おすすめ保湿クリーム9選！カサカサ乾燥肌を保湿する高保湿化粧品ランキング

多くの女性を悩ませる乾燥肌。どんなに丁寧にお手入れしても、時間が経つとすぐにカサカサしてしまうことはありませんか？

一般的なスキンケアは、洗顔の後に化粧水・美容液・乳液と続くのが基本です。ノーマル肌であればこの手順で十分健康な肌を維持できますが、乾燥肌の場合、これだけでは肌に十分な潤いを与えられません。

そこで今回は、いつものスキンケアの最後に「保湿クリーム」をプラスするお手入れ方法を紹介します。「保湿クリームって何？」「乳液とは違うの？」という方のために、保湿クリームに関する基礎知識や商品の選び方を詳しく解説していきます！

この記事で紹介する乾燥肌におすすめのクリーム一覧！

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1,保湿クリームを使う目的は『肌のうるおいを保持して肌を守るため』

肌質によっては化粧水と乳液だけのスキンケアだけでは、十分な保湿ケアができていない可能性があります。化粧水をたっぷりつけたり、保湿力の高い美容液を使っても、時間が経つとすぐに肌が乾燥してしまうと感じたことはありませんか？

何を試しても乾燥肌が改善しないとお悩みの方には、スキンケアの最後に使う「保湿クリーム」がおすすめです。保湿クリームには、化粧水や美容液の成分を肌の閉じ込め、水分が蒸発するのを防ぐ役割があります。

乳液よりも油分が多いので、より高い保湿力を求める人は、ぜひ毎日のスキンケアに保湿クリームを取り入れてみて下さい。

2,保湿クリームを選ぶときのポイントを紹介！

保湿クリームは、絶対に使わなければいけないアイテムではありません。脂性肌やノーマル肌の人は使用しない場合がほとんどですし、そもそも保湿クリームの存在を知らないという人もいるでしょう。

基礎化粧品の中でもあまりなじみのない保湿クリームは、商品選びに苦労するアイテムの一つです。化粧品売り場を覗いてみても、商品の種類は意外と多く、何を基準に選べばいいかわからないという人も多いです。

そこで、ここからは保湿クリームを選ぶ際に注目してほしい3つのポイントを紹介します。

2-1,高保湿成分配合が配合されているものを選ぶ

保湿クリームを選ぶ時、まずはじめに注目してほしいポイントが「高保湿成分が配合されているかどうか」です。以下ではおすすめの成分とその特徴をまとめていますので、気になる商品を見つけたらこれらの成分が配合されているかをチェックしてみましょう。

セラミド

何層にも重なるヒトの皮膚のもっとも上位にある角質層で、水分の蒸発を防ぎ、外的刺激から肌を守る役割を担っているのがセラミドです。もともとヒトの肌に存在する成分ですが、歳を重ねるごとに減少し、50代になると20代の約半分まで減ってしまいます。

引用元：https://www.chocola.com/

セラミドは、肌のバリア機能が正常に働くのを支えてくれる大切な保湿成分です。言い換えれば、セラミド不足の肌はちょっとした刺激も重大なダメージとなり、肌の乾燥をより一層悪化させる恐れがあるということ。

肌の潤いを逃さないためにも、セラミド配合の保湿クリームを使って念入りなお手入れを心がけましょう。

ちなみに、セラミドは大きく分けて以下の4つの種類に分類され、それぞれ特徴や成分表での表記が異なります。

セラミドの種類	特徴	成分表での表記
天然セラミド	動物（主にウマ）から抽出したもので、肌なじみが良く親和性が高い。	ビオセラミド、セレブロシドなど
植物性セラミド	米ぬかや柚子などの植物から抽出したもの。ヒトの体内にあるセラミドとは一部構造が異なる。	米ヌカスフィンゴ糖脂質、ユズ果実エキスなど
合成セラミド （疑似セラミド）	石油由来のセラミド。ヒトのセラミドと分子構造は似ているが全くの別物。	ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど
ヒト型セラミド （バイオセラミド）	ヒトのセラミドとほぼ同じ分子構造を持つ。	セラミド２、セラミド３など

この中で、乾燥肌にとくにおすすめなのが「ヒト型セラミド」です。ヒト型セラミドは、ヒトの皮膚にあるセラミドに似せて作られたもので、天然セラミドと同じく肌なじみがいいことが特徴です。

ヒアルロン酸

水分保持能力に優れ、たった1gで6Lもの水分を抱え込む力を持つヒアルロン酸。もともとヒトの体にある成分で、肌に潤いと弾力を与えています。

皮膚以外では関節や眼球、血管にも多く含まれ、クッションのような役割でそれぞれの器官がスムーズに働くのを支えています。

ヒアルロン酸は、それ自体に十分な保水力がありますが、エモリエント成分（油分）と混ざることでより高い保湿効果が得られます。つまり、油溶性成分を多く含む保湿クリームは、ヒアルロン酸が配合されていると保湿効果が抜群に高くなるということです。

以上の理由から、ヒアルロン酸は定番の保湿成分として多くの化粧品に配合されています。

スクワラン

スクワランとは、深海ザメの肝油やオリーブの果実、米ぬか油から抽出されるオイル（スクワレン）に水素を添加したもののことです。ヒトの皮脂にも10％程度含まれていて、肌なじみが良く、しっとりなめらかな潤いを与えるのに適した保湿成分です。

スクワランはオイルなのにさらっとしたテクスチャーであることから、他のオイルと併用することで化粧品のつけ心地を改良するのにも使われます。保湿力は欲しいけど、オイル特有のベタつきが苦手という人でも抵抗なく使えるのがスクワランの魅力です。

グリセリン

グリセリンは、保湿剤として化粧品に配合されるもっとも代表的な成分です。無色無臭で粘り気があり、肌への刺激性もほとんどないので、保湿化粧品や敏感肌向けの化粧品に多く配合されています。

グリセリンはヒアルロン酸との相性が抜群にいいという特性を持つ成分です。2つの成分を併用すると、グリセリン単体で発揮する保湿効果とその持続性をはるかに上回ることがわかっています。

気になる保湿クリームを見つけたら、グリセリンとヒアルロン酸が両方配合されているかどうかもチェックしてみるといいでしょう。

コラーゲン

肌にふっくらハリを与えてくれるコラーゲンも、乾燥しやすい肌におすすめしたい美容成分の一つです。私たちヒトの皮膚は、表面から表皮・真皮・皮下組織の3つの層に分類されるのですが、この3層のうち、肌本体とも言える真皮の70％を占めているのがコラーゲンです。

コラーゲンには肌の水分を保持する働きがあるため、コラーゲン量が多ければ多いほど肌に潤いを蓄えられます。しかしながら、肌のコラーゲン量は年齢とともに減少してしまうので、化粧品で不足分を補うことが大切です。

アミノ酸

肌表面にある角質層には、水分を蓄えておくために必要な天然の保湿因子（NMF）が存在します。NMFは、水分を含むことで角質層を潤いで満たすという大切な役割を担っているのですが、そのNMFは成分の約半分がアミノ酸で構成されているのです。

さらに、先ほど紹介したコラーゲンもさまざまなアミノ酸から構成されています。保湿に関わる2つの物質の主成分であることから、アミノ酸は乾燥肌対策に必要不可欠な成分です。

プラセンタ

プラセンタとは、哺乳動物の胎盤のこと。化粧品に配合されるプラセンタは主にブタの胎盤が使用されています。胎児の成長に必要なありとあらゆる栄養素が含まれているため、化粧品はもちろん、健康食品や内服薬など幅広い分野で使用される大変優秀な成分です。

プラセンタには、乾燥しがちな肌には潤いを、ベタつきが気になる肌は皮脂バランスを整える効果が期待できます。ターンオーバーの周期を正常に戻す働きもあるので、乾燥肌以外にも、しわやシミ、たるみなどの肌老化の改善にも役立ちます。

ミツロウ

ミツロウとは、ミツバチの巣から蜂蜜を採取した後に残るロウを精製したもののことです。アレルギー性や毒性がほとんどなく、化粧品以外では食品や医療目的で使用されることがあります。

肌触りがなめらかなミツロウは、乾燥によるカサつきやゴワつきが気になる肌との相性が抜群です。また、熱を加えるとすぐにやわらかくなるので、肌につけると化粧品自体の伸びが良くなることもミツロウの魅力の一つです。

シアバター

ここ数年で目にする機会が増えた保湿成分の一つ、シアバター。アフリカに生息するシアの木の実から抽出され、原産国では古くから火傷や筋肉痛の治療薬として広く親しまれてきました。

シアバターは、ヒトの皮脂に良く似た性質を持つことから肌馴染みが良く、肌に自然な潤いを与えられることが特徴です。その優れた保湿力は「保湿の王様」とも呼ばれ、肌の乾燥に悩む女性の心強い味方となってくれる成分です。

2-2,顔なら顔用、身体用ならボディクリームを選ぶ

保湿クリームは、顔・手・ボディなど、つける部位によってアイテムを使い分ける必要があります。というのも、顔や手、ボディではそれぞれ皮膚の薄さや油分の量が全く異なり、専用のものを使わなければ肌に十分な潤いを与えられないからです。

全身でもっとも皮膚が薄く、乾燥しやすい部位は顔で、次に腕や脚、そして手のひらと続きます。ただ、職業や生活習慣によって、顔はそうでもないのに、手のひらの乾燥がとにかくひどいという人もいるかも知れません。

時々、一つの保湿クリームを全身で使い回している人がいますが、これではどこかの部位が潤い不足になっている可能性があります。また、顔用の保湿クリームは1本あたりが少量ですから、ボディに使うと非常にコスパが悪いです。

このことから、全身用であっても一つの保湿クリームでケアするには限界があることがわかります。部位ごとに乾燥の程度を確認しながら、肌状態に合った専用の保湿クリームを選びましょう。

2-3,トライアルセットで試せるものを選ぶ

乾燥肌の人の中には、いつもの化粧品が突然合わなくなったり、化粧品を変えた途端に肌荒れしてしまった経験がある人が多いかと思います。せっかく本商品を購入しても、使い切れずにその分のお金を無駄にするのは避けたいところ。

そこで、初めての商品を購入する時はまずお得なトライアルセットから試してみましょう。トライアルセットは、少量の化粧品がお手頃価格で購入できるお試し商品で、場合によっては洗顔や化粧水などライン使いできるアイテムがセットになっていることも。

1,000~2,000円程度で購入できるものが多く、気軽にお試しできるのがトライアルセットの魅力です。気になるアイテムを見つけた時は、トライアルセットが販売されている商品かどうかも確認してみるといいですよ！

3,保湿クリームおすすめランキング！

保湿クリームの選び方のポイントをおさえたところで、次はさっそく実際の商品を選んでみましょう。ここでは、高保湿成分配合、かつトライアルセットが購入できる保湿クリームを9つ紹介しています。

実際に使用している人の口コミや料金も一緒に紹介していきますので、ぜひ商品選びの参考にして下さいね！

4,保湿クリームの正しい使い方とは

気になる商品は見つかりましたか？手元に保湿クリームが届いたら、次はいよいよスキンケアのスタートです。

保湿クリームは、スキンケアの一番最後に仕上げとして使うのが一般的です。商品の効果を最大限に引き出すためにも、メイクや皮脂汚れはしっかり落とし、化粧水と美容液での水分補給も欠かさずに行なって下さい。

保湿クリームの付け方を紹介する前に、おさらいも兼ねて正しい洗顔と保湿方法を解説していきます。

4-1,まずは汚れをしっかり落とすケア＆水分と美容成分の補給！

保湿クリームをつける前に、肌の汚れをしっかりと落とし、洗顔で失われた水分を補給しましょう。

肌に優しいクレンジング方法

どんなに高価で品質の良い保湿クリームを用意しても、メイクや皮脂などの汚れが残っていては上手な保湿はできません。保湿クリームはもちろん、化粧水や美容液などの成分が浸透しやすくなるよう、まずはクレンジングで丁寧にメイクを落としましょう。

乾燥肌の場合、クレンジングは肌に優しいミルクやクリーム、バームタイプのものを使用します。洗浄力が強いオイルクレンジングや、肌に負担のかかる拭き取りタイプのクレンジングは肌に負担を与えすぎてしまうためNGです。

落ちにくいポイントメイクは、専用リムーバーであらかじめオフしておきましょう。

クレンジングを適量手にとり、顔全体に伸ばします。毛穴が詰まりやすいTゾーンからスタートし、最後に乾燥しやすい頬や目元をオフします。クレンジングが柔らかくなるか、ファンデーションの色が浮いてきたのがわかったらぬるま湯で手早く洗い流します。

ちなみに、クレンジング中にマッサージを行うと肌の潤いを逃してしまうためやめておきましょう。

クレンジングは、あくまでメイクや皮脂汚れを落とすためのものです。マッサージがしたい場合は、専用クリームを用意して別の機会に改めてお手入れして下さいね。

肌に優しい洗顔方法

クレンジングの後は時間をあけずに洗顔に取りかかります。洗顔料をしっかりと泡立て、顔全体に乗せていきます。泡立ちが不十分だと汚れを落とし切れませんので、不安な人は泡で出るタイプの洗顔を使うのもおすすめです。

洗う順番は、皮脂量が多い額や鼻などのTゾーンから始まり、頬や目元は最後に洗うのが基本です。毛穴が詰まりやすい小鼻は丁寧に。顔全体を洗ったらぬるま湯でスピーディーに洗い流しましょう。

クレンジングや洗顔中は、洗っている間にも肌の水分がどんどん蒸発していきます。丁寧に洗いたい気持ちもわかりますが、乾燥を悪化させないようにそれぞれ1分以内に終わるよう意識して下さい。

また、敏感肌の人は洗顔料を使うのは夜のみ、朝はぬるま湯で洗い流すだけの洗顔がおすすめです。

化粧水と美容液で水分と美容成分をチャージしよう

洗顔後は、化粧水を適量を手に取り、顔全体に広げたら手のひらを優しく押し当てるようにパッティングします。手のひらから化粧水が垂れるようであれば、適量の半分をつけてから、残りの半分も同じようにつけるとムダなく保湿できます。

化粧水が浸透したかどうかは、手のひらに肌が張り付いたかどうかを目安にして下さい。

続いて美容液も適量を顔全体につけましょう。手のひらが温まっていると美容液が浸透しやすくなります。乾燥が気になる部分は、数回に分けて重ね塗りするのもOKです。

4-2,うるおいを逃さないために！正しい保湿クリームの使い方を解説！

肌状態が整ったところで、いよいよ保湿クリームで最後の仕上げをしていきましょう。

手のひらに適量をとって、体温で温めてから塗ろう

油分の多い保湿クリームは、手のひらであたためるとテクスチャーがやわらかくなります。クリームがやわらかいと少量でも顔全体に伸ばしやすくなるので、お手入れ前は手のひらの温度にも気を配ってみて下さい。

肌にしっかりとなじませる＆乾燥が気になる部分には重ね付けをしよう

保湿クリームを顔全体に伸ばしたら、最後に手のひらで顔を覆うようにして肌にしっかりとなじませましょう。このひと手間があるのとないのとでは、お手入れ後のしっとり具合が大きく変わってしまいます。

乾燥が気になる部分は、顔全体に保湿クリームをなじませた後もう一度重ね塗りするのもOKです。

デコルテや首の後ろにもしっかりと塗り広げよう

顔のお手入れが終わったら、そのままデコルテや首の後ろも一緒にケアします。自分ではあまり気づきませんが、デコルテ周辺は実は人からよく見られている場所の一つです。

「首を見れば年齢がわかる」と言われるほど肌老化がわかりやすい場所なので、顔のお手入れのついでに首元にも軽くクリームを伸ばすといいでしょう。

ただ、もったいないからと、肌につけすぎた保湿クリームをそのまま放置するのはNGです。保湿クリームは油分が非常に多いアイテムですから、そのままにしておくとニキビや吹き出物の原因となる恐れも。

余分な保湿クリームはティッシュで優しくふき取り、適度な潤いを保ちつつ肌を清潔にすることを心がけて下さいね。

4-3,保湿クリームを使う際のポイントをチェック！

化粧水や乳液と違い、今までの生活で保湿クリームにあまりなじみがなかった人は多いかと思います。正しい使い方がよくわからないという人のために、ここからは保湿クリームを使う際に気をつけたいポイントを2点紹介します。

必ず手入れの最後に使用すること！

基礎化粧品は油分が少ないものから順につけるのが一般的です。乾燥が気になり始めると、より保湿力が高い化粧品に頼りたくなるものです。

しかし、肌の内側に十分な潤いが行き渡らないまま保湿クリームを使うと、潤いどころかインナードライ肌（脂性乾燥肌）を引き起こす原因にもなりかねません。

化粧水・美容液・乳液・保湿クリームの中では保湿クリームが断トツで油分量が多いので、必ずスキンケアの一番最初につけましょう。

ジャータイプのものは清潔に保つためにスパチュラを使おう！

化粧水や乳液に比べてテクスチャーが硬めの保湿クリームは、ジャーに入れられている商品が非常に多いです。ジャータイプの保湿クリームは、必要な量を取り出しやすいことや、ひと目見て残量がわかるのが便利ですが、一つ注意しなければいけないこともあります。

それは、「ジャーの中に直接手を入れてクリームを取らないこと」です。どんなに手を洗っても、菌を完全に排除することはできません。菌が付着した手でジャーの中に手を入れると、保湿クリームの成分を栄養として菌が繁殖し、それによってクリームの品質が悪くなってしまうのです。

商品によっては専用のスパチュラが付属されているものもありますが、付いていなければ自分で用意するのがおすすめです。安いものだと100均などで手軽に購入できますから、品質保持のためにも1本準備しておくのがいいでしょう。

5,保湿クリームに＋したい乾燥肌ケア方法

スキンケア以外にも、乾燥肌を改善する方法があります。ここで紹介するのは、どれも普段の生活ですぐに取り入れられるものばかりです。無理せず続けられそうなものから、さっそく実践してみましょう。

良質な睡眠をしっかり取る

ヒトの身体は、成長ホルモンの働きによって疲れを回復したり、新しい細胞を生み出しています。成長ホルモンは睡眠中に多く分泌され、さらにその大半は入眠後3~4時間の間で分泌されます。

その後、5~6時間かけて全身を巡り、体を健康な状態へと回復させます。寝不足だと頭がぼーっとしたり疲れやすいと感じるのは、前日の睡眠で疲れを完全に取りきれていないことが理由というわけですね。

これは肌も同様で、睡眠が不十分だと、傷ついた肌細胞を回復できない上に、新しい肌細胞が作られないのです。

毎日決まった時間にベッドに入り、翌朝気持ちよく起きられるようまとまった睡眠時間を確保することは肌にとってとても大切なことです。肌トラブルを防ぐためにも、まずは毎日の睡眠を見直すことから始めてみましょう。

栄養バランスの整った食事をする

睡眠同様、美肌を作るためには栄養バランスのとれた食事が欠かせません。食事から摂取した栄養素はそのまま肌の土台となるので、味の濃い食べ物や油っぽいものはできるだけ控えるようにして下さい。

反対に、タンパク質やコラーゲン、ビタミンCなどは美肌づくりにもっとも効果的な栄養素なので、普段の食事で積極的に摂取するのがおすすめです。これらの栄養素は、肉類・大豆製品・野菜・果物などに多く含まれます。

どうしても外食やコンビニを利用する機会が多い人は、手軽に摂取できるサプリメントも有効活用してみて下さいね。

紫外線対策＆日焼け肌のケアは念入りに行う

紫外線は、シミやシワなどの肌老化につながるだけでなく、肌の水分を奪い、乾燥を悪化させる原因の一つでもあります。とくに、肌のバリア機能が弱い乾燥肌は紫外線ダメージを強く受けてしまうので、日焼け止めを使うなどして念入りに紫外線対策をして下さい。

紫外線量は、春から夏にかけてもっとも多くなりますが、だからと言って春夏だけ対策をすればいいというものではありません。秋や冬でも紫外線ダメージは受けますし、紫外線はガラスを貫通して入ってくるため室内にいても注意する必要があります。

季節を問わず日焼け止めを使用することと、日差しの強いシーズンは帽子や日傘、マスクを使うなどして紫外線対策を心がけましょう。

部屋の乾燥対策を行う

自宅や職場など、空調が効いている空間の乾燥対策も必要です。肌にとって理想の湿度は50~60％と言われています。40％を下回ると、肌の乾燥だけでなく、風邪やインフルエンザなどに感染するリスクが高まります。

室内の乾燥が気になる時は、加湿器を稼働させたり、濡れたタオルを干すなどして湿度を一定に保てるような工夫をしてみて下さいね。

6,乾燥肌と普通の肌の違いって？乾燥肌の原因とは

乾燥肌とは、その名のとおり「肌が乾燥している状態」のことを言いますが、水分量や症状に具体的な定義はありません。肌が乾燥していると感じたり、粉を吹く、かゆみや赤みなどの症状があれば、それだけであなたは乾燥肌であると言えます。

乾燥肌の原因は、生まれつきの体質や年齢、保湿不足などいくつかの原因が考えられます。その原因によって、乾燥肌は大きく4つのタイプに分類されるので、まずは自分がどのタイプに当てはまるかをチェックしてみましょう。

アトピー性皮膚炎と老人性の乾燥肌は、体質や年齢でそれとすぐわかりやすいです。判別が難しいのが、２の脂性乾燥肌です。この肌質は、皮脂分泌量が多く、触ると肌がベタつくことからオイリー肌と間違えられることがよくあります。

そのため、さっぱりした化粧品を使ったり、美容液や乳液を省くなどして、より肌の乾燥を悪化させることも。

脂性乾燥肌は、誤ったスキンケアや生活習慣の乱れ、ストレスによって起こりやすいので、心当たりがある人はいま一度自分の肌質と向き合ってみることをおすすめします。

ちなみに、乾燥肌でも脂性肌でもないノーマルな肌は、乾燥やベタつきを感じることはほぼありません。季節や体調によって肌が不安定になることはありますが、肌のキメはとても細かいので、スキンケアやメイクしやすい肌質と言えます。

6-1,乾燥肌を引き起こす主な原因4つ！

上記では乾燥肌の原因について軽く触れましたが、より効果的に乾燥対策をしていくため、それぞれの原因を詳しく探っていきます。

加齢

女性が乾燥肌になる原因でもっとも多いのが加齢です。なぜ女性の乾燥肌の主な原因に加齢が多いかと言うと、男性ホルモンには皮脂分泌を活発にする働きがあり、男性は歳を重ねても皮脂の分泌量に大きな差がないからです。

引用元：https://www.shiseido.co.jp/

女性にとって、年齢とともに肌の乾燥が気になるのは仕方がないことです。でも、仕方がないからといって何もできないわけではありません。

年齢に合った化粧品を選んだり、10~20代では使用していなかったアイテムをプラスするなどして、加齢による乾燥肌を緩和することは可能です。

以上のことから、年齢とともに目立ち始めた乾燥肌には、保湿クリームでのお手入れが有効であることがわかります。普段使っている基礎化粧品のシリーズに保湿クリームがあれば、ライン使いするのが手っ取り早い方法です。

もしも気になるものが見つけられなければ、本ページで紹介した商品の中から肌に合う保湿クリームを探してみて下さいね。

間違ったスキンケア

乾燥肌は、思い込みで悪化することもあります。脂性乾燥肌は、まさに思い込みで悪化した乾燥肌のことで、良かれと思って続けていたスキンケアが実は間違っていたというパターンです。

そもそも、乾燥肌は肌の水分や皮脂量が少なく、バリア機能が低下することで起こります。乾燥肌の初期症状としては、水分や皮脂量の減少が一番に起こるのですが、この時保湿ケアをしっかりしていれば、肌状態が著しく悪化することはありません。

ただ、「自分は乾燥肌ではない」という思い込みから保湿を怠り、その上寝不足や食事が不規則になると、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されます。これが、脂性乾燥肌の始まりなのです。

脂性乾燥肌は、一見すると見た目がオイリー肌によく似ています。肌表面はベタつきますが、肌の内側はカラカラなので、保湿ケアをしないことには肌状態が改善されることはありません。

歳を重ねるごとに皮脂量が増えると感じる場合、もしかすると肌質が脂性乾燥肌に変化している可能性があります。肌の水分バランスを安定させるためにも、保湿クリームを使って丁寧なスキンケアを行なって下さい。

食習慣・生活習慣の乱れ

忙しい日が続くと、食事を適当に済ませたり、睡眠時間が不規則になってしまいがちですが、そんな時こそ肌トラブルが起こりやすくなるもの。食事内容や睡眠時間など、日頃の生活習慣は肌状態に直結しますから、忙しい時こそ肌を気遣う生活を心がけましょう。

具体的には、栄養バランスを考えて献立を決めたり、外食でも油っぽいものは控えるようにするなど、できることはいくつもあります。野菜不足の時に野菜ジュースを飲むなど、簡単にできることでも構いません。

生活習慣を見直してもまだ肌の乾燥が良くならない時は、無理せず化粧品に頼りましょう。カサカサ素肌が気になる時は、保湿クリームがいい仕事をしてくれるはずです。

季節による極度の乾燥

空気が乾燥すると、必然的に肌の乾燥も悪化します。乾燥の季節と聞いて冬をイメージする人は多いと思いますが、実はそれ以外の季節もその日によって湿度が一気に低下することがあるんです。

例えば、エアコンを使う機会の多い夏は、室内にいると常に空気が乾燥しています。秋になると、高気圧の影響が弱まり、乾いた空気が北風によって運ばれてきます。春になっても、その日の気候によって前日との湿度差が大きいこともあるので油断はできません。

季節による乾燥は、部屋の湿度を高めに保つことで対策できますが、残念ながらそれだけでは肌の乾燥は改善できません。この場合もやはり、化粧品の力を借りて丁寧に保湿ケアをすることが大切です。

7,保湿クリームにまつわるQ＆A

最後は、番外編としてここまでで紹介しきれなかった保湿クリームにまつわる疑問をQ&A形式で紹介していきます。より効果的な使い方を覚えて、ワンランク上のスキンケアを目指して下さいね！

Q,保湿クリームに合わせて乳液も必要？

A,保湿クリームと乳液の役割はほぼ同じで、化粧水や美容液の成分を肌に閉じ込め、肌を保護するために使われます。保湿クリームの方が油分量が多いという点以外に大きな違いがないため、どちらか一方で満足なら両方使う必要はありません。

ただし、乳液だけでは物足りないと感じる人は、乳液の後で保湿クリームを使うのもOKです。乳液と保湿クリームのダブル使いに正解はありませんから、自分の肌と相談しながら効果が実感できる方法でお手入れするのがいいでしょう。

Q,ニキビ肌でも保湿クリームを使った方が良い？

A,ニキビの種類は大きく分けて2つあります。1つは、10~20代に多い皮脂の過剰分泌による「思春期ニキビ」と、もう1つが乾燥やストレスによって起きる「大人ニキビ」です。

思春期ニキビを改善するには、皮脂量を抑え、ニキビの原因となるアクネ菌対策をするのが一番有効な方法です。油分量の多い保湿クリームではニキビを悪化させる恐れがあるため、この場合は保湿クリームでのお手入れは不要と言えます。

一方で、乾燥やストレスが原因の大人ニキビは、しっかり保湿することで肌状態が回復するケースがほとんどです。年齢を重ねるごとにニキビができやすくなったと感じる人は、保湿クリームで肌をしっかり保護してあげるのが好ましいでしょう。

Q,顔に合わなかった保湿クリームの使い道は？

A,顔に使って合わなかった保湿クリームは、思い切ってボディ用として使ってしまいましょう。商品にもよりますが、化粧品の使用期限は、早いもので数週間、長いものでも半年以内と言われています。

せっかくお金を出して買ったのですから、品質を落として無駄にするより、乾燥が気になるパーツの保湿ケアに使用することをおすすめします。

食品の賞味期限と同じで、化粧品にも使用期限があります。化粧品の使用期限とは、「開封前と同じ品質で使い続けられる期限」のことをいいますが、肌に合わない化粧品を放置している間にもこの使用期限がどんどん迫ってきてしまいます。

ただし、ボディでも肌に合わないと感じる時は、無理して使用する必要はありません。もったいないですが、肌に合わなかったと諦めてまた新しいアイテムを探してみて下さいね。

8,保湿クリームでもっちり潤い素肌を手に入れよう！

肌が乾燥していると、メイクのノリが悪くなったり、かゆみや赤みで鏡を見るのが憂うつになると感じる女性は多いです。朝晩しっかり保湿をしても、時間が経つとすぐにカサカサしてしまうのは、普段使っている化粧品の保湿力が不足していると考えられます。

毎日のお手入れに満足できない人は、本ページで紹介した保湿クリームを使っていつも以上に保湿力が高いスキンケアをしてみて下さい。きっと、いつもの乾燥肌が嘘のように、みずみずしく潤いのある素肌を手に入れられるはずですよ！

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