おすすめ美容オイル10選！種類別の効果や特徴を詳しく解説

スキンケアだけでなく、ヘアケアやネイルケアにも使える美容オイル。肌質や用途に応じてさまざまな使い方ができる万能コスメです。

でも、その種類は多く、膨大な商品の中から自分にあった物を選ぶのはひと苦労ですよね。

美容オイルの効果を最大限に引き出すには、それぞれのオイルの原料や特徴をきちんと理解することが大切です。

そこで今回は、美容オイル選びのポイント、そしておすすめ10選を紹介します！

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美容オイルはさまざまな原料でできている

肌の有効成分が濃縮されている美容オイルは、原料別に大きく3種類に分類されます。

直接肌につけるものなので、原料についてはしっかりと把握しておきましょう。とくに、アレルギー体質の人は購入前に成分表を必ずチェックして下さいね。

はじめに、原料別にオイルの種類や特性を見ていきます。

植物の種子や実を原料としたもの

美容オイルの中でもっともポピュラーなのが、植物の種子や実を原料としているものです。

美容オイルとして使われる植物の種類は数十種以上あり、肌質や用途に合わせて選べます。

天然の植物から作られている美容オイルには酸化しやすい種類が多く、1～3ヶ月以内の使用期限が設定されているものがほとんどです。

美容オイルの品質を維持するためには、直射日光や高温多湿な場所で保管するのは避けなければいけません。

動物性のものを原料としたもの

動物の皮下脂肪や肝臓から抽出された成分で製造されている美容オイルもあります。もっとも一般的なのは馬油で、馬の首や腹の皮下脂肪を原料として作られています。

また、サメやエイの肝臓を原料にしている美容オイルもあります。サメ由来の肝油は、美容効果はもちろん、がんや高血圧症、肝臓病にも有効であることから医薬品やサプリメントとしても注目されています。

動物由来の美容成分は、ヒトの皮脂に成分がよく似ているということもあり、浸透力が高く肌なじみがいいことが特徴です。

鉱物性のものを原料としたもの

美容オイルには、ワセリンやベビーオイルなどの鉱物油（ミネラルオイル）を原料としている種類もあります。

鉱物油は、石油からプラスチックなどの工業製品を製造したあとにでる廃油を使い、精製して純度を高めた油です。

鉱物油と聞くとあまりいいイメージを持てない人が多いかも知れませんね。実際、1970年代までに流通していた鉱物油は精製度が低く、肌に塗って油やけや色素沈着が起きたというケースも数多く報告されていました。

しかし、廃油の精製技術が進歩したことや化粧品の品質基準が厳しくなったことにより、以前に比べて安全性は確実に高くなりました。

現在では、保湿剤や傷口の保護薬として皮膚科で処方されることもあるので、どんな肌質でも安心して使用できます。

鉱物油の特徴として、化学合成された成分であることから肌に浸透することはありません。鉱物油を肌に塗ることで薄い膜を作り、乾燥や外的刺激から肌を保護するのが主な目的です。

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人気美容オイル10種類の効果と特徴

美容オイルの原料を確認したところで、次はより細かいオイルの種類を確認していきましょう。

種類が多すぎてどれを選べばいいかわからないという人のために、ここからは、数ある美容オイルの中でもとくに人気が高い10種類を紹介していきます。

それぞれのオイルの効果や特徴をしっかりと理解し、自分の肌に合ったものを選んで下さいね。

ホホバオイル

美容オイル初心者さんにまずおすすめしたいのが、肌質を選ばずに使えるホホバオイルです。

ホホバオイルは、砂漠地帯に生息しているホホバという植物から抽出した植物性の美容オイルで、スキンケアやヘアケア以外に、食用として活用されることもありす。

ホホバは、背の低いツゲ科の常緑樹で、アメリカの南西部からメキシコを中心に生息しています。ホホバオイルは、その実から圧搾されたものです。昔から、ネイティブアメリカンは、ホホバの実をつぶしたものを日焼け止めや傷を治すのに使っていたそうです。

ホホバオイルの特徴は、その優れた保湿力と肌なじみの良さにあります。

肌の角質層の20～30％は「ワックスエステル」と呼ばれる成分で構成されているのですが、ホホバは地球上で唯一、このワックスエステルを含んでいる植物です。

角質層に近い成分は肌によくなじみ、皮膚バランスを整える効果も期待できます。

また、ホホバオイルは皮膚をやわらかくしてくれるので、使い続けるともっちりとハリのある肌に生まれ変わります。

酸化しにくいことや、お手頃価格で手に入ることなどが、ホホバオイルの魅力です。

アルガンオイル

ホホバオイルと並んで人気なのがアルガンオイルです。

アルガンオイルは、モロッコが原産のアルガンツリーの実から採取されるオイルです。モロッコでは、食用や外用剤として古くからアルガンオイルを活用してきました。

”生命力の源”とも言われる成分がバランス良く含まれたアルガンオイルは、地域の人々から「モロッコの黄金」と呼ばれ、食用に、美容に、健康にと長く愛され続けてきました。200個の種子からたった50mLしか採れないという大変希少なオイルです。

アルガンオイルには、ビタミンEと抗酸化物質が多く含まれているので、シミやシワなどのエイジングケアに大きな効果を発揮します。

また、水分の蒸発を防ぎ、皮脂のバランスを整える働きもあるので、乾燥が気になる人にとくにおすすめしたい美容オイルです。

スクワランオイル

乳液や美容クリームに配合されることの多いスクワランオイルは、浸透力が高く、肌が乾燥しやすい人におすすめです。

スクワランは、深海鮫の肝臓から抽出した肝油と、オリーブや大豆などから採取したオイルの2種類に分けられます。動物性のスクワランは純度が高く酸化しにくいことが特徴で、植物性はより刺激が少なく、つけ心地がさらっとしています。

また、スクワランは人間の肌にもともと存在する成分なので、アレルギー反応が出にくく、赤ちゃんの肌にも使えます。痛みやかゆみを和らげたり、細菌の繁殖を防いだりしてくれるので、アトピー肌の方でも安心して使えます。

HABAスキンケアセットには、約90日分のスクワランオイルが入っています。

オリーブオイル

食用としておなじみのオリーブオイルは、美容オイルとしても活用できます。乾燥やゴワつきを改善する保湿作用や、シワやくすみなどのエイジングケアにも効果的です。

オリーブオイルには、オレイン酸と呼ばれる脂肪酸が含まれています。

皮脂の41％を構成するオレイン酸には皮膚を柔らかくする作用があり、角質のごわつきを防いだり、皮脂つまりを防いだりする効果が期待できます。また、乾燥が起きにくくなるため、しわを抑制する効果もあると言われています。

オレイン酸は20代後半を境に減少していくため、美肌を目指す人は食品や化粧品から積極的に摂取していかなければなりません。

オリーブオイルでスキンケアすると、肌はハリと潤いを取り戻し、年齢を感じさせない若々しい肌を手に入れられます。

肌への刺激を減らすため、化粧品としてのオリーブオイルは不純物を取り除き、分子量が小さくなるように精製されています。

一方、食品としてのオリーブオイルは香りや風味を重視して作られているので、肌のお手入れに使用する場合は必ずスキンケア用のオイルを使用して下さい。

また、ニキビの原因となるアクネ菌はオレイン酸をエサに大きくなるので、ニキビ肌やオイリー肌にはオリーブオイルでのお手入れはおすすめできません。

ローズヒップオイル

その高い美容効果から、世界中のセレブたちがこぞって愛用しているのがローズヒップオイルです。

「ローズ」とはいっても、一般的にイメージされる「華やかなバラ」ではありません。同じバラ科の「野ばら」です。その実の中にある種を圧搾して、抽出されます。ローズヒップオイルは、1kgの野ばらから3mLしか取れないといわれ、希少価値が高いです。

ローズヒップは、別名「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれていて、レモンの約20倍のビタミンCを含んでます。

ビタミンCにはメラニンの生成を抑える働きがあり、シミや色素沈着に悩んでいる人は積極的に取り入れてほしい美容成分です。

さらに、肌細胞を活性化させるトレチノイン酸も多く含まれているため、ニキビや小ジワの改善にも効果があります。

いいことずくめのローズヒップですが、他の美容オイルに比べて酸化しやすく、値段が高いのがウィークポイント。ローズヒップオイルを使う場合は、オイルを無駄にしないよう使用期限を意識することを心がけましょう。

ココナッツオイル

顔のお手入れはもちろん、ボディやヘアケアにも使える万能オイルがココナッツオイルです。

ココナッツの種子から抽出される油脂のことで、スキンケアだけでなく食用や洗剤の原料としても活用されています。

ココナッツオイルは酸化しにくいことが特徴で、保管状態によっては2年近く長持ちするものもあります。オイル自体の分子が小さく肌によくなじむので、ブースターとして活用できるのも嬉しいポイントです。

ベタつきにくいテクスチャーは、髪の毛やネイル、角質ケアにも効果的。全身どこにでも使えるのも魅力ですが、ココナッツ特有の甘い香りは好き嫌いが分かれますので、購入前にテスターでチェックするのをおすすめします。

マルラオイル

日本ではまだあまり聞きなれない名前のマルラオイルですが、海外では古くから多機能オイルとして活用されてきました。

南アフリカ原産のマルラという木の実から採取されたオイルで、食用やお酒、外用としても使われています。

通称「神の木」とも呼ばれているマルラには、オリーブオイルの約10倍、アルガンオイルの約3.6倍という驚くべき抗酸化力があります。肌老化の原因となる活性酸素を分解してくれるので、シワやたるみといった年齢による肌の悩みが気になる人におすすめしたいオイルです。

さらっとしたテクスチャーで、お手入れ後のベタつきも気になりません。全身どこでも使える万能オイルですが、国内での知名度がまだまだ低く、購入できるお店が少ないことが難点です。

人気上昇中のマルラオイルにも、お試しセットが存在してます。⇒ ヴァーチェマルラオイルトライアルセット

アプリコットオイル

あんずを原料としているアプリコットオイルは、中国が原産の美容オイルです。美容はもちろん、食用や薬用としても使用できるとあって、現在は中東やヨーロッパでも人気の高いオイルの一つです。

アプリコットオイルには、皮膚をやわらかくしたり、湿疹などによるかゆみを緩和させる効果があります。乾燥によるゴワつきやかゆみが気になる人は、アプリコットオイルを使ったスキンケアがおすすめです。

また、アプリコットオイルは古くから首のイボのお手入れに活用されてきました。アプリコットオイルに含まれるオレイン酸には、体内に蓄積された老廃物を外に排出する働きがあるので、加齢によってできるイボ対策にも効果的です。

ただし、ウイルス感染によってできたイボには効き目がありませんので、その場合は専門医による正しい治療を受けてください。

セサミオイル

インドには、古くから伝わる「アーユルヴェーダ」という伝統医療があります。アーユルヴェーダでは薬草療法が大きな役割を占めているのですが、その中の一つである全身マッサージで使用されているのがセサミオイルです。

セサミとはゴマのことですが、食用としてなじみのあるゴマ油とは違い、美容オイルとしてのセサミオイルは無色無臭で、焙煎は一切していません。浸透力やデトックス効果が高く、体内の老廃物を絡めとって排出させます。

セサミオイルは、日焼けによる軽度の炎症にも効果的です。酸化しにくい特性と、紫外線から肌を守る働きによって、メイク前のお手入れにも使えます。

また、熱性のセサミオイルにはあたため効果もありますので、ボディやヘッドマッサージにも向いています。

肌の深部や体の内側からあたためることでデトックス効果を向上させ、免疫力アップにも大きな役割を果たしてくれるのです。

アーモンドオイル

どんな肌質にも合う美容オイルの一つに、アーモンドオイルがあります。トロッとしたテクスチャーですが、ゆっくりと肌に浸透していくので肌タイプを選びません。

ビタミンEが豊富に含まれていることから、「若返りのビタミン」「発育のビタミン」などと称されるアーモンド。食用のイメージが強いですが、保湿やエイジングケアなどの美容効果が期待できます。

アレルギー反応を起こす可能性も少ないので、赤ちゃんの肌やアトピー体質の人でも安心。そのため、海外ではベビーオイルとして使われることも多いようです。

酸化しにくく、美容オイル初心者さんでも扱いことが魅力的なアーモンドオイルですが、とろみのある化粧品が苦手な人は慣れるまでに時間がかかるかも知れません。

自分の肌に合った美容オイルで誰もがうらやむ美肌を手に入れよう！

美容オイルとひと口に言っても、原料によってその種類は30を超え、効果もそれぞれ異なります。

そのため、美容オイルの効果を最大限に引き出すためには、自分の肌質に合ったものを選ばなければなりません。

ここで紹介した10種類の美容オイルは、美容マニアの中でもとくに人気が高く、初心者さんでも扱いやすいものばかりです。

毎日のスキンケアに美容オイルを取り入れて、トラブル知らずの美肌を手に入れて下さいね！