角栓・黒ずみをごっそり取るおすすめ毛穴パックランキング！鼻・顎の汚れに効果がある化粧品6選！

鼻や顎の毛穴からプツプツ飛び出した角栓や黒ずみをキレイにしたいと悩んでいるなら、毛穴パックでのケアがおすすめ！毛穴ケアにぴったりのパックで、毛穴レスな肌を叶えましょう。

合わせて、毛穴ケアの基礎知識や角栓の予防＆改善のためのスキンケア、見直したい生活習慣まで、毛穴や角栓にまつわる情報を徹底網羅。つるりん美肌を叶えたい人は必読です！

この記事で紹介するおすすめ毛穴パック！

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1,角栓をごっそり退治する毛穴パックの選び方！

ゆで卵のようなつるりん美肌を叶えるには、角栓をしっかり取り除けて、しかも肌にやさしいパックを選ぶのが大切です。毛穴パックの選び方をチェックしていきましょう。

★毛穴パックの種類について詳しく知りたい方はこちら！

1-1,洗い流すタイプの毛穴パックを選ぼう

引用元：https://www.kao.com/

毛穴パックといえば、シートタイプの貼って剥がすタイプがメジャーですよね。しかし、毛穴ケアをしたいなら、洗い流すタイプの毛穴パックがおすすめです。

剥がすタイプの毛穴パックは、角栓を取り除く力が非常に強いのが魅力ではありますが、肌への密着力が高いため、肌に本来必要な皮脂や角質を一緒に取ってしまう原因になります。

肌の上には皮脂と汗が混ざった皮脂膜があり、肌内部の水分蒸発を防いでいます。

角栓と一緒に皮脂膜をごっそり取り除いてしまうと、「肌を乾燥から守らなければ」と皮脂が過剰に分泌されて、新しい角栓を作る原因になりかねません。

また、肌の一番上にある角質層は、肌にうるおいをキープして、ちりやほこり、外気の乾燥などの外的刺激から肌を守っています。

剥がすタイプの毛穴パックは角質層も取り除いてしまうため、肌の乾燥や肌荒れを引き起こす可能性もあります。

肌負担を考えるなら、剥がすタイプの毛穴パックよりも洗い流すタイプの毛穴パックを選びましょう。

1-2,保湿成分が配合されているものを選ぶ

洗い流すタイプの毛穴パックは、剥がすタイプの毛穴パックより低刺激ですが、洗い流す過程で皮脂やうるおいが奪われる可能性があります。

したがって、保湿成分が配合されたアイテムを選ぶのがおすすめです。高保湿成分が入った洗い流すタイプの毛穴パックなら、パックを洗い流した後、もっちり＆しっとり肌になれます。

保湿成分が複数配合されている毛穴パックを選んで、角栓オフとうるおいチャージの一石二鳥を狙いましょう。

おすすめの保湿成分を紹介しますので、毛穴パックを選ぶ際の参考にしてくださいね。

ヒアルロン酸

保湿＆美容成分として人気のヒアルロン酸は、1gで約6Lの水分を保持できるすぐれた保水能力があります。

化粧品に使用されるヒアルロン酸は主に2種類、ヒアルロン酸ナトリウムと加水分解ヒアルロン酸のどちらかです。

ヒアルロン酸ナトリウムは肌の表面にうるおいをキープする働きがあり、加水分解ヒアルロン酸は角質層に浸透して肌の内側の水分を守ります。

毛穴パック後の肌をふっくらと整えて、毛穴を目立たなくする効果も期待できます。

【表示名】ヒアルロン酸Na・加水分解ヒアルロン酸など

コラーゲン

美容成分として人気のコラーゲンは、肌の表面に保護膜を作って水分をキープ、しっとりした触り心地の肌に整えます。通常、化粧品に配合されるコラーゲンは、分子量が大きいため、角質層には浸透しません。

しかし「加水分解コラーゲン」の中でも、分子量が200～300と小さい「低分子コラーゲン」は角質層に浸透するので、肌の内側の水分を守り、肌をふっくらと柔らかくします。

参考：ロート製薬株式会社　プロメディアル

また、肌に刺激になりにくいと言われるコラーゲンですが、より刺激を取り除くために酵素処理をしたのが「アテロコラーゲン」です。おすすめ毛穴パックランキングの1位のアイテムに配合されているので、低刺激にこだわる人はチェックしてみてくださいね。

【表示名】加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、アテロコラーゲン、サクシニルアテロコラーゲンなど

グリセリン

化粧品に配合されることの多いグリセリンは、肌の表面にうるおいを与えて、しっとりとした肌触りに整える成分です。主にヤシ油など植物原料で作られています。

グリセリンにはいくつか種類があり、通常のグリセリンのほか、サラッとしていてべたつきが少ない「ジグリセリン」や、粘性が高い「濃グリセリン」などがありますが、いずれも高い保湿力を持っている成分です。

グリセリン単体で使用するよりも、ヒアルロン酸やコラーゲンと一緒に配合されていると、グリセリンの保湿効果がより高まります。使いたい毛穴パックのパッケージや外箱に記載された「全成分表示」で、グリセリンのほかにどのような成分が配合されているか確認すると良いでしょう。

【表示名】グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン

スクワラン

スクワランは、肌の水分の蒸発を抑える作用と、肌を柔らかく整える作用がある成分です。深海鮫の肝油や植物などに含まれる「スクワレン」に水素を添加して作られ、植物由来のものは「植物性スクワラン」と呼ばれます。

非常に低刺激で、肌を外的刺激から守る機能を高める効果があり、敏感肌用コスメにも多く配合されている成分です。肌にやさしい毛穴パックを探している人は、スクワラン配合のパックを選んでみてはいかがでしょうか？

【表示名】スクワラン

以上のほか、ビタミンやミネラルを多く含む「海藻エキス」や、さまざまな美肌効果が期待できる「植物エキス」などの天然の保湿成分もおすすめです。

2,角栓ケアができる低刺激な毛穴パックランキング！

数ある毛穴パックの中から、角栓ケア力あり、肌に低刺激、口コミやSNSが高評価のおすすめ毛穴パックを厳選してランキングにしました！どんな毛穴パックを使ったらよいかわからない人や、使用中の商品に満足できない人は、ぜひ一度、試してみてくださいね。

3,毛穴パックの正しい使い方を解説！

先ほどまで紹介してきた毛穴パックはどれも角栓をオフする力に優れ、低刺激なアイテムばかりです。

しかし、正しく使わないと角栓や黒ずみが改善されなかったり、肌にダメージを与えたりしてしまいます。

毛穴パックを使う前に、正しい使い方を確認しておきましょう！

3-1,洗い流すタイプの毛穴パックの基本の使い方とは

洗い流すタイプの毛穴パックは、塗る→待つ→流すの簡単ステップですが、細かな注意点があります。まずはパックの基本プロセスを確認しておきましょう。

洗い流すタイプの毛穴パックの基本的な使い方は以上です。ただし、メーカーが指定する使い方があれば、必ずそちらに従って毛穴パックを行ってくださいね。

続いて、洗い流すタイプのパックの使用にまつわる注意点も確認しておきましょう。

パックの量はメーカー規定量を守る

使用するパックの量は、メーカー規定量を守りましょう。適量を使用すれば、きちんと毛穴の汚れが取り除けるので、必要以上の量を使用する必要はありません。

反対に、もったいないからといって適量よりも少なく使うのは厳禁です。きちんと汚れが取れないだけでなく、指で肌を直接擦ってしまい毛穴トラブルの悪化や肌トラブルの原因にもなります。

肌トラブルを避けるためにも、毛穴パックは必ずメーカーの指定する量を使うようにしてくださいね。

放置時間はパッケージや外箱の使用説明を必ず確認

パックを放置する時間は、パッケージや外箱に書かれた使用説明で必ず確認しておきましょう。

特に、パックがパリパリに乾くまで待つのはNGです。洗い流しにくくなることで肌をゴシゴシと擦る必要が出てきます。摩擦は乾燥やシミ、しわ、たるみなどの原因になるので注意してくださいね。

また、クレイ配合タイプの場合は長時間放置すると、不要な皮脂や汚れだけでなく、肌に必要な水分も一緒に奪われて乾燥を引き起こすことも。

放置時間が長いほど角栓がたくさん取れる気がしますが、そんなことはありません。必ずメーカー指定の放置時間を守るようにしましょう。

3-2,シートタイプの毛穴パックを正しく使う方法とは

肌に刺激になりやすいシートタイプの毛穴パックでも、正しい手順で使えば、肌への負担を軽減することができます。シートタイプの毛穴パックの正しい使い方を確認しておきましょう。

シートタイプの毛穴パックの肌ダメージを軽減するポイントは2点。正しい放置時間を守ることとゆっくり剥がすことです。

放置時間を長くとり、シートを乾かしすぎると、肌に本来必要な皮脂や角質も一緒にシートに吸着してしまいます。また、乾き過ぎると剥がしにくくなるため、皮膚まで剥がしてしまい肌ダメージを与える可能性も。

シートを剥がすときも、肌にダメージを与えないようにゆっくり剥がしましょう。ベリッと勢いよく剥がすのは、肌に刺激が強すぎるので絶対にやめましょう。

3-3,シートタイプの毛穴パックの効果が悪い！？その理由は？

シートタイプの毛穴パックを使ったときに、シートに角栓が全然ついていない経験をしたことはありませんか？シートタイプの毛穴パックの効果を低下させる原因をチェックしておきましょう。

シートタイプの毛穴パックは、肌をしっかりぬらさないと肌への密着が弱まって角栓がキレイにとれません。シートに空気が入る、シートのヨレも密着力を低下させます。さらに、鼻ではなくシートを直接濡らすのもNGです。

また、シートタイプの毛穴パックで、角栓がごっそり取れるのが快感になり、連続で使用すると、取れる角栓がなくなります。

この状態は、肌の汚れがキレイになるを通り越して、肌に必要な皮脂や角質を奪っている状態です。シートタイプの毛穴パックは2週間に1度くらいの割合で使うようにしましょう。

最後に、角栓が黒ずんだ状態ではなく、毛穴そのものに色素が沈着した「メラニン毛穴」の場合は、毛穴パックで黒ずみを改善することはできません。メラニン毛穴は、美白化粧品などでのお手入れが必要になります。

自分の毛穴をしっかりチェックして、角栓が詰まっているかを確認した上で毛穴パックを使うようにしてくださいね。

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4,毛穴パック後はスキンケア必須！毛穴を引き締めるスキンケア方法を解説！

毛穴パックを使用した後の肌は、毛穴がぱっくり開いき、水分量も少ない状態です。開いた毛穴からはほこりなどの汚れが入りやすい上に、肌は不足した水分を逃さないため位皮脂を多く分泌させるため、毛穴の引き締めとうるおいを重視したスキンケアをしましょう。

低刺激な化粧水でたっぷり水分補給を

毛穴パックをした後の肌は通常よりも乾燥している状態です。毛穴パックを使ったあとは、すぐに化粧水で肌にうるおいを与えましょう。

また、化粧水で角質層にきちんと水分を補給すると、肌がふっくらして毛穴が目立たなくなりますよ♪

使う化粧水ですが、毛穴パック後の肌は敏感になっていることが多いので、なるべく敏感肌向けの低刺激な化粧水を使うのがおすすめです。また、つける時はコットンではなく手のひらに化粧水を出して、顔全体にハンドプレスでやさしくなじませましょう。

コットンはどんなに柔らかなアイテムであっても、コットンの繊維が肌を傷つけたり、指先に力が入りやすく肌摩擦を起こしたりする可能性があります。

通常の健康な肌であればお好みで使い分けてもらって大丈夫ですが、肌が敏感になっている毛穴パック後は、コットンで化粧水をつけるのは控えてください。

化粧水選びのポイント

保湿成分の多い美容液や乳液でうるおいをキープして

化粧水で肌を整えたら、保湿成分がたっぷり配合された美容液や乳液で肌のうるおいを守りましょう。

特に水分保持力が高いセラミドやヒアルロン酸などが配合されていると、化粧水で補給した水分を肌に長時間とどめておけます。

保湿成分は大きく3つに分類され、それぞれ保湿のアプローチが違います。

また、複数の保湿成分が配合されていると、相乗効果で保湿力がUPするのでスキンケア用品を選ぶ際には参考にしてみてくださいね♪

水分をはさみ込む成分 （最も高い保湿力）	セラミド、ステアリン酸コレステロール、スフィンゴ脂質、レシチンなど
水分を抱え込む成分	ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカン、ヘパリン類似物質など
水分を肌表面でつかんで保湿する成分	天然保湿因子（NMF）、グリセリンなど

肌の水分が不足すると、乾燥から肌を守るために皮脂の分泌量は増加。、また新しい角栓の原因を作ってしまいます。

しかし、油分が多い乳液や美容液、クリームをたっぷり肌にのせてしまうと、今度は化粧品に含まれる油分が角栓を作る原因になる場合もあります。肌が乾燥しない程度に油分を補うことを意識するのが大切です。

適度な油分を補うためには、日々のスキンケアで自分の皮脂の分泌量や、乾燥しやすいパーツのコンディションをチェックしておくと良いでしょう。

5,綿棒？オロナイン？よく聞くあの方法は本当に角栓に効果があるの？

毛穴の角栓に悩む女性は多く、SNSやインターネット上にはさまざまな「角栓がキレイになる方法」があふれています。

その中で、話題に上がることが多い綿棒とオイルで角栓を取る方法と、オロナインパックの「角栓に対する効果」と「肌への影響」をチェックしましょう。

5-1,綿棒とオイルで角栓がポロポロ取れるって本当？

オリーブオイルやホホバオイルなどの植物オイルと綿棒を使って、角栓を取る方法があります。結論から言うとこの方法はその場しのぎでしかなく、あまりオススメできません。

Twitterでの評判

綿棒で鼻の汚れと角栓が取れまくるので書いてみた。 pic.twitter.com/CVBwT8e16O

— 瀧波ユカリ🍖モトカレ2巻出たよ (@takinamiyukari) May 22, 2015

綿棒とオイルを使った毛穴ケアは、綿棒にたっぷりオイルをしみこませて、鼻全体に綿棒をやさしくコロコロと転がし、角栓の横から綿棒をあてて押し出すという方法です。

この方法は、オイルで毛穴に詰まった角栓が柔らかくなるため、角栓を取ることができます。

しかし、綿棒で何度も鼻をこするため、肌表面を傷つけたり、肌のうるおいを守る皮脂膜や角質を取り去ったりしてしまう可能性があります。

即効性を期待したいなら、正しい方法でシートタイプの毛穴パックを使うのがおすすめです。シートタイプの毛穴パックのほうが、角栓がキレイに取れますし、肌へのダメージも少なくてすみますよ♪

5-2,毛穴パック前にオロナインやニベアでパックすると角栓が取れるって本当？

オロナインやニベアを角栓や黒ずみが気になる場所にたっぷり塗ってから毛穴パックをする美容術があります。

オロナインやニベアを塗って10分ほどおいたらコットンでふき取って洗顔、その後にシートタイプの毛穴パックをすると角栓がごっそり取れると評判の方法です。

Twitterでの評判

汚い話するけど、
オロナイン鼻パックの効果が本当にすごすぎてやばい
ごっそりすぎて己の汚さを思い知らされるやばい( ･?･? )
オロナイン塗りたくって10分おいて洗い流して水気を落とさず鼻パックしたらすごいまじすごい

— 🌸ぽぷら🇷🇺 (@poppuraran) November 18, 2017

評判を見る通り、角栓がたくさん取れて毛穴が綺麗になるのは本当のようです。しかし、この方法も先ほどと同様おすすめできません。

オロナインは「医薬品」なのでスキンケアでの使用はNG

第一に、オロナインはあくまで薬であってスキンケア用品ではありません。

オロナインは、オリーブ油やミツロウ、ワセリンなど化粧品にも使われる油性成分が配合されています。そのため、角栓が気になる部分に塗って放置すると、油分によって角栓が取れやすくなるのは事実です。

しかし、オロナインは医薬品なので、殺菌作用を持つ薬品成分クロルヘキシジングルコン酸塩液が配合されています。クロルヘキシジングルコン酸塩液は、人の肌に必要な常在菌に影響を与えるので注意が必要です。

クロルヘキシジングルコン酸塩液の影響で、肌に必要な常在菌がいなくなると、肌が乾燥や紫外線ダメージを受けやすくなり、肌の乾燥や肌荒れ、ニキビなどのトラブルを引き起こしかねません。

そのため、オロナインをニキビや吹き出物の対策として、ピンポイントで2～3日使用するのは構いませんが、トラブルのない鼻や顎全体に塗ることはお勧めできません。

また、オロナインに配合されている硫酸Al/Kは制汗作用があります。肌を乾燥から守る皮脂膜の材料は汗と皮脂なので、汗が少なくなると肌の乾燥が進む原因になるのです。

さらに、オロナイン公式サイトの使用上の注意でも、「化粧下には使用しないでください」とはっきり記載があります。つまり、オロナインはスキンケアアイテムとして使ってはならないとメーカー側からも言われています。

オロナインは「医薬品」であることをきちんと認識して、用法や用量を守って使用するのが大切ですよ。

参考：オロナイン公式サイト

ニベアは油分がたっぷりである点に注意！

ニベアがおすすめできない点は、ずばりその油分の多さです。

ニベアの全成分表示を確認すると、ミネラルオイルやワセリンをはじめ油性成分が上位にずらりと並んでいます。そのため、オロナイン以上に角栓をゆるめて取りやすくする効果が期待できます。

しかし、油分がかなり多いニベアクリームをたっぷり肌にのせておくと、今度はニキビなどの肌トラブルを引き起こす可能性があります。

また、油分が多いため落としにくく、洗顔をしても毛穴に残って角栓の原因になる場合も……。

ニベアクリームはあくまでも保湿クリームとして使用して、角栓ケアには毛穴パックを使いましょう。

6,そもそも角栓ができる理由って？毛穴パックはどんな毛穴トラブルにも対応可能？

鼻や顎からにょきっと顔を出した角栓は、なぜできるのでしょうか？角栓ができる理由と合わせて、角栓対策の毛穴パックの種類をチェックしておきましょう。

6-1,角栓ができるメカニズム

角栓は、「皮脂（約30％）」と「古い角質（約70％）」が混ざり合うことで生まれます。

顔は、体と比べて皮脂腺が発達しているため、毛穴に皮脂がたまりやすくなります。皮脂は肌を乾燥から守るために必要なので、皮脂がたまることそのものは、自然なことです。

しかし、ストレス、季節、食事などの影響で、皮脂の分泌量は増加。必要以上に皮脂がたまることで角栓が作られてしまいます。また、男性ホルモンの分泌量が多いと皮脂腺が大きくなり、皮脂の量が増えることで角栓が溜まりやすくなるのです。

古い角質がたまる理由

引用元：https://www.ssp.co.jp/

古い角質がたまる理由は、ターンオーバーと呼ばれる肌の生まれ変わりが正常に行われないためです。

私達が「肌」と呼んでいる部分は、肌の奥にある基底層で作られた新しい細胞が徐々に肌表面に上がりながら成長。そして、肌の表面までたどり着いたら垢となって剥がれ落ちます。

この生まれ変わりのサイクルのことを「ターンオーバー」と呼ぶのです。

通常、ターンオーバーは約６週間が１サイクルです。しかし、肌の乾燥や紫外線ダメージ、加齢などの理由でターンオーバーはすぐに乱れてしまいます。

肌の生まれ変わりがきちんと行われないと、本来はがれ落ちるはずの古い角質が肌にとどまることになり、皮脂と合わさって角栓が生まれるのです。

皮脂+古い角質が角栓を作る

皮脂の分泌と古い角質について理解したところで、角栓ができるメカニズムを確認しましょう。

ターンオーバーが乱れた毛穴の中は、古い角質がたまって角質が厚くなる「角質肥厚（かくしつひこう）」の状態に。毛穴の出口が狭くなり、皮脂が詰まりやすくなります。

出口を失って毛穴にたまった皮脂は、毛穴の中の古い角質と混ざり合って塊になります。

ターンオーバーが乱れている場合、古い角質がどんどんたまり、皮脂が毛穴の外に排出されない状態が続きます。そのため、小さな塊だった角栓は徐々に大きくなり、毛穴から飛び出て目立つ角栓にと悩まされるのです。

角栓を放置するとトラブルが増える

引用元：https://jp.rohto.com/

できた角栓を放置していると、見た目や手触りが悪いだけでなくさまざまな肌トラブルの原因になります。

大きくなった角栓が毛穴の出口を押し広げることで、毛穴周辺の皮膚がハリを失い、毛穴がしずく型に広がるたるみ毛穴を引き起こすことがあります。

また、はじめは白かった角栓が、空気や紫外線で酸化して黒ずみ毛穴になることも……。

さらに、角栓で毛穴が詰まって行き場を失った皮脂が毛穴の中にたまるため、大人ニキビができやすくなります。

まずは、角栓を作らないために、毎日の洗顔で皮脂汚れや古い角質をためないようにするのが大切です。また、角栓の原因になるターンオーバーの乱れを改善するため、保湿を意識したスキンケアを心がけてください。

角栓ができてしまったときは、角栓の黒ずみを防ぐために、抗酸化作用の高いスキンケアアイテムを使用したり、角栓をオフできるパックを取り入れるのがおすすめです。

6-2,速攻角栓ケアを叶える！毛穴パックの種類

今ある角栓のケアをするための毛穴パックには、大きく2種類のタイプがあります。タイプごとのメリットとデメリットを確認して、自分にぴったりのパックを使いましょう。

王道角栓ケア！鼻に貼って剥がすシートタイプのメリット・デメリット

鼻を水でぬらして、パックを鼻に貼って剥がす「シートタイプ」は、ケミカルピンセットとも呼ばれ、毛穴に詰まった角栓をつまんで引き抜きます。使った経験がある方は「角栓がごっそり取れた！」と、自分の鼻の汚れに驚いた経験が一度はあるでしょう。

ちなみに、剥がすタイプにはシートだけでなく、ジェルやクリームなどペーストを塗って、乾いたら剥がすピールオフパックもあります。

こちらもシートパック同様、角栓をしっかりつかんでオフするパックですが、吸着力はシートパックの方が上です。

メリット

シートタイプのメリットは、吸着力の高さと手軽さです。

• 鼻に直接貼るので、黒ずんだ角栓までしっかり取り除ける
• 乾燥させて剥がすだけなので、洗い流す必要がない
• 使い続けることで、角栓が毛穴を押し広げるのを予防できる

角栓によって毛穴が押し広げられていた場合、シートパックで詰まっていた角栓を取り除くと毛穴が開いて見えることも。しかし、使用後1～2日程度で、毛穴が収縮して元の毛穴サイズに戻ります。

参考：花王株式会社　製品カタログ

デメリット

シートタイプの毛穴パックは、刺激が強すぎることがデメリットです。肌の保湿に必要な皮脂や、未成熟の角質を一緒に取り除いてしまう可能性があります。

刺激によって、肌が乾燥して皮脂分泌が増えると、新しい角栓の原因になりかねません。使用頻度は2週に1度程度を目安にしてください。

また、メーカーの使用方法の手順を確認してから使用しましょう。パックがパリパリになるまで乾燥させたり、角栓がごっそり取れる快感から連続で使用するのは絶対にNGです。

密かな人気！鼻に塗って洗い流すタイプのメリット・デメリット

鼻に塗って洗い流すパックには、クレイタイプ、炭酸タイプ、クリームタイプ、ジェルタイプなどがあります。ただし、クリームやジェルタイプは、角栓ケア用ではなく肌の保湿用パックの場合があります。購入前には必ずパッケージやメーカーの公式サイトで、パックの目的が何かを確認してください。

メリット

洗い流すタイプの毛穴パックの角栓へのアプローチ方法は、「クレイで汚れを吸着する」「微細な泡で毛穴の汚れを浮かす」「ピーリング作用のある植物エキスで角栓を除去する」などです。

いずれも、剥がすタイプの毛穴パックの「角栓を引き抜く」よりやさしく角栓を取り除けるのが魅力。

ほかにも、洗い流すタイプの毛穴パックには、次のようなメリットがあります。

• 角栓を取り除く成分が毛穴の中に入り込んで、毛穴に詰まった角栓や汚れがオフできる
• 美肌効果が期待できる成分が多く配合されている

洗い流すタイプの毛穴パックの中でとくに種類が多いのが、美容効果を持つ泥を配合したクレイタイプ。クレイの種類や特徴をおさえておきましょう。

おすすめの肌質は、クレイを単品使用した場合なので、目安程度に考えてください。製品に配合されるときは、クレイの配合量や同時に配合される保湿成分などによって、おすすめの肌質は変化します。

デメリット

洗い流すタイプのデメリットは、パックを塗って時間をおいたら水で洗い流す手間がかかることです。また、パックで髪の毛や手、服が汚れることがあり、使用するシーンが限られます。

しかし、ひと手間かかったとしても、肌へのやさしさにこだわるなら洗い流すタイプがおすすめです。

メラニンによる毛穴の黒ずみには効果なし

紫外線ダメージによって生成されたシミの原因「メラニン」が肌に蓄積すると、毛穴の入り口が黒ずんで見える「メラニン毛穴」になる場合があります。

メラニン毛穴は、皮膚の色素沈着が原因なので、角栓用のパックは効果がありません。美白ケア用化粧品を使用する、紫外線ダメージを防ぐために日焼け止めをきちんと塗るなどの対策をしましょう。

7,角栓を作らないための生活習慣も心がけよう

せっかく毛穴パックを使っても、生活習慣の乱れが角栓を作る原因になることも。スペシャルケアとして毛穴パックをするのと合わせて、角栓を作らない生活習慣を意識しましょう。

食事は皮脂の分泌を促す油もの・揚げ物を控える

油分が多いメニューや揚げ物を食べ過ぎると、皮脂分泌が過剰になり、角栓を作る原因になります。皮脂分泌を抑制する働きがある栄養素や、肌のターンオーバーをサポートする栄養素を意識して摂取しましょう。

おすすめの栄養素一覧

一方、糖質と脂質が多いファストフードやインスタント食品、スナック菓子は控えるほうが良いでしょう。

糖質と脂質を多く含む食品は、皮脂を過剰に分泌させるだけでなく、糖質や脂質の代謝のために、ビタミンB群を体内で大量に消費します。

せっかく皮脂抑制に効果的なビタミンB1やビタミンB2を摂取しても、代謝にすべて消費してしまっては意味がありません。

また、過剰な糖質と脂質は角栓だけでなく、ニキビや肌荒れなどの原因にも。バランスが整った食生活を整えることは、綺麗な肌づくりに繋がるため心がけていきたいですね。

定期的な運動を行って汗で古い角質を流そう

適度な運動で汗をかくと、体の血液の流れが良くなり代謝がUP。ターンオーバーがきちんと行われて、肌の外に古い角質が排出されます。

1日30分程度、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を取り入れましょう。

運動が苦手な人は、通学や通勤の際に一駅分歩く、歩くときは早歩き、家の中で足踏みを5分行う……など、日々の中で簡単に取り入れられる運動からはじめるのがおすすめです。

ストレスは適度に発散させて皮脂の過剰分泌を防ぐ

資生堂の調査によると、精神的ストレスを感じている人は、ストレスを感じない人と比べて、頬の皮脂分泌量が増加することがわかっています。

精神的ストレスを与えた後に、精神的ストレスを与えない場合のほお部分の皮脂分泌量と比較してみると…なんと1.7倍に増加することに！　

引用元：https://www.shiseido.co.jp/

これまでお伝えしてきた通り、過剰な皮脂は角栓を作る原因の一つ。本来であればストレスをためない生活が理想的ですが、実際なかなかそうはいきませんよね。

そんなストレス社会で頑張るあなたに、日々の中で取り入れられる、おすすめのストレス解消法を紹介します！

あくまで一例なので、自分に合ったストレス解消法を見つけるのもテですよ♪こまめにストレスを発散して、皮脂の過剰分泌を防ぎましょう！

8,角栓ケアにまつわるQ＆A

最後に、角栓ケアに関する疑問を解決しておきましょう！今後の角栓ケアの参考にしてくださいね♪

Q.目立つ角栓は応急処置として絞ってもいい？

A.毛穴から顔を出して目立つ角栓のみ、ピンセットでサッと引き抜いてもOKです。

ただし、あくまでも緊急時の応急処置なので、基本的にはターンオーバーの過程で角栓がとれるのを待つか、パックで根気強くケアをしてください。

指で角栓を絞りだしたり、綿棒や角栓除去スティックなどで角栓を押し出すのは、肌に刺激や摩擦を与えるので絶対にやめましょう。

毛穴周辺が炎症を起こして、新しい角栓の原因になったり、吹き出物や肌荒れの原因になったりします。

Q,クレンジングでも角栓は取れるの？

A.オイルタイプのクレンジングであれば、毛穴の外に出ている角栓を取る効果があります。

しかし、毛穴に詰まった角栓を取るには、肌を強くこすったり、何度もクルクルと指でマッサージしたりしなければなりません。

肌に摩擦ダメージを与えるのは、肌トラブルの原因になるので、毛穴用パックを使って角栓ケアをするのがおすすめです。

9,まとめ

目に見える皮膚の一番上にある「表皮」はわずか0.2mm程度しかなく、とてもデリケート。だからこそ、肌にやさしい毛穴パックを選んで角栓や黒ずみをケアするのが大切です。

しっかり毛穴ケアができるのに、肌にはやさしい毛穴パックをお探しなら、「低刺激な毛穴パックランキング」をもう一度チェックしてみてください。自分にぴったりの毛穴パックが見つかりますよ。

見た目の美しさや、メイクノリに影響を与える毛穴の角栓や黒ずみを改善、予防するために、低刺激な毛穴パックでケアを続けていきましょう。コツコツ続ければ、なめらかな毛穴レス肌が叶います。

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