高保湿なセラミド化粧水おすすめ5選！乾燥肌・敏感肌にも効果的な潤い化粧品ランキング

セラミドといえば、様々な肌質におすすめだと言われる万能の美容成分。

敏感肌や乾燥肌、アトピー肌向けの化粧品や、セザンヌやキュレルなどのプチプラ化粧水に配合されることも多く、なんとなく肌に良さそうだからと実際に使ってみた人も多いのではないでしょうか。

しかし、「なんとなく肌に良さそう」という理由でセラミド配合の化粧水を選んでいては、セラミドの効果を得ることはできません。

今回は、@コスメなどでも口コミ人気の高い、本当に効果を感じられるおすすめセラミド化粧水を厳選！また、ドラッグストアや薬局などでも迷わない、セラミド化粧水の選び方も徹底解説します。

どんな肌悩みにも寄り添う、セラミド配合化粧水の力について見ていきましょう！

この記事で紹介するセラミド化粧水一覧！

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1,セラミド配合の化粧水に期待できる効果とは

ニキビ改善

ニキビができる原因は乾燥や体質、食生活など様々ですが、根本的には皮脂の過剰分泌によるもの。

セラミドが入った化粧水は肌のバリア機能を整えることで健康な肌を作り、皮脂の過剰分泌を防止。結果、ニキビを根本から改善してくれるのです。

肌のハリ改善

セラミドは人の皮膚にもともと存在する成分で、肌の水分量を整える役割を持ちます。そのため、加齢や乾燥でたるんでしまったお肌の潤いをキープしてくれます。

とくにセラミド配合化粧水は、化粧水の水分をセラミドがキープしてくれるので、ピンッと張ったハリ肌作りに役立つのです。

乾燥じわを改善

セラミドは肌の保湿に効果的。そのため、目元や口元などに起こりやすい乾燥じわやちりめんじわなどの細かいしわの改善効果が期待できる成分なのです。

乾燥している肌にはしっかりと水分を与える必要があるため、化粧水でのケアは欠かせません。そして、セラミド化粧水なら水分＆セラミド補給が一緒にできるので、乾燥じわへ効果的なアプローチができるんですね！

また、セラミドには肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーを整える役割もあります。ターンオーバーでシミのメラニンが排出されるのをサポートするため、セラミド化粧水はシミの改善にも効果が期待できるのです♪

2,保湿を叶えるセラミド化粧水の選び方

セラミド配合の化粧水はたくさん販売されているため、どんな商品を選べば良いか迷ってしまいますよね。

ここからは、セラミドが配合された化粧水を選ぶポイントについて見ていきましょう！化粧水を選ぶにおいて大切なポイントは次の3つです。

• ヒト型セラミド配合のものを選ぶ
• 美白や高保湿など、目的に合った成分が入っているものを選ぶ
• エタノールや香料・着色料、界面活性剤フリーのものを選ぶ

それでは、一つずつ見ていきましょう！

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2-1,ヒト型セラミド配合のものを選ぶ

化粧水を選ぶなら、人が持つセラミドと同じ構造をしていて、保湿効果にも優れているヒト型セラミド配合のものがおすすめです。

ヒト型セラミドの成分はいくつかの種類がありますが、おさえておきたいのは次の４つ。

• セラミド1（セラミドEOP）
• セラミド2（セラミドNG）
• セラミド3（セラミドNP）
• セラミド6Ⅱ（セラミドAP）

それでは、それぞれの特徴・効果を詳しくご紹介します。

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2-2, 目的に合った成分が入っているものを選ぶ

セラミドに＋して、肌悩みを解決する成分が配合されている化粧水を選ぶのもおすすめですよ。セラミド配合の化粧水に＋αされる成分で多いものは次の2分類です。

• より高保湿効果が期待できる成分
  …ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸（NMF）、リピジュア
• アンチエイジング成分
  …ビタミンC誘導体、コラーゲン、プラセンタ

それでは、それぞれの成分がどんな働きを持つのかも見ておきましょう♪

より保湿効果を求めるなら

セラミド化粧水といえば、すぐれた保湿力が特徴ですよね。さらにセラミドとは別に次の保湿成分が配合されたものを選べば、より高い保湿効果が期待できますよ！

肌表面の潤いを守るヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、肌表面の角質層の下にある真皮層の細胞と細胞の間に多く存在し、水分の保持やクッションのような役割で細胞を守っています。

粘性が高くネバネバとしていて、水分を抱え込む力がとても高く、たった1gで6,000mlもの水分を保持できるといわれています。

真皮層にあるヒアルロン酸は加齢とともに減っていき、60代になると赤ちゃんの時に比べて1/4の量まで減少。また、紫外線などの刺激によっても失われてしまいます。

ヒアルロン酸は分子量が大きいので、肌の表面に塗っても真皮層まで到達することはありませんが、肌の表面で効果を発揮。表面にある角質層でセラミドとの相乗効果で保湿を促します。

化粧品には、水酸化ナトリウムで中和した「ヒアルロン酸ナトリウム」が配合されています。

シワや乾燥から肌を守るコラーゲン

コラーゲンは、アミノ酸が多数繊維状につながってできているものです。

角質層の下にある真皮層の約70%を占めているコラーゲン線維は、細胞間を満たすように網の目状に張り巡らされています。

肌のハリや弾力を保ち、シワやたるみのない肌を持続させる真皮層の大切な成分です。

誤解されがちですが、化粧品に配合されるコラーゲンは加工された保湿成分で、人の肌にもともとあるコラーゲン線維になることはありません。

しかし、ヒアルロン酸と同様に肌表面の保湿効果を高め、シワや乾燥から肌を守る効果が期待できるのです。

肌に高分子の膜を張って化粧水の水分を保ちながら保湿するので、潤い効果をよりいっそう高めてくれます。

肌表面と細胞に潤いを与えるアミノ酸（NMF）

約半分がアミノ酸でできている天然保湿因子・NMFは、肌表面にある角質層の中枢にあり、細胞そのものに潤いを与える役割があります。

水の分子と非常に結合しやすく、いったん結合すると、とても蒸発しにくい水になるのが特徴です。

アミノ酸自体にも水分を抱え込む性質がありますが、注目は吸収力。分子の大きさがコラーゲン分子に比べて約3000分の１なので、角質層へスムーズに吸収され潤いキープに役立ちます。

角層細胞内はアミノ酸、細胞間はセラミドと、角質層のダブル保湿が期待できます。

ヒアルロン酸よりも高保湿力なリピジュア

優れた保湿成分として話題のリピジュア。人の細胞膜を構成し、涙にも含まれる成分「リン脂質」をモデルにして開発された保湿成分です。

約2,000個の分子が化学結合し、保水性に優れた潤いのベールを作ります。

水洗い1時間後の乾燥時でも高い保湿力を維持ち、その保湿力はヒアルロン酸の約2倍という実験結果もあります。

洗っても落ちない保湿力といっても過言ではありません。このように高い保水性があることや、肌なじみがよいことから多くの化粧品や医薬品にも使用されています。

アンチエイジング効果を得るなら

アンチエイジング効果を強く求める人は、以下３つの美容成分に注目して化粧水を選びましょう。

マルチな美容効果も期待できるビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、皮膚に浸透しやすく、さらに浸透したのちにビタミンCに変化します。

ビタミンCは美白効果で知られていますが、それだけではありません。コラーゲンの産生を促進する働きもあり、肌にハリや弾力を与えてくれるのです。

つまり、シワやたるみに効果的といえます。さらに、ビタミンCには、肌の老化原因である活性酸素を取り除く高い抗酸化作用があり、アンチエイジングも期待できるのです。

そして、ビタミンC自体にセラミドの合成を促す働きもあるため、相乗効果が得られます。

肌の潤いキープに欠かせないコラーゲン

角質層の下にある真皮層の約70%を占めているコラーゲン線維。細胞間を満たすように網の目状に張り巡らされています。

コラーゲンはハリや弾力を保ち、シワやたるみのない肌を持続させる真皮層の大事な成分です。しかし、化粧品に配合されるコラーゲンが真皮層まで浸透してコラーゲン線維になることはありません。

ただし、化粧品用に加工されたアテロコラーゲンは、もっとも肌なじみが良いといわれる動物性コラーゲンの一種で、皮膚の奥まで届く浸透性が特徴です。

もともと火傷や皮膚欠損部の皮膚カバーとして医療用として利用されていたほどで、高い保湿・保護作用があり、結果として肌にハリを与えるエイジング効果が期待できます。

エイジングケアの定番成分プラセンタ

プラセンタは胎盤のことで、エイジングケアに代表される美容成分でもあります。

プラセンタは、コラーゲンやヒアルロン酸といった肌の弾力成分を生成している線維芽細胞を活性化する役割を持ちます。

加齢などによって減少するコラーゲンやヒアルロン酸を内側から作り出すことを促してくれるのです。また、シワやシミなど肌の老化を促進する活性酸素を除去してくれる役割もあります。

ヒアルロン酸や水溶性コラーゲン、ビタミンCなど、水に溶ける美容成分が合わせて配合されている化粧水なら、プラセンタとの相乗効果も期待できます。

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2-3,セラミド化粧水はエタノールや香料・着色料、界面活性剤フリーのものを選ぶ

化粧品に配合されているのは、肌に良い成分ばかりではありません。何気なく手に取る化粧品には、肌に刺激を与えてしまうものも含まれていることがあります。

例えば、エタノール（アルコール）や界面活性剤。保存性を高めたり、感触をよくしたりするために使われますが、肌に強い刺激を与えます。

他にも、香料や着色料などは化粧品の香りや見た目など良くするもので、スキンケアには本来ならば必要ない成分です。

スキンケアでせっかく美肌に効果的な成分を取り入れても、同時に刺激まで与えてしまっては逆効果になります。

エタノールや香料・着色料、界面活性剤、鉱物油、シリコンなど、肌に刺激のある成分ができるだけ少ない化粧品を選ぶことも忘れないようにしましょう。とくに、敏感肌や乾燥肌、アトピー体質の人は注意が必要です。

3,セラミド化粧水のオススメランキング！

4,セラミド化粧水の効果的な使い方

どんなに効果の高いセラミド化粧水でも、間違った付け方をしてしまうと台無しです。ここでは、化粧水の効果をより実感できる使い方について確認しておきましょう。

セラミド化粧水でケアをする際、気をつけるポイントは次の3点です。

• セラミド配合の化粧水はクレンジング・洗顔後の清潔な肌につけること
• コットンではなく手を使って、メーカー指定量をつけること
• 化粧水を付けたあとは乳液やクリームで保湿すること

それでは、具体的なクレンジングや洗顔の方法、化粧水の正しい付け方なども見ていきましょう。

4-1,セラミド化粧水はクレンジング・洗顔後の清潔な肌につけよう！

　

どんなに効果の高い化粧水でも間違った付け方をしてしまうと効果が感じられないどころか、かえって乾燥を感じてしまうことも。改めて、セラミド化粧水の正しい使い方を確認しておきましょう。

化粧水に配合されている美容成分をきちんと浸透させるには、化粧水をつける前に肌の余分な汚れをしっかり落とすことが大事です。

まずは丁寧にクレンジングと洗顔をしましょう。この時に、汚れを落としたいからといって、必要以上に強くこすったり、刺激の強い成分を使ったりして、肌に必要な油分や水分まで奪ってしまわないよう注意が必要です。

また、肌に優しいクレンジングと洗顔のためには、商品の選び方も大切。クレンジングは自分のベースメイクの濃さに合わせて選びます。

水に強いウォータープルーフタイプのベースメイクであれば、オイルクレンジングやリキッドクレンジングなど洗浄力が強いものを、ナチュラル系ベースメイクであればバームタイプやミルクタイプ、クリームタイプのものを使いましょう。

どのクレンジングも正しい使い方で使えば、肌ダメージをそれほど心配する必要はありませんよ♪

それでは早速、正しいクレンジングの方法について見ていきましょう！

洗顔後は汚れと一緒に皮脂が取り去られた状態なのでとても乾燥しやすい状態。洗顔後は1分以内に化粧水をつけられるようにしてください。

クレンジングや洗顔をする場所の近くに、スキンケア用品を一式用意しておくのも良いですね♪

4-2,セラミド化粧水は手のひらでメーカーの指定量をつけよう！

肌をまっさらできれいな状態にしたら、すばやくセラミド化粧水をつけていきましょう。洗顔後の肌は無防備な状態なので、洗顔を終わらせてから1分以内には化粧水を付け始めてくださいね。

化粧水を付ける時は手早く、優しく、ハンドプレスを活用してください。また、セラミド化粧水を付ける際に意識したい点が2つあるので合わせて確認しておきましょう。

4-3,化粧水をつけたあとは乳液やクリームで保湿ケアをしよう！

セラミドは高保湿成分ですが、化粧水の役割は基本的に肌への水分補給です。また、化粧水には油分がほとんど含まれないため、クレンジングや洗顔で失った油分は乳液やクリームで補給する必要があります。

乳液やクリームの正しい付け方

乳液とクリームの使い分けのポイントですが、乳液よりもクリームの方が油分が多めなので、肌の状態や季節によって使い分けましょう。

たとえば、秋冬のような乾燥する季節や乾燥が気になる時はクリーム、夏場で皮脂分泌量が多い時期は乳液など、好みで使い分けましょう。

また、特にセラミドの効果を感じたい時や、スペシャルケアをしたい時は、化粧水の後にセラミド配合の美容液を導入するのもオススメですよ♪

5,知っておきたい！セラミドの効果と不足症状とは？

5-1,セラミドの効果って？どうして美肌にセラミド化粧水が良いの？

セラミド配合の化粧水が肌に良いのはわかったけれど、そもそも『どうしてセラミドは美容に役立つのか？』と疑問に感じている方もいるでしょう。ここでは、セラミドについての謎を解き明かしていきます。

セラミドのことを知るためには、まず皮膚の構造について軽く理解する必要があるため、一つずつ見ていきましょう。

人の肌は表面に近いものから「表皮（ひょうひ）」「真皮（しんぴ）」「皮下組織（ひかそしき）」の３種類の層で構成されています。

そして、表皮の中でももっとも表面にあるのが「角質層（角層）」。外の刺激から肌の中を守る役割があります。

セラミドは人の体内で生成され、この角質層で肌を守るのに不可欠な働きをしている成分です。角質層はわずか0.02ミリという非常に薄い組織ですが、角層細胞などの要素が何層にも重なって構成されています。

そして、角質層で何層にも重なる角層細胞をつないでいるのが細胞間脂質という成分。セラミドは、「スフィンゴ脂質」という独特な脂質のひとつで、この細胞間脂質の約50％を占めています。

セラミドは脂質なので油に溶けやすい『脂溶性成分』ですが、ひとつひとつが 水と仲よくできる部分（親水基）と、 脂と仲よくできる部分（疎水基）の両方を備えた、特殊な構造をしています。

角層細胞の間でセラミドは、水をつかまえながら、その一方で脂とつながって、一定の方向を向きながら整列。水分の層と脂であるセラミドの層が交互に並んで、積み重なって層状の構造になっています。これを「ラメラ構造」と呼びます。

引用元：https://www.chocola.com/ceramide/02/

綺麗にラメラ構造が整っていると、水分がしっかり挟み込まれているので空気が乾燥していても肌の水分が蒸発せず、潤いに満ちた健やかな肌が保てます。

さらに、ラメラ構造が美しく保たれていると、外部からの刺激に対するバリア機能も発揮されるのです。

ここまでお伝えしたように、セラミドはもともと体内で自然に作られる成分。しかし、加齢や体調の変化、クレンジング、洗顔などの日常的な刺激によっても減ってしまう成分でもあります。

セラミドが減少すると乾燥肌や敏感肌、アトピーなどの肌トラブルを引き起こしてしまうため、セラミド化粧水をはじめとしたスキンケアで、外部からセラミドケアをする必要があるのです。

6,セラミド化粧水に＋αで心がけたいスキンケア

セラミド化粧水を使ったスキンケアに合わせてライフスタイルを見直せば、より高い効果が実感できますよ♪

見直したいポイントは次の5つです。

• 日焼け対策を行って肌へのダメージを軽減
• 日中もこまめな保湿を心がけること
• 十分な睡眠をとって肌を回復させること
• バランスの良い食生活で体の中から美肌ケアを
• セラミドを増やすサプリメントを摂取すること

それでは、それぞれの習慣が肌に与える影響について見ていきましょう♪

日焼け対策を行って肌へのダメージを予防

紫外線は、肌奥の真皮にまで届いてコラーゲン層を破壊。そして、シミやシワ、乾燥などさまざまなトラブルの原因になる存在です。

セラミドを配合した化粧水は、このようにダメージを受けた肌を再生して元気にする作用があります。しかし、付けているそばから紫外線に当たり、紫外線ダメージを与えてしまっては意味がありません。

セラミド化粧水が本来の力を発揮できるよう、日焼けなどの肌へのダメージをおさえるよう心がけましょう。

日中もこまめな保湿を心がけること

肌は気温や湿度などの外の空気や環境に大きな影響を受けます。空気が乾燥している冬場はもちろんのこと、夏も室内はエアコンによっても乾燥するので注意が必要です。

朝、丁寧に洗顔をして保湿効果の高いセラミド化粧水をつけても、夜ケアするまでの長い時間ほったらかしにしてしまうと、乾燥が進んでしまいます。

つまり、日中に乾燥でダメージを受けてしまった肌に夜スキンケアをしても、またマイナスからのスタートになってしまうのです。

セラミド配合スキンケアだけの力に頼るのではなく、こまめな保湿をして乾燥で肌がダメージを受けるのを予防することも大切ですよ。

十分な睡眠をとって肌を回復させること

睡眠不足が続いて肌の調子が悪くなるという経験は、誰もが一度はあるはずです。これにもセラミドの生産に関わりの深い成長ホルモンが深く関係しています。

成長ホルモンは細胞の生まれ変わりを促す成分で、質の高い睡眠をとると多く分泌されるといわれています。

成長ホルモンが多く分泌させることで、肌の新陳代謝が促されてセラミドも生成されやすくなるのです。つまりセラミドを増やすには質のよい睡眠が不可欠なのです。

質の高い睡眠をとることで、体の中から作られるセラミドと化粧水で補うセラミドの相乗効果が期待できます。

バランスの良い食生活で体の中から美肌ケアを

セラミドを増やすには食生活も大切です。ダイエットによる無理な食事制限や偏った食事では、肌への栄養分も不足してセラミドなどの成分が減少し、肌老化を早めてしまいます。

特に意識して摂りたいのがセラミドを多く含む食品です。セラミドを多く含む食品を食べると腸で吸収され、スフィンゴシン、糖、脂肪酸に分解されます。

このスフォンゴシンが角質層に作用し、セラミドの産生を促進するのです。

セラミドを多く含む食べ物は、米（米ぬか）、小麦（小麦胚芽）、大豆、こんにゃく芋、牛乳など。

特にこんにゃく芋には米や小麦より7～16倍多いセラミドが含まれるといわています。

セラミドを増やすサプリメントを摂取する

1日に必要なセラミドの量は600μg（マイクログラム）。これは玄米なら茶碗10杯分にも相当する量です。

さらに、食べてから消化・吸収する過程で排出されてしまう分もあることを考えると、もっと多くの量を摂る必要があります。

そんな時に便利なのがサプリメント。肌にもっともなじみやすいセラミドはヒト型セラミドですが、サプリなどの食品に含まれているセラミドの多くは植物性セラミド（グルコシルセラミド）です。

中でも、もっとも効果が高い植物性セラミドは、こんにゃくセラミド。こんにゃくセラミドには、通常のセラミドとしての効果はもちろんのこと、こんにゃくセラミド特有のコラーゲンを作り出す機能にも優れています。

7,セラミド化粧水のQ＆A

ここまで、セラミドが配合された化粧水にまつわる様々な情報を見てきました。最後にセラミド化粧水に関するよくある疑問を解消しておきましょう。

Ａ．できるだけ配合成分が少ないセラミド化粧水に変更しましょう。

セラミド化粧水は、肌をきれいにするためにセラミド以外にも様々な美容成分が配合されています。配合される美容成分は多いほど様々な効果が期待できる一方、肌に合わない成分が出てくる可能性も高くなるのです。

セラミド化粧水は乾燥肌や敏感肌のことも考えて、できるだけ刺激になりにくい成分が配合されていますが、どんな人にも合うとは限りません。

何を塗っても肌がカサカサする、赤みやヒリヒリ感がある場合は、無理にセラミド化粧水だけで改善しようとせず、皮膚科に相談しに行きましょう。

Ａ．セラミド成分の補給が目的であればセラミド配合の乳液やクリームも導入しましょう。

セラミドが配合された化粧水は通常の化粧水よりも保湿効果が高いですが、セラミドは油溶性成分なので、化粧水に配合されるセラミドの量はどうしても少なくなります。

そのため、セラミドによるトータルスキンケアをしたい場合は、乳液やクリームなど油分の多いアイテムにセラミドが配合されたものをプラスしましょう。

一般的に油分の量は化粧水＜美容液＜乳液＜クリームとなります。

油分の一番多いクリームがオススメに見えますが、脂性肌や普通肌の場合は、油分が多すぎるアイテムを選ぶとニキビや吹き出物などの原因になることも。

そのため、肌質やシーズンをを問わず使いやすい乳液が一番おすすめです。クリームは秋冬のように乾燥する季節のスペシャルケアとして導入するのが良いですね♪

Ａ．キュレルに配合されているセラミドは合成された疑似セラミドなので、ヒト型セラミド配合のスキンケアよりも美肌効果は低めです。

全国のドラッグストアで購入できる上、プチプラで敏感肌にも優しいスキンケアラインとして有名なキュレルですが、入っているセラミドは化学合成された疑似セラミド。

キュレルに使われている疑似セラミドは、大量生産ができて安価な上、セラミドのような保湿作用がある成分なので、多くのセラミド基礎化粧品に配合されています。しかし、ヒト型セラミドに比べると効果は低く、劇的な美容効果は期待できません。

しかし、キュレルはドラッグストアや薬局で市販されている化粧品の中では、アトピーや敏感肌、乾燥肌の人とも相性が良いラインです。肌が荒れているときや、美容効果の高い成分がしみる時などは「守りのケア」としてキュレルを使ってみても良いかもしれませんね。

セラミドによる美肌効果を期待したい場合は、キュレルではなく、ヒト型セラミドが配合された化粧水を使うようにしましょう。

Ａ．プチプラのセラミド化粧水も、継続使用すれば一定の美肌効果が期待できます。

セラミドは注目を集めている人気成分なので、さまざまなプチプラ化粧水に配合されている成分です。有名なところだと先ほど挙げた花王のキュレルやセザンヌのスキンコンディショナー、菊正宗の日本酒の化粧水あたりがありますね。

しかし、プチプラのセラミド化粧水に配合されているセラミドは、基本的に合成セラミドか植物性セラミド、動物性セラミドのどれかです。

どれも一定の保湿・美肌作用はありますが、一番効果があるとされるヒト型セラミド配合に比べれば、どうしても劣る点が出てきます。

高いセラミド化粧水＝効果が高くておすすめのセラミド化粧水ではありませんが、ヒト型セラミドは原料自体が高価なので、プチプラのセラミド化粧水には配合できません。

プチプラのセラミド化粧水を使ってみても中々乾燥やカサカサが改善されない、肌の調子がよくならないという人は、もう少し高い商品を使ってみると良いでしょう。

プチプラのセラミド化粧水でも肌の調子が良いのなら、そのまま継続してみてくださいね。化粧水をはじめとした基礎化粧品は、値段よりも自分の肌との相性で使うようにしましょう♪

Ａ．にがりを肌に塗るとセラミドを増やすという科学的根拠はありません。

にがりは海水から食塩を作った際にできる、塩分を含まない液体です。主成分は塩化マグネシウムを中心に、ナトリウムやカリウムを含みます。

にがりに多く含まれるミネラルは確かにセラミドの合成に大切な成分ではありますが、ミネラルさえ補給すればセラミドの生成が促進されるわけではありません。

そのため、化粧水で薄めたにがりを塗っても、肌のセラミドが増える効果は期待できないでしょう。

また、化粧水ににがりを混ぜると、化粧水の美容成分が変性する可能性もあるため注意が必要です。

化粧水ににがりを混ぜるよりも、プチプラでも良いので、セラミド配合化粧水を使うことをおすすめします。

8,おすすめのセラミド化粧水でデリケート肌をケアしよう！

セラミドは、皮膚の一番上の組織である角質層で、「肌のバリア機能」を支える役割を担っている大切な保湿成分です。

ただし、バリア機能を支えるセラミドは加齢や紫外線、間違ったスキンケア、睡眠不足、偏った食生活など、様々な原因で失われてしまうため、意識して保護する必要があります。

特に大切なポイントはスキンケア。セラミドが配合された化粧水で肌を保湿して、バリア機能を弱らせないようにしましょう。

ただし、セラミドさえ入っていればどんな化粧水でも良いわけではありません。今回紹介した商品や、どれだけ評判の良い商品でも、肌に合うもの、合わないものが出てくると思います。

まずは今回紹介した商品や選び方を参考にしつつ、トライアルセットなどでお試しできるものから試してみましょう。

乾燥肌や敏感肌、アトピー、エイジングケア……どんな悩みにも対応可能なのがセラミド化粧水です。どんな悩みもすぐに改善することはできませんが、毎日セラミド化粧水を使ったケアを続ければ、きれいな肌に近づけますよ♪

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