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過酷な冬のスキンケアは「オプションアイテム」で乗り切ろう
ひと冬を越すと肌は一気に5歳老ける…という説もあるほど、冬は肌にとって過酷な季節。この時期にスキンケアに手をかけたかどうかで、見た目年齢は大きく変わります。
そこで今回は、正しい冬のスキンケアについてお話ししましょう。でも、あれこれお手入れするのは面倒!…なんて人も大丈夫。今のお手入れにオプションで取り入れられる簡単な方法と具体的なアイテムをあわせて紹介します。
なぜ「冬は老化が進む季節」なのか?
その前に、冬の肌が具体的にどうなっているのか、簡単に説明しますね。冬はいうまでもなく「気温が下がる」、そして「空気がひどく乾燥する」季節です。その結果、肌は以下のような状態に陥ります。
・カサつき・乾きがひどくなる
・血行が悪くなる
実は、このふたつの条件は肌にとって最悪。小じわが増えてカサカサし、さらには血行が悪くなってくすみやすくなります。もっと怖いのは、水分不足と血行不良によって肌の細胞の活動が衰えて、老化が一気に進んでしまうことです。
「乾かさない」と「血行改善」、このふたつが重要
ですから、冬のお手入れでは「カサつき・乾きを悪化させない」「血行をよくする」という2点が重要。そのために手っ取り早く取り入れられるオプションが以下の3つです。
1:泡立てない洗顔料を活用する
2:導入美容液を取り入れる
3:マッサージをする
今のお手入れに3つとも取り入れてももちろんいいですし、面倒ならどれかひとつでもいいでしょう。具体的にさらに説明しますね。
乾燥がひどいときに使いたい「泡立てない洗顔料」
冬にいちばん大切なのは、実は洗顔。クリームをベタベタ塗りまくるより、洗顔に気を遣うほうがよっぽど乾燥には効果的なのです。
ほとんどの人は「泡立てて使う普通の洗顔料」を使っていると思いますが、乾燥がひどいときは「泡立てないで使うタイプの洗顔料」に置き換えて使いましょう。
なぜかというと、「泡立てないで使う洗顔料」には保湿成分がとてもたくさん配合されているからです。
実は、洗顔料というものは、処方上保湿成分を入れるとどんどん泡が立たなくなります。ですから各メーカーは、極度の乾燥肌向けの洗顔料については、あえて泡が立たないようにして、そのぶん保湿成分をたっぷり入れて作っているのです。
ただ、「泡立てないで使うタイプの洗顔料」は、それほど多くありません。手に入れやすくておすすめのものをいくつか紹介しますね。
花王ソフィーナ ソフィーナクレンズ 美容液洗顔料
透明なジェル状で、濡らした状態の肌に使います。なじませるとゆるっとした泡が立ちますが、その状態でさらになじませて洗い流します。
泡立てないで使う洗顔料のなかでは、ややさっぱりとした洗い上がり。どこのドラッグストアでもたいてい売っているので手に入れやすいのもいいですね。
ガルデルマ セタフィル ジェントルスキンクレンザー
セタフィルはアメリカの薬剤師が患者さんのために作ったブランド。ですから敏感肌の人でも安心です。なじませたあとは洗い流してもいいし、コットンなどでふき取るだけでもOK。ヌルつかず、かといってさっぱりしすぎることもない絶妙な洗い上がりです。
コスメデコルテ フューチャーサイエンス モイスチュアライジングウォッシュ
乳液状の洗顔料なので最初はびっくりするかもしれません。このなかではいちばん保湿力が高くてしっとりした洗い上がりなので、何だか洗い足りない!…と思う人もいるかもしれません。
しかし、極度に乾燥する人にはこのくらいの保湿力があったほうがベターです。
「導入美容液」をとりあえず塗るクセをつける
顔を洗ってから、またはお風呂を出てから何かを顔につけるまで、あなたは何分くらいかかっていますか? 実は…「洗顔直後からスキンケアをするまでの時間」は自覚していなくても意外に長い、という人が少なくないのです。
ちょっとの時間だからいいじゃん!という人もいるかもしれませんが、実は「その数分」こそが肌にとって命取り。顔を洗ったら、何はともあれ、すぐに何かを塗る習慣を身につけないと、乾燥を根本から治すことはできません。
そこでぜひ取り入れたいのが導入美容液。顔を洗ったら、またはお風呂から出たら、とりあえずこれだけつけます。そのあと着替えをするなり、体を拭くなりして、落ち着いてからスキンケアを化粧水からスタートさせましょう。
カネボウ化粧品 フリープラス ディープ プレ モイストエッセンス
肌に刺激のある成分はいっさい入っていません。敏感肌向けラインのアイテムなので、乾きすぎてヒリヒリする肌でも安心して使えます。価格も手ごろなので続けやすいのもうれしいところ。
コーセー 肌極 美容液
「肌の水分保持機能の改善」に効果がある、として厚生労働省から認可を受けた「ライスパワー№11」を配合した美容液。単にうるおうだけでなく、「うるおいを作り出す力」を立て治す効果がある頼もしい導入液です。
さらっと軽い液状なので、ベタつきが苦手な人にもおすすめ。
DHC リバイタライジング ブースターセラム
聖マリアンナ医科大学が独自に開発した「ナノキューブ」という成分を配合しています。一時的に肌の細胞同士のつながりを緩めることで、あとから使うアイテムの浸透をぐんとアップさせることができます。
赤い導入美容液がセットになったアスタリフト美白トライアルセットの写真つき口コミ報告はこちら。
何でもいいからとにかく「マッサージする」
先ほどもいったように、冬の肌はとにかく血行不良になりがち。肌は血液以外から栄養や酸素を取り込む方法がないので、血行不良になると細胞の働きが衰えてしまいます。
ですから、どんな方法でもいいのでとにかくマッサージをして、血行をアップさせる習慣をつけましょう。
といっても、最近はマッサージに使うアイテムもいろいろあります。いちばん効果が高いのは、やっぱり正統派のマッサージクリーム。でも、ケア後にふき取ったり、そのあとのベタつきが気になったりと、ちょっと面倒ですよね。
そこでチェックしたいのが、次のアイテムです。
1:マッサージもできる洗顔料
2:マッサージもできる導入美容液
3:ふき取り不要のマッサージクリーム
この3つのアイテムです。正統派のマッサージクリームに比べるとやや効果は落ちますが、それでも面倒がらずに頻繁にお手入れできるならよっぽど効果があります。もちろん、3つとも毎日使えます。
このなかのどれかひとつを取り入れてもいいし、ふたつ、もしくは3つとも取り入れることができればさらに完璧です。特に「マッサージもできる導入美容液」なら、乾燥を防ぐ効果も高いので、冬には一石二鳥。では、1~3のアイテムを2点ずつ紹介しますね。
1:マッサージもできる洗顔料
花王 エスト アクティベートサーキュレーター
業界で初めて「二酸化炭素による血行促進効果」に着目したアイテム。もっちりした泡でマッサージしやすいのが特徴です。ちょっと値段は高いですが、顔色がぱっと明るくなります。即効性の高さではピカイチ。
カネボウ化粧品 フレッシェル パック&マッサージフォーム
こちらも炭酸配合タイプのマッサージ洗顔料ですが、値段がかなり手ごろ。長く続けて使いたい人にはおすすめです。マッサージしている間にパック効果も発揮するうれしいアイテム。
2:マッサージもできる導入美容液
RMK Wトリートメントオイル
導入美容液なのにオイルなの?とびっくりする人もいるかもしれませんが、超乾燥肌の人は試す価値あり。あとから重ねる化粧水もはじくことはなく、ぐいぐい浸透してしっとりさせます。オレンジやネロリなど、ナチュラル系の精油の香りが特徴。
コーセー 雪肌精シュープレム ホワイトニング ハーバル オイル
美白ラインのブースターオイル。洗顔後に2~3滴のばし、マッサージしてなじませます。美白有効成分が入っているので、冬でも美白を継続したい、でもマッサージもしたい…という欲張りな人に向いています。
3:ふき取り不要のマッサージクリーム
リバイタル バイタラクティブ マッサージ
化粧水のあと、アーモンド粒大をなじませて1分マッサージ。かなりしっとりするのでその後は何もつけなくてもOKですが、より乾燥が気になる人はクリームなどを重ねても。値段は高めですが、特に肌の老化が気になる人に向いています。
アユーラ ビカッサフォースセラム
アユーラ独自のプレートを使うのが特徴。慣れると手でマッサージするより気楽にマッサージできます。首や鎖骨もついでにグリグリ刺激できるので、コリや目の疲れが気になる人はぜひトライしてみて。
マッサージが面倒な私は、エステナードリフティ美顔器を週2回使ってます。
「基本をおろそかにしない」そして「とにかく続ける」
「1:泡立てない洗顔料を活用する」「2:導入美容液を取り入れる」「3:マッサージをする」の3点を中心に紹介しましたが、より高い効果を引き出すためのポイントがさらにふたつあります。
ひとつめは、「化粧水、乳液、クリームといった毎日の基本のお手入れをきちんとすること」。今回お話しした3つのお手入れはあくまでオプションですから、毎日の基本のケアがあってこそ、初めて効果を発揮してくれます。
ふたつめのポイントは、「長く続けること」。思い出したようにたまに使う、というのでは効果も半減してしまいます。せっかくお金を出して買うのですから、毎日、それが無理ならせめて週3回を目安に使って、効果を最大限に引き出しましょう。