乾燥性敏感肌におすすめのスキンケア7選！低刺激で高機能な化粧品ランキング

自分は肌が弱いと感じている方は多いですが、中でも肌のカサつきが気になったり、化粧水がしみたりする人は、ただの乾燥肌・敏感肌ではなく『乾燥性敏感肌』の可能性があります。

乾燥性敏感肌の原因は肌に潤いが不足していることにありますが、根本的な原因は肌のバリア機能の低下です。バリア機能が弱まると、肌は内側からの水分蒸発と、外側からの刺激に正常に対処できなくなります。

乾燥性敏感肌を改善するためには、バリア機能をアップするスキンケアが必要になります。ここでは乾燥性敏感肌に効果的なスキンケア商品と、スキンケア方法を詳しく紹介しましょう。

この記事で紹介する乾燥性敏感肌向けスキンケアライン！

	ファンケルモイストリファイン セラミド・コラーゲン・ビタミンPが「うるおい毛穴レス肌」を叶える。 トライアルセット特別価格：1,510円（税込）
	小林製薬 ヒフミド ヒト型セラミド配合で、肌の潤いとバリア機能を整え、ふっくらとした肌に。 トライアルセット特別価格：980円（税込）
	エトヴォス モイスチャーライン ヒト型セラミドと天然の植物エキスが、内側からみずみずしい素肌を作る。 初回限定お試し価格：1,900円（税抜）
	ノブⅢシリーズ セラミド液晶化技術で、セラミドと水分が細胞のすき間にぴたっと入り込む。 トライアルセット限定価格：1,500円（税抜）
	dプログラム　ベーシックケア 肌トラブルを改善して潤いを与えることで、肌が持つ「美肌バリア機能」を活性化。 トライアルセット限定価格：1,512円（税込）orトライアルセット限定価格：1,836円（税込）
	HANAオーガニック　モイスチャー 肌の内側で自らセラミドを生み出す、天然成分100%の「潤育」スキンケア。 トライアルセット限定価格：1,480円（税込）
	ディセンシア　アヤナス 独自技術のヴァイタサイクルヴェールとセラミドナノスフィアが、肌を守りながら潤いを補給。 トライアルセット限定価格：980円（税込）

すぐにランキングを見る

1,乾燥性敏感肌とは

肌トラブルにはさまざまな種類がありますが、症状や原因の違いによってスキンケアの方法も変わります。まずは自分の肌が乾燥性敏感肌なのかどうか、肌に現れる症状からチェックしましょう。

1-1,乾燥性敏感肌とは？症状をチェック

肌トラブルの中でも、乾燥が原因で肌が過敏になっている状態を乾燥性敏感肌と呼びます。

私たちの肌は紫外線・花粉・ほこりなどの外部刺激から、常に自分自身を守る防御システムを持っています。これが健康な肌には欠かせない、肌のバリア機能です。

この肌のバリア機能が低下すると、肌が乾燥状態になり、さらにバリア機能が下がるという負の連鎖が起こり、乾燥性敏感肌に悩むことになります。

乾燥性敏感肌は自分でもチェックが可能です。これから挙げる症状に当てはまるかどうか、自身の肌を客観的にチェックしてみてください。

こうした症状の中で少しでも当てはまるものがあれば、乾燥性敏感肌を疑った方が良いかもしれません。当てはまる症状が多い場合は、乾燥性敏感肌である可能性が高いと言えるでしょう。

1-2,乾燥性敏感肌を起こす『バリア機能の低下』の原因とは

私たちの肌の最も外側には、表皮と呼ばれる薄い皮膚があります。さらにその表皮の一番上は、非常に薄い角質層によって覆われています。角質層は内部に水分を保持しながら、外部からの刺激に対して肌を守るという重要な働きをする部分です。

参考：乾燥肌の症状・原因

角質層の内部は角質細胞の他に、水分とセラミドが層状に重なった細胞間脂質で満たされています。さらにその外側を固くなった角質が覆うことで、肌のバリア機能が正常に働くわけです。

しかし、何らかの原因で角質層が正常な状態を保てなくなると、肌のバリア機能が低下。その結果、乾燥性敏感肌をはじめとした様々な肌トラブルを引き起こしてしまいます。ではバリア機能はなぜ低下してしまうのか、その主な原因を考えてみましょう。

こうした状況を放置してしまうと、肌の水分保持には欠かせないセラミドが減少してしまいます。セラミドは水分を肌に閉じ込める役目を果たしているため、不足すると健康的な肌を保つことができません。

また、肌の乾燥が進むと角質層の合成もうまく行かなくなり、全体的に肌のバリア機能が低下。そのためスキンケアでもピリピリとした刺激を感じてしまうほど、肌が敏感な状態になってしまいます。

つまり、肌のバリア機能が低下した乾燥性敏感肌には、スキンケア化粧品も低刺激性のものを選ぶ必要があるのです。

2,乾燥性敏感肌のスキンケアの選び方

乾燥性敏感肌になると、ちょっとした刺激に対しても肌が過敏に反応してしまいます。この状態を改善するには、スキンケア方法を一度見直す必要があります。

乾燥性敏感肌のスキンケアは、高保湿と低刺激が何よりも重要なポイント。スキンケア化粧品は、この2つの特徴を兼ね備えたものを選びましょう。

2-1,高保湿成分が配合されているものを選ぶ

乾燥性敏感肌は健康的な肌と比較して、非常に水分が少ない状態になっています。それを改善するためにも、スキンケアには効果的に肌に潤いを与える成分が必要です。

ここで紹介する成分は、いずれも非常に高い保湿効果を持っています。それぞれの特徴をしっかりと確認して、スキンケア化粧品選びの参考にしてください。

セラミド

肌の角質層で水分を保持する働きをしているセラミド。セラミドは私たちの体内で合成される、「スフィンゴ脂質」と呼ばれる脂肪分の一種で、体内のさまざまな部位に存在しています。

スキンケアに使われるセラミドは、その構造をモデルにして合成されたもので、肌表面を保湿する作用を持ちます。

また、スキンケア化粧品に配合されるセラミドには、大きく分けると4つの種類があります。各セラミドの特徴を簡単にまとめておきましょう。

スキンケア化粧品に含まれる保湿成分の中で、セラミドは最も高い効果を発揮する成分。その中でも特に優れているのは、ヒト型セラミドです。

ヒト型セラミドは人の肌にあるセラミドと近い性質のため、非常に肌馴染みが良い成分。角質層に浸透すると、元々肌に存在するセラミドの働きをサポートしながら、水分とセラミドとの層状構造を整えて、肌の保水力を高めてくれます。

天然セラミドも高く評価される成分ですが、コストが高いというデメリットがあります。また植物セラミドと合成セラミドは、コスト的には優れているものの、ヒト型セラミドや天然セラミドと比べると、その保湿力は少し劣ってしまいます。

乾燥性敏感肌の改善は保湿が決め手なので、ヒト型セラミドを配合した化粧品を選ぶことをおすすめします。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は表皮の内側に存在し、真皮を構成する重要な成分です。真皮はコラーゲンとエラスチンが柔軟な骨組みを作り、その間をヒアルロン酸が満たしています。

ヒアルロン酸は非常に保水力の高い成分で、わずか1gでおよそ6リットルもの水を蓄えることができます。

ヒアルロン酸は表皮にも存在しており、水分保持に重要な役割を果たしていることが分かっています。そのため、化粧水や美容液でヒアルロン酸を表皮に浸透させれば、乾燥性敏感肌の改善も可能なのです。

コラーゲン

コラーゲンは真皮の基礎にあたる成分で、肌そのものを支えていると言っても良いでしょう。コラーゲンが充分に作られていれば、ハリがあって弾力に満ちた、健康的で若々しい肌を保つことができます。

しかし、コラーゲンは分子量が大きく、肌の外側から真皮にまで浸透させることはできません。その代わりに、化粧水や美容液に含まれているコラーゲンは、肌表面に膜を形成することで水分の蒸発を防いでくれます。

現在は低分子コラーゲン配合のスキンケア化粧品もあり、その場合は角質層にまで浸透して、一定の保湿効果を発揮してくれます。

NMF（天然保湿因子）

NMFは最近注目されている成分で、正確には「ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター」のこと。日本語では天然保湿因子と呼ばれますが、角質層の中でセラミドと一緒に水分を保持する役目を果たしています。

角質層の中はNMFを含んだ角質細胞のすき間を、セラミドと水分からなる細胞間脂質が満たすことで、高い保水力とバリア機能を維持しています。

角質細胞の中では、NMFが水分子を複数結合させることで、潤いを外に逃がさないように保持しています。セラミドとNMFが減少してしまうと、角質層の水分を保つことが難しくなり、結果的には肌が乾燥してしまいます。

乾燥性敏感肌の改善には、セラミドとNMFが一緒に配合されているスキンケア化粧品をおすすめします。

アミノ酸

私たちの身体を構成している素材のほとんどはタンパク質。そのタンパク質の原料になるのが、約20種類あるアミノ酸です。

真皮にあるコラーゲンとエラスチン、角質層の最も外側にある角層、さらに角質細胞に含まれるNMFも、アミノ酸が結合したタンパク質でできています。

スキンケア化粧品に含まれるアミノ酸は、水溶性になっているので肌に浸透しやすく、保湿機能の向上やターンオーバーの活性化などに効果を発揮します。また肌への刺激もほとんどないので、乾燥性敏感肌にもぴったりな成分です。

レシチン

レシチンは大豆に含まれる健康成分でもあります。ただ、スキンケアに使われるレシチンは、大豆や卵から抽出されたものに水素を加えて安定化させた、水素添加レシチンです。

レシチンは角質層への浸透力が高く、セラミドの働きをサポートして、細胞間脂質の保水力を高めてくれます。さらに非常に低刺激性の成分なので、乾燥性敏感肌の人でも安心して使用可能です。

リピジュア（ポリクオタニウム）

リピジュアは人の細胞膜や涙などに含まれる、「リン脂質」をモデルにして作られた成分。ヒアルロン酸を上回る保湿力があることから、スキンケア化粧品に広く利用されるようになってきました。

リピジュアの特長は高い保湿能力と同時に、保湿効果が長時間持続することにあります。リピジュアは角質層に浸透して水分を保ちながら、肌表面にはバリア層を形成します。保湿と一緒に肌のバリア機能も高めてくれるのです。

リピジュアは人の身体への適合力が高く、医療にも利用されているほど安全な成分。非常に刺激が少ないので、乾燥性敏感肌の改善にもおすすめです。

さて、ここまで、様々な保湿成分を紹介してきました。

現在は保湿力に優れていて、しかも肌に対して低刺激な成分が続々と開発されています。乾燥性敏感肌に対するスキンケアには、これらの成分が適度に組み合わされた商品を選ぶようにしましょう。

2-2,敏感肌に刺激になる成分を避ける

乾燥性敏感肌のスキンケアでは、なるべく使用を避けたい成分もあります。これから紹介する成分は、肌への刺激になる可能性があるので、スキンケア化粧品を選ぶ時には注意してください。

アルコール

化粧品に使われるアルコールは、酒類に含まれるアルコールと同じ「エタノール」のことです。消毒や防腐目的に使われるイメージがありますが、化粧品では水分や油分に溶けにくい成分を、アルコールで溶かして安定させる目的でも使われます。

安全性は確認されており、少量しか配合されませんが、体質によってはアルコールが合わず刺激になってしまう場合も。またアルコールは揮発性が高いため、肌で蒸発する時に周囲の水分まで一緒に蒸発させる可能性もあります。

また、アルコールと名前がついていますがステアリルアルコールやベヘニルアルコールは、エタノールとは全く別の成分。これらの成分にはスキンケア化粧品の乳化を安定させる目的や、肌のコンディションを整える働きもあり、しかも肌に対しては低刺激。

この2つの成分は「アルコールフリー」と表記された商品にも使われていますが、不安に感じる必要はありません。アルコールフリーの表記は、エタノールフリーと考えれば良いでしょう。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は肌に浸透してから、体内でビタミンCに変化する成分です。ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌を抑制する効果もあるため、乾燥性敏感肌の人にとっては、肌の乾燥を悪化させる可能性があります。

現在では今までより低刺激タイプのビタミンC誘導体も開発されていますが、乾燥性敏感肌の人は使用を控えた方が良いでしょう。

ハイドロキノン

美白ケア化粧品に配合されるハイドロキノンは『肌の漂白剤』とも言われるほど、美白力の高い成分です。そのぶん、刺激も強い成分ではありますが、基本的には高濃度で使用しなければトラブルの原因にはなりません。

しかし、厚生労働省による評価では、肌にアレルギー反応を引き起こす可能性が高いとされています。刺激の高さとアレルギー反応のリスクを考えても、乾燥性敏感肌の人は、なるべく使用しない方が良い成分です。

アルブチン

またハイドロキノンをベースにして合成されたアルブチンも、美白ケアに配合される成分です。ハイドロキノンよりもより安全性が高く、アレルギー反応は報告されていません。肌に対する刺激も、低濃度での使用であればほとんど問題ないと言われています。

ただし乾燥性敏感肌の場合は、外部刺激に対して非常に肌が敏感になっているので、これらの美白成分を試す場合には、パッチテストなどで安全性を確認することをおすすめします。

香料

化粧品に使われる香料には、天然成分から抽出されたものと、化学的に合成された成分とがあります。成分表記では個々の香料成分は記載されないことが多く、ひとまとめに「香料」と記載されるケースがほとんど。

天然成分の場合は、イメージアップのために原料が表示されることもありますが、合成香料の場合詳細な表示はまずないでしょう。

そのため肌に刺激となる成分が配合されているかどうかは分かりません。また、天然成分でもアレルギー反応のように、刺激になる可能性もあります。乾燥性敏感肌の人は、無香料の商品にこだわった方が良いでしょう。

保存料

化粧品には変質や雑菌の繁殖を防ぐために、防腐剤や殺菌剤などの成分が配合されることがあります。化粧品は未開封で3年、開封後は1年品質が保持されるように作られているため、『保存料無添加』と書かれている商品でも必ず配合されているものです。

保存料は化粧品の品質を維持するためには必要な成分ですが、配合量が多いと肌への刺激になる可能性があります。

乾燥性敏感肌の改善には、なるべく刺激が少ないスキンケア化粧品を使いましょう。それには、どのような成分が配合されているのか、普段から確かめる習慣をつけておくと良いかもしれません。

3,乾燥性敏感肌でもピリピリしない！低刺激スキンケアラインを紹介！

ここからは、乾燥性敏感肌のために最もおすすめしたいスキンケア化粧品を、ランキング形式で紹介します。

保湿力アップに高い効果があることと、低刺激性にこだわることという、この2つのポイントは絶対に外せません。

その上で口コミ情報を細かくチェックした中で、ぜひ試していただきたいのが、これから紹介する7つのスキンケアラインです。この中で自分の肌に合いそうな商品があったら、まずはトライアルセットで試してみてください。

4,乾燥性敏感肌向けの肌に優しいスキンケア方法を解説

自分に合ったスキンケア化粧品が見つかったら、さっそく試してみましょう。ただし乾燥性敏感肌の場合は、アイテムだけでなく、スキンケア方法を工夫する必要があります。

ここでは肌に優しくて効果的なスキンケア方法を紹介します。新しいスキンケア商品は、いきなり試そうとせず、注意点と手順をしっかりと確認してから使い始めてください。

まずスキンケアを始める前に、新しく使う化粧品が自分の肌にストレスを与えないかどうか、簡単なパッチテストを行いましょう。パッチテストは以下の手順で行います。

化粧水や美容液・乳液などは、長時間肌に効果を及ぼすものなので、できれば丸2日貼ったままにしてから確認するようにしてください。

クレンジングや洗顔石けんなどは、原液のままでは刺激が強過ぎます。精製水で10～20倍程度に薄めてから、絆創膏にしみ込ませてテストしましょう。

テストの結果肌に何の変化も見られなければ、その化粧品を使用しても大丈夫です。もし少しでも異常を感じた時はテストを中止して、その化粧品の使用は控えるようにしてください。

乾燥性敏感肌のクレンジングには、肌に優しいタイプのクレンジングを使いましょう。おすすめなのは、乳液状で肌になじみやすいミルククレンジングと、油分が多く肌との摩擦が少ないクリームクレンジングです。

クレンジングは以下の流れを参考にしてください。

クレンジングは用法と用量をきちんと守って使いましょう。少なすぎるとメイクとうまくなじまず、落とし切ることができません。

また、ベースメイクとポイントメイクを一緒に落とすと、肌に負担がかかってしまいます。ポイントメイク落としは、ポイントメイクリムーバーを使って先に済ませてください。

次に洗顔の方法ですが、ポイントはクッション性の高い泡を作ることです。洗顔は以下の流れを参考にしてください。

乾燥性敏感肌の人にとって、洗顔料を使った洗顔は刺激になる可能性があります。メイクをしていない朝の洗顔は、洗顔料を使わないぬるま湯洗顔を試してみるのも良いでしょう。

やり方は洗顔料を使った時のすすぎと同じく、30度程度のぬるま湯で優しく丁寧に顔を洗うだけです。これだけでもひと晩の汚れと皮脂は、充分に洗い流すことができます。

ただし、くれぐれも冷水や熱いお湯は使わないようにしてください。冷水は皮脂が固まって汚れを落としきれず、お湯は皮脂を奪いすぎてしまいます。

洗顔が終わったら、すぐに化粧水や美容液で保湿ケアを行いましょう。洗顔後の肌は急激に乾燥が始まります。保湿ケアは可能な限り迅速に、以下の手順を参考にして始めてください。

化粧水を使った後に美容液をつける場合も、同じ手順で進めてください。

化粧水や美容液で肌に水分を補給した後は、洗顔で失った油分を乳液やクリームでしっかりと補給しましょう。

乾燥性敏感肌は必ずセラミドやヒアルロン酸など、保湿成分が配合されたものを使ってください。乳液やクリームをつける手順は、以下の流れを参考にしてください。

クリームのつけ方も基本的には同じです。洗顔してからすべてのスキンケアを使う場合は、化粧水→美容液→乳液→クリームの順番で進めてください。

4-1,乾燥性敏感肌がスキンケアの時に気をつけたいこと！

乾燥性敏感肌のスキンケアでは、なるべく手間をかけた方が効果的なイメージがあります。しかし、過度のスキンケアはかえって症状を悪化させる危険性も。化粧品を使う時は、次の点にも注意するようにしてください。

肌を念入りに触りすぎるのはNG！

刺激に対して過敏になっている肌は、手や指で触れるだけでも負担になってしまいます。肌に触れることはスキンケアや洗顔、メイク時のみの最低限に抑えましょう。

また、じっくり美容成分を浸透させたいからといって、お肌を触りすぎるのはNG。また、すすぎ残りや汚れが気になるからといって洗顔の回数を増やしたりすることも、肌にダメージを与えることにもなるので注意が必要です。

特に調子が悪い時はシンプルケアを心がけて

スキンケア化粧品のつけ過ぎも、乾燥性敏感肌を悪化させる可能性があります。特に肌の調子が良くないと感じる時は、使う化粧品を増やすよりも減らしたシンプルケアをおすすめします。

肌の調子がよくないな、と思ったら、まずは化粧水を基本として、乳液かクリームのどちらかを使うだけにして様子を見ましょう。

5,乾燥性敏感肌は入浴方法も気をつけて

乾燥性敏感肌の人は、洗顔だけでなく入浴方法にも注意してください。顔だけではなく全身の肌が敏感になっている可能性があります。これから紹介するポイントを参考に、肌に優しい入浴方法を実践しましょう。

入浴は40℃以下に温度設定して、湯船につかる時間は長くても10分以内にしましょう。熱めのお湯と長風呂は、肌に必要な皮脂や保湿成分を流出させてしまい、乾燥が悪化する危険性があります。

また、熱いお湯につかって急激に血行が良くなると、かゆみを引き起こすこともあるので、お風呂の温度設定には充分に気を配ってください。

入浴中にも肌の表面からは、保湿成分が失われています。それを防ぐためには、保湿成分が配合された入浴剤を使うのがおすすめです。

肌の刺激になる成分が入っていないことを確認しながら、肌に優しい入浴剤を選んでください。

一般的に使われているナイロン製のタオルでは、摩擦が強過ぎて肌を傷めることがあります。身体を洗う時には手の平を使うか、柔らかい綿素材タオルで洗いましょう。

また、汚れを落とそうとゴシゴシ擦るのもNGです。泡立てたボディソープや石鹸をタオルにたっぷり含ませて、軽く滑らせるように洗ってください。

洗浄力の強過ぎるボディソープは、乾燥性敏感肌の人にとっては要注意。石油系の界面活性剤を使った、一般的なボディソープは使用を避けましょう。

アルカリ性である石けんも刺激が強いので、アミノ酸系ボディソープなど弱酸性の商品を選んでください。保湿成分が配合された商品もおすすめですよ。

洗顔後と同じように、お風呂上りも肌は急速に乾燥していきます。入浴後は柔らかいタオルで水分を拭き取り、お肌がまだしっとりしている間に保湿ケアを始めてください。

全身の保湿にも、ボディローションやボディクリームなど、低刺激性の商品を探して使用することをおすすめします。

6,保湿ケアだけじゃない！乾燥性敏感肌のケア方法

乾燥性敏感肌の改善には、スキンケア以外にも普段から気を付けてほしいことがあります。これから紹介するポイントは、生活習慣を見直すチャンスにもなるので、ぜひ参考にしてください。

6-1,生活習慣の改善で乾燥性敏感肌を緩和しよう

洗顔時はぬるま湯で皮脂を流しすぎないように

洗顔の時に皮脂を根こそぎ洗い流してしまうのは、肌にとって非常に危険なことです。皮脂は天然のベールとして肌を乾燥から守り、外部の刺激に対する防御作用も担っています。

皮脂を完全に取り去ってしまうと、肌のバリア機能は低下して、同時に保水力も低下します。洗顔時には洗浄力の強い洗顔料は使わないようにしましょう。特に朝はぬるま湯洗顔だけにすることをおすすめします。

質の良い睡眠をとって肌の再生を促す

睡眠と肌のコンディションには、密接な関係があります。睡眠不足が続くと肌荒れがひどくなった経験があると思いますが、充分な睡眠時間を確保できないと、肌の再生能力が低下するのです。

乾燥性敏感肌を治すには、肌のターンオーバーを活性化させて、より健康的な肌へと再生させる必要があります。そのためにも毎日質の良い睡眠を、充分とるように心がけてください。

栄養バランスの整った食事で内側から肌をサポート

健康的な肌の再生のために、睡眠以上に重要なのが食事です。まずは毎日3食を規則正しく、栄養バランスに優れた食事メニューを摂るようにしましょう。

健康な肌を保つためには、脂質や糖質の過剰摂取を避けて、ビタミン類が豊富な野菜やフルーツを多めに摂りましょう。特に肌に良いと言われるビタミンは、ビタミンB群・C・Eの3種類。

ビタミンB群は主に豚肉やかつおなどのタンパク質の豊富な食材に含まれます。脂身の少ない良質なタンパク質をしっかりと摂取しましょう。

次に、ビタミンCはピーマンやブロッコリー、柿などに多く含まれています。レモンやゆずなどの柑橘類にも多く含まれますが、調理した野菜の方が量をたくさん摂取できるので、野菜からの補給がおすすめです。

そして、ビタミンEは落花生やアーモンド、アボカドなどに多く含まれます。比較的カロリーの高い食材が多いため、食べ過ぎには注意が必要です。

また、お肌を作るタンパク質の原料になるアミノ酸は、アジやサケ、肉類、卵、牛乳などが豊富。色々な種類の食物を、バランス良く摂ることが大切ですよ。

紫外線対策で肌ダメージを低減しよう

紫外線は肌表面だけでなく、肌の土台部分である『真皮層』にまで届いて細胞を傷つけてしまいます。とくに、乾燥性敏感肌の人は肌のバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすい状態なので注意が必要です。

紫外線で細胞がダメージを受けると、新しい肌への再生もうまくいかなくなります。外出する時は季節を問わず日焼け止めを活用し、充分な紫外線対策をするようにしましょう。

日焼け止めを使うと肌が荒れる、ひりひりするなどの症状がある場合は、薄手のカーディガンや日傘を活用することもおすすめです。

7,乾燥性敏感肌が治らない場合は皮膚科へ

乾燥性敏感肌が悪化すると、それを改善するどころかスキンケアさえできなくなります。もし以下のような症状が現れたら、すぐに皮膚科を受診するようにしてください。

• 強いヒリヒリ感やかゆみを感じる
• 化粧水や水がしみる
• 肌が乾燥でヒビ割れて痛い

皮膚科を受診する時には、普段使っているスキンケアとメイク用品を持って行きましょう。症状を確認する上での参考になります。

どうしてもすぐに皮膚科に行けない時は、応急処置として患部にワセリンを塗り、肌を保護しておきましょう。ワセリンは肌に浸透しないため非常に優しく、高い保湿作用を持っています。

ただし、ワセリンの使用はあくまで応急処置。そのまま放置せず、できる限り早く皮膚科を受診してください。

8,乾燥性敏感肌にまつわるQ＆A

最後に乾燥性敏感肌のスキンケアを行う上で、注意すべきことを確認しておきましょう。

,乾燥性敏感肌は化学繊維の肌着がNGって本当？

A,化学繊維は、肌との摩擦が大きいため、乾燥性敏感肌を悪化させるリスクがあります。

よく肌着に使われる化学繊維で代表的なものは、ポリエステルやナイロン、アクリルなど。さらに、肌の状態や体質によっては、化学繊維アレルギーの原因にもなる場合も。

乾燥性敏感肌の人は化学繊維を避けて、天然の綿素材でできた肌着や衣類を使うことをおすすめします。

Q,乾燥性敏感肌には手作り化粧品がおすすめ？

A,手作り化粧品は品質が劣化しやすく、かえって肌に悪影響を与える可能性が高いです。

手作り化粧品は自分で原材料を選び、防腐剤や殺菌剤などを使わずに作れるため、肌に優しいというイメージがありますよね。

しかし、手作り化粧品は防腐剤を入れない上、無菌状態で作るものではないためどうしても雑菌が繁殖しやすい状態に。

品質が劣化して雑菌が繁殖した手作り化粧品を使うと、乾燥性敏感肌をかえって悪化させてしまいます。どうしても手作りにこだわる場合は、2～3日で使いきれる量を作るようにして、作り置きは避けるようにしてください。

Q,化粧品はオーガニックが肌に優しいの？

A,オーガニック化粧品が肌に安全とは言い切れません。

オーガニック化粧品とは、天然植物の精油やエキスをギュッと濃縮している化粧品。自然由来の美容成分で肌そのものの調子を良くしてくれる効果が期待できます。

しかし、オーガニック化粧品に含まれる植物でアレルギーを持っている場合、かえって肌トラブルが悪化する危険性があるのです。

もし、オーガニック化粧品を使いたい場合は、まずは自分に植物アレルギーが無いかどうかを確認した上、詳細な成分まですべて公表されているアイテムを選びましょう。

敏感肌向け化粧品を作っているメーカーの商品を参考に、自分に合った化粧品を探してみてくださいね。

9,まとめ

乾燥性敏感肌の原因は、何よりも肌のバリア機能が低下して、角質層が充分な水分を保持できないことにあります。

それを改善するためには、肌にとって刺激になる要因を取り除くこと、そして保湿を徹底することが大切です。肌が潤いをキープしてバリア機能がアップすれば、乾燥性敏感肌に悩むことはなくなります。

これまでに紹介してきたスキンケア用品と、スキンケア方法を参考に、今日からすぐに乾燥性敏感肌の改善ケアを。毎日を新鮮な気持ちで楽しく過ごすためにも、もう一度健康で美しい肌を取り戻しましょう。

紹介したスキンケアを購入する

• ファンケルモイストリファイン
• 小林製薬 ヒフミド
• エトヴォス モイスチャーライン
• ノブⅢシリーズ
• dプログラム　ベーシックケア
• HANAオーガニック　モイスチャー
• ディセンシア　アヤナス

おすすめのクレンジング7選へ戻る