンの働きを抑制する薬を処方してもらえますので、かゆみがつらいときはすぐに専門医に相談しましょう。
また、もともと肌が乾燥しやすいアトピー性皮膚炎の人は、冬になるとかゆみや湿疹などの症状が悪化する傾向にあります。自己流のお手入れが逆に肌の負担となっていることもありますので、冬になる前から皮膚科にかかり乾燥対策をすることが大切です。
衣類や寝具の素材でかゆみ対策
毎日きちんと保湿ケアをしていても、空気が乾燥している冬はちょっとした刺激がかゆみとなって現れます。つい肌をかきむしってしまうクセがある人は、衣服や寝具の素材選びで対策をして下さい。
ウールや化学繊維には繊維そのものが太く、身につけるとチクチクするものがあります。このチクチクがかゆみの元となっていることがあるので、冬物の衣類や寝具選びは注意が必要なのです。
乾燥が気になる時は、コットンなどの自然繊維の衣類やベットシーツを選ぶようにしましょう。ただ、寒さを防ぐにはナイロンやポリエステルなどの合成繊維も欠かせませんので、肌に直接触れないように肌着だけ自然繊維のものを身につけるなどの工夫が必要です。
また、服の内側についているタグをあらかじめ取り除いてしまうのも有効的です。ハサミでカットすると切り口がチクチクしてしまうので、タグの縫い糸を小さなハサミでカットして、着用前にタグ自体を取り外してしまいましょう。
スキンケア以外にできる冬の乾燥肌対策
冬の乾燥肌は、スキンケア以外に生活習慣を見直すことで改善ができます。毎日の保湿ケアと合わせて、以下の方法を取り入れながら冬の乾燥肌を乗り越えて下さい。
食事
食事から摂取したものは皮膚や血液、筋肉に直結します。乾燥に負けない強い肌を作るためには、栄養バランスのいい食事を心がけることが大切です。
まず乾燥肌対策に重要な栄養素はたんぱく質です。たんぱく質は肌の基礎となるため、大豆製品(豆腐や納豆など)を中心に、肉類や卵、乳製品を積極的に摂取しましょう。 また、肌のターンオーバーに欠かせないのが、魚類や植物油などに多く含まれる必須脂肪酸です。「オメガ3」「オメガ6」と呼ばれるものは、この必須脂肪酸に該当します。
脂質を構成する脂肪酸には、体内で作ることができない、「必須脂肪酸」と呼ばれる“n-3系脂肪酸”と“n-6系脂肪酸”があります。この必須脂肪酸は、食べ物からとる必要があります。食品群別に見ると、「植物油」はその主要な供給源となっています。「必須脂肪酸」は、欠乏すると皮膚の炎症を起こすことも報告されています。引用元:必須脂肪酸
オメガ3脂肪酸はサケ・サンマ・サバ・イワシなどの魚類に多く含まれ、オメガ6系肪酸はコーン油・ヒマワリ油・大豆油・ゴマ油・ベニバナ油に多く含まれます。たんぱく質と必須脂肪酸は肌の代謝に欠かせない組み合わせなので、積極的に摂取しましょう。
外的刺激から肌を守ってくれる主な栄養素はビタミンです。とくに、抗酸化作用が強いビタミンCと、肌のバリア機能を強化してくれるビタミンEは乾燥肌対策に必須の栄養素です。ビタミンCやフルーツや野菜、ビミタンEはナッツ類やごま、アボカドに多く含まれています。
肌の乾燥が気になる冬は、クリスマスや忘年会、お正月などで食生活が乱れやすいシーズンです。お酒を飲む機会も増えますし、増えた体重を無理なダイエットで減らそうと考える人もいるかも知れません。
イベント満載な冬ですから、予定のない日は栄養バランスを意識した食事をとり、身体の内側から乾燥肌対策をするように心がけて下さいね。
生活習慣
「寝不足は美肌の天敵」と言われるように、睡眠と肌には深い相関関係があります。寝不足が続くと、肌細胞の代謝を促す成長ホルモンの分泌量が減少します。これによって肌のターンオーバーの周期が乱れ、カサカサ乾燥肌の原因となるのです。
成長ホルモンの分泌量が活発になるのは、眠り始めて3~4時間の間。睡眠時間が極端に短い人や、夜中に何度も目覚めてしまう寝つきの悪い人は、睡眠環境を見直すことから始めてみて下さい。
また、運動不足によって新陳代謝が低下している人も乾燥肌になりやすいと言われています。筋力が落ちると、まずは血行不良に陥ります。肌代謝に必要な栄養分は血液にのって届けられますが、血行不良になると栄養分が行き届かなくなり、乾燥肌を悪化させてしまうのです。
運動不足は、簡単なストレッチやながら体操で改善できます。1日ほんの10分で構いませんので軽い運動を習慣づけましょう。
生活環境
何気なく過ごしている時間も、冬は肌の水分を奪っていきます。水分の蒸発を防ぐことは難しいので、自主的に加湿をして空気中の潤いをキープすることが大切です。
冬の乾燥肌対策の必需品といえば加湿器です。部屋の湿度を常に60~65%に維持できるよう加湿器をフル活用しましょう。
最近は紙でできた卓上の加湿アイテムも販売されているので、オフィス勤務の人はデスクの上に用意してみるといいかも知れませんね。
またマスクは顔の乾燥予防にも大きな効果を発揮します。顔は常に空気にさらされているので、外的刺激から保護する意味でマスクは有効活用できます。
ただし、長時間着用しているとマスクを外した時に水分が大量に蒸発するので、逆に乾燥を悪化させてしまうこともあります。マスクで乾燥肌対策をする時は、外すたびにマスク部分の保湿を忘れないで下さいね。
正しい乾燥対策で肌に厳しい冬を乗り切ろう
冬の乾燥肌を改善するには、根気強い保湿ケアが大切です。本ページで紹介したホームケアを試しても症状が改善しない時は、乾燥による皮膚炎を発症している可能性がありますので、すぐに皮膚科を受診して下さい。
スキンケアと並行して食事内容や生活習慣を見直しながら、乾燥に負けない潤い肌を目指しましょう!