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毛穴トラブルの原因は、間違ったスキンケア方法にあった!
毛穴トラブルの原因は、間違ったスキンケア方法にあった!
温かい季節になると、気になるのが毛穴。ふと鏡を見て、ぎょっとした経験は誰にでもありますよね。今すぐにでも毛穴ケアを始めたくなりますが…でも、ちょっと待ってください。
世の中には毛穴にまつわる通説がたくさんあふれてますが、実はそれらのなかには間違っているものがけっこうあります。そこで今回は、毛穴&毛穴ケアに関する正しい知識を説明します。
毛穴にまつわる通説にはウソが多い?
毛穴は温めても広がらない
毛穴にまつわる通説のなかでもいちばん知られているのは、「毛穴は温めると広がる」というもの。でも実はこれ、間違っているのです。毛穴は温めても広がりません。温めると広がるのは、「汗腺」という毛穴とはまったく別の穴です。
ですから、「スチームタオルを顔に当ててクレンジングすると毛穴が開くから汚れが落ちる」とか、「サウナに入って汗をかくと毛穴もきれいになる」とかいう話がありますが、これは正しくありません。
ただ、肌は温めると柔軟性が増すので、クレンジングのなじみがよくなることは事実。でも、毛穴が広がってなかの汚れがごっそり落ちる…なんてことはありません。
「だとすると、よくあるホットクレンジングや肌につけると温かくなる毛穴ケアアイテムって効果ないの?」と思うかもしれません。
実はその通りで、その手のコスメを使っても毛穴が開くことはありません。ただ毛穴を開かせる効果はともかく、温めると血行がよくなりますから、血行促進効果ならある程度期待できます。
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毛穴は冷やしても小さくならない
「毛穴は温めると広がる」と同じように、「毛穴は冷やすと引き締まる」という通説もあります。もちろんこれも正しくありません。繰り返しになりますが、温度によって開閉するのはあくまで「汗腺」。どんなに冷やしても毛穴のサイズは変わらないのです。
よく「冷水で顔をすすぐと毛穴が引き締まる」という話も聞きますが、あれはいってみれば気分の問題です。ただ、冷やすと一時的に肌の温度が下がって、その分皮脂が顔に広がるのを遅らせることができます。
このあとにまたお話ししますが、皮脂の出具合と毛穴の目立ち度合いは深く関係しているので、顔を冷やすことで皮脂が出るのを遅らせ、毛穴が目立ちにくい時間を長くすることならできます。
夏になると「肌を引き締める収れん化粧水」というものが出回りますが、あれはいわば、そういった効果を狙っているわけです。
肌がテカっても毛穴は広がったりしない
夏になると「テカって毛穴が開いてきちゃって…」とかいう人がいますが、これも正しくありません。実は、「毛穴が広がったように見えているだけ」なのです。
わかりやすい例をあげましょう。白いプラスティックの板と、白い布を思い浮かべてください。その両方に同じ大きさの傷をつけたとします。傷がより目立って見えるのはどちらでしょう?
当然、プラスティックの板ですよね。表面がツルッとして平らなものの上では光が乱反射しないので、そこにある凹みがとても目立って見えます。肌もこれと同じです。皮脂が顔に広がって肌がテカテカしていると、毛穴の影がいっそう強調されてしまうのです。
年を取っても毛穴の大きさはあまり変わらない
「年を取ると毛穴が開いてくる」という通説もありますね。毛穴のメカニズムにはよくわかってないことも多いのですが、年をとったからといって、目で見てわかるほど毛穴が大きくなることはないとされています。
ただ、年齢を重ねると毛穴の出口近辺がすり鉢のような形に凹んでくることがわかっています。そうなるといかにも毛穴が大きくなったように見えてしまうのです。
おまけに加齢によって肌がたるんでくるので、すり鉢状に凹んだ部分がさらに下に引っ張られ、よけい目につくようになるのです。
じゃあ、どんなお手入れをすればいいの?
遠回りに見えるけど…やっぱり保湿が基本です
では、毛穴を目立たせないようにするにはどうすればいいのでしょう? いちばん大切なのはとにかくしっかり保湿をすること。…というと、何だか拍子抜けするかもしれませんね。でも、保湿こそが毛穴ケアに最も効果的なのです。どうしてなのか説明しましょう。
肌には「キメ」があることはみなさんよく知っていますよね。この「キメ」というのは、肌の上を縦横無尽に走っている溝のようなものですが、肌が乾燥して荒れると、キメの溝が浅くなって、肌の上の細かな凹凸がなくなってしまいます。
先ほどプラスティックの例をあげましたが、凹凸がない、つまり平らな状態のものの上では光が乱反射しないので、そこにある凹みが目立って見えるようになります。
ですから、肌のキメの溝を浅くしないことが重要です。そのためにはとにかく肌を荒らさないことが大切。…つまり、保湿がポイントになるというわけです。
毛穴が目立ちやすい人は、自分はオイリー肌だと思い込んでいる人も少なくないので、どうしてもさっぱりしたお手入れをしがちですが…。でも、きちんと保湿をしないとかえって毛穴が目立ちやすくなります。
ですから化粧水のあとはくれぐれもしっかりと保湿して。リッチな質感の保湿アイテムが苦手なら、さっぱりタイプのジェルやライトなクリームを活用するといいでしょう。
「落としすぎ」「洗いすぎ」には要注意
毛穴が目立つと、「汚れが詰まってるんじゃないか」と思い込んで、クレンジングでやたらマッサージしたり、洗浄力の強い洗顔料で角栓を取ろうとする人がいます。でも、これはNGです。皮脂やうるおいの取りすぎもキメを乱す原因になるからです。
「落としすぎ」「洗いすぎ」はよけい毛穴が目立つ肌になるだけなので、できるだけマイルドな洗い上がりのものに切り替えましょう。
「ちょっと洗い足りないかな?」と思うくらいしっとりするものがおすすめ。実際、クレンジングや洗顔料を変えるだけで、驚くほど毛穴が目立たなくこともあるのです。
最近流行の角質ケアは効果があるの?
毛穴ケアというと、ピーリングや角質ケアを思い浮かべる人も多いかもしれませんね。過剰に角質がたまると乾燥してキメが乱れやすくなりますから、適度に角質をケアするのは確かにとても効果的です。
でも、効果があるからといってむやみに角質オフしすぎると、かえってキメがなくなって毛穴が目立ちやすくなるので注意しましょう。また、ケアの方法によっては肌が乾燥しやすくなるので、ケア後はしっかり保湿して。
ピーリングやゴマージュだけではなく、変わった角質ケアもあったのでまとめてみました。
日中に目立つ毛穴は専用アイテムを使う
日中&外出先で毛穴が目立ってきたら、とにかくテカりを押さえるのがいちばん。それにはメイク直しをするのが手っ取り早い方法です。
いきなりファンデーションを重ねるとメイク崩れの原因になるので、油とり紙やテッシュペーパーでよぶんな皮脂を押さえてからにしましょう。
朝メイクをするとき、皮脂を抑える効果のある毛穴専用下地を使っておくのもおすすめです。アイテムにもよりますが、この手のアイテムは「下地の前」に使うものがほとんどです。きれいに仕上げるには、少量を指に取り、くるくると小さな円を描くようにしてなじませるのがコツ。
当たり前のことですが、毛穴専用下地はあくまで毛穴が目立ちやすくなる部分だけに使いましょう。…というと、小鼻や、小鼻寄りの頬のゾーン、そしてTゾーンですね。うっかり目元などについてしまうとしわしわになるので注意して。
また、この手のアイテムはメイク直しでも使えるものが多いので、ポーチの中に入れておくといいでしょう。外出先でつけるときはファンデーションを重ねる前に使います。この場合も、油とり紙やテッシュで一度皮脂をオフしておくのを忘れないこと。
30歳を過ぎているならエイジングケアを
もしあなたが30歳を過ぎていて、かつ、毛穴が目立ってきた自覚症状があるなら、初期のエイジングサインかもしれません。
毛穴ケアをするより総合的なエイジングケアをしたほうが効果的な場合もあります。毛穴美容液ではなく、自分の肌にあうアンチエイジングアイテムを取り入れましょう。
また、若い肌から初期のエイジング肌に移る時期は、自覚がないまま肌が乾燥しやすくなっていることが多いもの。キメが乱れて毛穴が目立ちやすくなっていることがあるので、できれば保湿アイテムも、しっとりしたものに切り替えたほうがいいかもしれません。
30代におすすめの化粧品ランキングに、シワ・しみのプレエイジングケアできるスキンケアお試しセットをまとめてみました。
毛穴のケアは焦らず気長にじっくりと
いかがでしたか? 毛穴は実際に大きく開くわけではなく、開いたように見えるだけ…ということを理解してもらえたでしょうか。
繰り返しになりますが、毛穴を目立たなくさせるためには、「とにかくキメを乱さない」のがいちばん。日々の保湿をしっかりしつつ、肌の状態や年齢にあわせて、専用下地やエイジングケアアイテムを取り入れましょう。
キメの状態が改善するにはある程度時間がかかるので、ケアを始めたからといってすぐに毛穴が目立ちにくくなるわけではありません。今すぐにでも何とかしたいところですが、焦りは禁物。正しくお手入れしていれば、確実に肌が変わってくるはずです。
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