タイプ別フェイスパックの正しい使い方!より効果的な順番・頻度・時間とは?

タイプ別フェイスパックの正しい使い方!より効果的な順番・頻度・時間とは?

自宅で手軽に肌の集中ケアができ、プレゼントとしてもらうことも多いフェイスパック。

しかし、 「パックをするのは化粧水の前?それとも後?」
「毎日使った方が効果はあがる?」
「パックをしているけれど、いまいち効果が実感できない」
などの疑問がある方も多いのではないでしょうか?

せっかくのスペシャルケアだから、効果的に使わないともったいない!ここでは、フェイスパックのタイプ別に効果的な使い方をご紹介します。

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フェイスパックはタイプによって使い方が違う

フェイスパックは大きく分けると「シートタイプ」・「クリームタイプ(塗る)」「洗い流すタイプ」などがあり、それぞれ下記のような特徴があります。

シートタイプ

タイプ別フェイスパックの正しい使い方!より効果的な順番・頻度・時間とは?

目や唇の部分がくり抜かれた顔型のシートに、液体が染みこませてあるものです。コンビニやドラッグストアでも購入でき、使用後はそのままゴミ箱に捨てるだけでいいので、気軽に使うことができます。

シートタイプの中でも、染みこませてある美容成分の効果によって、化粧水シートと美容液シートの2種類に分けられます。

化粧水シート

肌の水分を補う効果があります。肌に密着させて使うため、手やコットンで化粧水を塗るよりも美容成分を肌の奥まで浸透させることができます。乾燥や潤い不足が気になる方におすすめです。

美容液シート

シワ対策や美白など、プラスワンの効果を与えるものです。シートによって効果が違うため、自分が求めている効果にあったものを選んでください。

洗い流すタイプ

タイプ別フェイスパックの正しい使い方!より効果的な順番・頻度・時間とは?

ジェルやクリーム、ペースト状のものを肌に手で直接塗りつけ、使用後は水で洗い流すタイプのパックです。

洗い流すタイプには、汚れを吸着し、肌を引き締める効果を持つものが多くあり、毛穴の開きや黒ずみ、肌のざらつき、オイリー肌が気になる方におすすめです。

また、原料に果汁や花のエキスが含まれているものもあり、香りによるリラックス効果も期待できます。

洗い流さないタイプ

夜用クリーム、ナイトクリーム、スリーピングジェルなどと呼ばれる洗い流さないタイプのフェイスパックも存在します。

タイプや効果が違えば、使う順番や注意点もそれぞれで異なってきます。では、どう使えばより効果が期待できるのか、正しい使い方をご紹介していきます。

「シートタイプ」のフェイスパックを使う、正しい順番

同じ「シートタイプ」でも「化粧水シート」か「美容液シート」かによって使う順番が異なります。購入したものがどちらのタイプであるか、確認してから使用しましょう。

化粧水シート

タイプ別フェイスパックの正しい使い方!より効果的な順番・頻度・時間とは?
①洗顔(メイクを落とす)

ファンデーションや皮脂汚れが残っていると、パックの液体が浸透しにくくなるため、しっかり汚れを落としましょう。

②フェイスパックをする

手で包み込んでしっかりと密着させてください。パックによって密着させる時間は異なりますが、10分~15分が目安です。

時間になったら、まだシートに液体が残っていても顔からはずし、皮膚に残った液体を顔や首、デコルテになじませます。

③乳液やクリームで保湿(肌を整える)

シートで染み込ませた美容成分を逃がさないよう、乳液やクリームでしっかりフタをします。

美容液シート

タイプ別フェイスパックの正しい使い方!より効果的な順番・頻度・時間とは?
①洗顔(メイクを落とす)

ファンデーションや皮脂汚れが残っていると、パックの液体が浸透しにくくなるため、しっかり汚れを落としましょう。

②化粧水で肌を整える

美容液タイプは、肌の水分を補うのが主な役割ではないため、パックをする前に化粧水を塗ります。

③フェイスパックをする

手で包み込んでしっかりと密着させてください。パックによって密着させる時間は異なりますが、10分~15分が目安です。

時間になったら、まだシートに液体が残っていても顔からはずし、皮膚に残った液体を顔や首、デコルテになじませます。

④乳液やクリームで保湿(肌を整える) シートで染みこませた美容成分を逃がさないよう、乳液やクリームでしっかりフタをします。

「シートタイプ」の効果的な使い方

基本的な使い方は上記のとおりですが、「シートタイプ」の効果をさらに引き出すためのひと手間をご紹介します。

お風呂あがりにすぐ使う

お風呂あがり後、毛穴が開いている状態で使用すると美容成分がより肌に浸透します。

シートを温める

38~40度のお湯に5分程つけて、シートを人肌に温めてください。温かいシートを使うことで毛穴が開き、より美容成分が肌に浸透します。

朝など、お風呂あがり以外に使用したい場合にも、シートを温めてみてください。

ラップをかぶせる

息ができるよう鼻の穴をさけながら、市販のラップを顔にかぶせます。ラップを顔の横幅より少し長めに切りとり、「額から鼻」と「鼻下からあご」の2枚に分けて巻きつけると簡単です。

ラップをかぶせることで、より密着性を高め、シートの水分を蒸発させずに保湿ができます。

一度使用したラップは汚れやシートの液体が付着しているので、使い回さないよう注意!

美容オイルをプラス

シミやシワが気になる部分に美容液を塗り、その上からシートパックをはりますシートが美容液の蒸発を防ぎ密着性をあげるので、美容液を普通に塗るよりも効果が期待できます。

導入美容液を塗ってからパック

導入液は「ブースター」とも呼ばれるもので、肌の表面の古い角質をふやかして、化粧水や美容液の浸透を高める効果があります。

「シートに含まれる美容成分が、あまり肌に浸透している気がしない」という方にもおすすめです。

導入美容液を使う順番は、他のケア用品の浸透を助けるもののため、洗顔後1番最初に塗ってください。

「洗い流すタイプ」のフェイスパックを使う、正しい順番

タイプ別フェイスパックの正しい使い方!より効果的な順番・頻度・時間とは?
①洗顔(メイクを落とす)

ファンデーションや皮脂汚れが残っていると、パックの伸びが悪くなりうまく塗れなかったり、パック成分が浸透しにくくなったりするため、しっかり汚れを落としましょう。

②水分をタオルで拭き取る

水分が残っていると、うまく塗れずにパックが流れ落ちてしまう場合があります。パックを顔に塗りやすいよう、しっかり水分をふきとってください。

③フェイスパックを塗る

ほほ、口、鼻筋、額、目や口の周りをさけながら、素肌が見えないように、ムラなく2mmくらいの厚さに塗っていきます。うまく塗れず何度も同じところを触っているとパックのはりつきが悪くなるため、2~3回触るだけで塗っていくようにしてください。

パックによって密着させる時間は異なりますが、5分~15分が目安です。

④パックを洗い流す

指先で優しくマッサージしながら、ぬるま湯でパックを洗い流します。ペースト状のパックの場合、乾燥してパックがかたまりになっていることもあるので、お風呂での使用がおすすめです。

最後は顔にパックが残らないよう、タオルでふきとってください。

⑤化粧水や乳液、クリームで保湿(肌を整える)

化粧水でうるおいを補給し、パックの美容成分を逃がさないように乳液やクリームでしっかりフタをします。

フェイスパック「洗い流すタイプ」の効果的な使い方

タイプ別フェイスパックの正しい使い方!より効果的な順番・頻度・時間とは?

「洗い流すタイプ」のパックは「シートタイプ」と違い、自分の手でパックを塗っていきます。顔に塗る順番を工夫するだけで、さらに効果を発揮するので、ぜひチャレンジしてみてください。

皮膚の温度が低い箇所から塗っていく

皮膚の温度の低いところからフェイスパックは塗っていくほうが効果が均等になります。

塗っていく順番は、頬→鼻の下、あごなどの口周り→鼻すじ→額です。

皮膚温度の低いところは、パックが乾きにくく成分が浸透しづらくなっています。均一に成分が浸透するように、皮膚温度の低い部分から順番に塗っていきましょう。

フェイスパックを使うときの注意点

フェイスパックを使うときの注意点

長くつけすぎない(使用時間を守る)

パックが乾燥してくると、パックが肌から水分を吸いとるようになり、その部分から肌が乾燥してしまいます。もったいないと感じても使用時間は守るようにしましょう。

毎日使わない(使用頻度を守る)

使用しすぎると、肌の角質がふやけて脆くなり、水分が蒸発しやすい状態になってしまいます。また、角質が脆くなると肌のバリア機能が弱くなるため、乾燥や肌荒れの原因になります。

週1~2回を目安に使用しましょう。ただし例外として、シートタイプの化粧水タイプの中には、化粧水の代わりに毎日使用できるものもあります。

シートタイプは入浴中には使わない

入浴中に汗をかくと、シートに含まれた美容成分が浸透せずに汗と一緒に流れ出てしまいます。シートタイプは入浴後、毛穴が開いているときに使うのが効果的です。

洗い流すタイプは容器から直接手でとらない

洗い流すタイプは一回使い切りではないものが多いです。容器に水分や手の汚れや油分が入ると、パックの劣化を早めたり、雑菌を繁殖させたりする原因になります。

容器に入っているものは付属のスプーンやプラスチックのスプーンを使用して、パックを取りだすようにしましょう。

肌に異変を感じたら使用を止める

パックは普段のケアでは補えない美容成分・栄養素を大量に含んでいます。そのため、シートの成分が肌にあわないと肌トラブルの原因になります。

肌がピリピリしてきた、痛いなどの異変を感じたらすぐに使用をやめ、ぬるま湯で洗い流してください。

肌荒れしているときは使わない

肌荒れしているときは、肌が敏感になっているのでシートに入っている添加物が肌を刺激し、肌荒れを悪化させてしまう可能性があります。

ニキビ肌や敏感肌の方は、刺激が少なく、うるおいを与えるタイプのパックを選ぶようにしましょう。

目元や口元、首などを保湿しておく

洗顔後、パックをしていない部分は乾燥してしまいます。目元や口元など、きわまでパックができない部分やシートパックが届かない首元などは乳液やクリームを塗るなどして、あらかじめ保湿をするようにしてください。

商品によって使う順番が異なることもある

基本的に先ほど紹介した手順で使って問題ないのですが、商品によっては順番が異なることがあります。

洗顔後に水分を拭き取らず濡れた肌にそのまま使えるものや、パック後に乳液やクリームで保湿する必要がないものもあるので、事前に確認して使用してください。

【番外編】フェイスパック「スリーピングパック」の使い方や注意点

「パックをする時間がない」「洗い流すタイプがいいけれど、洗い流すのがめんどう」という方におすすめなのが「スリーピングパック」です。

スリーピングパックとは、文字どおり寝ている間に使うパックで、通常のパックと使い方が大きく異なります。ここでは、「スリーピングパック」の特徴と使い方を紹介します。

スリーピングパックの特徴

通常のパックは5分~15分程度使用した後にはがしたり、洗い流したりしますが、スリーピングパックは夜寝る前につけてから朝起きて顔を洗うまでの間、ずっとつけたままでいることができます。

スリーピングパックはジェルやクリームを塗るタイプのパックなので、目尻や小じわなど気になる部分を集中的にケアすることもできます。

スリーピングパックの効果

スリーピングパックの効果

うるおいの持続

眠っている間ずっとパックをしているので、非常に高い保湿効果があり、朝起きたときに肌がうるおっている状態のため化粧ノリの良さを実感できます。

また、うるおいだけでなく「毛穴」「エイジングケア」など、肌の悩みに特化したタイプのスリーピングパックもあるので、自分にあったものを探してみてください。

肌を刺激から守る

寝ている間に肌に寝具が当たったときの摩擦や空気の乾燥など、外部刺激から肌を守る効果があります。

スリーピングパックの使い方

大まかな流れとしては、次のとおりです。

寝る前にパックを塗る→朝に洗い流す→いつも通りのケア

スリーピングパックは2種類にわけることが出来ます。画像はオールインワンタイプ。洗顔後これだけでOKなやつです。

スリーピングパックは大きく分けると「パックのみのタイプ」と「オールインワンタイプ」の2種類があります。

「パックのみのタイプ」は洗顔後、化粧水や乳液、クリームなど通常のスキンケアの最後に使用してください。「オールインワンタイプ」はパックの中に化粧水や乳液などのスキンケアが含まれているので、洗顔後すぐ顔に塗ることができます。

パックを塗ったあとは、そのまま寝てしまってOK。ただし、塗ってベタつきがある場合はパックが肌になじむまで10分程度おくようにしてください。

朝の洗顔をするときにパックを洗い流します。 洗い流したあとは、化粧水や乳液を塗るなど普段どおりのスキンケアをしてください。

塗ったまま寝ることができるフェイスマスクの紹介として、アンプルールナイトマスクをアップしました。

スリーピングパックの注意点

眠るときは髪が顔にかからないように

髪にパックがついてしまわないよう、ヘアバンドをつける、髪を結ぶなどの対策をしてください。

毎日使わない(使用頻度を守る)

通常のパックと同様、使用しすぎると角質がふやけて脆くなり、普段水分が蒸発しやすい状態になってしまいます。角質が脆くなると、肌のバリア機能が弱くなるため、乾燥や肌荒れの原因になります。

週2~3回を目安に使用し、日によって悩みが気になる箇所だけに部分使いするのもおすすめです。

フェイスパックはタイプによって使い方を変えて!

フェイスパックはタイプによって使い方を変えて!

パックはタイプによって効果的な使い方やスキンケアの順番が異なるため、タイプによって使い方を変えることが重要です。

自分の肌の悩みや生活スタイルにあったパックを選び、使用頻度・使用時間を守ることでトラブルをさけ、手軽に今よりも美しい肌になることができます。

また、いつも使っているパックでも、パックを温めたり、美容液をプラスして使ったりすることでいつも以上の効果が期待できます。

どのタイプもパック後はしっかりと乳液やクリームで保湿し、チャージしたうるおいや美容成分を逃がさないようにしてくださいね。

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