乾燥肌におすすめの保湿化粧水10選！うるおいを与える高保湿化粧品ランキング！

季節を問わず、乾燥に悩まされていませんか？乾燥肌さんは冬もそうですが夏場もクーラーや保湿不足で意外と乾きがち。

乾燥肌は肌が乾燥してかゆくなったり白い粉がふいたり、ひどい場合は敏感肌と併発してしまう場合もあるため、一年中念入りなスキンケアを心がけが必要です。

そして、実は乾燥肌のデイリーケアに欠かせないのが保湿化粧水です。乾燥肌ケアにおいてあまり重要視されませんが、化粧水は肌に水分とうるおい成分を届けたり、次に使う化粧品の浸透をサポートしたりと大切な役割を持っています。

そこで今回は、数多くの保湿化粧水の中から、肌の乾燥ケアにおすすめの商品をランキング！さらに、保湿化粧水の選び方や正しい使い方など乾燥肌ケアに欠かせない基礎知識を紹介します。

自分にぴったりの保湿化粧水で、うるおいあふれるぷるぷる肌を目指しましょう。

この記事で紹介する乾燥肌におすすめの保湿化粧水一覧！

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1,乾燥肌ケアに保湿化粧水が必須の理由とは？

洗顔後は化粧水→美容液→乳液orクリームというのが一般的なスキンケアの流れです。それでは、なぜファーストステップは化粧水なのでしょうか？

化粧水の役割を知り、何故、乾燥肌のケアには保湿化粧水が必須なのかを理解しましょう。

1-1,乾燥した肌はどんな状態？

引用元：https://noevirgroup.jp/

肌の一番外側にあるのが「表皮」で、4つの層に分かれています。1番上にある角質層（角層）は0.01～0.02mmで、ラップと同じくらいの厚さしかありません。その中に水分をとどめて、皮膚の乾燥を守っているのです。

健康な肌は、水分を保持する役割がある角質細胞内の天然保湿因子や、角質間細胞脂質が角層内にきちんとある状態。また、肌の表面には、皮脂膜がはられて、肌内部の水分を逃がしません。

対して、乾燥肌は天然保湿因子や細胞間脂質が不足し、皮脂膜も壊れた状態です。水分が肌からどんどん失われていきます。乾燥状態が続いた肌は、ごわごわとかたくなり、ツヤやハリも失われます。

乾燥肌の状態を理解したところで、次に、保湿化粧水についてチェックしましょう。

1-2,保湿化粧水の中身を知ろう

化粧水の成分構成は、70％～80％が精製水などの水分で、保湿成分は10～15％、効能のある成分が数％という構成です。

「ほとんど水」であるならば、ドラッグストアで売っている精製水で良いのでは？と疑問に思う方もいるかもしれません。

しかし、乾燥肌はそもそも肌の表面や内部に水分をとどめる力が失われている状態です。そのため、いくら水分を補っても肌が潤うことはありません。

そこで、水以外の機能性成分が入った化粧水の出番です。水分を肌表面に浸透させるのと同時に、機能性成分を角質層に浸透させます。

1-3,保湿化粧水の役割とは

保湿化粧水の役割は大きく次の3つです。

• 水分を補って、乾燥でかたくなった肌を柔らかくする
• 角層内に水分を行きわたらせる
• 次に使う化粧品の美容成分の浸透をサポート

それでは一つずつ、見ていきましょう。

水分を補って、乾燥でかたくなった肌を柔らかくする

ほとんど水である化粧水は、乾燥で硬くなった肌を柔らかくして、保湿成分や美容成分を浸透させやすくします。

肌は水分を失って乾燥すると柔軟性がなくなり、ぎゅっとしぼんで硬く縮こまります。そこに乳液やクリームなどで油分や美容成分を補っても、そもそも肌に水分が足りていないので肌が柔らかくなりません。

そこで、スキンケアの1ステップ目に肌へ水分を与えることで、次に続くスキンケアの土台を作るのです。

角層内に水分を行きわたらせる

乾燥肌は、角層内の水分を守る成分が失われた状態です。そこで保湿化粧水は角質層内に水分と保湿成分を行き渡らせ、角層内のすみずみまで水分を満たします。

角層内がうるおいで満たされると、キメが整ってふっくらとハリのある肌になるので、肌状態が上向きに。

また、水溶性の美容成分、例えばシワや弾力低下、ニキビに効果があるビタミンC誘導体といった成分が、水分とともに角層内にしっかり行きわたります。

次に使う化粧品の美容成分の浸透をサポート

肌が水分で満ちていると、次に使う美容液や乳液、クリームに配合された美容成分が浸透しやすくなります。

そのため、乳液やクリームの保湿効果をしっかりと感じるためには化粧水によるサポートが必須です。化粧水だけではスキンケアは完了しませんが、化粧水にはスキンケアの土台を作る大切な役割があるのです。

水分補給は乾燥肌改善に欠かせないので、保湿化粧水をスキンケアのファーストステップに必ず取り入れてくださいね。

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2,乾燥肌に向けの保湿化粧水の選び方！

乾燥肌に保湿化粧水が必要といえども、では一体どのような商品を選べば良いのでしょうか。乾燥肌の人が保湿化粧水を選ぶときは、次の3つのポイントをおさえましょう。

• 高保湿成分配合か
• 乾燥以外の悩みを改善する成分配合か
• トライアルセットがあるか

それでは、どんな成分が配合されている・どんな商品がオススメなのか見ていきましょう！

2-1,高保湿成分配合のものを選ぶ

角層のすみずみまで水分を届けるために、うるおいをしっかり保持する高保湿成分配合の保湿化粧水を選びましょう。おすすめの高保湿成分を紹介します。

セラミド

セラミドは角層細胞のすき間を埋めて肌の水分を守る角層細胞間脂質の主成分で、人間の肌にもともと存在する保湿成分です。セラミドとセラミドの間に水分をサンドイッチのようにはさみ込むので、最強の保湿成分とも言われています。

化粧品に配合されるセラミドは「ヒト型セラミド」「天然セラミド」「植物性セラミド」「類似セラミド」の4種類。

特に、人間の肌に存在するセラミドと同じ構造のヒト型セラミドは、肌なじみが良く、敏感に傾きやすい乾燥肌におすすめです。

ただし、セラミドは脂質なので油溶性成分になります。したがって、水分が多い化粧水に高配合するのは難しい成分。

セラミドをスキンケアから取り入れるなら、油分が多い美容液やクリームから補給すると良いでしょう。

【表示名】セラミド+英数字、ウマスフィンゴ脂質、セレブロシド、加水分解コンニャク根、コメヌカスフィンゴ糖脂質など

ヒアルロン酸

肌にもともと存在するヒアルロン酸は、肌の弾力やハリにかかせない成分で、表皮の下の「真皮」にあります。

化粧品成分のヒアルロン酸は、1gで6Lの水分を抱え込んで、肌のうるおいを守ります。ヒアルロン酸には種類があり、ヒアルロン酸Naは分子量が大きいため角層には浸透しませんが、肌の表面で水分をキープする成分です。

浸透型ヒアルロン酸と言われる加水分解ヒアルロン酸は角層に浸透して、肌の内側の水分を守ります。

さらに、近年注目の成分スーパーヒアルロン酸は、ヒアルロン酸Naの2倍の水分保持力があり、目元や口元の乾燥小じわ対策にもぴったり。

2つ以上のヒアルロン酸が配合されていると、相乗効果が期待できますよ。

【表示名】ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸Na

リピジュア

リピジュアは、人間の細胞膜をつくるリン脂質をモデルに開発された高保湿成分です。高い保水性と細胞膜に似た構造から、保湿目的で化粧品に配合されたり、化粧水にとろみをつけるほか、コンタクトレンズなどの医薬品や人工臓器にも利用されています。

リピジュアには水溶性のものと油溶性のものがあり、化粧水には水溶性の「ポリクオタニウム-51」が配合されますが、とろみ化粧水には油溶性の「ポリクオタニウム-61」を配合する場合もあります。

開発元の日油株式会社の実験では、水洗い1時間後の乾燥した環境でも、角層からの水分蒸発をおさえて、ヒアルロン酸の2倍の水分保持力があるとわかっている注目の保湿成分です。

参考：リピジュアRとは

【表示名】ポリクオタニウム-51、ポリクオタニウム-61など

プロテオグリカン

プロテオグリカンは、人間の肌にもともと存在する成分で、ヒアルロン酸と同じく真皮に存在します。化粧水に配合されるプロテオグリカンはサケの鼻軟骨から抽出され、保水力はヒアルロン酸の1.3倍。

刺激性が少なく抗炎症作用があるので、乾燥で肌がガサガサしたり、肌荒れしたりしたときでも使いやすいのが魅力です。さらに、真皮内にある「線維芽細胞（せんいがさいぼう）」に働きかけて、肌の弾力やハリに欠かせないコラーゲン生成を促す効果も期待できます。

乾燥だけでなく、エイジングサインに悩んでいる人におすすめの成分です♪

【表示名】水溶性プロテオグリカン

コラーゲン

人間の肌に存在するコラーゲンは肌のハリに欠かせない成分ですが、化粧品に配合されたコラーゲンは保水の役割を担います。水を抱え込むようにキープしてうるおいを守るだけでなく、肌表面に保護膜を作って外的刺激から守る働きもあります。

コラーゲンは刺激が少ない成分と言われますが、肌が敏感なときはアテロコラーゲンがおすすめ。通常のコラーゲンのアレルギーを起こしやすい部分を酵素処理しているので、より低刺激なのが魅力です。

ちなみに、アテロコラーゲンは粘性が高いので、化粧水のとろみづけなど感触改良にも使われています。

【表示名】水溶性コラーゲン・加水分解コラーゲン・アテロコラーゲン・サクシニルアテロコラーゲンなど

アミノ酸（NMF）

角層内に存在する保湿機能のことで、NMF（天然保湿因子）と言われます。水分をつかんで潤いをキープする機能を持つ成分で、全体の約40％はアミノ酸で出来ています。

化粧品に配合されたアミノ酸は、保湿の役割のほか、外的刺激や乾燥から肌を守るバリア機能の改善効果が期待できます。

バリア機能が改善されれば、ゆるぎないすこやかな肌に整うので、敏感肌用スキンケアアイテムに配合される場合が多い成分です。

【表示名】アラニン、アルギニン、グリシン、セリン、チロシン、テアニン、トレオニン、プロリン、リシン、ロイシンなど

エラスチン

人間の肌におけるエラスチンは、コラーゲンを束ねてハリや弾力を守る成分です。化粧水成分のエラスチンは、豚や魚のエラスチンから抽出され、肌表面の水分を抱え込んで、うるおいを守る役割があります。

肌表面にうるおいのベールを作って、乾燥でかたくなった表皮を柔らかくしてくれるので、肌のごわつきが気になる人におすすめです。

【表示名】加水分解エラスチン、エラスチン

グリセリン

保湿力がある、安全性が高い、低価格の3拍子がそろったグリセリンは、多くの化粧品に配合される保湿成分です。主にヤシ油やパーム油が原料です。

通常のグリセリンのほか、グリセリンの粘度を下げてさらっとした感触でありながら高い保湿力があるジグリセリン。粘度が高く、とろみ化粧水などに配合される濃グリセリンもあります。

ただし、吸湿性が高いので、湿度が下がる冬は肌の水分まで吸ってしまい、逆に乾燥を招く場合も。

したがって、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、水分を抱え込む性質がある成分と併用されている化粧水を選ぶと良いでしょう。

水分をしっかりとどめてくれる成分との相乗効果で、しっとり肌をキープできますよ。

【表示名】グリセリン、ジグリセリン、濃グリセリン

プラセンタ

プラセンタは、豚や馬の胎盤から抽出される動物性プラセンタのほか、魚の卵巣膜から抽出される海洋性プラセンタ、植物の胎座から抽出される植物性プラセンタの3つがあります。

いずれもアミノ酸やビタミン、ミネラル、酵素など美肌に欠かせない成分がたっぷり！

なかでも、動物性プラセンタは、真皮にある繊維芽細胞に働きかけて、コラーゲン生成を促す効果もあるので、乾燥だけでなくたるみやしわに悩んでいる人にぴったりです。

【表示名】プラセンタエキス

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2-2,目的に合った成分配合のものを選ぶ

乾燥以外にも大人ニキビやシミなど、肌の悩みはつきないもの。目的にあった成分配合の保湿化粧水で、なりたい肌に整えていきましょう。

大人ニキビも改善したいなら抗炎症・殺菌成分を！

大人ニキビにぴったりの成分配合の保湿化粧水+生活の見直しで、つるすべ肌を目指しましょう。大人ニキビにおすすめの成分をチェック！

グリチルリチン酸2K

漢方薬や風邪薬などに使われる甘草（かんぞう）根エキスの主成分が、グリチルリチン酸です。抽出したグリチルリチン酸を水に溶けやすくするために水酸化カリウムと結合させるとグリチルリチン酸2Kになります。

主に、赤くはれたり、膿んだりしているニキビの赤みや炎症を抑える効果を持ちます。また、肌がピリピリするような、ひどい肌荒れを鎮めるのにも適した成分です。

化粧品のパッケージや容器にある全成分表示への表記方法は複数ありますが、いずれもニキビに効果的です。表示名については、以下を参考にしてくださいね。

【表示名】グリチルリチン酸2K、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル

アラントイン

アラントインは牛の羊膜の分泌物から発見された成分です。化粧品に配合されるアラントインは、コンフリーの葉や小麦の芽などの植物、カタツムリの粘液などから抽出されるほか、尿素から合成されます。

ニキビの赤みや炎症を抑える効果のほか、細胞を活性化する働きがあり、ニキビ跡や色素沈着に効果的です。

今あるニキビの炎症を抑える効果は、グリチルリチン酸のほうがすぐれていますが、ニキビ跡のケアにはアラントインのほうが効果的なので、ニキビの状態に合わせて使い分けるのも良いでしょう。

【表示名】アライントン

サリチル酸

サリチル酸は殺菌力が高く、菌の増殖を防いでくれるので、ニキビ予防に効果的です。化粧品の防腐目的で配合される場合もあります。

ただし、アルコールに溶ける性質のため、サリチル酸を含む化粧水にはエタノールが併用される場合が多い点に注意してください。

エタノールは揮発性で、肌の水分を一緒に蒸発させ乾燥を悪化さたり、刺激になったりする場合があります。

ニキビを繰り返したくないからと、エタノールが高配合されたものを多用すると思わぬ肌トラブルの原因になりかねません。全成分表示でエタノールの記載が上位にあるほど、配合量が多くなります。

必ずパッチテストをして、肌に異常がないか確かめてから使用しましょう。

【表示名】サリチル酸

シミ・くすみが気になるなら美白成分を！

年齢を重ねるごとに気になるのがシミやくすみ。そんな肌悩みの強い味方になるのが美白成分です。美白成分ごとに、働きが異なるので、自分の生活に合わせて成分を選ぶのがポイント。

それでは、美白ケアにおすすめの成分を紹介します。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、メラニン色素の生成抑制と排出促進、還元作用の3つの働きがあるマルチな美白成分です。

どんな美白化粧水を選んだら良いかわからないという人は、ビタミンC誘導体配合の化粧水を試してみるのがおすすめ。

ビタミンC誘導体には、美白効果のほかに、皮脂分泌を抑制してニキビを予防、線維芽細胞に働きかけてコラーゲン生成を促す作用も期待できます。

シミやくすみだけでなく、ハリや弾力不足が気になる人にぴったりです。

化粧水には、水溶性または水にも油にも溶ける新型のビタミンC誘導体が配合されます。

新型ビタミンC誘導体は、浸透力が非常に高く、真皮まで成分が届くので美白やハリ・弾力改善に高い効果が期待できると言われる注目成分です。

【表示名】リン酸アスコビルマグネシウム（水溶性）、パルミチン酸アスコルビルリン酸3ナトリウム（新型）など

アルブチン

アルブチンはメラニン色素の生成を抑える美白成分で、紫外線を浴びる機会が多い人のデイリーケアにおすすめです。

ハイドロキノンと似た分子構造をしていて「ハイドロキノン誘導体」とも呼ばれます。

美容クリニックで施術にも使われるハイドロキノンは、高い美白効果がありますが刺激が強いため、乾燥肌や敏感肌の人には使いにくい成分。

しかし、アルブチンはハイドロキノンよりも刺激が少ないので、あらゆる肌タイプでも美白ケアができるおすすめの美白成分です。

【成分表示】アルブチン（β-アルブチン）、α-アルブチン

プラセンタ

プラセンタは、メラニンの生成を抑制する働きと、ターンオーバーを活性化して新しい細胞の増殖を助け、メラニン色素の排出を促す2つの作用がある美白成分です。

高い保湿力を持ち、さらに真皮内の線維芽細胞のコラーゲン生成を促進して肌の弾力UPも期待できるので、美白化粧品やエイジングケア化粧品に多く用いられます。

シミやそばかす、乾燥、たるみやシワなど複数の肌悩みにアプローチしたい人におすすめです。

【表示名】プラセンタエキス

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、メラニン色素の生成を抑えるほか、ホルモンバランスの乱れが原因と言われる肝斑（かんぱん）にも効果的な成分です。ただし、肝斑の改善には化粧品成分ではなく、サプリメントなどを服用するほうが有用と言われています。

トラネキサム酸は、肌荒れ予防が期待でき、刺激も少ない成分なので、敏感に傾きやすい乾燥肌でも使いやすいのがうれしいですね。

【表示名】トラネキサム酸、m-トラネキサム酸（資生堂独自表記）、トラネキサム酸セチル塩酸塩など

2-3,トライアルセットで試せるものを選ぶ

乾燥肌は、肌の水分と油分のバランスの乱れからバリア機能が低下して、外的刺激に敏感になっています。どんな化粧品でも、一度肌に合うかどうか試してから本商品を購入しましょう。

コスメカウンターなどでもらえるサンプルは、1、2回しか試せないことが多いので、トライアルセットで1～2週間は使ってみるほうが、肌に合うかだけでなく乾燥状態に変化があるかもチェックできますよ。

3,乾燥肌向けの保湿化粧水おすすめランキング！

口コミやSNSで人気のアイテムの中から、保湿力にすぐれた化粧水を厳選しました。どの化粧水も、お得なトライアルセットがあるので、気になる商品はぜひ試してみてくださいね。

4,保湿化粧水の正しい使い方

保湿化粧水を買っても、使い方を間違っていたら乾燥肌はいつになっても改善しません。基本の正しい使い方を改めて確認しましょう。

4-1,化粧水を使う前にクレンジング＆洗顔を丁寧に行う

クレンジングや洗顔は肌への負担が非常に大きく、肌に必要なうるおいを奪う行為。だからこそ、乾燥肌に合うアイテム選びと、正しいやり方で洗うことが大切です。

乾燥肌に優しいクレンジングのコツ

乾燥肌におすすめのクレンジングの選び方や、洗い流す際のコツをおさえておきましょう。

クレンジング剤は洗浄力の低いものを選んで

クレンジングで特に気をつけたいのが界面活性剤の配合量です。メイクは油性の汚れなので、クレンジングは油分が必要になります。しかし、油分のみだと水をはじいてしまい、洗い流すことができません。

そこで登場するのが界面活性剤。油分と水をなじませて、クレンジングを洗い流しやすくしてくれる重要な成分です。

しかし、界面化活性剤が多く配合されていると、洗浄力がUPするため、肌に本来必要な皮脂まで洗い流して、乾燥を悪化させる原因になります。

乾燥肌には洗浄力が穏やかで、肌のうるおいを守りながら洗えるミルクやクリーム、バームタイプがおすすめ。ジェルタイプは、透明なジェルの場合は界面活性剤が多いので避けて、クリームのような白色タイプを選びましょう。

シートやオイルタイプは洗浄力が非常に高く、肌への負担が高いので乾燥肌には向きません。

ただし、濃いメイクの場合は洗浄力が低いクレンジングだけでは落としきれません。肌に合わせてクレンジングを選ぶのではなくその日のメイクに合わせて、クレンジングも使い分けるようにしてください。

もちろん、簡単に落とせるメイクに仕上げるのも大切ですよ！

以下の表を参考にして、自分に合ったクレンジングを選んでみてくださいね。

種類・タイプ	メリット	デメリット
シート	手軽にメイクをオフできる。	本来クレンジングに必要な油分を含まず、界面活性剤だけで落とすので肌負担が大きい。シートの摩擦ダメージも。
オイル	簡単にするんっとメイクを落とせる。濃いメイクもしっかりオフできる。	界面活性剤配合量がかなり多い。
ジェル	濃いメイクをしっかりオフできるものから、穏やかな洗浄力のものまで、洗浄力に幅がある	透明なタイプは界面活性剤配合量が多い。メイクとなじむまで時間がかかるタイプもある。
クリームバーム	保湿成分配合タイプが多い。クリームの厚みで肌摩擦も軽減。	界面活性剤の配合量によっては濃いメイクが落ちにくい。メイクとなじむまで時間がかかる。べたつきがある。
ミルク	肌への負担が少ない。水分が多く、さらっとしている。	洗浄力が低めで濃いメイクが落ちにくい。

濃いポイントメイクは専用リムーバーでサッと落とそう

洗浄力が穏やかなクレンジングは、濃い目のアイメイクやリップメイクが落としにくいデメリットがあります。濃いメイクをゴシゴシこすって落とそうとすると、摩擦によってしわやシミ、乾燥悪化を引き起こしかねません。

濃い目のアイメイクやリップメイクはポイントメイク専用リムーバーで、クレンジングの前に落としておきましょう。リムーバーは、裏側までしみるように、コットンにたっぷりつけて、コットンを優しく滑らせてオフすると、肌への刺激を抑えられますよ。

クレンジングの乳化は必ず行うこと！

乳化はクレンジング剤とすすぐための水を馴染ませて、落としやすくするために必要です。乳化を省くと、メイクがしっかりオフできなかったり、クレンジング剤が肌に残ってしまったりするので注意しましょう。

尚、近年注目されているオイルフリーのクレンジングは、油分を含まないので乳化は必用ありません。

自分が使うクレンジングが乳化に必要かどうかは、成分一覧やパッケージ、使い方に書かれている内容をチェックしてくださいね。

乾燥肌に優しい洗顔のコツ

肌のうるおいを守りながら洗える洗顔料の選び方や、乾燥がひどい場合の対処法をおさえておきましょう。

洗顔フォームは保湿成分が入っているものを選んで

クレンジング同様、洗顔料には界面活性剤が配合されています。乾燥肌の人は、洗浄力が穏やかな界面活性剤のアミノ酸系洗浄剤を用いた洗顔フォームがおすすめ。皮脂の洗いすぎを防げます。

また、肌のうるおいを守りながら洗えるように、保湿成分や油分が含まれる洗顔フォームを選びましょう。ただし、いくら高保湿な洗顔でもスクラブタイプはスクラブの粒が肌の刺激になるので、乾燥肌の人は避けるほうが無難です。

洗顔フォームを使うときは、泡立てネットを使って、弾力のある泡を作ります。泡が手と肌の間のクッションになり、肌摩擦によるダメージを軽減してくれます。

泡をつぶさないように、指の腹でくるくる円を描きながら、皮脂の多いTゾーン→乾燥しやすいUゾーンの順に洗いましょう。

乾燥がひどい人の場合朝はぬるま湯洗顔のみにして！

粉をふくほど乾燥がひどい状態のときは、朝は33度前後のぬるま湯洗顔に切り替えましょう。洗顔料の使用を控えることで、角層内のセラミドや天然保湿因子の流出、皮脂の取りすぎをおさえられます。

4-2,化粧水は洗顔後すぐ、手のひらを使ってなじませる

洗顔後の肌は、とても無防備な状態で、角層内の水分や保湿成分がどんどん失われていきます。洗顔後はすぐに保湿化粧水をつけて、肌に水分と保湿成分を補いましょう。

使用する量は手のひらに500円玉サイズ程度

保湿化粧水は、メーカーが指定する推奨量を使います。一般的な使用量の目安は、500円玉サイズ程度。角層内に浸透する化粧水の上限量は決まっているため、多くつけても意味がありません。

乾燥しやすいUゾーンからなじませてハンドプレスでうるおい浸透！

手のひらに保湿化粧水を出したら、乾燥しやすい頬やあごといったUゾーンからつけていきます。

顔全体に保湿化粧水をつけたら、手のひら全体で肌を覆うハンドプレスを行い、手の熱で水分や保湿成分を浸透させましょう。

ちなみに、コットンで化粧水をつけるのは、乾燥肌にはおすすめできません。コットンで肌をこすって、肌摩擦によるトラブルを引き起こす可能性があります。

もしコットンを使う場合は、手で化粧水をつける時以上に気をつけて、肌をこすらないように優しいタッチで使ってくださいね。

乾燥が気になる人は美容液をプラスしても◎

美容液は、他のスキンケアアイテムよりも、肌に有効な成分が高濃度で配合されています。乾燥が気になる人は、保湿成分や美容成分がたっぷり含まれる美容液をプラスしましょう。

特におすすめなのがヒト型セラミド配合の美容液です。高い保水力で角層内のうるおいをしっかり守って、ぷるぷる肌に導いてくれますよ。

4-3,美容液や乳液、クリームで油分を与えるのも忘れずに！

保湿化粧水をつけた後は、油分が多く配合された美容液や、乳液やクリームで肌から水分が逃げるのを防ぎましょう。

乾燥肌は、肌内部の水分保持力が低下しているだけでなく、肌のうるおいを守る皮脂膜が壊れた状態です。油分が多いアイテムは、皮脂膜の代わりになって、肌から水分を蒸発させない役割があります。

5,乾燥肌ケアの注意点！やりがちな間違いスキンケアとは！

間違えたスキンケア方法は、肌の乾燥を悪化させたり、シミやしわ、肌荒れなど多くのトラブルを引き起こします。NGスキンケアをしていないか、チェックしておきましょう。

化粧水をつけるときは肌をパンパンと叩かないように！

化粧水をつける際、肌を叩くようにつけるのは絶対にやめましょう。適切なパッティングで化粧水をつけると、肌の水分キープ力UPや、顔の血液の流れが良くなり、むくみやくすみ解消に効果的と言われています。

しかし、パンパンと音がでるほど強いパッティングは力を入れすぎです。強い力が肌への刺激になってハリの低下やシミ、しわの原因になりかねません。

正しいパッティングは「擦らない・叩かない・強く押さない」を意識しつつ、優しくピトピトと、浸透させるように行いましょう。

化粧水を念入りに塗り込むのもNG！

化粧水を肌に浸透させようと、ゴシゴシ塗り込むのもNGです。摩擦によって、皮脂膜が壊れたり、角層表面に傷がついてしまいます。また、強い力で皮膚を引っ張ると、しわやたるみを引き起こすことも。化粧水はハンドプレスで押さえるようになじませましょう。

クレンジング・洗顔・入浴時は熱すぎるお湯を顔につけないように！

肌表面で水分蒸発を防いでいる皮脂膜は、熱いお湯に溶け出します。皮脂膜がなくなると、肌内部の水分がどんどん蒸発することに。

顔を洗うときは33度程度のぬるま湯を基本にしましょう。また、入浴中に湯船に浸かる場合は、熱い湯船のお湯が顔にかからないよう注意してください。

普段の生活でも顔に触らないように注意！

顔にかかった髪をよける、何気ない瞬間に頬杖をつくなどの「肌に触れる行為」は、皮脂膜が取れたり、肌に刺激を与えたりと乾燥肌には悪影響。

肌に触れるのはスキンケアとメイク時のみで、あとは極力肌に触れないように意識して生活しましょう。

6,スキンケアに＋したい乾燥肌対策

乾燥肌を予防、改善するには、毎日のスキンケアだけでなく、生活習慣を見直すなど+αの工夫が大切です。より美肌に近づけるためのポイントについて見ていきましょう。

栄養バランスの整った食事で肌を強くする

人間の体は、食べ物から摂取した栄養で作られます。美しくなめらかな肌、乾燥知らずのすこやかな肌に整えるには、栄養バランスの整った食事が必要です。

美肌作りにおすすめの栄養素をまとめましたので、今日の食事から、ぜひ見直しを！

栄養素	働き	栄養素が含まれる食材
たんぱく質	体内で天然保湿因子の主成分のアミノ酸に分解される。肌のうるおいを保つ。	肉類、魚類、卵、大豆製品、乳製品など
オメガ3系脂肪酸	セラミドやホルモン、細胞膜の材料になり、うるおいある美肌づくりをサポート。	青魚、アマニオイル、エゴマ油、なたね油など
ビタミンA	皮脂膜や天然保湿因子の生成を促進。また、肌のターンオーバーを活性化。	にんじんやほうれん草など色の濃い野菜、レバー、卵など
ビタミンB類	たんぱく質をアミノ酸への分解や、たんぱく質の再合成をサポート。	レバー、魚類、卵、大豆製品など
ポリフェノール	抗酸化作用が高い。血液の流れをスムーズにして、栄養を身体中に届ける。	赤ワイン、ブルーベリー、チョコレート、緑茶、コーヒーなど

質の良い睡眠を取って肌の再生力を高める

引用元：https://www.sofy.jp/

肌の乾燥、肌荒れ、ニキビなど、肌トラブルがあるときこそ、良質な睡眠を取りましょう。

寝ることで、なぜ肌の再生力が高まるか？は、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」に秘密が隠されています。

人間の眠りは、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を交互に繰り返しています。そして、成長ホルモンはノンレム睡眠中に活発に分泌されます。

さらに言えば、成長ホルモンが最も分泌されるのは寝入りばな。成長ホルモンは、皮膚の細胞分裂の活性化や身体の組織修復に関わっており、ダメージを受けた肌を回復するのに欠かせません。

しかし、眠りの質が低下すると成長ホルモン分泌量が低下してしまいます。中でも、スマホやパソコンの操作、TVなど光の強いものを見るのは、目や脳に刺激を与え、睡眠の質を下げる原因に。

眠る1時間前には電源をオフにして、読書をしたりストレッチをしたり、リラックスして過ごしましょう。

日焼け止めは美容成分配合のものを選ぶ

引用元：https://www.ci-labo.com/

紫外線によるダメージを防ぐために塗っている日焼け止めに含まれる成分が、肌に刺激になったり、乾燥を引き起こしたりする原因になる場合があります。

紫外線を防ぐ成分は2種類あります。

一つは紫外線を取り込んで化学反応を起こして肌を守る紫外線吸収剤と、もう一つは紫外線を反射させて肌を守る紫外線散乱剤です。

乾燥肌は、少しの刺激でも肌荒れを起こしやすいので、日常使いは紫外線散乱剤タイプの日焼け止めがおすすめ。高保湿成分や整肌効果が高い美容成分が配合された日焼け止めなら、乾燥と紫外線の両方を防げますよ。

部屋の乾燥対策をして水分を奪わせない

部屋の湿度が下がると、肌の乾燥が進みます。肌のうるおいを守るには、湿度を60～65％に保つのがおすすめです。

冬場はエアコンなどの暖房器具の影響で、部屋の湿度がぐっと下がってしまいます。部屋を乾燥させないよう、以下のような工夫が必要をしてみてくださいね。

7,そもそもどうして肌は乾く？乾燥肌の原因とは

いくら保湿化粧水や保湿ケアで乾燥肌を改善しようとしても、乾燥肌を起こす原因が解消されていなければ意味がありません。乾燥肌の原因は意外と日常生活に潜んでいるもので、実はあなたも知らない間にNG行動をしてしまっているかも！

肌の乾燥を招く原因を知り、乾燥肌ケアに活かしましょう！

間違ったスキンケア

間違ったスキンケア方法を続けると、ダメージが蓄積して肌の乾燥を引き起こします。乾燥の原因になりやすいケアをしていないか、チェックしてみましょう。

クレンジング＆洗顔のNGケアチェック

いずれも、肌の水分蒸発を防ぐ皮脂膜を取り過ぎてしまう行為ですので注意してください。続いて基礎化粧品を使う際のNG行動について見てみましょう。

基礎化粧品のNGケアチェック

パッティングや肌をこするのは、角層を傷つけて水分や保湿成分を失う原因になります。また、メーカー推奨量を守らないと、充分な保湿効果を得られません。

過度のストレスによる活性酸素の生成

体をサビさせるとも言われる活性酸素が体内で増えすぎると、肌の乾燥や肌荒れ、肌の老化を加速させる原因になります。

活性酸素の発生要因は、呼吸で吸い込む酸素の数パーセントが酸化したり、紫外線や環境汚染などの外的ストレス、仕事や対人関係などの心理的ストレス、喫煙といったさまざまです。

生きている限り活性酸素は発生しますが、できるだけ活性酸素を発生させない環境づくりが大切です。

肌の徹底保湿と紫外線対策、心理的ストレスをためないようリフレッシュ方法を見つける、抗酸化作用のある食材を食べるなど、自分なりの活性酸素対策を見つけましょう。

加齢による保湿成分の減少

引用元：http://www.milkceramide.com/

肌のうるおいを守るセラミドは、ターンオーバーの過程で作られます。加齢により代謝が落ちると、ターンオーバーが滞り、肌内のセラミドの量が減少。角層内の水分が不足して乾燥につながります。

年齢を重ねるにつれ、肌の水分保持能力は低下するので、高保湿化粧品でうるおい成分を補うことが大切です。

周囲の環境からくる肌ダメージの影響

肌を乾燥させる外的要因は、1年を通じて存在します。

「乾燥する冬だけたっぷり保湿する」というのはNGです。季節ごとの外気の乾燥状態や刺激要素に合わせた保湿ケアを心がけて、肌をすこやかな状態に整えましょう。

8,ひどい乾燥肌の場合は皮膚科にGO

乾燥肌が悪化すると「乾燥性敏感肌」になってしまう可能性があります。次のような症状がある場合は、スキンケアでの対処が難しい場合も。一度、皮膚科を受診して、医師に相談してください。

赤みやヒリヒリ感が収まらない

何もしていないのに、肌のヒリヒリ感や痛みが続く場合は、乾燥性敏感肌が悪化して軽い皮膚炎のような状態になっている可能性があります。

スキンケアだけでは対処しきれないため、早期に皮膚科を受診してください。

服の繊維や髪の毛が触れるとチクチク痛い

衣類の繊維や髪の毛が触れるとチクチクして痛い、汗をかくとヒリヒリして痛いなどの症状は肌が敏感に傾いているサインです。

こちらも皮膚炎を起こしている可能性があるため、スキンケアや市販薬で解決しようとせず、早めに皮膚科に行くようにしましょう。

低刺激の化粧水や水もしみる

低刺激、敏感肌用の化粧水や、ぬるま湯のみの洗顔でもしみる場合は、肌が非常に敏感になっています。

そうなった場合、まず通常のスキンケアはお休みして皮膚科を受診しましょう。すぐに皮膚科に行けない場合は、ドラッグストアなどでも購入できる白色ワセリンのみのスキンケアに切り替えて、皮膚を保護することを心がけてください。

病院に行く際は、普段使っているスキンケア用品を持っていくのがおすすめ。化粧品の成分やケア方法について相談できますよ。

9,保湿化粧水は自作できる！とってもシンプルなグリセリン化粧水の作り方！

保湿力が高いグリセリンと精製水を混ぜて、自分で簡単に保湿化粧水が作れます。自分で好みの保湿力に調整できるのが魅力です。

まずは基本の基本であるグリセリン化粧水のレシピを見ていきましょう！

9-1,1分で完成！グリセリン化粧水の簡単レシピ

材料

精製水…45ml

グリセリン…5ml（出来上がり量の1～5％以内で調整OK）

ベースは、水道水やミネラルウォーターでも代用可能ですが、水道水には塩素などの不純物が含まれています。また、ミネラルウォーターも含まれるミネラルも肌質によっては合わないことも。

はじめて手作り化粧水に挑戦するなら、不純物を取り除いた精製水がおすすめですよ♪

作り方

1,化粧水を入れる容器を準備。雑菌繁殖を防ぐために、ガラス容器なら熱湯消毒を、プラスチック容器ならアルコール消毒をしましょう。

2,精製水とグリセリンを容器に入れてフタを閉め、良く振って混ぜ合わせれば完成です。

9-2,＋αでおすすめする材料

手作り化粧水なら、自分好みの使用感や香りにアレンジ可能。シンプルなグリセリン化粧水にプラスしたい材料を紹介します。

エッセンシャルオイル(精油)

エッセンシャルオイルを1滴加えると、香りが楽しめる化粧水に早変わり。また、エッセンシャルオイルは心や肌に効能があるのが魅力です。

乾燥肌におすすめのエッセンシャルオイル

ただし、エッセンシャルオイルは入れすぎるとかえって肌に悪影響を及ぼすこともあります。希釈濃度は必ず0.5％以下にしてください。

具体的には、50mlの化粧水であれば1滴、100mlであれば2滴が限度です。それ以上の量は肌質によっては刺激を強く感じる場合があるため注意しましょう。

コラーゲン

肌の表面にうるおいを保持するコラーゲンで、もちもち肌になれる化粧水を作りましょう。販売店によって、植物性または動物性原料を使っています。気になる場合は、購入前に確認を。

ヒアルロン酸

高保湿成分のヒアルロン酸を混ぜれば、手作り化粧水の保湿力がぐんっとUPします。粉末タイプや液体タイプのヒアルロン酸が販売されているので、使いやすいタイプをチョイス！化粧水のとろみづけにも使えます。

9-3,手作り化粧水の注意点！

20手作り化粧水は腐るのでできるだけ早めに使い切ろう！

防腐剤を入れていない化粧水は、雑菌の繁殖や腐敗スピードが早いです。作ったら必ず冷蔵庫で保管して、長くても1週間以内使い切りましょう。

どれだけ衛生環境に気をつけて作ったとしても、開封のたびに雑菌が混入します。雑菌が増えすぎた手作り化粧水を使い続けると、肌に優しい保湿どころか肌あれやニキビなどの原因に。

また、目に入ると眼病や炎症を起こす可能性もあります。

手作り化粧水は必ず、すぐに使い切れる量だけをこまめに作るようにしてくださいね。

10,保湿化粧水にまつわるQ＆A

ここまで保湿ケアや保湿化粧水にまつわることを見てきました。最後に、よくある疑問をQ＆A形式で解消しておきましょう！

Q.プチプラの保湿化粧水でも効果はある？

A.プチプラの商品であっても、保湿効果は得られます。しかし、高保湿成分のヒト型セラミドや動物性プラセンタといった原料が高価な保湿成分は入っていない場合がほとんどです。

乾燥がひどく、高い保湿力を求めるなら、プチプラでは少々物足りないと感じるかもしれません。

もちろん、安いから駄目、高いから良いわけではないので、プチプラでも自分の肌に合った商品があればそれを使い続けてみてくださいね。

Q.化粧水のほとんどがただの水って本当？

A.その通りで、化粧水の約80％は精製水です。

保湿成分が約10％～15％、残りは有効成分や防腐剤で作られています。しかし、化粧水の構成成分がほとんど水とはいえ、角層内に保湿成分を補い、角層のすみずみまで水分で満たす重要な役割があります。

肌に水分を補わなければ乾燥肌が改善されることはありません。たかが水とは思わず、化粧水選びもしっかりと行うようにしてください。

また、近年、美白やニキビ対策、ふき取り、収れんなどの効果がプラスされた高機能保湿化粧水が登場しています。自分の肌悩みに合わせて、ケアができる化粧水を選んでくださいね♪

Q.さっぱり系化粧水としっとり系化粧水は保湿力に違いがある？

A.「さっぱり」と「しっとり」も基本的に効果は同じです。しっとり化粧水には粘性が高い成分を配合して、テクスチャーにとろみをもたらしています。

したがって、自分の好みのテクスチャーの保湿化粧水を選ぶのがおすすめです。ただし、エタノールが配合されていないかは必ず確認をしてください。

エタノールはさっぱりとした使用感をもたせるために配合されますが、揮発性がある成分でもあります。

アルコールが蒸発するときに肌の水分も一緒に奪って乾燥を悪化させたり、肌に刺激になる可能性があるため注意してくださいね。

11,まとめ

乾燥でかたくなった肌を柔らかくして、角層のすみずみまでうるおいを届ける役割がある保湿化粧水は、乾燥肌のスキンケアに必須です。

乾燥肌の状態や原因、適した化粧水の選び方からスキンケア方法まで、「乾燥」に関するあらゆる情報を理解して、上手に保湿化粧水を利用しましょう。

今回紹介した保湿化粧水は、いずれも乾燥肌におすすめのアイテムなので、自分にぴったりの化粧水が見つからないという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

お気に入りの保湿化粧水で、ぷるぷる肌の土台作りをしていきましょう♪

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