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国産オーガニックコスメのおすすめブランドランキング!スキンケア効果の高いオーガニック化粧品ブランド7選!
肌への負担をできるだけ避けたい、あるいは敏感肌で少しでも肌に優しい化粧品を探している、という人にはオーガニックコスメがオススメです。
オーガニックコスメとは有機栽培された植物の成分で作られた化粧品のこと。化学成分が含まれない、あるいはごく少量のみの使用なので、肌への刺激が少なく、自然由来の有効成分で肌本来の修復力を高めます。
とはいえ、国産のオーガニックコスメはまだ歴史が浅く、どのような商品を選んだらよいか分からない、という人も多いでしょう。
今回は、オーガニックコスメの基礎知識や、国産オーガニックコスメの選び方、メリットなどを詳しく解説します。
目次
この記事で紹介するイチオシの国産オーガニックコスメ一覧!
1,そもそもオーガニックコスメの定義とは
「オーガニック」とは「有機栽培」のこと。できるだけ化学肥料や農薬を使わない農法で栽培された野菜や植物を意味します。
つまり、オーガニックコスメとは有機栽培の植物から抽出されたエキスやオイルなどが配合された化粧品のことなのです。
では、オーガニックコスメにはどのような特徴があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
1-1,オーガニックコスメを使うメリット
オーガニックコスメには次のように、通常の化粧品とは異なるメリットがあります。
肌本来の持つ力を取り戻せる
一般的なコスメは「ケミカルコスメ」とも言い、防腐剤などの石油由来成分が含まれます。シミケアやしわ対策など、悩みに対処した化学成分が配合されており、肌トラブルをすぐに改善したい人向けのコスメと言えるでしょう。
一方、オーガニックコスメは化学的な力に頼らず、自然由来の有効成分によって肌が本来持つ自然治癒力を引き出し、肌質を根本から変えて肌トラブルを予防する効果に優れています。
即効性はありませんが、長期的に使い続けることで肌の機能そのものを向上させるのがオーガニックコスメの特徴。そのため、時間をかけてでも肌質を変えたい人にはオーガニックコスメがオススメです。
オーガニックコスメには、肌本来が持つ機能を引き出す力があります。肌には乾燥を防いでうるおいを保つ働きや、傷ついても修復する力が備わっているもの。
しかし、このような肌本来の力はスキンケア用品で過剰に肌を守り続けると、徐々に衰えてしまう場合があります。
また、肌にはさまざまな菌(常在菌)が存在していますが、化学成分配合の洗浄力の高いクレンジングや石鹸で何度も顔を洗うと、常在菌が激減。
常在菌の中には、うるおいを保つ働きをしたり、炎症を起こす菌を減らしたりといった役割をしているものもあり、常在菌の減少は肌の状態を悪化させる原因になることも。
参考:ニキビ
近年はスキンケアを休む「肌断食」で肌の自然治癒力を高めるスキンケア方法も登場し、芸能人が実践して話題になっています。
参考:有村架純や小雪が実践する肌断食 自然治癒力のアップに期待
では、なぜオーガニックコスメは肌本来の力が引き出せるのでしょうか。その秘密は、植物の持つ「抗酸化物質」にあります。
抗酸化物質とは、生物を酸化させ、老化を促進する「活性酸素」を除去する物質のこと。
活性酸素は呼吸すると必ず生じるほか、紫外線やストレスなどによっても体内で発生します。活性酸素は細菌やウイルス、がんなどから体を守る免疫力として働く一方で、増えすぎると体内の細胞を攻撃し弱体化させてしまう性質も持ちます。
生物は体内に活性酸素を除去する抗酸化物質というものを持っていますが、年齢を重ねるごとに体内の抗酸化物質は減少。活性酸素によって傷つけられる細胞が増えると、老化が進んだり病気を引き起こすのです。
肌の場合は、活性酸素によって肌細胞が攻撃され、肌の持つ自然治癒力が低下。シミやシワ、たるみなどの肌トラブルや老化現象があらわれます。
引用元:https://www.saishunkan.co.jp/
そこで有効なのが植物の抗酸化物質が含まれたオーガニックコスメです。
植物は光を浴びて成長しますよね。このとき、植物にも活性酸素が生じます。活性酸素は植物に対し発芽を促すなどの有効な働きをする一方、細胞を傷つける働きもします。
しかし、ほとんどの植物はポリフェノールなどの強力な抗酸化物質を持っており、細胞が傷つけられるのを防いでいるのです。自然界には約5000種類ものポリフェノールが存在するほか、植物ごとに抗酸化作用のあるビタミンなども含んでいます。
たとえば、リンゴを切った断面にレモンをかけると変色しませんよね。レモンにはビタミンCやエリオシトリンなどの抗酸化物質が豊富に含まれており、リンゴの断面が酸化するのを防いでいるのです。
オーガニックコスメはこのような植物の抗酸化物質を利用することで、肌細胞の酸化を防いで肌本来の力を取り戻す効果が期待できるのです。
肌に不要な成分が少ない
ケミカルコスメには、次のような化学成分が含まれます。
- 防腐剤 ケミカルコスメにはパラペン、安息香酸Na、BGなど石油由来の防腐剤が含まれます。製品の腐敗を防ぎ品質を保つ重要な役割を持ちます。
- 合成香料 香りによるリラックス効果をねらって配合されることのある合成香料ですが、原材料の表記義務がなく、どのような材料で香料が作られているか分かりません。 また、通常の合成香料は複数(場合によっては数百種類)で調合されるため、肌に不調が起きても原因特定が困難です。
- 着色料 化粧品の色を美しく見せるためにタール系の合成色素が使われる場合があります。
- 添加物 界面活性剤(ラウリル硫酸Na、スルホン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩など)や、合成ポリマー(ジメチコン、アルリル酸など)など、肌に化粧品をなじませるために配合されます。
これらの成分は ノーマルな肌質の方には問題ない成分ですが、敏感肌や乾燥肌などの肌の弱い人にとって刺激になり肌荒れの原因になることも。
また、香料や着色料に関してはそもそも肌に不要な成分。いくら香りや見た目が良くても、肌に負担を与える可能性がある成分なら使わない方が良いですよね。
オーガニックコスメにこのような成分は含まれないか、含まれてもごく少量。そのため、肌にかかる負担が非常に少ないのです。
さらに、オーガニックコスメの原材料は化学肥料や農薬を使用しないため、肌に塗っても安全性が高いという特徴もあります。
精油による美容効果
多くのオーガニックコスメは植物から抽出される精油(エッセンシャルオイル)を配合し、スキンケアに活用しています。
人工的に精製された合成香料と違い、天然の精油には多数の効能があります。そもそも、精油の歴史は古く、古代エジプトや古代ローマなどで薬効・美容効果が利用されてきました。
実際に、肌に塗った場合は乾燥予防、シミ、シワ改善など、多くの美容効果が確認されているのです。
たとえば、ローズには肌の炎症を抑える効果、ラベンダーにはかゆみ・痛みの解消やシミ・しわ予防効果、カモミールには美白効果や抗炎症効果など、植物ごとに異なる効果があります。
また、精油には香りによるリラックス効果やホルモンバランスを整える働きを持つものもあり、月経によってホルモン量が変動する女性の肌を守る効果も期待できます。
オーガニックコスメはこのような精油の働きを取り入れることで、肌トラブル解消にも期待できるのです。
1-2,国産オーガニックコスメは何が良いのか?
欧米ではオーガニックへの意識が高く、国ごとに厳しい認定・認証基準が定められています。そのため、オーガニックが非常に身近で、オーガニックコスメも入手しやすい環境です。
一方、日本ではまだまだオーガニックコスメの歴史が浅く、商品も海外ほど多くありません。
また、日本ではオーガニックコスメの法的な基準も認定機関もないため、化学成分99%、植物由来成分1%の化粧品であってもオーガニックコスメとして販売することが可能です。
実際に、近年のオーガニックコスメブームに便乗してそのような商品を販売している企業も存在します。
では、国産のオーガニックコスメはまったくダメなのかというと、そんなことはありません。国産のオーガニックコスメにも質の高い商品はあります。
また、次のような理由から日本人には海外製より国産のオーガニックコスメがオススメです。
日本人の肌を考えて作られている
皮膚は人種ごとに厚みや皮脂量、メラニン量が異なります。その違いを知るために、まず皮膚の構造を確認しておきましょう。
皮膚の構造は、上から表皮、真皮、皮下組織で構成されており、さらに表皮は上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の層が重なってできています。
皮下組織はおもに脂肪で構成されており血管、神経、汗腺などを保護する役割を持つ組織。真皮はコラーゲンやヒアルロン酸といった成分で構成され、皮膚の弾力を保つ役割を持ちます。
引用元:https://www.ito-medical-clinic.com/
そして、表皮は体を乾燥や外部の刺激から守る働きをしています。
表皮の肌細胞は基底層で生まれ、有棘層では基底層から栄養を受けて肌細胞が成長し、顆粒層では基底層から切り離されて細胞はただ生きている状態です。
角質層に至ると肌細胞は死んでしまいます。しかし、細胞は死んでいても水分を保つ働きを持っており、外部の刺激を防いだり、体内の水分が蒸発するのを防いだりする働きをしています。このような角質層の保水機能によって肌は守られているのです。
引用元:https://www.collage.ne.jp/
やがて、古い角質層は垢となって剥がれ落ちます。このような表皮での肌の生まれ変わりをターンオーバーと呼び、肌の健康を保つ重要な役割をしているのです。
引用元:https://www.chocola.com/
また、基底層には「メラノサイト」というシミの元になるメラニンを生成する細胞があります。
シミの原因となるため嫌われがちなメラニンですが、実はメラニンには肌を守る役割があるのです。
肌は紫外線や刺激を受けると活性酸素が生じ、真皮の細胞が破壊される可能性があります。しかし、メラノサイトが活性化してメラニン(シミ)が生成されると紫外線をブロックして肌を守ってくれるのです。
シミは見た目が悪いと敬遠されがちですが、シミが無ければ肌細胞が破壊されてしまうため、メラノサイトの働きは重要なのです。
このような肌の構成や働き自体は、どんな人種でも変わりません。しかし、気候・風土が異なれば角質層の厚みや皮脂腺の発達なども異なってきます。具体的には、次のように人種別に肌質が異なります。
- 白人種 メラノサイトが活性化しづらく、肌が白くなります。また、ヨーロッパは乾燥した空気とミネラルの多い水質。 その影響で角質層が厚く、皮脂が毛穴に詰まって炎症が起こりやすい肌質です。黒人種・アジア人種より角質層が厚く、真皮が薄いため、肌のキメが粗く、加齢とともにシワやたるみが目立ちやすくなります。
- 黒人種 メラニンには褐色~黒に変化するユーメラニンと黄色~赤に変化するフェオメラニンの二種類がありますが、黒人はユーメラニンを多く持っています。 また、黒人はメラノサイトが活性しやすいため肌が黒くなります。遺伝的に湿度の高い暑い土地に適応しており、角質層が薄くキメの細かい肌質ですが、そのため欧米の環境では乾燥しやすい肌質でもあります。
- アジア人種 ヨーロッパに比べて湿度が高く、汗をかきやすいため、皮脂腺や汗腺が発達しています。そのため、角質層の水分量が多く肌のキメが細かい特徴があります。 日本人の場合、白人種に比べ、約20%も皮脂が多いと言われています。しかし角質層が白人に比べ約1/3と薄く、刺激を受けやすい肌質です。また、アジア人は、ユーメラニン、フェオメラニンの両方を持つため、日に焼けると黒いシミが発生します。
このように、人種によって角質層・真皮層の厚み、メラニンの活性度合いなどが異なるため、欧米で作られたオーガニックコスメがアジア人に合うとは限りません。
角質層が厚い白人にとって肌にちょうど良い成分でも、アジア人にとって刺激が強すぎることがあるのです。
日本で作られるオーガニックコスメは当然、日本人の肌質に合わせて作られています。このような理由から、国産オーガニックがオススメなのです。
海外製品より入手しやすく、続けやすい価格帯が多い
海外のオーガニックコスメは認定基準が厳しいだけに、原材料や製法にこだわりぬいたアイテムが数多くあります。しかし、そのようなオーガニックコスメは価格が高くなりがち。
しかも、日本では、まだまだ海外のオーガニックコスメの輸入数は多くありません。気になる海外のオーガニックコスメを手に入れようと思ったら、輸入あるいは代理店から購入することになります。
しかし、輸入は輸送費と時間がかかり現地購入より割高です。また、商品によっては正規代理店が無く、本物を扱っているか分からない販売店から、品質の保証されないアイテムを購入することになる可能性も。
このような海外産オーガニックコスメより、国産のオーガニックコスメの方が価格・入手のしやすさから続けやすいというメリットがあります。
2,国産でオーガニックコスメブランドを選ぶ際にチェックしたいポイント
ここまで、国産オーガニックコスメの方が続けやすく安心だとお伝えしてきました。
とはいえ、オーガニックコスメの基準がない日本では企業の方針によって品質にかなりの差があります。信頼できる国産オーガニックコスメを見つけるにはどうしたらよいのでしょうか。
次からは、そのポイントについて見ていきましょう。
2-1,オーガニック処方にこだわっているか
日本には有機JAS法があります。有機栽培の検査と認証を受けた場合のみ、有機JASマークをつけ、「オーガニック」と表示することが許されているのです。
しかし、有機JAS法で規定されているのは有機農産物と有機農産物加工食品のみ。水産・畜産、食品以外の加工品、化粧品などについてはオーガニック表示の検査・認証規定がありません。
有機農産物と有機農産物加工食品以外は、有機栽培で作られた植物が一つでも入っていれば「オーガニック〇〇」を名乗ることができるのが実状なのです。
そのため、国産のオーガニックコスメの基準は企業ごとに異なります。中には0.1%しかオーガニック成分が含まれていないのにオーガニックコスメを名乗る質の悪い商品も存在するのです。
では、認定機関がないから国産オーガニックコスメは危険かというと、そうとは限りません。
企業によっては国際的なオーガニックコスメ認定基準に合わせたり、海外の認定を取得したり、徹底的に添加物を排除したりと、自主的に厳しい基準を設けている場合があります。
このような企業の姿勢を知るためにもっとも有効なのが公式サイトです。企業が積極的に情報公開し、栽培、加工方法、使用している成分、取得した認定の詳細を掲載している場合は、質の高いオーガニックコスメと言えます。
オーガニックコスメを購入する時は、このような企業の製品を探しましょう。
2-2,トライアルセットでお試しできるものか
信頼できる国産オーガニックコスメを見つけたら、次はトライアルセットで試してみましょう。
オーガニックコスメは自然由来の成分が複数含まれています。天然なら肌に刺激がないと思うかもしれませんが、使われている原材料によっては相性が悪く、アレルギー反応が出てしまう可能性があります。
また、ケミカルコスメに比べてオーガニックコスメはコストがかかるため価格が高め。せっかく高価な本商品を購入したのに肌に合わなかった場合、損をしてしまいます。
さらに、トライアルセットをオススメするもう一つの理由が「香り」です。
オーガニックコスメには植物から抽出したエッセンシャルオイルやエキスが含まれており、天然の香りがあります。これらの香りが必ずしも自分の好みとは限りません。
このような理由から、トライアルセットを出しているオーガニックコスメブランドがオススメなのです。
3,おすすめの高品質国産オーガニックコスメブランドランキング
ここでは品質・安全性が高く、トライアルセットを出している国産オーガニックコスメをランキング形式で紹介します。
気になるアイテムは実際に企業の公式サイトを見て、オーガニックに対する姿勢を確認してみましょう。
オラクル
商品詳細 メイク落とし(ミルク):20ml 洗顔料:25g 化粧水:25ml 美容液:5ml ナイトクリーム:3ml 目元用美容液:3ml パック:10g トライアル価格:1,600 円(税抜) ブランドの特徴やポイントオラクル(loracle)は国産オーガニック植物にこだわったコスメブランドです。
北海道の自社農園・エキス工房で栽培加工される植物は日本の有機JAS認証を取得。また、オラクルは石油由来の化学成分をいっさい含まず、防腐剤も植物由来エキスやアルコールを使用しています。
そのため、低刺激で敏感肌や乾燥肌などの人にも使用しやすいコスメです。
また、オラクルは植物の部位ごとに異なるパワーに着目し、「火」、「水」、「風」、「地」の四大元素の自然哲学に当てはめて相乗効果が作用する処方を実践。
たとえば、植物の実・種は肌に張りを与える「火」、葉・茎は保湿効果の「水」、花はツヤをもたらす「風」、根は弾力を生み出す「地」とし、それぞれの効果を最大限引き出せるように配合しています。
実際に、ダマスクバラ花水、ヒマワリ種子、トウキンセンカエキスなど、多くの効果を持つ70種類の濃密な植物成分をアイテムごとに調合しており、肌の保水力や弾力を高める働きが期待できます。
オラクル独自の研究により植物のパワーを限界まで引き出したスキンケアは、雑誌や書籍にも取り上げられ、注目を集めています。
良い口コミをチェック口コミを見て、試しに購入してみました。
1600円でこれだけ試せるならありですね。
まず、使ってみて香りがいいなぁと。
また毛穴が少し開いて角栓が詰まっていたのですが、少し改善されたように思います。乾燥肌ですが使った後もつっぱらず、良かったです。
Twitterでの評判
オラクルのトライアルセット、早速使ってみたけど、めっちゃいい匂い。ずっと嗅いでいたいレベル。メイク落とし使っただけでも肌が柔らかくなってる気がする。期待しすぎ?でもパンフとか読んでるとめっちゃワクワクする!楽しい。楽しんでスキンケアできるのは嬉しい😊 pic.twitter.com/kxWm5duA3K
— 黒天 (@kuroameeeeeeen) 2018年8月10日
Instagramでの評判
オラクルのトライアルセットはライン使いができます。気になったら気軽に試してみましょう。
HANAオーガニック
商品詳細 クレイ洗顔:20g 化粧水:15ml 美容液:3.5ml 美容乳液:8ml UV乳液:ピンク3.5ml、イエロー1包 トライアル価格:1480円(税込) ブランドの特徴やポイントHANAオーガニックは海外のオーガニックコスメ認証機関に準じる「10の約束」を作り、その基準をクリアした商品をのみ販売しています。
主要な植物原材料は有機JAS、エコサート、USDA、BDIHなどの国内外のオーガニック認証を受けたものを厳選。さらに、合成界面活性剤や合成ポリマーなどの石油系ケミカル成分をすべて排除することで、肌改善効果は高いのに刺激の少ないコスメを実現しました。
花の精油やオイルによって、肌自ら潤いの素となるセラミドやアミノ酸を生み出すように働きかけ肌の保水力をアップ。
HANAオーガニックでは実際に、通常の植物よりオーガニック植物の方が抗酸化・活性作用が高く、肌の保水力を高めることを試験で確認しています。
また、肌を助ける常在菌を増やす美肌菌「バイオエコリア」や女性ホルモンを整える6種類の精油配合で心身に働きかけ、包括的に肌の美しさをサポートします。
良い口コミをチェックわざとらしく甘ったるくなく、精油のような自然で爽やかなローズとローズマリーの香りで好印象です。 肌のくすみ、毛穴が消えた気がします。引き続き使っていきたいです。
Twitterでの評判
HANAオーガニックのおかげで酷く肌荒れしてしまう回数が激減しましたー(*’ω’*)どのブランドでもいいから、好きになれる、肌に合う化粧品を使うのがいちばん大切なのかもです♡
— 伊藤羊子(イトウヒツジ) (@hitsuji_001) 2018年12月22日
Instagramでの評判
HANAオーガニックには7日間トライアルセットがあります。自分の肌との相性を確かめてみましょう。
琉白
商品詳細 洗顔石鹸:13g 保湿化粧水:20ml 美容クリーム:6g 美容オイル:3ml トライアル価格:990円(税込) ブランドの特徴やポイント琉白は沖縄の天然素材を原材料にしたオーガニックコスメです。
合成保存料、合成香料、合成着色料、アルコール、石油由来成分、動物由来成分は不使用。保存期間が開封後3カ月と短いのは本格オーガニックの証です。
また、赤ワインの34倍ものポリフェノールを持つ月桃と6種類の植物エキスで肌のコンディションを整え、海洋深層水の働きで肌へ植物エキスを浸透。ミネラルを含んだ海ブドウエキスで保湿し、不安定で刺激を受けやすい肌にもうるおいを与えます。
さらに、ブレンドした天然精油の香りでリラックス・リフレッシュし、ホルモンバランスを整え、肌と心を同時に整えることが期待できるのです。
琉白の製品でメインに使用している原材料・月桃(げっとう)は有機JAS認定を受けているほか、すべての商品でフランスのエコサート認証を取得。オーガニックへのこだわりが強く、品質・安全性の高いブランドです。
良い口コミをチェック石けんは洗い上がりがつるっとして余計な汚れがしっかり落ちた感じで つっぱらずに、水分を奪っていかない洗い心地。
お化粧水はさっぱりとしたバシャバシャ系かと思ったけれど、 しっとりとうるおいを与えてくれる、さらっとしたテクスチャーの化粧水でした。
引用元:琉白(ルハク) -クチコミ-
Twitterでの評判
最近は、ココナッツオイルを導入美容液として、化粧水などは沖縄コスメ「琉白」を使いすべてオーガニック♡in NY#オーガニック #琉白 #ルハク #organic #-ココナッツオイル #NYC pic.twitter.com/dTm1ahs3Hj
— 野津礼奈 (@reina_nozu) 2015年5月2日
Instagramでの評判
琉白のトライアルセットは初回限定で990円とリーズナブル。効果を試してみましょう。
ブルークレール
商品詳細 リペアモイストWエッセンス(美容液):10ml ローズエステリッチローション(化粧水):3点 ローズクリームリペアコンセントレート(保湿クリーム):3点 ローズヒップトリートメントオイル(フェイシャルオイル):1点 ローズリッチUVパウダー(ファンデーション):1点 ローズバーム(保湿クリーム):3g UVラグジュアリーデイクリーム(UVクリーム):1点(5~10回分) ローズクレンジング&マッサージオイル(顔&ボディ用オイル):1点 ティートリーモイストソープ(化粧石鹸):20g お試しセット価格:1,580円(税別) ブランドの特徴やポイントブルークレールは化学成分無添加、オーガニック認証取得の原材料を使用したオーガニックコスメブランドです。
特に、化学成分はキャリーオーバー(表示義務のない微量使用の化学成分)ゼロを実現。植物エキスの抽出にいたるまで化学成分を使わない徹底ぶりです。
また、オーガニック植物を20種類も配合しているほか、植物性プラセンタ、セラミド、ヒアルロン酸などの美容成分も使用。臨床試験を行い、医学的・科学的な根拠によって肌にハリ・ツヤを与え、シワを改善します。
ほかにも白神山地の湧水、有機ダマスクバラ花水、和漢エキスなどを配合。
実際に乾燥による小じわが無くなったとして医学誌に掲載された経歴のある実力派オーガニックコスメです。
良い口コミをチェック何もかもが合わなくて悩んでましたが、下地、化粧水ファンデーション全てお肌に馴染みが良くてびっくりしました。 同じ悩みを持っている方に使って欲しいです。とても素晴らしい商品です。
引用元:ブルークレール -クチコミ-
Twitterでの評判
#ブルークレール #bleuclair #bleuclairorganics #ローズエステリッチローション
— キンキキ (@kdino5151) 2019年2月1日
さらっとしているのに潤いが深くしっとり感が持続しやさしいのに実感の高いお肌だけでなく心にも響く #化粧水
さっぱりとしたテクスチャーで美容液の後に使うと浸透も良くお肌がモチモチしやわらかくなりました。 pic.twitter.com/IZ8kaLPmv1
Instagramでの評判
ブルークレールのトライアルは満足できない場合返品可。気軽にお試しできます。
ドゥーオーガニック(do organic)
商品詳細 エクストラクト ローション モイスト ミニ <化粧水> :30mL パワーセラム V ミニ <美容液> :8mL エンリッチ クリーム アドバンスト ミニ <保湿クリーム>: 6g トライアル価格:2,500円(税別)※初回登録でもらえる500ポイントを使った場合 ブランドの特徴やポイントドゥーオーガニックは日本人女性の肌に合うオーガニックコスメを作る目的で立ち上がったブランドです。ブランド名のdo organicは「オーガニックしよう!」という意味。
全原料中の99.7%以上が天然または天然由来原料、植物原料中95%以上がオーガニック、製品中の配合成分・原産地をすべて表示(キャリーオーバー成分含む)など、本物のオーガニックコスメにこだわっており、エコサートとコスメビオの認証も取得しています。
使用している主原料は日本人の肌質に合わせた国産有機玄米と川北黒大豆(丹波黒)。穀物由来の保湿成分で、肌のハリを保ちます。
また、化粧水には天然米セラミド、保湿クリームには有機アルガンツリー種子油、柚子のエキス、甘草根由来エキスを配合するなど、植物ごとの有効成分の特性を生かした配合をしており、肌の保水力を高めて刺激の受けづらい肌を作ります。
良い口コミをチェックローションはほのかにバラの香り、3回くらい重ね付けするとしっとり肌に・・。
セラムはマッサージしながらなじませました。さらりとした感触だけどきちんと潤いが感じられ、私は、トライアルの中でこのセラムが一番気に入りました。
クリームは軽い感触。柔らか肌に。
引用元:ドゥーオーガニック -クチコミ-
Twitterでの評判
#ドゥーオーガニック #doorganic #トライアル
— mパンナ (@st_mira) 2018年8月8日
まずは美容液抜きで化粧水とクリームを使用。クレンジングと同じ匂いだったらもうアウトと思ったけど、化粧水は無臭、クリームはローズの良い香り(少し粉っぽい香り)。
翌朝、少しさらっとしすぎかな?と思ったけど顔濡らしたらトゥルトゥルだった◎
Instagramでの評判
ドゥーオーガニックでは約10日分使用できるキットを2000円で購入できます。
アムリターラ
商品詳細 リラックスアロマクレンジングクリーム[ラベンダー](クレンジング):30g ソフトクレイジェルウォッシュ(洗顔料):20ml ホワイトバーチモイストウォーター(化粧水):15ml ローズエナジークリーム(スキンケアクリーム):5ml フローラル デューアップ セラム(美容液):5ml オーガニックコットン巾着 トライアル価格:4,100円(税抜) ブランドの特徴やポイントアムリターラは九州自社農園をはじめ、世界中から集めたオーガニック・野生植物を原材料に使用しているコスメブランドです。
植物原料の80%以上をオーガニックまたは野生のものとするほか、合成界面活性剤不使用、石油由来成分不使用、ナノ粒子原料不使用などさまざまな厳しいオーガニック基準に合わせてコスメを製造。
非加熱のシラカバ樹液と天然保湿成分が配合された水を一滴も使っていない化粧水や、北海道ハマナスの蒸留生体水、ハマナスの果実・葉・花を発酵エタノールに浸けてエキスを抽出した保湿クリームなど、アイテムごとにこだわりを持って作られています。
有機栽培や野生の植物の力によって健康な肌質に変化させてくれるオーガニックコスメと言えるでしょう。
良い口コミをチェック私は敏感肌でどれをつかっても少しはかゆみがあり、アレルギーだから仕方ないとあきらめながら使ってきましたが、このブランドのものはどれもまだかゆみは出ていません。
引用元:アムリターラ -クチコミ-
Twitterでの評判
最近またオーガニックが気になり始めて、アムリターラのトライアル取り寄せちゃった!クレンジングめちゃくちゃ良かったからさ!!ミルクタイプだけど綺麗に落ちたし、香りで最高に癒された😇💕
— miko (@mrm__r_) 2017年8月28日
Instagramでの評判
アムリターラのトライアルセットはライン使いができます。一つでも気になったら試してみましょう。
華密恋
商品詳細 ナチュラルモイストクレンジング(メイク落とし):15mL ナチュラルスキンローション(化粧水):15mL ナチュラルスキンモイスチャー(乳液):10mL エクストラモイストクリーム(美容クリーム):5g 華密恋薬用入浴剤:50mL(1回分) トライアル価格:1944円(税込) ブランドの特徴やポイント華密恋(かみつれ)は国産の有機栽培カモミールにこだわったオーガニックコスメブランドです。カミツレはジャーマンカモミールの和名。
日本ではハーブティーとして有名なカモミールですが、西洋では4000年前から薬草として使われてきた歴史があります。肌に対しては保湿や乾燥・湿疹などのトラブルを抑える効能があり、華密恋はその効果を最大限引き出すために多くのこだわりを実践。
たとえば、有機JAS認定を受けたカモミールを花だけでなく茎、葉すべて非加熱でエキスを抽出しています。
ほかにも、配合成分には可能なかぎりオーガニック原料を使用したり、防腐剤にはサトウキビ由来の発酵エタノールや植物エキスの防腐力を利用したりというように、化学成分不使用により、肌への刺激を抑えています。
30年以上変わらない製法でカミツレエキスを作り続けている華密恋は、国産オーガニックコスメとして信頼性が高いブランドと言えるでしょう。
良い口コミをチェック小ぶりながら、華蜜恋のやさしい使用感と極上の使い心地を実感できるお試しセット。
メイク落としに化粧水、乳液ともにとてもみずみずしいテクスチャー。 最後にクリームをまとえば、カミツレエキスを浸透したお肌が、潤いのベールで包まれる心地よさ。精油のやさしい香りにも癒されます。
引用元:華密恋 -クチコミ-
Twitterでの評判
カミツレ研究所さんには、スキンケア用品もお試し用に提供していただき、湯あがりのすっぴんのお肌に化粧水や乳液を試すことができ、乙女たちにはうれしい限りでした。カミツレのりんごのような甘い香りと、しっとりしながらもさっぱりとした使い心地が良かったです。夏にオススメですよ。
— ことのは山房 (@kotonohasanbou) 2011年7月19日
華蜜恋のトライアルセットは初回のみ送料無料です。気軽に試してみましょう。
4,オーガニックコスメはパッチテストをしてから使おう!
オーガニックコスメは化学成分が含まれないか含まれてもごく微量なので、肌への刺激がほとんどありません。
しかし、食べ物にアレルギーがあるように、人によっては配合されている天然成分が合わない場合もあります。
そこで、オーガニックコスメを使う前に次のような簡易パッチテストをするのがおすすめ。
- 入浴し、肌を清潔な状態にします。
- 二の腕の内側など、目立たない場所に、化粧品を塗った絆創膏を貼ります。
- 48時間、水に濡らさないようにしながら様子を見ます。
- 肌に異常がなければ化粧品を使用しても大丈夫です。48時間中、少しでもかゆみや違和感を覚えたら使用を中止し、洗い流してください。
このパッチテストは、化粧品を絆創膏に塗ることでより肌に密着させ、アレルギーの有無・かぶれが出ないかを確認するものです。
ただし、パッチテストで問題が無くても顔に使用するとかゆみが出てしまう場合があります。顔の表皮が約0.2mmと薄いのに対し、手のひらは約0.7mm、足底は1.4mmと、他の部位はやや皮膚の厚みがあるのです。
そのため、二の腕の内側は大丈夫でも、顔では刺激が強すぎる、という可能性があります。
また、体調やホルモンバランスの変化によっては、最初は大丈夫でもある日突然かぶれてしまうことも。
少しでも肌にトラブルが起きたら、もったいなくてもオーガニックコスメの使用はやめましょう。我慢して使い続けると、さらなる肌トラブルを招きかねません。
4-1,オーガニックコスメを使う際に注意したいこと
肌と環境にやさしいオーガニックコスメですが、次のような点に注意しないと肌トラブルを招く可能性があります。
保管方法や使用期限は必ず守る
ケミカルコスメと違い、オーガニックコスメには防腐剤や保存料のような化学成分が含まれていません。含まれている場合も、非常に少ない配合量です。
そのため、オーガニックコスメは通常のコスメよりも使用期限が短いものがほとんど。
一般的なコスメの使用期限は未開封で3年、開封後1年程度ですが、オーガニックコスメは開封後約6ヶ月、短いものだと約1~3ヶ月程度です。
また、ケミカルコスメのほとんどは常温保存が可能ですが、オーガニックコスメの大半は冷暗所での保存が条件になっています。天然成分は温度変化に弱く、特に夏は温度と湿度で変質しやすくなります。
せっかく刺激の少ないオーガニックコスメなのに、品質が変化したものを使用すると肌への刺激になる可能性があります。
そのため、オーガニックコスメは毎日メーカー指定の保管・使用方法を守り、使用期限までに使い切ることが重要です。
即効性は期待しないこと
ケミカルコスメからオーガニックコスメに変えたけど肌が良くなった気がしない、という悩みをよく耳にします。
しかし、オーガニックコスメに即効性を期待してはいけません。
オーガニックコスメは植物エキスの効能を利用した、言わば昔ながらの美容療法。使い続けることで肌が本来持つ力を高め、肌の美しさを引き出すのが目的です。
最初は効果が無いように感じるかもしれませんが、使い続けていたらいつの間にか肌の調子が良くなっていた、というのがオーガニックコスメなのです。
そもそも、ケミカルコスメと違い、オーガニックコスメに肌トラブルにすぐ対応する成分は含まれていません。
ケミカルコスメはシミ対策にはビタミンC誘導体やトラネキサム酸、シワ・たるみ対策にはレチノールなど、ピンポイントで肌トラブルを解消する成分が配合されています。
このような成分は肌トラブル解消に即効性がありますが、肌本来の力で修復したわけではないので根本的な解決にはなりません。むしろ、即効性=強い成分なので場合によっては肌への刺激になることも。
また、ケミカルコスメで感じる即効性の中には、石油由来成分による一時的なものである可能性もあります。
たとえば、合成ポリマー配合のコスメを使うと肌がツルツルになったように感じますが、実際は水分を吸着した合成ポリマーが肌表面にコーティングされた状態。肌本来の感触ではありません。
合成界面活性剤も水と油をなじませる働きをするため、保湿クリームに含まれることがあります。
合成界面活性剤は肌へ保湿成分を浸透させる一方、余分な化学物質も肌に浸透させてしまいます。一見肌がしっとりしていても、長期的に使うと肌細胞の働きを衰えさせて乾燥肌の原因になることがあるのです。
年齢とともに自然に美しい肌でありたいという人や、肌と環境に優しいものを使いたいという人には、ケミカルコスメよりオーガニックコスメがオススメです。
5,オーガニックコスメの基礎知識
海外と日本ではオーガニックコスメの定義や扱いが異なります。ここではオーガニックコスメの基礎的な知識を学んでいきましょう。
5-1,日本においてオーガニックコスメの明確な定義は存在しない
海外と違い、日本ではオーガニックコスメの法的な定義や明確な基準は存在しません。オーガニック植物の成分がわずかしか含まれず、化学成分が大量に含まれていても「オーガニックコスメ」と表示できてしまうわけです。
厳格な基準を設けられた海外のオーガニックコスメからすると、このような商品は到底「オーガニック」を名乗れるものではありません。それでは、海外ではどのようにオーガニックコスメを定義しているのか見ていきましょう。
5-2,オーガニックは認定団体が定義している!
海外では国ごとにいくつも認定団体が存在し、オーガニックコスメを厳しい基準で審査しています。このような認定団体に認証されない限り、「オーガニックコスメ」を名乗ることができないのです。
ただし、オーガニックコスメに世界統一の基準はありません。そのため、団体ごとに基準が異なります。しかし、このような団体が共通した項目として掲げているのが、次のような基準です。
- 合成着色料、合成香料、合成油脂など石油由来成分は使用しない
- 動物由来原料は使用しない。動物実験はいっさい行わない。 ※ハチミツなど、動物を痛めずに得られる成分は使用可能
- 遺伝子組み替え作物の使用は不可
- 植物由来の原料は50~95%以上がオーガニック原料でなければならない
これ以外にも、環境に配慮したリサイクル可能なパッケージを使用する、ナノ粒子は使用しないなど、細かく基準が設けられています。
5-3,海外の代表的な認定団体や認定基準を紹介!
世界各国には次のようにさまざまなオーガニックコスメ認定団体があります。
ECOCERT(エコサート)
エコサートは1991年に設立されたフランスのオーガニック(有機)認定機関です。
フランスに本拠地がありますが、世界最大のオーガニック認証機関で、約85カ国以上で認証を行っており、日本でもエコサートの認証を受けている企業が多数あります。
エコサートは非常に厳しい基準を設けており、オーガニックの世界基準と言われます。また、世界初の化粧品認証基準を確立した実績を持ちます。
農産物、加工食品、畜産物、化粧品など、エコサートではさまざまな認証を行っていますが、化粧品の認証には次の2種類があります。
COSMECO(コスメエコ) | 完成品の95%が自然原料であること(水を含む)、完成品の5%は化学原料でよい、完成品の5%はオーガニックでなければならない、植物原料の50%はオーガニックでなければならない、化学香料は使用不可などの基準があります。 |
COSMEBIO(コスメビオ) | COSMECOより厳格に基準を設けた認証です。完成品の10%はオーガニックでなければならない、植物原料の95%はオーガニックでなければならないという基準部分がCOSMECOと異なります。 |
エコサートは一度認証を受けても資格を維持するために、抜き打ち検査や、年に一度審査を受けて資格更新しなければならないなど、非常に厳しい基準をクリアしなければなりません。
それだけに、エコサート認証のオーガニックコスメは品質・安全性が高いと言えるでしょう。
USDA
USDA(United States Department of Agriculture)とはアメリカ農務省のこと。アメリカ統一基準によるオーガニック認定を行っていますが、オーガニックコスメの一律基準はありません。
そのため、食品に認定されるUSDAの基準をオーガニックコスメの基準として採用する場合があります。USDAではオーガニック認定を受けるために、次のようなガイドラインが定められています。
- 3年以上農薬・化学肥料を使用していない耕地で栽培されたオーガニック原料を使用している
- 水分・塩分を除き、重量ベースで95%以上がオーガニック原料を使用している。残り5%は国が認めた合成物質・天然物質でなければならない
- 有機栽培で育てられた原料使用する
USDAの認証は4段階ありますが、USDAロゴの表示が認められるのは、「製品すべてがオーガニック原料(100%Organic)」か、「製品の95%以上がオーガニック」の2つだけ。その下の段階の認証はマーク表示が認められていません。
そのため、USDAも非常に厳しい基準と言えるでしょう。
近年、USDAは食品だけでなく化粧品にもオーガニック認証を行っており、認証マークのついたコスメの販売数が増えています。
Soil Association(ソイル・アソシエーション)
1946年に設立されたイギリスのオーガニック認証団体です。イギリスのオーガニック製品の約80%がソイル・アソシエーションの認証を得ています。
その認定基準は大まかに次のような内容です。
- 過去5年以内に遺伝子組み替えが生産されていない土壌の使用
- 人工ナノ物質の使用禁止
- 登録済み生産耕地での農薬・化学肥料・遺伝子組み替え作物栽培の禁止
- 土壌の肥沃さの向上と作物の収穫バランスを達成すること
ソイル・アソシエーションは第二次世界大戦後に農地・土壌が荒れ果てた経験から、「健康な土壌で健康な植物をはぐくむこと、それが健康な体を生む」という理念を持っており、オーガニック農法への厳しい基準が確立されています。
ACO
ACO(AUSTRALIAN CERTIFIED ORGANIC)は2002年に設立されたオーストラリア最大のオーガニック認証団体です。もともと農作物や食品への認定を行う団体でしたが、オーガニックコスメの認証も行うようになりました。
食品の認定基準をオーガニックコスメの基準にしており、次のように、口に入っても大丈夫なレベルが求められます。
- 原料の95%がオーガニック農作物であること
- 残り5%についても農作物でない天然の原料またはオーガニック認定でない天然の農作物であること
- 農作物はすべて遺伝子組み替えでないこと
つまり、化学物質いっさい不使用の100%天然成分のみ認定しているのです。他のオーガニックコスメ認証機関から比べても、非常に厳しい認定内容と言えるでしょう。
Nature(ネイトゥルー)
ネイトゥルーは2008年に発足したEUのオーガニックコスメ認証団体です。
ヨーロッパには多くのオーガニックコスメ認証機関・団体がありますが、そのほとんどが営利団体。しかし、公正な基準を設けるためには非営利である必要があるのではないか?との理念からネイトゥルーが作られました。
そのため、「基準を一般公開する」、「認証制度をビジネスにしない」、「認証基準や認定プロセスをすべてHP上で公開する」、「オーガニック成分含有率を星の数で表示する」など、他のオーガニック団体に比べて非常に分かりやすい特徴を持ちます。
基準として、星の数ごとに次のような違いがあります。
星三つ(★★★) | オーガニック成分が95%以上の割合。含まれている植物もしくは動物起源の天然成分の95%以上がオーガニック認定生産由来であること。真のオーガニックコスメとして認証。 |
星二つ(★★) | オーガニック成分が70%以上95%未満の割合。含まれている植物もしくは動物起源の天然成分のうち70%以上95%未満がオーガニック認定成分由来か、EU規定基準により認定された野生種素材に由来していること。オーガニック原料を含む自然化粧品として認証。 |
星一つ(★) | オーガニック成分が70%未満の割合。含まれている植物もしくは動物起源の天然成分の70%未満がオーガニック認定成分由来か、EU規定基準により認定された野生種素材に由来していること。自然化粧品として認証。 |
これ以外にもシリコンオイルその他誘導体は含まないなど、さまざまな認定基準が設けられています。
BDIH
BDIHはドイツの医療品・化粧品商工企業連盟の略称です。
自然派をうたう化粧品が増える中、明確にオーガニックコスメの証明をするために1996年BDIHがアドバイザーをつとめ、2001年に施行された「コントロールドナチュラル・コスメティック」という新しい自然化粧品の新しいガイドラインが作られました。
もともとドイツはエコやナチュラル志向の先進国。それだけに、オーガニックコスメのガイドラインは非常に細かく厳しい内容です。
- 入手可能な限り、有機栽培または野生群生の植物から抽出した原料を使用
- 野生群生の植物を採取する場合は生態系に影響を与えないようにする
- 動物実験は委託実験を含みいっさい行わない
- 塩類(硫酸マグネシウム等)、鉱物(塩化ナトリウム等)は原則的に使用可能
- 乳化剤や界面活性剤は植物性ワックス、レシチン、ラノリン、プロテインなどの植物由来の原料に加水分解、水素添加、エステル化等の加工した場合使用可
これ以外にも天然の防腐剤は使用可能、第三世界とフェアトレードすることなど、多くの基準が設けられています。このような厳しい基準をクリアした場合のみBDIH認証マークが得られます。
demeter(デメター)
デメターはドイツに本拠地を置くオーガニック認証機関。オーストリアの哲学博士ルドルフ・シュタイナーが提唱した「バイオダイナミック農法」で栽培されているのが最低条件で、認証取得に7年かかると言われるほど取得の難しい認証です。
バイオダイナミック農法は作物が本来もつ生命力を重視しており、通常の有機栽培だけでなく、地球や宇宙の力を取り入れるために天体の運行と結びつけて栽培が実行されます。
そのため、種まきから収穫まで占星術による作業日程が定められており、効率重視の農法とは一線を画しています。
また、有機栽培に関してもEUの有機農業基準と同等またはそれ以上の厳しい基準を設けており、世界有数の厳しい基準と言えます。
SoCert(ソサート)
QC&Iという農産物オーガニック認証機関を母体としたイタリアのオーガニックコスメ認証機関です。化粧品のほかにも食品、洗剤も認証対象に入っています。
エコサートをモデルに作られましたが、次のように、エコサートより厳しい基準を設けたことで有名です。
- 100%植物原料であること
- 主原料に有機栽培認証原料を使用すること
- 水を含めた成分の20%以上が有機認証原料で構成されていること
100%植物原料はかなり厳格な基準です。それだけにイタリアではソサートがオーガニックのスタンダードになりつつあります。
COSMOS(コスモス)
正式名称COSMetic Organic Standardです。世界各国にはさまざまなオーガニック認証団体がありますが、それぞれ基準が異なります。
そこで、ヨーロッパで統一基準を作ろうという動きが起こり、フランスの「エコサート」、「コスメビオ」、ドイツの「BDIH」、イギリスの「ソイル・アソシエーション」、イタリアの「ICEA(イチュア)」の5つの団体が2010年に取りまとめたのがコスモス認証です。
化粧品のコスモス認証基準は2種類に分かれており、次のように違いがあります。
- COSMOS ORGANIC(コスモス オーガニック)
- 内容成分の95~100%が自然由来成分であること
- 植物原料の95~100%が有機農法・遺伝子組み替えをしていない農法によって作られた原料であること
- 完成品(水やミネラルを含む)の最低20%は有機農法によって作られた原料であること
- 有機原料である必要がある特定原料(植物オイルや花の抽出物)が定められている
- COSMOS NATURAL(コスモス ナチュラル)
- 使用されているすべての原料は精査され自然由来の原料でなければならない
- オーガニック原料の最小必要含有量はない
- 製品に使われるすべての成分、原料は環境に悪影響を与えない生分分解性のものでなければならない
5つの団体では2017年以降にコスモスの統一基準で認証が行われるようになり、従来の認証は終了しています。
とはいっても、それぞれの団体が2017年以前に認証した製品はそのまま使い続けることも可能です。また、コスモス認証を新たに取得し、古い認証との併用もできるため、複数の認証マークが使用されている場合があります。
5-4,海外オーガニックコスメブランドを紹介!実はあのブランドもオーガニック!
ここでは日本でも購入可能な海外オーガニックコスメブランドを紹介します。もちろん、オーガニックコスメ認証を取得したブランドです。
メルヴィータ
メルヴィータは1983年にフランスで作られたオーガニックブランド。世界で初めてエコサートを取得した、オーガニックコスメ企業の老舗です。
「MEL(メル)」は花の蜜、「VITA(ヴィータ)」は生命を意味し、植物オイル、花の蒸留水、ハチミツなどの生態系を壊さない自然の原材料で質の高いオーガニックコスメを作り続けています。
洗顔、クレンジング、化粧水、美容液、乳液、クリームなどのスキンケア用品やボディイケア、ヘアケア用品など、約100近くあるアイテムのほぼすべての製品でエコサートやコスメビオの認証を取得。フランス本国では約300近いアイテムの取り扱いがあります。
日本には2011年に正規代理店が進出している上、直営店以外でも多く取り扱われているため、手に入れやすいオーガニックコスメです。
トリロジー
トリロジーはニュージーランド発祥のナチュラル・オーガニックコスメブランド。
2002年にサラ・ギブスとキャサリン・ド・グルードの姉妹がローズヒップオイルに出会ったことでトリロジーを立ち上げました。そのため、ローズヒップスキンケア・ヘアケア用品を中心に40以上のアイテムを取り扱っています。
オーガニック供給源として認定されたチリの山岳地方で採取されたローズヒップを使用しており、肌の力を向上させるスキンケアアイテムとして高い評価を得ています。
また、ネイトゥルーナチュラルコスメティック、ニュージーランドのバイオ・グロオーガニックの認証を取得しており、信頼性と質の高いオーガニックコスメです。
トリロジーは日本全国に販売店があるほか、日本の環境・気候に合わせたブレンドオイルも取り扱っており、日本人でも安心して使用することができますよ。
ニールズヤードレメディーズ
ニールズヤードレメディーズは1981年にイギリスで自然薬局店として始まったブランドです。
ニールズヤードレメディーズではフェイスケア用品、ボディ・ヘアケア用品などのオーガニックコスメを取り扱っているほか、アロマオイル、ハーブティー、ハチミツなどを販売。
これらの製品のほとんどがソイル・アソシエーション、USDA認定を受けた原料を使用しています。
日本には1985年に上陸。アジアで初めての店舗で、まだまだ日本ではオーガニックやアロマセラピーなどが知られていない時代でした。ニールズヤードレメディーズは日本におけるオーガニックコスメの老舗店とも言えるでしょう。
現在も日本全国に店舗があり、アロマセラピースクールやフラワーショップを開催するなど、幅広い活動を続けています。
アルジタル
アルジタルは1979年に生まれたイタリアのコスメブランドです。シチリア島のグリーンクレイ(海泥)によるオーガニックコスメを中心に150種類近いアイテムを取り扱い、27カ国で販売しています。日本にも2019年に正規販売店が進出しました。
アルジタルでは基本的なスキンケア用品のほか、クレイパック、フェイスオイル、ボディ・ヘアケア、エッセンシャルオイルや歯磨き粉などの商品も販売。
そのすべての製品がBDIHの認証を受けているほか、会社自体もBDIHとデメターの認証を取得しています。
アルジタルはオーガニックコスメブランドとしては歴史が古く、世界各国での販売実績もあるため安心して使うことができます。
6,自然派コスメとオーガニックコスメの違い
ドラッグストアやコスメ販売店へ行くと「自然派コスメ」や「ナチュラルコスメ」または「無添加コスメ」などのアイテムを見かけますよね。
これらはオーガニックコスメとどのように違うのでしょうか。実は、自然派コスメはオーガニックコスメよりさらに曖昧な存在です。
日本におけるオーガニックコスメは「一種類でも有機栽培された天然素材が配合されている」が最低条件ですが、自然派コスメは成分や原料に指定基準がありません。
おおまかな傾向として、「自然由来成分配合」、「化学成分非配合」などのアイテムを指しますが、明確な定義がないため企業ごとに都合の良い解釈をして作られている場合が多いのです。
たとえば、「化学成分無添加」や「無添加コスメ」と聞くと、化学成分が含まれていないように感じますよね。
しかし、無添加なのは「旧指定成分」の場合があります。旧指定成分とは1965年に厚生労働省がアレルギーなどを引き起こす危険性があるとして指定した102種類の成分のこと。
つまり、石油由来成分や化学成分が配合されているアイテムでも、旧指定成分が無配合であれば、「化学成分無添加」や「無添加コスメ」を名乗ることができるのです。
また、同じ理屈で「自然派コスメ」は植物・鉱物・動物から抽出した成分を1%でも使っていれば「自然派化粧品」や「ナチュラルコスメ」を名乗ることができます。しかも、オーガニックコスメと違い、栽培地の農薬規制や認証が無いので何を基準とするかはメーカーの自由。
このように、ナチュラルコスメは安全性や品質の面では疑問の残るアイテムが多いのです。
日本ではオーガニックコスメの基準も曖昧ですが、海外の基準を採用したり、海外の認証を取得したりする企業も存在します。
しかし、自然派・ナチュラルコスメはこのような曖昧な定義を利用してイメージ戦略に使う企業が多いのが実状です。
7,オーガニックコスメにまつわるQ&A
Q,オーガニックコスメは肌に優しくないって本当?
A,オーガニックコスメは天然原料であるため、原料となる植物と相性が悪いお肌にとっては優しくありません。
オーガニックコスメは石油由来成分などの肌への刺激・アレルギーの原因となる成分が含まれないため、肌に優しいといえます。
しかし、草汁に触れて肌がかぶれてしまった、という話がありますよね。オーガニックコスメは植物の成分を濃縮したアイテムが多いため、使用している植物と体質が合わない場合は強い刺激になってしまいます。
オーガニックコスメは敏感肌の人でも使えるように低刺激に作られている場合がほとんど。しかし、敏感肌は角質層の保水機能が衰えて刺激を受けやすい状態で、どのような成分が刺激になるか分かりません。
また、原料となる植物にアレルギーを持っている人はかゆみや赤み、蕁麻疹などの症状が出る場合も。
オーガニックコスメが肌と環境に優しいものを目指しているのは間違いありません。
しかし、オーガニックだから安心と思い込まず、自分にとって安心・安全なアイテムを使うのが大切です。
Q,オーガニックコスメへは少しずつ切り替えた方が良いの?
A,化粧品や乳液など全部一気にオーガニックコスメに切り替えるのはNGです。
一気にオーガニックコスメに切り替えた場合、肌トラブルが起きても何が原因なのか特定できません。
また、化粧水と美容液は大丈夫なのに、乳液は合わなかったなど、スキンケア用品はライン使いが必ずしも正解とは限らないものです。これはオーガニックコスメに限らず、どんなスキンケアにおいても当てはまります。
今使っているスキンケアを別のものに切り替えるときは、少しずつアイテムを取り入れるようにしましょう。
8,まとめ
少しでも刺激が少なく、肌に優しい化粧品を使いたいなら、オーガニックコスメがオススメです。
使用している化粧品が合わなくなってきた場合、化粧品に含まれる石油由来の化学成分や添加物が刺激になっている可能性があります。しかし、オーガニックコスメならこのような成分が含まれないか、含まれてもごく少量。
また、オーガニックコスメは有機栽培の植物や天然成分を原料にしており、肌の持つ力を向上させて肌トラブルの起こりづらい肌質に変えてくれます。
ただし、日本のオーガニックコスメは歴史が浅く、海外のようにオーガニックコスメの明確な定義がありません。国産オーガニックコスメを買うときは企業のWebサイトを調べ、信頼できるメーカーのアイテムを選んでくださいね。
高品質なオーガニックコスメを使って、肌本来の持つ美しさを引き出しましょう。