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乾燥肌の正しいクレンジング選びとは?肌を乾燥させない使い方や注意点も徹底解説!
肌トラブルの原因となる乾燥肌は季節を問わず大きな悩みです。化粧品を変えたり皮膚科を受診しても、なかなか症状が改善しないという人は多いかも知れません。
乾燥肌対策に大切なのは保湿メインのスキンケア。しかし、保湿の並んで大切なポイントがクレンジング選びです。
肌に合わないクレンジングを使うと、肌本来の保湿作用やバリア機能を低下させ、それが原因で乾燥肌を悪化させてしまう恐れがあります。反対に毎日のクレンジングを少し工夫すれば、乾燥肌は見違えるように美しく変身します。
そこで本ページでは、しっとり潤い肌を目指す人のために、乾燥肌向けのクレンジング選びや正しいメイク落としの方法を紹介していきます!
クレンジングランキングでは、クレンジング剤入りのトライアルセットだけをまとめてみました。
乾燥肌におすすめのクレンジング選び方
乾燥肌でお悩みの人はどんなクレンジングを使用しているでしょうか?
まずは、肌に合ったクレンジング選びから始めましょう。
乾燥肌向けのクレンジングのタイプ
誤ったクレンジングは、メイクだけでなく肌本来の保湿成分まで洗い流します。その結果、どんなに丁寧な保湿ケアをしても、肌の乾燥を悪化させてしまうのです。
はじめに、クレンジングの種類やそれぞれの性質を紹介します。今お使いのクレンジングがどれに該当するかを確認しながら読んでみて下さいね。
1オイルクレンジング
油分を多く含んでいるクレンジングで、なめらかな肌ざわりが特徴。メイクだけでなく、酸化した皮脂汚れや肌に付着した大気汚染物質も落とすことができる。商品によって濡れた手で使用できるものもある。
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2ジェルクレンジング(油性のもの)
オイルをジェル状にしたクレンジング剤。オイルクレンジング同様、肌なじみが良く洗い上がりがさっぱりしている。
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3リキッドクレンジング
主成分が水のクレンジング剤で、さらっとしたテクスチャーが特徴。商品によってオイルクレンジングに近い洗浄力を期待できる。直接肌になじませるものや、コットンに含ませて拭き取るタイプのものなど、使用方法は商品によってさまざま。
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4拭き取りタイプのクレンジング
拭き取るだけで簡単にメイクが落とせる便利なアイテム。顔全体に使えるものや、ポイントメイク専用のものがある。肌への負担は大きい。
5クリームクレンジング
洗い流すタイプや拭き取りタイプのものがある。ウォータープルーフのマスカラは落ちにくいと感じることがある。
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6ジェルクレンジング(オイルフリー)
オイル不使用のクレンジング。肌なじみが良く肌への負担は少ないが、マスカラや口紅などは落としにくいと感じることが多い。
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7ミルククレンジング
テクスチャーがやわらかく、乳液に似たつけ心地が特徴。肌への負担は少ないが、こってりベースメイクを落とすのには物足りなさを感じることも。
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以上が一般的なクレンジングの種類です。上記のクレンジングは、上から洗浄力が強い順に並んでいますが、乾燥肌のみなさんが普段お使いのクレンジングは何番目にありましたか?
まず知っておくことは、洗浄力が強い=肌本来の保湿成分まで洗い流している可能性があること。肌が乾燥しやすい人は、できるだけ肌への負担が少ないクレンジング剤を選ぶことが大切です。
1~4のクレンジングは、洗浄力が強くこってりメイクも簡単に洗い流すことができますが、乾燥肌の人にはあまりオススメできません。とくに、拭き取りタイプのものは摩擦によって肌を傷つけてしまう恐れがあり、乾燥を悪化させるリスクが高まります。
乾燥肌の人は、肌への負担を軽減するために5?7のクレンジングを選ぶようにしましょう。また、クリームクレンジングを選ぶ場合は、拭き取りではなく洗い流すタイプのものがオススメです。
保湿成分が入っているもの
乾燥肌の人は、肌細胞にある「細胞間脂質」が少ない傾向にあります。
細胞間脂質は角層内で角層細胞同士の間を埋めている脂質のことで、主にセラミド、脂肪酸、コレステロールで構成されます。細胞と細胞をしっかりと接着するセメントのような役目を果たすとともに、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐバリアの役割を担っています。乾燥して敏感に傾いた肌は、細胞間脂質が不足しやすく、バリア機能も低下した状態になりがちです。引用元:細胞間脂質って?
セラミドは細胞間脂質の約50%を占めているので、乾燥肌対策にはセラミド配合のクレンジングを選ぶことがオススメです。
また、ヒアルロン酸・コラーゲン・ローヤルゼリー・スクワランなどは、クレンジング剤に配合されることの多い保湿成分です。これらの成分が配合されているクレンジングは洗い上がりがしっとりしているので、洗顔後のつっぱり感を軽減することができます。
クレンジング選びの際は、前項で紹介したクレンジングの種類を参考にしながら、どのような保湿成分が配合されているかもあわせて確認するようにしましょう。
お肌のバリア機能を奪う成分に注意
肌に潤いを与える成分もあれば、逆に肌のバリア機能を低下させてしまう成分もあります。
クレンジングに含まれる成分の中で、肌への負担がとくに大きいとされるのが「界面活性剤」です。界面活性剤は、クレンジングだけでなく化粧水やファンデーション、マスカラなど、さまざまな化粧品に配合されています。
界面活性剤とは、界面(異なった物質の境の面)に作用し、界面の性質を変化させる物質の総称です。界面活性剤1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の両方の性質を持っているので、水分と油分のように通常では決して混じり合わないような成分同士を混ぜ合わせるのに役立ちます。引用元:化粧品の界面活性剤の種類と働き
界面活性剤は家庭用の洗剤や種類によっては食品に含まれるものがあり、必ずしも肌へ悪影響を与えるものではありません。界面活性剤が含まれているから使用しないということではなく、肌への負担が大きい界面活性剤が配合されていないクレンジングを選ぶことが大切です。
界面活性剤の中でもとくに刺激が強いと言われているのが、ラウリル酸ナトリウムです。ラウリル酸ナトリウムは、分子量が小さく肌へ浸透しやすいことが特徴で、洗浄力が強いことから乾燥肌の人はピリピリと刺激を感じることが多いようです。
乾燥肌の人は、現在使っているクレンジングまたはこれから購入を検討しているクレンジングに、ラウリル硫酸ナトリウムが含まれていないかどうかを確認してみて下さいね。
部位別にクレンジングを使い分けるのがおすすめ
クレンジングは、肌への負担が少ないものほどメイクを落とすのに時間がかかります。とくに、重ね塗りしたマスカラや口紅はミルククレンジングだと落としきれないこともあるので、ポイントメイク専用のリムーバーを使って丁寧にメイクオフしましょう。
ポイントメイク専用のリムーバーは、コットンに含ませてメイクを落としたい部分になじませて使うのが一般的です。10秒ほどなじませると重ね塗りしたマスカラも簡単に落とすことができますが、この時コットンで肌をこすらないように注意しなければいけません。
専用のリムーバーが必要な目元や唇は、顔の中でも皮膚が薄く乾燥しやすいパーツです。メイクオフの際にコットンで摩擦を加えると、肌を傷つけるだけでなく乾燥を悪化させてしまう可能性があります。
乾燥肌対策には、ベースメイクとポイントメイクのクレンジングを使い分けることが大切です。ポイントメイク専用のリムーバーを使う時は、メイクが浮き上がるのを待ってから、コットンをすべらせるようにして優しく拭き取るようにして下さい。
また、専用リムーバーは洗浄力が非常に強いので、顔全体に使用するのは厳禁です。
お肌のバリア機能を落とさないクレンジングの使い方
前項では、乾燥肌の人にオススメのクレンジングを紹介しましたが、肌にいいクレンジングでも使用する量や時間を誤ると、余計に肌に負担をかけてしまうことがあります。
ここからは、肌のバリア機能を落とさないクレンジング方法を紹介していきます。
ポイントメイクは先に落とす
クレンジングはメイクが濃い部分から落とすことがポイントです。とくに、いくつもの化粧品を重ねる目元はメイクを落とすまでに時間がかかりますので、専用リムーバーで丁寧にオフすることが大切です。
目元のメイクを落としたら、次は唇です。最近は水に濡れても落ちにくい「ティントリップ」と呼ばれる化粧品が流行していますので、使用している人はティントリップ専用のリムーバーを用意しておくと安心です。
肌の水分を逃さないよう、クレンジングと洗顔は時間をかけずに手早く行なうことを意識しましょう。ポイントメイクを落としたらすぐにクレンジングに取りかかれるよう、近くにメイク落としを準備するようにして下さいね。
クレンジングの適量を知る
どんなに肌にいいクレンジングを使っても、一回あたりの使用量が多すぎるとクレンジングがいつまでも肌に残り、肌への負担を増やしてしまうことがあります。すすぎの回数が増えることで、その分肌の水分を逃すことにもつながります。
かと言って、クレンジングの量が少なければいいということにはなりません。量が少なすぎるとメイクを落としている実感がわかずに、ついゴシゴシと力を入れてしまいがちです。
また、少量のクレンジングではメイクの油分を十分に浮き上がらせることができないので、肌に化粧品が残ったままになります。その結果、肌荒れや吹き出物などの肌トラブルを招く原因にもなるのです。
化粧品のパッケージには、さくらんぼ一個分や500円玉大など、商品ごとの使用量の目安が記載されています。クレンジングの量を守って、正しいメイク落としを心がけましょう。
終了合図を見極めて短時間で落とす
クレンジングはスピードが肝心です。肌に負担の少ないクレンジングを使っても、メイク落としに時間がかかると、肌にダメージを与えてしまし乾燥肌の原因となります。
クレンジングはどんなに長くても1分以上の時間はかけないで下さい。肌に優しいものであっても、クレンジング剤にはこってりメイクを落とすだけの強い洗浄力があり、メイクのみならず余分な皮脂や角質まで落としてしまいます。
メイクを落としながら顔のマッサージをする人がいますが、残念ながらその方法は間違いです。クレンジングはあくまでメイクを落とすためのものであり、フェイスラインのリフトアップをするものではありません。
クレンジングに時間をかければかけるほど、肌への負担が増えるものと理解して下さいね。
メイク落とし終了のタイミングは、クレンジングが乳化したかどうかが目安です。クレンジングの粘度がやわらかく変化した時を乳化のサインにして下さい。
また、ファンデーションとなじんでクレンジング剤が茶色っぽくなれば、メイクが浮き上がった証拠です。ただし、使用するクレンジング剤によってタイミングは異なりますので、テクスチャーの変化を感じたらすぐにぬるま湯で洗い流しましょう。
クレンジングを行うときの注意点とは?
メイクや皮脂汚れを落とすのに必要不可欠なクレンジングですが、使い方を少しでも間違えると肌を清潔に保てません。
ここからは、乾燥肌の人が陥りやすいクレンジングの失敗例を紹介していきます。
ゴシゴシ洗わない
乾燥肌の人に限らず、ゴシゴシと圧をかけてクレンジングをするのはNG行為です。全身の中で一番皮膚が薄いパーツは目元で、次に頬や額と続きますが、皮膚が薄いということは、それだけ肌が乾燥しやすいということになります。
ゴシゴシ洗いは新しい角質を削り落とします。前項でも少し触れましたが、メイク落としとマッサージを一緒に行なうのは誤ったクレンジング方法です。クレンジングはできるだけ肌に摩擦を加えないよう優しく手早く行なうことを意識しましょう。
洗顔後に肌のつっぱりを感じることがある人は、クレンジングの際に力を入れすぎていないか見直してみて下さいね。
熱いお湯を使わない
ぬめりが強いクレンジング剤は、洗顔料に比べて洗い流すのに時間がかかります。そのため、熱めのお湯ですすぎをしている人も多いでしょう。しかし、残念ながらこれもクレンジングのNG行為に該当します。
すすぎのお湯の温度は一般的に35℃前後が適温と言われていますが、肌のバリア機能が低下ししている乾燥肌の人は30?32℃のぬるま湯で洗い流しましょう。30?32℃の目安は、手で触れると冷たくも熱くもなく、顔につけるとひんやりと感じる程度です。
お湯の温度調節はとてもシンプルな方法ですが、クレンジングを変えるより大きな効果が期待できます。肌の潤いを逃さないように、クレンジングの際は熱いお湯を使わないように意識してみましょう。
シャワーで洗い流さない
クレンジングの失敗例で一番多いのが、シャワーで洗い流すことです。実はこの方法は乾燥肌を悪化させるだけでなく、ニキビや吹き出物などの肌トラブルの原因になることがあるのです。
シャワーは思っている以上に水圧がかかります。皮膚の薄い顔はシャワーの水圧が刺激となるだけでなく、小鼻など細かいパーツの洗い流しにもつながります。
また、シャワーを使うと顔から体にすすぎの水が流れてしまいます。クレンジング後の油分の多いすすぎ水がデコルテや背中に付着したままになると、アクネ菌が繁殖してニキビや吹き出物ができやすくなります。
お風呂場でクレンジングをする場合でも、シャワーを直接当てるのではなく、手のひらに水をすくって優しく洗い流すようにして下さいね。
クレンジング後の保湿までをセットで行う
クレンジングや入浴後は肌から急激に水分が奪われます。乾燥肌対策のためには、クレンジングから保湿ケアまでセットで行なうことを意識して下さい。
上記で紹介したクレンジング方法を実践した後は、スピーディーな保湿ケアで肌にたっぷりと潤いを与えましょう。
クレンジング後90秒以内に保湿する
クレンジングと洗顔はスピード重視とお伝えしましたが、顔を洗ってから化粧水をつけるまでの時間もできるだけ短くなるよう意識することが大切。クレンジング後90秒以内に保湿をするのが理想的です。
皮脂は、水温が30℃以上になると溶け始めます。前項では30?32℃のぬるま湯でのすすぎを推奨しましたが、30℃というそこまで高くない水温でも皮脂は流れてしまうのです。
逆に、30℃以下なら大丈夫かと言えば、今度はクレンジング剤を洗い流すことができなくなるため、低すぎる水温はあまりオススメできません。
どんなに気をつけても、クレンジングという行為自体が肌の潤いを奪ってしまいます。クレンジングから保湿ケアまでに時間があくと、その間に肌の水分はどんどん蒸発していきます。
クレンジングで乾燥を悪化させないためには、洗顔後できるだけ早く保湿ケアをするように心がけましょう。
保湿の順番を守る
乳液にはどのような効果があるのか、美容液はスキンケアの何番目に使うのが正しいのかなど、乾燥肌対策について正しく理解していますか?
化粧品の効果を最大限に高めるためには、それぞれのアイテムの役割を理解し、順番を守ってお手入れすることが大切です。
一般的なスキンケアの順番は、化粧水→美容液→乳液です。化粧水は、クレンジングや洗顔によって失われた水分を補給する役割を果たします。乾いた肌表面に水分が行き渡ると、その後の美容液や乳液の成分が肌に浸透しやすくなります。
美容液は使用している人とそうでない人がいると思いますが、乾燥肌の人は積極的に取り入れるべきアイテムの一つです。美容液は、乾燥以外にアンチエイジングや美白ケアにも効果があるので、つけ心地や肌の悩み別に好みのものを選びましょう。
化粧水と美容液の成分が蒸発しないように、フタの役割を担っているのが乳液です。乳液のベタつきを理由にスキンケアは化粧水だけという人が時々いますが、これは乾燥を悪化させる原因となるので絶対にやめて下さい。
さらに、乾燥肌の人にはスペシャルケアとして保湿クリームをオススメします。保湿クリームは乳液よりも油分が多く、こってりしたテクスチャーが特徴です。乳液をつけてもすぐに乾燥が気になるという人は、スキンケアの仕上げに保湿クリームを取り入れてみて下さいね。
基礎化粧品はテクスチャーのやわらかいものから使うのが基本ですが、商品によって順番が前後するものもあるので、パッケージの使用方法を確認し、正しく保湿ケアを行ないましょう。
乾燥肌の人に多い疑問とは?
保湿ケアに力を入れなければいけない乾燥肌の人は、日頃のスキンケアを試行錯誤していることでしょう。ダブル洗顔を控えたりお風呂の蒸気を活用してクレンジングするなど、さまざまな方法を実践しながら自分の肌に合ったお手入れ方法を探しているかと思います。
色々試していく中で、この方法って正しいの?とふと疑問に思うこともあるかも知れません。最後は、乾燥肌の人が直面しやすい疑問を解決していきます。
ダブル洗顔した方が良いの?
ダブル洗顔とは、クレンジングと洗顔の計2回顔を洗うことです。記述のとおり、クレンジングと洗顔はどちらも肌の水分を奪う行為です。乾燥対策の一環として、どちらか一方を控えたらいいのでは?と考える人は多いかと思います。
確かに、ダブル洗顔は思っている以上に肌に負担を与えます。多少なりとも摩擦は加わりますし、ぬるま湯を使っても皮脂を洗い流してしまうことには変わりはありません。
ただ、クレンジングと洗顔はそもそもの役割が異なりますので、どちらか一方だけでは逆に肌に負担をかけてしまう恐れがあります。
クレンジングは、メイクなどの脂汚れや、毛穴につまった汚れである角栓、黒ずみなどを落とすものです。それに対して、洗顔は古くなり、お肌に必要のなくなった角層や余分な皮脂や汗、顔についたホコリなどを落とします。クレンジングは主に“油性”の汚れや落ちにくい頑固な毛穴のつまり、洗顔は主に“水性”の汚れをきれいにするものととらえると分かりやすいかもしれません。引用元:意外と知らない、クレンジングと洗顔の違いとは?
洗顔だけでは油分の多いファンデーションを落とすのには少々頼りないですし、クレンジングだけでは古い角質やホコリを完全に落としきることはできません。乾燥肌であっても、メイクをした日はきちんとダブル洗顔するのが基本です。
クレンジングと洗顔のステップで乾燥対策をしたい場合、ダブル洗顔が不要なクレンジングを選びましょう。このタイプのクレンジングは乳化させると水性の汚れも落とすことがでるので、一回でクレンジングと洗顔の二役を担います。
ただし、肌にぬめりが残ったり肌荒れしやすくなったと感じる時は、メイクを完全に落としきれていない可能性が考えられます。その場合はすぐにダブル洗顔に切り替えて、肌に汚れが残らないよう丁寧に洗い流して下さいね。
肌に負担をかけるならクレンジング回数を減らした方が良い?
メイクが薄い日や、日焼け止めしか塗っていない日ならクレンジングをしなくてもいいのでは?という疑問ですが、この答えはNOです。
完全なすっぴん以外は、濃いか薄いかは関係なくクレンジングが必要です。メイクが肌に残ったままだと、化粧品の成分が肌に浸透し、のちに黒ずみや色素沈着となって肌に残ってしまう可能性があるからです。
クレンジングが必要なのは日焼け止めも同様です。日焼け止めを使ったことがある人なら経験があると思うのですが、日焼け止めを塗った肌は水分を弾いたり、きちんと洗ってもぬめりや匂いが残ってしまうことがありますよね。
日焼け止めは、汗や皮脂で簡単に流れてしまわないよう肌に密着するように作られています。その密着性は化粧下地より高いので、洗顔だけでは完全に落としきることはできません。
クレンジングよりも、メイクや日焼け止めの成分が肌に残ったままの方が肌への負担は大きくなるので、メイクの濃い薄いに関わらずクレンジングは必ず行なって下さいね。
お風呂でクレンジングすると乾燥するのはどうして?
バスタイムの途中でクレンジングをしている人は多いと思いますが、乾燥肌を改善するにはお風呂場でのクレンジングはあまりオススメできません。なぜかと言うと、お風呂場でクレンジングをするとすぐに保湿ができないからです。
先ほど、クレンジング後は90秒以内に保湿することが大切だと説明しましたが、お風呂に入るとクレンジングから保湿までの時間が長くなってしまいます。女性は髪の毛を洗うのに時間がかかりますし、湯船につかってのんびりする時間も欲しいですよね。
お風呂場は蒸気が充満していて一見保湿に良さそうなイメージもありますが、蒸気はただの水分で、保湿成分ではありません。乳液やクリームで肌にフタをするまでは、たとえお風呂場であっても肌の水分は蒸発してしまうのです。
また、お風呂場で使うお湯はクレンジングをするのには熱すぎます。シャワーでさっと流せる手軽さはありますが、先述のとおりシャワーの圧が肌の負担となることがありますので、そういった面から見てもお風呂場でのクレンジングは乾燥肌には不向きと言えます。
残業などで帰りが遅くなり、帰宅後すぐにお風呂に入る場合は、入浴や洗髪を先に済ませてから最後にクレンジングをするようにしましょう。
正しいクレンジングで乾燥肌対策をしよう!
メイクや皮脂汚れを落とすためのクレンジングは、肌に合わないものや使い方を間違えると肌の乾燥を悪化させてしまう恐れがあります。お風呂場でのクレンジングやシャワーでのすすぎなど、普段何気なく行なっていることが乾燥肌に負担をかけていることもあるのです。
乾燥肌を解消するためには、クレンジングの性質や使い方をきちんと理解し、正しい使い方をすることが大切です。本ページで紹介したクレンジング方法を参考にしながら、乾燥知らずの潤いもっちり肌を手に入れて下さいね!
クレンジングランキングでは、クレンジング剤入りのトライアルセットだけをまとめてみました。