シワ、たるみをスッキリ改善!年齢肌対策スキンケア方法とは

基礎化粧品のお試しセットを販売するサイトにて、シワ、たるみをスッキリ改善!年齢肌対策スキンケア方法とはの記事の紹介画像。30代女性が頬にてをあて鏡をのぞきこんでいます。

たるみや小じわ、くすみなど、老化トラブルはいろいろありますよね。でもその原因は、それぞれ別々というわけではありません。

シミだけは特殊な事情がありますが、それ以外のエイジングサインは、肌を構成する組織がそれぞれ衰えたことが複雑に絡み合って起こっているのです。

では、あらゆるエイジングサインを引き起こす原因は何なのでしょう。代表的なエイジングサインごとに、それぞれ詳しく見ていきましょう。

「小じわ」は厚くなった角質と乾燥が原因だった

「小じわ」について説明する前に、「小じわ」と「シワ」の違いを説明しておきましょう。きちんとした定義があるわけではありませんが、状況によって消えたり現れたりする浅いシワが「小じわ」です。

たとえば、「夕方になるとシワっぽくなるけどお風呂上りには消えている」「よく見なければわからないほど浅い」というようなシワは、本格的なシワの手前、つまり小じわです。

この段階でケアをすればかなり改善しますが、ほうっておくと本格的なシワになってしまいます。

果物が干からびるとシワシワになる・・肌もそれと同じ

肌の年齢肌対策に効果的なスキンケア方法の紹介記事。写真は干からびたりんごの画像。乾燥が肌に与える影響をクチコミ中。

では、小じわはどうして出現するのかというと…主な原因は「肌表面の角質層が厚くなること」と「肌の乾燥」で起こります。「角質層」というのは、肌表面の細胞からなる組織のことです。

肌表面の角質層は、年齢とともに厚くなり、そして不均一になることがわかっています。そうなると水分やうるおいが行きわたらなくなって、肌が乾燥しやすくなるのです。

角質層の乾燥が進むと、水分が失われてしぼんだようになり、さらにキメが乱れてめくれあがってきます。

よく果物が干からびるとシワシワして皮が痛んできますよね。あれと同じ原理です。小じわの場合は、水分とうるおいを十分与えれば、きちんと元に戻ります。

加齢によるくすみの原因は「表面」と「奥」にある

では次に、「くすみ」の原因について説明しましょう。エイジングサインとしてのくすみの原因を考えると、その原因は主にふたつに分かれます。

(1) 厚くなった角質層が原因で起こるくすみ
上でもちらっと触れたように、年を取ると、肌表面の組織、つまり角質層はどんどん厚くなります。角質層が厚くなると透明感がなくなってきます。つまりくすむわけです。厚手のハンカチと薄いハンカチでは、薄いほうが透けて見えますよね。それと同じ原理です。

(2) 肌の奥の「糖化」が原因で起こるくすみ
肌の奥には、「コラーゲン」や「エラスチン」といったタンパク質の弾力繊維があるのですが、これらの組織には体内の糖の成分が時間とともにどんどんくっついてしまうことがわかっています。この現象は「糖化」と呼ばれています。

タンパク質は、糖化すると、固く、そして色が黄色もしくは茶色に変わってしまいます。たとえば生の鶏肉を想像してください。鶏肉をフライパンで焼くと、表面が茶色に色づいて、そして生よりも固い状態になりますよね。肌の糖化もこれと同じような現象です。

鶏肉なら「おいしそう」で済む話ですが…肌の場合、そうはいきません。コラーゲンやエラスチンが糖化すると、どんどん色が黄色っぽくなります。そうすると、見た目の顔全体の色が、どんどん黄色っぽくなってくすんでくるのです。

気づかない人も多いかもしれませんが、40代の人と20代の人の肌の色をよくよく比べると、明らかに40代の人のほうが、顔色が黄色っぽくなっているのがわかります。これが「糖化が原因で起こるくすみ」なのです。

これ以外に、「血行不良が原因で起こるくすみ」もありますが、年齢を重ねた肌に多いのは、圧倒的に「厚くなった角質層が原因で起こるくすみ」「肌の奥の糖化が原因で起こるくすみ」のふたつ。なかには、ふたつ両方の原因が絡み合ってくすんでいる人もいます。

「肌の奥の衰え」が引き起こすのがたるみ&シワ

シワ、たるみをスッキリ改善!年齢肌対策スキンケア方法とはという記事より、めのシワを作ってみて老け具合を確認している女性。

「たるみ」と「シワ」。どちらもエイジングサインのなかではいちばん悩みが大きいトラブルですよね。少したるんだだけでも見た目の年齢はかなり老けてしまいますし、若々しい顔つきの人でも1本シワがあるだけで、これまたかなり老けた印象になります。

たるみとシワの原因は、実はモトをたどれば同じです。すべての原因は、肌の奥にある「コラーゲン」や「エラスチン」といったタンパク質の組織が固くもろくなってしまうことにあるのです。

奥が衰えると、表面のプリプリ感もなくなってしまう!

先ほど、「糖化」の現象するときに、「コラーゲン」と「エラスチン」の名前をチラッと出しましたね。これらの組織は、肌の奥で肌全体を支え、また弾力を保つ役割をしているタンパク質なのですが、加齢とともにどんどん糖化します。

タンパク質は糖化すると黄色くなる…という話は先ほどもしましたが、黄色くなるだけなく、固く、プリプリした感じがなくなってもろくなっていきます。焼いた鶏肉の話を思い出してください。生肉より、焼いた鶏肉のほうが硬く、ちぎれやすくなりますよね。

肌でも同じことが起こります。硬くもろくなると全体を支えきれなくなって、その結果表面にゆるみが出てくるのです。ゆるんだ肌が重力によって下に引っ張られるとたるみになります。また、顔の動きやすい部分では、折りジワが現れます。つまりシワ、というわけです。

老化に立ち向かうための5つのお手入れポイント

年齢肌に立ち向かう世代の老化対策に必要な5つのポイントについて。写真はマッサージをしている女性。

では、これらの現象に立ち向かうには、どのようなお手入れが必要なのでしょうか? 残念ながら即効きめが現れる!というようなお手入れ方法はありませんから、地道にケアしていくしかありません。簡単に5つのポイントをお話しましょう。

・肌をとにかく乾燥させない
・角質ケアを取り入れる
・エイジングケア成分の入った化粧品を使う
・マッサージを定期的に行う
・身体のなかからもエイジングケアを意識する

「肌をとにかく乾燥させない」

基本的なことになりますが、とにかく肌を乾燥させないことが大切です。角質層が厚くなる、小じわができる、といったトラブルはすべて肌のうるおい不足が原因です。

そのためにはまず、クレンジングと洗顔料から見直しましょう。過剰に皮脂を取りすぎるものは避けて、マイルドは洗い心地のものを選ぶようにします。使うときも、ゴシゴシこするのではなく、優しくなでるような動作を心がけましょう。

洗顔後の化粧水もしっかりと。よく手でパシャパシャと叩くようにつける人がいますが、それはNGです。コットンでも手でもかまいませんが、優しく肌全体をなでるようにして水分を行きわたらせます。化粧水のあとは乳液、もしくはクリームを忘れずに。

「角質ケアを取り入れる」

年齢とともに角質層はどんどん厚くなる傾向があるので、よぶんな角質はぜひともケアしたいもの。といっても、ゴマージュやスクラブなどで無理にこするとかえって肌を痛めてしまいます。

おすすめはAHAやBHAなどのピーリング成分が入った美容液か、ふき取り化粧水をいつものケアに取り入れること。週に2~3回使うだけでも、かなり透明感が出てくるはずです。極端な敏感肌の人は、普段の化粧水をコットン使いするだけでも効果があります。

「エイジングケア成分の入った化粧品を使う」

若いときと同じ化粧品を今も使っている、という人もいるかもしれませんが、これ以上肌を老化させないためには、エイジングケアを意識した化粧品を取り入れるべきです。

雑誌やインターネットなどをチェックして、自分に合いそうなブランドがないかどうかチェックしてみましょう。広告のコピーやうたい文句を見れば、エイジングケア目的かどうかはすぐわかりますよね。そのなかから心惹かれるものを選ぶといいでしょう。

予算が限られているから全部のラインをそろえるのは無理、というときは、美容液とクリームだけでも、できればエイジングケアタイプのものに切り替えましょう。

「マッサージを定期的に行う」

年齢を重ねると、肌の機能はどんどん衰えてしまいます。それを活性化させるにはマッサージが効果的。特にたるみを左右する肌の奥の組織には美容成分が届きにくいので、マッサージしてあげるのがいちばんです。

マッサージ専用のクリームを買ってもいいですが、ボディオイルやクレンジングクリームでも代用できます。ケアの目安は週1~2回。できれば夜行うのが効果的です。

あまり強く引っ張るとかえってたるみの原因になるので要注意。やり方がよくわからないという人は、デパートのカウンターなどに行けば教えてもらえますし、雑誌やインターネットにも情報があふれていますから、ぜひチェックしてみましょう。

「身体のなかからもエイジングケアを意識する」

シワやたるみなどの年齢肌対策に最適なのは、ビタミンCが配合されたサプリメントです。

ある程度年齢が高くなると、化粧品だけでエイジングケアをするのにはどうしても限界があります。老化は身体のなかからも進みますから、サプリメントや食品で肌にいいものを積極的に摂りいれるようにしましょう。

おすすめは、サプリメントでもお茶でもなんでもかまいませんが、「抗酸化」をメインにうたっているもの。どれを選べばいいかわからない、という人は、ビタミンCのサプリメントや飲料がおすすめ。抗酸化力の高いビタミンCは、ぜひ積極的に摂りたいビタミンです。

ちなみに「コラーゲンを取るとたるみにいい」という話もありますが、コラーゲンを摂ることとたるみの改善はまだはっきり実証されていません。コラーゲンは体内に入ると分解されてしまうので、ほとんど効果がないという説もあるので注意しましょう。

まとめ:大切なのは「スキンケアを惰性にしない」こと

どんな魔法を使っても、肌の老化は食い止めることはできません。でも、遅くすることならできます。ただ、化粧品もこれまたやっぱり魔法ではありませんから、夢のような効果を期待するのは間違い。私たちにできるのは、とにかく地道なケアを続けることです。

化粧品にお金をかける必要はありませんが、ただ毎日何となくお手入れしていてはダメ。惰性になったスキンケアは、老化を早めてしまうだけです。大切なのは「丁寧にケアする」「ケアを続ける」こと。そうすれば、5年後10年後の肌はきっと違ってくるはずです。

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