ニキビ跡に効く化粧水ランキング9選！クレーター・色素沈着改善におすすめ化粧品

ニキビの跡が消えないと悩んでいる人は、スキンケアの見直しがおすすめ。

ニキビ跡は同じ場所に何度もニキビができたり、ニキビが悪化・長期化したりすると残ります。しかし、適切なスキンケアを続けることでニキビを予防・改善し、ニキビ跡を目立たなくすることが可能です。

特に、スキンケアで肌に最初に使う化粧水は、ニキビケアでもっとも重要なアイテム。ニキビに有効な成分が含まれる化粧水を選ぶことで、できてしまったニキビ跡を早く目立たせなくすることが期待できるのです。

今回はニキビの基礎知識やケア方法、ニキビ跡におすすめの化粧水の選び方などについて詳しく説明します。

この記事で紹介するニキビ跡ケア向け化粧水一覧！

	エトヴォス バランシング薬用アクネVCローション 甘草エキスとビタミンC誘導体の二つの成分でニキビをトータルケア トライアル価格：1900円（税抜）
	ビーグレン キューソームローション 浸透テクノロジーQuSomeとCharged QuSomeで有効成分を角質層奥へ届け、17時間のうるおいをキープ。なめらか肌へ導く トライアルセット：1,800円（税抜）
	草花木果 アクネ化粧水 ニキビをケアする植物エキスとニキビを防ぐACコントローラーで肌のうるおいバランスを整えてにきびのできづらい肌へ トライアルセット価格：1296円（税込）
	ノブ ACアクティブ フェイスローション 古い角質を洗い流しアクネ菌を抑制。臨床皮膚医学に基づいた毛穴ケアでニキビ・ニキビ跡を改善する トライアルセット価格：1500円（税抜）
	オルビスクリア 薬用クリアローション 生薬によるニキビ予防・改善と保湿成分で周期に揺らがない肌に トライアルセット価格：1000円（税込）
	シーボディ VCローション 最新の200倍浸透型ビタミンC「VC200」ですべてのニキビを徹底ケア。ニキビのできにくい肌質へ お試しトライアルセット価格：1,800円（税抜）
	ルナメアAC スキンコンディショナー 独自成分アクネシューターで毛穴に直接ニキビケア成分を届ける トライアルセット価格：1080円（税込）
	プリモディーネ VCローション 高濃度ビタミンCと無添加の力でニキビケア。凹凸の無い美肌へ スターターセット価格：1800円（税抜）
	ラフィス スキンケア ACリッチローション 独自成分ダチョウ抗体で肌の常在菌バランスを整えてニキビケア。バリア機能低下を抑えてキメ肌を作る 初回限定モニター価格：100円

1,ニキビ跡ケアに化粧水はどこまで効果がある？

ニキビ跡にはいくつか種類があり、それぞれ原因・対処法が異なります。自分のニキビ跡の種類と有効な成分を確認してみましょう。

1-1,ニキビ跡には3タイプある

ニキビ跡は大きく分けて3種類があります。

ニキビが治っても赤みがとれない赤みタイプ、ニキビ跡がシミのように茶色っぽく残ってしまう色素沈着タイプ、ニキビ跡が凹んで残っているクレータータイプの3つです。

引用元：https://gorilla-nikibi.com/

この3タイプのニキビは「ターンオーバー」が乱れると発生しやすくなります。

ターンオーバーとは肌の生まれ変わりサイクルのこと。

引用元：https://www.ssp.co.jp/

目に見える部分の皮膚を「表皮」と言い、上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層で構成されています。基底層で肌細胞が生まれ、それが徐々に成長し、押し上げられ、最後に角質層の表面で垢となってはがれ落ちます。

ターンオーバーはこの一連の流れを繰り返しており、ターンオーバーが正常であればみずみずしく美しい肌が保たれ、ニキビ跡などの肌トラブルもできません。

もし、ニキビ跡ができてしまっても、ターンオーバーによって肌が生まれ変われば目立たなくなるのです。

しかし、ターンオーバーが乱れると皮脂の分泌が増えたり、角質層が厚くなって毛穴が防がれたりといったことが起こります。その結果、毛穴の中に皮脂が詰まってアクネ菌が繁殖し、ニキビが発生するのです。

そして、ターンオーバーが乱れたままだと、いずれのタイプのニキビ跡も残り続けてしまいます。

では、3タイプのニキビについて、詳しく見ていきましょう。

実は炎症を起こしている赤みタイプ

ニキビの症状が治まって腫れが引いたのに、まだ赤みが残っているニキビ跡を「炎症後紅斑（えんしょうごこうはん）」と言います。

炎症後紅斑は、肌表面の炎症は治まったのに肌内部で炎症が続いている状態。そして、炎症で傷ついた肌細胞を修復するために作られた毛細血管が皮下にあり、それが赤く見えるのです。

健康な肌であれば徐々に炎症が収まるため、約2ヶ月程度で薄くなります。3種類のニキビ跡タイプの中ではもっとも症状が軽く、改善しやすいタイプと言えるでしょう。

しかし、ターンオーバーが乱れている場合や、炎症が続いて1年以上赤みタイプのニキビ跡が消えない場合は、そのまま残ってしまう可能性があります。

メラニンが定着した色素沈着タイプ

ニキビがあった場所に茶色や紫などの色がシミのように残ってしまうタイプのニキビ跡を「炎症後色素沈着」と言います。

原因は大量のメラニン色素。メラニン色素はシミの原因物質で、皮膚に刺激を受けると基底層で作られます。

通常のシミは紫外線や化粧・洗顔などの刺激によって時間をかけて色が徐々に濃くなります。

一方、炎症後色素沈着はニキビの炎症による刺激で大量にメラニン色素が作られ、短期間に濃い色が発生するのが特徴です。

刺激となる炎症が治まるとメラニン色素は作られなくなります。そして、ターンオーバーが正常であれば、出来てしまったメラニン色素は徐々に肌細胞の生まれ変わりによって肌表面から排出され、目立たなくなります。

しかし、ターンオーバーが乱れているとメラニン色素が排出されず、炎症後色素沈着が薄くなるまで数ヶ月～数年かかり、場合によってはそのまま消えなくなってしまうのです。

引用元：https://www.placentaya.com/

炎症後色素沈着ができてしまったら、シミ改善効果やターンオーバー促進効果のある成分で早めに対処する必要があります。

肌のコラーゲンが破壊されたクレータータイプ

ニキビの炎症によって皮膚組織が破壊され、陥没してしまったクレータータイプのニキビ跡を陥凹性瘢痕（かんおうせいはんこん）と言います。

ニキビの炎症が悪化して膿んだり、ニキビをつぶしてしまったりした結果、表皮層の下の真皮層まで傷つき、コラーゲンが破壊されて発生します。

真皮層は肌の弾力を保つ、いわば肌の土台。その真皮層を支えている主要な成分がコラーゲンです。つまり、土台ごと凹んでしまっているのが陥凹性瘢痕なのです。

セルフケアで陥凹性瘢痕を完全に目立たなくするのは難しいため、ニキビが悪化し始めたらすぐに皮膚科で診察を受け予防しましょう。

できてしまったクレータータイプのニキビ跡も、美容整形外科や皮膚科のレーザー治療やピーリング、レチノイドの処方などで目立たなくすることができます。

化粧水で改善が見込めるのは赤みタイプと色素沈着タイプのみ

化粧水によるケアが有効なニキビ跡は赤みタイプと色素沈着タイプのみです。

この二つのタイプは表皮のダメージで、ターンオーバーが正常化すれば徐々に色素が排出され、浅い傷も肌細胞の生まれ変わりで回復します。

つまり、保湿で肌細胞の健康を保ち、ターンオーバーを正常化する成分が含まれる化粧水を選べば、ターンオーバーによって赤みタイプと色素沈着タイプのニキビ跡が目立たなくなることが考えられるのです。

しかし、残念ながら、クレータータイプの場合、化粧水で大幅な改善は見込めません。

表皮はターンオーバーである程度回復できますが、真皮層は一度破壊されると簡単に修復できません。そのため、クレータータイプのニキビ跡をセルフケアで完全に目立たなくするのは難しいのです。

ただし、クレータータイプもセルフケアを根気よく続けることで、ある程度凹みを改善することは可能です。

たとえば、コラーゲンの生成を促す成分や皮膚の治癒力を高める成分の含まれる化粧水を長期的に使うことで、少しずつ回復することが期待できます。

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2,ニキビ跡ケアに良い化粧水の選び方

ニキビ跡には3つの種類がありますが、それぞれ種類ごとに効果的な成分が異なります。それでは、タイプ別におすすめの成分を見ていきましょう。

2-1,赤みタイプなら抗炎症成分配合のものを

皮膚内部で炎症が続いている赤みタイプのニキビ跡には、炎症を抑える成分が効果的。具体的には次のようなものがあります。

グリチルリチン酸

グリチルリチン酸は抗炎症作用を持つため、赤みタイプのニキビ跡に効果的です。漢方の原料である甘草にも含まれる成分で、昔から口内炎、喉の炎症といった炎症を抑える薬に使われてきました。

グリチルリチン酸を肌に塗った場合はニキビの炎症を抑えるため、赤みタイプのニキビが悪化するのを防ぎます。その結果、ニキビ跡を目立たなくすることが期待できるのです。

実際にグリチルリチン酸は医薬品やニキビ改善用のケア用品に含まれることも多く、高い効果が期待できます。ただし、起きてしまった炎症には有効ですが、ニキビ予防には効果がありません。

ビタミンE

ビタミンEは抗炎症作用だけでなく、血流を改善しターンオーバーを正常にする効果もあります。つまり、出来てしまったニキビ跡を目立たなくすることが期待できるのです。

また、ビタミンEは炎症の原因となる「活性酸素」という物質を除去する働きに優れており、ニキビの予防効果にも期待できます。

ビタミンEは成分名「トコフェロール」と表記されます。赤みタイプのニキビを予防・改善したい人はトコフェロール配合の化粧水を選ぶと良いでしょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンCには抗炎症作用と活性酸素除去作用があり、赤みタイプのニキビの予防・改善に効果的です。

ただし、ビタミンCは空気に触れると酸化し、水に溶けると不活性になるという不安定な物質で肌に直接塗っても効果がほとんどありません。そのようなビタミンCの不安定な性質を解消したのがビタミンC誘導体です。

ビタミンC誘導体にはターンオーバー促進や毛穴を引き締める作用もあり、できてしまったニキビ跡を目立たなくする効果も期待できます。

2-2,色素沈着タイプならメラニンにアプローチする成分を

色素沈着タイプのニキビ跡にはメラニン生成の予防・改善・排出をサポートする次のような成分がオススメです。

トラネキサム酸

トラネキサム酸はメラニン生成を抑える働きや抗炎症作用を持つため、ニキビ跡による色素沈着を予防・改善する効果に優れています。

ニキビ跡ができると、周辺の肌組織がダメージを受けて刺激に弱くなってしまうため、できるだけ低刺激の成分を選ぶ必要があります。トラネキサム酸は止血剤として長年使われてきた実績があり、低刺激で安全性が高いのもオススメの理由です。

トラネキサム酸はできてしまった色素沈着を薄くすることはできません。しかし、長期的に使用することでメラニンの生成を抑え、ターンオーバーによるメラニン排出で徐々に色素沈着を薄くすることが期待できるのです。

アルブチン

アルブチンはコケモモやナシなどにも含まれる天然の美白成分です。メラニンの生成を抑える働きや色素沈着を防ぐ働きがあることから、色素沈着タイプのニキビ跡予防・改善に効果的です。

臨床試験でシミ・ソバカスの生成が抑えられることが確認されているほか、1989年に厚生労働省が美白効果のある医薬部外品として認めており、高い効果が期待できます。

参考：シミ・ソバカス対策や美白に α－アルブチン

また、アルブチンにはβタイプと、βタイプの10倍強力で低刺激なαタイプの2種類があり、近年はαタイプ配合の化粧水が増えています。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体には、メラニン生成・色素沈着抑制のほかに「還元作用」があります。

還元作用とは体内で発生した有害な活性酸素を、元の無害な形に戻すこと。美白ケアにおいては、出来てしまったシミのもととなるメラニンを薄くする作用のことです。実は、メラニンは段階を経て濃くなります。

基底層にあるメラノサイトという細胞は刺激を受けるとチロシンという物質を発生させますが、チロシンは少しずつ酸化してチロシン→ドーパキノン→メラニンと変化。色も淡色→黒色と変わるのです。

ビタミンC誘導体はメラニンをドーパキノンに戻す還元の働きがあり、ターンオーバーでシミを排出する前に色素沈着を薄くすることが期待できるのです。

また、ビタミンC誘導体はターンオーバーを正常にする効果や抗炎症作用もあり、色素沈着タイプのニキビ跡を複数のアプローチでケアすることが期待できます。

プラセンタエキス

プラセンタエキスとは文字通り馬や豚などほ乳類の胎盤から取り出したエキスのこと。

プラセンタエキスには胎児の成長に必要なアミノ酸、ビタミン、ミネラルと言った豊富な栄養がバランスよく含まれており、肌細胞を活性化させることが考えられます。

そのため、ターンオーバーを正常化してメラニン排出を促し、色素沈着タイプのニキビ跡を軽減する効果が期待できるのです。

また、近年プラセンタエキスにはメラニン生成抑制効果があることが分かり、厚生労働省も美白有効成分として承認しています。つまり、色素沈着のニキビ跡の予防にもプラセンタエキス配合の化粧水は有効と言えます。

参考：プラセンタエキスの美白有効成分 を新発見！！

2-3,クレータータイプなら肌にハリを与える成分を

クレータータイプのニキビ跡は破壊されたコラーゲンが原因なので、真皮層でコラーゲン生成を促す成分が有効です。

また、重度のニキビ（炎症）によってできるのがクレータータイプのニキビ跡。そのため、炎症を抑える作用も重要です。

具体的には次のような成分が配合された化粧水がオススメです。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体はコラーゲンの生成を促す働きがあり、クレータータイプのニキビ跡をセルフケアできる数少ない成分です。

ビタミンC誘導体には即効性のある水溶性ビタミンC誘導体、効果の持続性が高い油溶性ビタミンC誘導体、そして、真皮まで浸透する新型ビタミンC誘導体（APPS）の3種類があります。

もっとも化粧水に含まれることが多いのは水溶性ビタミンC誘導体ですが、クレータータイプのニキビ跡をケアしたいなら真皮層でコラーゲン生成を促す新型ビタミンC誘導体がオススメです。

また、ビタミンC誘導体には炎症や皮脂の大量分泌を抑える作用もあり、現在進行形のニキビからクレータータイプのニキビ跡を作るのを予防することも期待できます。

美容整形外科でもビタミンC誘導体を浸透させてクレーター跡を治療する方法があり、セルフケアでも高い効果が見込めます。

セラミド

セラミドは角質層に存在する細胞間脂質という物質の一種です。セラミドを肌に塗ると高い保湿力を発揮して角質層の水分を逃がしません。

実は、ニキビは肌が乾燥しているときによく発生します。肌が乾燥していると、水分蒸発を防ごうと皮脂の分泌が促進され、それが毛穴に詰まってしまうのです。

しかし、日常的にセラミド配合の化粧水を使うことで肌の乾燥が防がれ、クレータータイプのニキビを予防することが期待できます。また、保湿によってターンオーバーが正常化し、角質層のハリ・うるおいが良くなってクレーター跡を目立たなくすることも考えられます。

セラミドには動物由来の「天然セラミド」、トウモロコシや大豆から抽出される「植物セラミド」、石油由来成分で合成される「合成セラミド」、酵母から抽出される「ヒト型セラミド」の4種類があります。

この中でもっとも刺激が少なく効果的なのが、人と同じ性質・構造を持つヒト型セラミド。クレータータイプのニキビ跡ケアにはヒト型セラミド配合の化粧水がオススメです。

コラーゲン

コラーゲンは真皮層に張り巡らされている成分で、肌を支えハリを保つ働きをしています。クレータータイプのニキビ跡はコラーゲンが破壊されて起こるため、コラーゲンを外側から補充すればよいのでは？と思うかもしれませんね。

残念ながら、化粧水に含まれるコラーゲンは真皮層に届かないため、直接クレータータイプのニキビ跡を改善してくれるわけではありません。

しかし、保湿力が高く低刺激なコラーゲンは肌の乾燥を防いでターンオーバーを整える効果に優れています。そのため、表皮の凹みを改善してクレータータイプのニキビ跡を浅くする効果が期待できるのです。

プロテオグリカン

プロテオグリカンは糖タンパク質の一種で、皮膚や軟骨内部でハリや弾力を保つ働きをしています。

肌に塗った場合は高い保湿力を発揮してターンオーバーを正常化するほか、ヒアルロン酸やコラーゲン生成を促進し、シワ改善、弾力改善する作用が確認されています。

参考:プロテオグリカンの美容効果

保湿成分として配合されることの多いヒアルロン酸よりも分子量が小さく保水力が高いため、肌内部に浸透してクレータータイプのニキビ跡を改善する効果が期待できるのです。

また、プロテオグリカンには炎症を抑える作用もあり、ニキビの悪化を予防してクレータータイプのニキビ跡を予防・改善する事が考えられます。

3,ニキビ跡ケアにおすすめの化粧水ランキング

ここではニキビ跡のケアに効果的な化粧水について、ランキング形式でご紹介します。

自分のニキビ跡のタイプを理解し、化粧水を選ぶ時の参考にしてみてください。

4,ニキビ跡改善のためのスキンケア方法

ニキビ跡を改善するために大切なのは、実はアイテム選びよりも正しいスキンケアです。誤ったスキンケアを続けると、ニキビやニキビ跡を悪化させてしまう可能性があります。

ここでは、ニキビ跡に効果的な化粧水を手に入れた場合の、正しいお手入れ方法を説明していきます。

4-1,スキンケアは清潔な肌に行おう！正しいクレンジング＆洗顔方法を解説

スキンケアをする前に、肌を清潔な状態にしておきましょう。雑菌の多い肌はアクネ菌が繁殖しやすく、ニキビ跡が治りづらくなってしまいます。

ニキビの炎症を抑えニキビ跡を早く改善するために、次のような手順で手、顔を清潔にしておきましょう。

洗浄力が穏やかなクレンジングで優しくメイクオフ

ニキビやニキビ跡に悩んでいるけれど、毎日メイクをしなくてはならないという人は、洗浄力の穏やかなクレンジングを使いましょう。

洗浄力の強い成分はニキビを刺激し、悪化させる原因となってしまいます。

また、洗浄力の強いクレンジングが肌を乾燥させニキビ悪化の原因になることも。本来肌に必要な皮脂まで洗い落としてしまうと肌が乾燥し、皮脂を補おうと大量に分泌され、それが毛穴や皮脂腺に詰まってしまうのです。

オススメは、肌に負担のかからないミルクタイプのクレンジング。また、ニキビ用の薬用クレンジングも炎症を抑えたり皮脂を落としすぎたりしないのでオススメです。

クレンジングをするとき、ゴシゴシ洗いはNG。ニキビ跡に刺激を与えないように優しくなじませ、ぬるま湯で洗い落としましょう。

ただし、洗浄力が穏やかなクレンジングは濃いメイクや落ちづらいリップを使用したときにメイクの成分が肌に残る可能性があります。そんなときは、ポイントメイクだけ専用のリムーバーを使うなどして、できるだけ肌への負担を最小限にとどめましょう。

洗顔はたっぷりの泡とぬるま湯で汚れだけを吸着させて

洗顔料は弾力や重さを感じるくらいしっかり泡立てましょう。その理由は三つあります。

一つ目が、キメの細かい泡を作ると毛穴に洗浄成分が入り込み、汚れの吸着力が高くなること。その結果、ニキビの悪化や再発がしづらくなります。

二つ目が、弾力のある泡がクッションの役割をし、手が直接肌に触れずに洗顔できること。肌に手が触れてしまうと摩擦になり、ニキビ跡が改善されづらくなってしまうのです。

三つ目が、泡立てるとphが低くなり刺激が低くなること。刺激を抑えることで、ニキビ跡が少しずつ改善することが期待できます。

このように、洗顔料の泡立てにはニキビ跡改善に複数のメリットがあるのです。

また、泡立て方はどんな洗顔料でも同じです。

まず手を洗い、汚れやクレンジングの成分を落とします。これらが残っていると泡立ちが悪くなってしまうのです。

それから、利き手の逆の手に洗顔料や石鹸を出し、ティースプーン一杯程度の水を加えて利き手でくるくる回しながら溶いていきます。

さらに、ティースプーン一杯程度の水を加え、空気を巻き込むように手のひらで繰り返しくるくる回し泡立てます。

最後にもう一度、ティースプーン一杯程度の水を加え、泡の表面をなでるように泡立てましょう。洗顔料がきめ細かいもっちり泡になっているはずです。慣れてしまえば30秒程度で作れるようになりますよ。

基本的に、水を加え、空気を加えて泡立てる。というのを繰り返せばOKです。

とはいえ、手のひらで泡立てるのがうまくいかない人や、時間がなくて面倒に感じる人も多いでしょう。

そんな人にオススメなのが、洗顔用の泡立て器。泡立てネットやホイップを作るアイテムが100均やドラッグストアに売っています。10～20秒程度で簡単に泡立てることができますよ。

洗顔料を泡立てたら、皮脂量の多いTゾーンから顔全体に泡を広げ、直接肌に手を触れず、泡を押すように汚れを落としましょう。口の周りや目元などのデリケートな部分は特に優しく泡を乗せて汚れを落とします。

最後に、ちょっと冷たく感じる程度のぬるま湯で、泡を残さず洗い流して完了です。

4-2,汚れを落としたら化粧水＆乳液orクリームで保湿ケアを！

洗顔で肌の汚れを落としたら、化粧水や乳液などの基礎化粧品でケアしましょう。

このとき、必ず手のひらを清潔な状態にしておいてください。雑菌がついた手でスキンケアをすると、ニキビ跡の悪化や新たなニキビの発生を招きかねません。

では、具体的なケア方法を見ていきましょう。

化粧水は手のひらの熱を利用して丁寧につけていこう

化粧水を使うときは、メーカー指定の量を2、3回に分けながら使いましょう。一度にすべての量をつけるより、分けた方が手からこぼれにくいため、化粧水の肌への吸収率が高められます。

また、手のひらに出した化粧水はすぐに顔につけず、手の熱で少し温めることで肌への浸透率が高くなります。

そして、化粧水を顔全体につけたら、顔を覆うように両手で優しく押さえて10秒キープ。こうすることで血流が良くなり、肌に化粧水がなじんで潤います。

もう一度、同じように顔全体に化粧水をつけ、最後に鼻の横のくぼみや目元など細かいところにもつけましょう。指定量を付け終わった後、手で肌に触れたときに吸いつくような感覚があれば化粧水が浸透した証拠です。

化粧水の後に美容液を使う場合は、化粧水と同じように温め、手のひらで優しくプレスすると浸透しやすくなります。

化粧水の後は乳液やクリームでうるおいキープ

化粧水や美容液で肌にニキビ跡のケア成分を届けたら、次はそれをキープするために乳液やクリームを使いましょう。

「乳液やクリームをつけると油分でニキビができやすいから使いたくない」という人は、殺菌作用のあるアイテムや、ニキビ対策用の乳液やクリームを使ってください。

乳液やクリームを使わないと化粧水や肌の水分が蒸発し、ニキビケア有効成分の効果が半減してニキビ跡が改善しません。

また、肌が乾燥すると皮脂分泌が増えて、新たなニキビの発生やニキビ跡が悪化してしまう可能性もあります。

ただし、乳液やクリームの油分だけでは完全に肌の水分蒸発を防ぐことはできません。

そのため、化粧水の保湿成分だけにたよらず、セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれている乳液やクリームを使い、保湿＋油分で肌の水分キープを目指しましょう。

5,ニキビ跡ケアだけでなくニキビ対策も行おう

ニキビ跡のケアと同時に大切なのが、「新たなニキビを作らせないケア」です。

せっかくニキビ跡が改善されても、別のニキビができてしまったら、それが「新たなニキビ跡」になる可能性がありますよね。

ここでは、ニキビの予防方法について学んでいきましょう。

5-1,跡になりやすいニキビがある？ニキビの種類とは

ニキビ跡には3種類あると説明しましたが、ニキビにもいくつか種類があります。そして、ニキビの種類によってはニキビ跡になりやすいものがあるのです。

まだセルフケアで治せる白ニキビ

白ニキビはニキビの初期段階で「コメド」とも呼ばれます。皮脂がつまって毛穴が閉じてしまっただけの状態で、まだ炎症は起きていません。

痛み・かゆみが無く、見た目はポツっと白く盛り上がっているだけなので、ニキビだと気づかない人もいます。

そして、白ニキビはもっともセルフケアしやすく、ニキビ跡にもなりづらいニキビです。むしろ、白ニキビの段階で解消してしまえば、本格的なニキビにはなりません。

セルフケアの方法としては、肌を清潔に保ち、しっかりと保湿することです。雑菌が増えたり肌が乾燥したりすると、白ニキビが炎症を起こしニキビ跡になってしまう可能性が上がります。

洗顔料をしっかり泡立てて汚れを落とし、スキンケアでは保湿効果の高いセラミドやターンオーバーを正常化するビタミンC誘導体などの成分が含まれる化粧水を使用しましょう。

また、近年はコメド解消用の薬も販売されているので、薬を使うのもおすすめです。

再発しやすい黒ニキビ

黒ニキビは、白ニキビが酸化したものです。毛穴を詰まらせている皮脂が空気に触れて酸化し、黒っぽく変色してしまっているのです。

白ニキビ同様、炎症は起きていませんが、皮脂が堅くなり毛穴が押し広げられ、黒いボツボツが目立つようになります。

そして、毛穴が広げられている＝皮脂がつまりやすい状態なので、黒ニキビは治っても同じ箇所に再発しやすい特徴を持ちます。

そのまま放っておくと炎症を起こす可能性がありますが、洗顔で肌の清潔さを保つこと、スキンケアで保湿することの2点を徹底することで悪化を防ぐことができます。

白ニキビと黒ニキビはニキビの初期段階で、ホームケアで十分改善します。むしろ、白ニキビ、黒ニキビの段階でケアをし、ニキビ跡の原因となるニキビを作らせないことが大切です。

赤みのあるニキビ跡を作る赤ニキビ

赤ニキビは白ニキビや黒ニキビが炎症を起こし、赤く腫れた状態です。

表面上は治っても皮膚の内部で炎症が続く、赤みがあるタイプのニキビ跡の原因に。赤ニキビが悪化すると炎症によって皮膚組織が崩れ、クレーター化する場合もあります。

また、殺菌・抗菌作用のある薬用クリームや市販の薬を使うなどのホームケアでもある程度悪化を抑えることができます。ただ、皮膚科で炎症を抑えてもらうのがもっともオススメの対処法です。

赤ニキビができたら早めに皮膚科の治療を受けて、ニキビ跡が残らないようにしましょう。

クレーター跡になりやすい黄ニキビ

黄ニキビはニキビが重症化・化膿した状態で、クレーター跡になりやすいニキビです。赤ニキビの炎症が悪化してブドウ球菌が繁殖し、毛穴内部に膿がたまっているため、皮膚を通して黄色っぽい膨らみが見えます。

痛みやかゆみを伴うため手で潰して膿を出したくなりますが、黄ニキビをつぶすと悪化の原因になるので絶対にやめましょう。また、黄ニキビを隠そうとメイクを濃くするのも刺激になり良くありません。

改善方法として、肌を清潔にする、生活リズムを整える、炎症を抑える薬やスキンケアを使用するなどがあります。ただ、自己流のケアでは綺麗に完治させることが難しいうえに、時間がたつと炎症部分が広がりかねません。

ニキビができたらすぐに皮膚科に行き、適切な治療を受けましょう。

5-2,ニキビの原因行動を知ってニキビ跡を根本から予防しよう

ニキビ跡はニキビが炎症を起こして悪化したのが原因です。そして、ニキビができる原因は、毛穴に皮脂や汚れが詰まること。

つまり、毛穴詰まりが予防できれば、ニキビ・ニキビ跡も予防できるのです。

毛穴詰まりは次のような生活習慣や行動で起こります。心当たりがある人は改善し、ニキビ跡を根本から予防しましょう。

野菜の摂取量が少なく栄養バランスの悪い食生活

栄養バランスの悪い食生活を送っていると皮脂分泌が多くなり、毛穴が詰まりやすくなります。

たとえば、肉類や揚げ物、甘い菓子、アルコール類などを好み、野菜やフルーツはあまり食べない、という人は要注意です。特に肉類、揚げ物などは体内の中性脂肪を増やし、皮脂分泌量を増やします。

一方、野菜やフルーツに含まれるビタミン類は脂質や糖質をエネルギーに変えるほか、ターンオーバーを整え、皮脂分泌を抑える働きがあるため、ニキビ予防に効果的です。

しかし、肉・揚げ物を極端に減らしすぎると皮脂量が減って肌が乾燥してしまいます。

大切なのは肉・魚・野菜・フルーツなどを偏らずに食べること。ニキビ予防のために、バランスの良い食事を心がけましょう。

眠りが浅かったり睡眠不足気味である

「寝不足が続いたらニキビができてしまった」という経験をした人は多いでしょう。

肌の生まれ変わりであるターンオーバーは睡眠中に行われます。皮膚は睡眠中に成長・修復されているのです。しかし、睡眠不足が続くとターンオーバーが乱れ、皮膚表面に古くなった角質が残り、毛穴を詰まらせる原因に。

特に、寝入りばなに訪れる深い眠り（ノンレム睡眠）はもっともターンオーバーが活発化します。そのため、寝付きが悪かったり、浅い眠りが続いたり、という人は睡眠環境を見直しましょう。

たとえば、夜は照明を暗くする、TVやスマホを見すぎないなど視覚的に刺激を与えないことが大切です。一方、朝は睡眠ホルモンを分泌させるために日の光を浴びましょう。日中の適度な運動も体の疲れから眠りやすくなるのでオススメです。

また、ビタミンB群が不足すると睡眠リズムが崩れることが分かっています。ビタミンB群は貝や魚などの魚介類に多く含まれているので、食生活を見直すのも大切です。

運動不足で汗をかく習慣がない

汗をかくほどの運動をほとんどしない、という人は皮脂が詰まりやすい傾向にあります。

汗で皮脂や老廃物が流されると、毛穴が詰まりづらくなります。また運動をすると血行が良くなって肌に酸素や栄養が届きやすくなるため、ターンオーバーが整ってニキビになりづらくなるのです。

さらに、ストレスはホルモンバランスを崩して皮脂分泌を増やしたりターンオーバーを崩したりするので、運動でストレス解消するとニキビ予防に効果的です。

このように、運動は多方面からニキビ予防に効果があります。

ただし、皮脂詰まり予防のために運動をしたいなら、筋力トレーニングのような激しい運動よりも、水泳やウォーキングなどの酸素を取り入れながら運動する「有酸素運動」がオススメです。

激しい運動は「活性酸素」という肌にダメージを与える物質を発生させてしまうので、場合によってはニキビ発生の原因になることがあります。

また、運動で汗をかいたら早めに洗い流して雑菌が増えないようし、スキンケアで保湿しましょう。

便秘気味で胃腸の調子が悪い

腸がお肌の調子に影響を与えることを知っている方は多いと思いますが、便秘は肌に悪影響しかありません。

腸に古い便が留まったまま長時間たつと、腐敗して体に害を与える悪玉菌が増加。悪玉菌は有毒ガスを放ち、それが血液に溶けて全身を巡ります。

皮膚は血液から酸素や栄養を受け取りますが、このとき腸で発生した有毒なガスも取り込んでしまい、肌荒れやニキビの原因になるのです。

便秘を予防するためには、食物繊維の摂取、運動、ストレス解消などを心がけましょう。

野菜に多く含まれる食物繊維は腸の壁を刺激して便通を促してくれます。また、運動も腸の働きを活発にするので便秘予防効果に優れています。

さらに、ストレスは腸の働きを支える自律神経を乱すため、便秘の原因にも。

便秘は免疫力を下げるため、できてしまったニキビの炎症を悪化させる原因にもなります。できるだけ便秘にならないような食生活や生活習慣を心がけましょう。

頬杖をついたり、顔を頻繁に触る癖がある

頬杖が癖になっている人や、無意識に顔をさわる癖のある人は要注意です。何度も肌に触れると手から雑菌が移り、それが繁殖してニキビの原因になってしまいます。

もし、頬や下顎などの決まった場所に繰り返しニキビができるなら、無意識に頬杖で顔を可能性があります。

無意識だと難しいですが、気づいたらすぐにやめる、を繰り返して少しずつ頬杖や肌に触れる癖を直しましょう。

シャンプーやトリートメントのすすぎ残し

シャンプーやトリートメントのすすぎ残しは、顔だけでなくデコルテや背中ニキビの原因にもなります。

シャンプーやトリートメントに含まれる成分がアクネ菌のエサになったり、肌への刺激になったりしてしまうのです。

シャンプーやトリートメントの後は髪だけでなく体もしっかり洗い流しましょう。また、入浴時は洗髪してから体を洗うと、シャンプーやトリートメントの洗い残しが少なくなります。

枕カバーやシーツなど寝具の汚れ

ヒトは眠っている間、コップ一杯程度の汗をかくと言われています。さらに、寝具は肌が直接触れるため、枕カバーやシーツは水分と皮脂汚であっというまに雑菌が繁殖してしまうのです。

そして、雑菌だらけの枕カバーやシーツを使っていると、アクネ菌が繁殖してニキビができやすい状態に。特にうつぶせになって寝る人は毎日枕カバーを変えないと、顔にニキビができやすい状況といえます。

枕カバーやシーツは、汚れていなくても2、3日おきに洗濯し、常に清潔な状態にしておきましょう。

6,ニキビ跡を自然にカバーするメイク方法を解説！

できてしまったニキビ跡は、メイクで隠しながら気長にケアし続けましょう。

ニキビ跡はメイクアイテムの選び方やメイク方法のコツさえつかめば綺麗にカバーすることができます。

補色や光の反射を利用するとニキビ跡は目立たなくなります。NGなのはコンシーラーやファンデーションを重ね塗りすること。厚塗りになる上に、ニキビ跡が白く浮き上がって見えます。

また、ニキビがある場合はカバー力の強いメイクが悪化の原因になることもあるので、油分が控えめのオイルフリータイプのメイク用品を使用すると良いでしょう。

7,皮膚科を受診すべきニキビ跡とは

ニキビ跡は時間をかけてケアし続ければ目立たなくなることが期待できますが、すぐに皮膚科を受診した方が良いニキビ跡もあります。

それは「ニキビ跡が広範囲にある場合」と「ニキビ跡が深くえぐれて目立つ場合」です。

この二つは、ニキビが慢性化したり重症化したりするとできるニキビ跡で、セルフケアだけで改善することが難しいのです。

このようなニキビ跡がある人は皮膚科に行ってみましょう。

7-1,皮膚科のニキビ跡ケアを勧めたい人

セルフケアを続けることも大切ですが、次のような理由がある人は、特に皮膚科での受診をオススメします。

一刻も早くニキビ跡を治したい人

セルフケアではニキビ跡が解消されるまで数ヶ月、場合によっては何年かかるか分かりません。

しかし、皮膚科でレーザー治療やケミカルピーリングなどの施術を受けた場合、早ければ数週間程度でニキビ跡が改善されます。

とにかく、一刻も早くニキビ跡を解消したい、という人は皮膚科を受診しましょう。

月数万円の出費が可能な人

ニキビ跡の治療費は施術内容や皮膚科によって異なります。たとえばレーザー治療で高い効果を発揮するものは一回あたり約1～3万円ほどかかります。

特に、ニキビ跡の範囲が広い場合はレーザー照射の範囲も大きくなるため、高額になりがち。

そのため、ニキビ跡の治療に月数万円の出費が可能な人は、皮膚科で受診して早めに治すのがオススメです。

スキンケアによるニキビ跡ケアに限界を感じ始めた人

ニキビ跡ケアを数ヶ月～数年続けたけれど、いっこうに改善しないと感じている人は、皮膚科を受診してみましょう。

とくに、広範囲タイプのニキビ跡や陥没しているタイプのニキビ跡は、皮膚の組織が崩れや収縮を起こして真皮層が傷ついている状態。そのため、ターンオーバーだけでは回復しない状態になっています。

長年ニキビ跡ケアを続けても一向に改善されない場合は、皮膚科の治療でないと解消しない可能性が高いのです。

8,ニキビ跡ケアにまつわるQ＆A

Q,プチプラの化粧水でニキビ跡ケアに良いものはある？

A,プチプラの化粧水でもニキビ跡ケアに効果的なアイテムはあります。自分のニキビ跡のタイプに効果的な有効成分が配合されている化粧水を選べば、ニキビ跡ケアの改善効果が期待できます。

赤みタイプのニキビ跡ならビタミンC誘導体、色素沈着タイプのニキビ跡ならトラネキサム酸など、少量・安価でも効果的な成分が配合されていれば一定の効果が期待できます。

紹介したプチプラ化粧水以外にも、有効成分が配合されたプチプラアイテムは多数あります。ドラッグストアなどで成分を確認しながら探してみてください。

ただし、やはりある程度高価な化粧水の方が、ニキビ跡ケアにこだわった成分を配合しているもの。プチプラ化粧水を使い続けてもニキビ跡が改善されないと悩んでいる場合は、もう少しだけ高価なニキビ跡ケア化粧水を使ってみると良いでしょう。

Q,『薬用・医薬部外品』って何？市販の化粧水との違いは？

A,「薬用・医薬部外品」とは効能・効果が認められ厚生労働省が許可した成分が一定濃度含まれている製品で、医薬品と化粧品の中間的な存在です。

つまり、今回紹介した商品の場合で「医薬部外品」と表記してあれば、市販の化粧水よりもニキビに対して効果が期待できる成分が含まれているというわけです。

Q,メンズ用のニキビケア商品って何が違うの？

A,メンズ用のスキンケア用品は、皮脂の多い男性の肌質に合わせて作られています。

男性は女性に比べると、皮膚が厚く、皮脂分泌量が約3倍近く多く、水分量が少ないと言われています。

そのため、女性よりも肌が強い一方で、キメが荒かったり、皮脂が毛穴に詰まりやすかったりします。

では、男性は女性用のケア用品を使わない方がよいかというと、そんなことはありません。

女性用のニキビ跡ケア用品は男性用に比べて有効成分が多く含まれていたり、保湿の効果が高かったりします。そのため、女性用の化粧水を使った方がニキビ跡ケアに高い効果を発揮する可能性が高いのです。

男性でニキビ跡に悩んでいるという人は、女性用のニキビ跡ケア用品を使ってみることをオススメします。店頭で買うのが恥ずかしい場合はネット通販で購入しましょう。

9,まとめ

ニキビがせっかく治ってもニキビ跡ができてしまうと長期間消えず、憂鬱になってしまいますね。数年前にできたニキビ跡が消えなくて改善しないと諦めている人もいるでしょう。

しかし、ニキビ跡は有効成分の含まれた化粧水を正しく使うことで目立たなくなります。

また、悪化して広範囲に広がってしまったニキビ跡や陥没したクレータータイプのニキビ跡も気長にセルフケアを続ければ、少しずつ軽減されます。

もちろん、セルフケアでは完全に解消しないニキビ跡もありますが、そんなときは皮膚科を受診しましょう。レーザー治療やケミカルピーリングで驚くほどニキビ跡が薄くなります。

正しいニキビ跡ケアで美肌を手に入れましょう。

紹介したおすすめの化粧水を購入する

• エトヴォス バランシング薬用アクネVCローション
• ビーグレン キューソームローション
• 草花木果 アクネ化粧水
• ノブ ACアクティブ フェイスローション
• オルビスクリア 薬用クリアローション
• シーボディ VCローション
• ルナメアAC スキンコンディショナー
• プリモディーネ VCローション
• ラフィス スキンケア ACリッチローション

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