シートマスクの効果を120%引き出す!正しい使い方と選び方ガイド

シートマスクの効果を120%引き出す!正しい使い方と選び方ガイドのイメージ画像として、シートマスクの着用画像。

「肌が疲れたな」と感じた時に、とても便利なのがシートマスク。

シートマスクは、剥がすタイプや洗い流すタイプに比べ、貼るだけという手軽さが人気で、今やパックの主流となっています。

ところが、「毎日使ってもいいの?」、「長い時間つけている方が効果的?」など、実はよくわからないまま使っている人が多いのも事実。

そこで今回は、シートマスクの効果をフルに活かすための、正しい使い方をご紹介したいと思います!

値段によるシートマスクの効果の違いとは?

値段によるシートマスクの効果の違いについて、イメージ画像つきで報告中。

シートマスクには、100円ショップやドラッグストアで買えるプチプラなものから、一流コスメメーカーのリッチなものまで、とてもたくさんの種類があります。

1枚100円のものと5,000円以上するものとの効果が同じでないことは想像できますが、具体的にはどういった部分に違いがあるでしょう?

安いものと高いものでは、以下の3つの部分が大きな差として表れてきます。

美容液の成分

最も大きな差として表れるのが、シートマスクにしみ込ませた美容液の成分。

保湿や美白といった同じ有効成分が配合されていても、低価格のものと高価なものでは、含まれる量や濃度が変わってきます。含まれている量が多いと、原料コストがかかるため、商品の値段も上がるというわけです。

値段と効果が比例していると考えて問題はないでしょう。

シートの素材・形状

2つ目は、化粧液を染み込ませているシートです。

シートマスクは、使われている素材や形状にも、それぞれの特徴があります。

コットンやパルプ、レーヨンなど、どんな素材を使っているか。また、顔によりフィットするためには何箇所の切れ込みを入れているかなど、こだわり具合によって価格に差が生まれてきます。

肌に15分ほど密着させておくものなので、なるべくなら化学繊維は避け、天然コットンで作ったシートを使いたいですよね。

ところが、シートマスクにおいては、マスク液の成分さえ表示されていればOK。シートの素材については表示義務がないため、記載されていないことがほとんどです。

購入を考えている商品があれば、ホームページをチェックして、シートの素材も確認してみましょう。

包装方法

3つ目が、パッケージの状態。1つ1つ個別包装されたものか、30枚入りの大容量のものかによってもコストに差が出てきます。

大容量のものは、パッケージを何度も開け閉めすることを考え、パラベンやエタノールなどの防腐剤が多めに含まれています。

そのため、敏感肌の人は防腐剤の少ない個別包装のシートマスクがおすすめです。

リーズナブルなものと高価なものの違いは、このような部分に表れます。購入の際は値段と内容を比較して検討しましょう。

お目当てのシートマスクが決まれば、次に気になるのは、正しい使い方。次の章からは、使用についての具体的な説明をしていきたいと思います。

毎日使ったほうがいい?

近ごろはプチプラなシートマスクが続々と登場し、スペシャルケアとしてではなく、毎日のスキンケアに使う人も増えてきました。

確かに毎日使っていると、潤いは保たれ、肌は良い状態が続きます。

しかし、ほとんどのシートマスクには美容液がたっぷりと含まれているため、使い過ぎると栄養過多になり、かえって肌の負担になることも。

それに加え、肌の表面から水分を与え続けていると、肌が本来持っている潤いを保持する機能そのものが低下してしまう原因にもなります。

このような理由から、シートマスクは週1~2回の使用が目安。

毎日使いたい場合には、美容液を含んだものでなく、保湿タイプのシートマスクで、肌の潤いをキープすることを目的にしてください。

では、実際に使用する場合、どのタイミングで取り入れるのが良いのでしょうか?シートマスクを使ったお手入れの手順をご紹介します。

使うタイミングは?

シートマスクには、それぞれ特徴があるので、それごとの使い方を考えます。

一般的なシートマスクは美容液を含ませたものですから、普段使っている美容液と同様の順番でスキンケアを行ないます。

①クレンジング・洗顔をする

 肌や毛穴にファンデーションや汚れが残っていると、マスク液の成分が浸透しにくくなります。クレンジングと洗顔料を使って、しっかりと汚れを落としましょう。

②化粧水を塗る

シートマスクだけでは保湿は不十分。必ず化粧水で水分補給をしてください。潤いの整った肌の方が、後にのせる美容液の成分が浸透します。

③目元・口元にクリームを塗る

 シートマスクは、目と口の周りに穴が空いています。シートマスクでパックしている時間に目元と口元が乾燥してしまわないよう、あらかじめクリームを塗っておき、その上からマスクをしましょう。

④シートマスクを貼る

 シートマスクは、化粧水の蒸発が始まらないうちに、なるべく早く顔にのせるのがポイント。貼る時は、空気が入らないよう、顔にぴったりと密着させます。

⑤パック後にクリームを塗る

せっかく肌の内部に潤い成分・美容成分を浸透させても、シートマスクをはずした後に何もしないままでは、肌の水分は蒸発してしまいます。クリームでしっかりとフタをして、水分が逃げないように保湿してください。

シートマスクだけでは、スキンケアは成り立ちません。前後のお手入れでしっかりと肌が保湿されることで、シートマスクの効果が発揮されるのです。

みなさんは正しい順序で使えていましたか?たとえ順番が守れていても誤った使い方をしていては、効果は台無し。意外に多い、シートマスクの間違えた使い方を次に挙げてみました。

シートマスクの間違った使い方

実は、“シートマスクをより効果的に使いたい!”と思ってしていることが、逆効果になっている場合もあります。

シートマスクの使用時にありがちな、NG行動トップ3をご紹介します!

表示時間より長く使用する

長い時間貼っておくほど、美容成分が浸透するのでは?と思って、シートが乾くまで放っておくのは間違い。

乾いたシートを顔につけていては、せっかく肌内部に浸透させた水分が、再びシートに吸い取られてしまいます。

特にエタノールを含んだものは、規定の時間を経つと気化が始まるので注意が必要。

どのシートも説明書きに使用時間の目安が書かれているので、使用時間をきちんと守ってください。

フェイスマスクの時間について。

シートに残った美容液がもったいない!と思ったら、余った美容液をデコルテや手などに塗って使い切りましょう。

入浴時に使用

“毛穴が開いた状態のほうが美容成分は浸透しやすい”という理由から、湯船に浸かってシートマスクをする人もいるようです。

しかし、入浴中は汗をかくことで、肌や毛穴に溜まった老廃物を排出している状態。シートマスクでフタをしてしまっては、老廃物を排出する邪魔になります。

また、シートマスクの美容液も汗と一緒に流れてしまうことに。

入浴中はデトックスに目的を絞り、お風呂上がりの毛穴の開いているタイミングを利用してシートマスクをしてください。

肌荒れ時の使用

美容液は肌に美容効果を与えることを1番の目的としているため、刺激となる成分が含まれていることがあります。

そのため肌がカサつくなどの肌荒れをおこしている際は、シートマスクの美容液が刺激になる場合があるので、使用を控えましょう。

薬用と表記されているものでも、防腐剤や香料が荒れた肌に負担となるため、避けたほうが無難です。

肌のカサつきがひどい時は、美容成分を配合したものではなく、保湿タイプのシートマスクでケアしてください。

このように間違えた使い方をしていると、効果が出ないばかりか、肌トラブルを招く結果になってしまいます。

使用前には、商品の説明書きをきちんと読み、正しく使うようにしましょう。その上で、次にご紹介するシートマスクの効果的な使い方をお試しください!

フェイスマスクも良いけれど、新しい基礎化粧品が使ってみたいかも…な時には、オススメ化粧品ランキングも更新中です。

シートマスクのより効果的な使い方

使用の正しいタイミングと、間違えた使い方が確認できたところで、いよいよシートマスクの効果を最大限に引き出す使い方をご紹介したいと思います。

次の3つの裏ワザで、美容効果がグンとアップしますよ!

事前の集中ケア

シミなどの気になる部分には、先に美白美容液を塗っておきましょう。

シートマスクには、美容成分を肌にしっかりと浸透させるチカラがあります。上からシートマスクをかぶせることで、先に塗った美白美容液の成分が肌に染み込む手助けをしてくれます。

温めてから使う

使用前にシートマスクを温めておくと、顔にのせた時に毛穴が開き、浸透力がアップします。また、血行もよくなるので、肌のくすみや目の下のクマの改善にも効果的。

お風呂上がりに使用する場合は、個別包装されたものを袋ごと湯船に浸けておけば程よく温まります。ただし、ビタミンCは加熱すると破壊されるので、美白用のシートマスクは温めずに使ってください。

ラップでフタをする

シートマスクを顔に乗せたら、ラップを上からぴったりとかぶせます。

ラップが、シートマスクに含まれる美容液の蒸発を防いでくれるので、美容成分が無駄にならず、浸透力もより高まります。

このように、少しの手間でシートマスクの効果が格段によくなります。

次の章では肌悩みに合わせたマスクの選びかた、使用方法をご紹介します。ここで載せているシートマスクの使い方を併用させれば、さらに効果が倍増しますよ!

スキンケアお試しセットのおまけとしてセットインされているフェイスマスクをシートマスクランキングに集めてみました。

目的に合わせて使う

シートマスクは健康な肌を維持するためのスキンケア化粧品ですが、ちょっとした肌の悩みなら、十分に対応してくれる優れもの。

以下のようなシーンでは、シートマスクがお助けアイテムに変わります。

不足している美容成分の補給

不足している美容成分の補給をきちんとしてあげることが大切になってくるため、保湿したいときには保湿用を美白したいときには美白用をチョイスします。

通常の美容液同様、シートマスクの美容液も目的別になっていて、保湿、美白、アンチエイジングの3つのタイプが主流になります。

肌がかさつく…、ハリがない…、など気になる肌悩みが出てきたら、肌の状態に合わせたシートマスクで、週1回のお手入れを続けましょう。

各シートマスクの効果はパッケージに書かれていますし、成分を見ても判断ができます。目的に合わせ、次のような成分が配合されたシートマスクを選ぶようにしましょう。

保湿・・・
ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、アロエベラエキスなどを配合

美白・・・
ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、ルシノールなどを配合

アンチエイジング・・・
コラーゲン、プラセンタエキス、ヒアルロン酸、エラスチン、セラミド、アミノ酸など

表記されている配合成分を見て、より効果が高そうなものを選んでください。

短期間の集中ケア

日焼けをしてしまった後や、肌のくすみが気になる時は、本格的な肌トラブルになる前に、短期集中ケアでトラブルの素を撃退しましょう。

日焼けした肌には、美白タイプのシートマスクを3~5日間続けると効果的。メラニンの発生を抑え、シミができるのを防ぎます。

乾燥して肌がくすんでいる時は、保湿タイプのマスクを使って、乾燥が治まるまで集中ケアを行いましょう。肌が潤うとツヤが出てくるので、肌の色も明るくなります。

寝不足による肌のくすみの場合は、血行不良が原因。

シートマスクを温めて使うと血流がよくなり、くすみが解消されます。また、血行促進に効果的とされるのが炭酸パック。シートタイプがあるので、朝のお出かけ前に応急処置として使えます。

目元・口元のポイントケア

シートマスクの効果を120%引き出す!正しい使い方と選び方ガイド。目元ケア用マスクを取り入れる。

目元や口元は乾燥しやすく、小ジワができやすい部分。

シワが気になったら、こまめに保湿することが大切です。

部分用のシートなら、用事をしながらの“ながらケア”ができてとっても便利。通常のシートマスクを使用する際に部分用のマスクを併用すれば、目元・口元も同時にケアできます。

朝のパック

肌にツヤがなかったり、化粧ノリが悪い朝は、保湿タイプのシートマスクを使って、お出かけ前のパックを。

夜の寝ている間に、肌の水分は蒸発していってしまうため、朝のお肌は乾き気味。

潤いをたっぷりと与えてあげることで、化粧のノリが驚くほど良くなり、化粧崩れも防げます。

このような肌の状態に合わせて柔軟に対応できるのがシートマスクのメリットです。

個別包装のものを効果別に揃えておくなど、いざという時のストックがあれば重宝しそうですね!

まとめ

日常使いから、いざという時のスペシャルケアまで、さまざまな状況で役立つシートマスク。あらためてその魅力が確認できたのではないでしょうか?

正しく使うこと、目的に合わせて選ぶことで、今まで使っていた以上の効果が発揮されます。

手軽に使えるシートマスクをフル活用して、健康な肌をキープしましょう!

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