敏感肌化粧品トライアルセット人気ランキング

ただいま準備中

悩み別人気基礎化粧品トライアルセットランキング

  • 美白・シミ
  • 毛穴ケア
  • 保湿ケア
  • 角質ケア
  • ニキビ・吹き出物
  • アンチエイジング
  • ドクターズコスメ
  • 無添加

バリア機能強化がポイント!敏感肌を改善する化粧品の選び方

髪の毛や洋服が触れるだけでかゆくなったり、今まで使っていた化粧品が急に合わなくなってかぶれたり。敏感肌は普通の人が大丈夫なことでも、肌が過敏に反応してしまい、ひりひりしたりかぶれたりします。

敏感肌は遺伝などの先天的要因もありますが、そのほとんどは間違ったスキンケア方法など、後天的要因によるものです。自分は大丈夫という方でも、ちょっとしたきっかけで敏感肌に傾いてしまうこともあるんです。

そこで今回は、敏感肌になってしまう原因や、その対処法をご紹介します。

肌が敏感に反応する原因とは?

敏感肌とは、肌の角質層や皮脂膜のはたらき(肌のバリア機能)が弱まり、ちょっとした外部刺激に反応して赤くなったり、炎症を起こしてしまう肌の状態です。

健康的な肌なら問題がないようなことでも敏感肌にとっては刺激となります。過度の洗顔や、化粧品などに含まれている添加物、紫外線などです。

また、洗顔時に強くゴシゴシ洗いすぎたり、かゆみで肌をかきすぎると角質層に細かな傷ができて化粧水などがしみたり、ひりついたりします。

細かな傷ができるとそこから細菌が入って湿疹ができることもあります。小さな赤いぶつぶつや、皮膚がもり上がったようになる丘疹(きゅうしん)ができることも…。

通常私たちの体には免疫システムが働いていて、様々な外部刺激から守ってくれています。しかし敏感肌はこの免疫システムが過剰に反応してしまい、炎症が起こったり、湿疹ができたり肌トラブルとして表面に現れてしまうのです。

これらの症状は肌の一番上にある角質層と、皮脂膜が深く関係しています。

バリア機能の低下は敏感肌になる?正常な肌状態とは

角質層は、角質細胞とその間を埋める細胞間脂質で構成されていて、細胞間脂質が角質細胞の間をすき間なく埋めることで、細菌などの侵入を防いでいます。しかし、細胞間脂質が減少すると細胞同士の間にすき間ができて、外部刺激が肌に伝わりやすくなってしまうのです。

更に角質層の表面には汗と皮脂が混じり合ってできた、天然の保湿クリームである皮脂膜があり、角質層の水分を逃がさないようにしてくれたり、肌を弱酸性に保ってくれています。

皮脂膜に覆われた弱酸性の肌には、善玉菌である表皮ブドウ球菌が住み、これが保湿成分であるグリセリンを排出してくれているのです。

この角質層と皮脂膜が健やかに機能していれば、外部からの異物の侵入を防ぐバリア機能となって肌を守ってくれます。ところが何らかの原因で皮脂膜が薄くなったり、細胞間脂質が減少するとバリア機能が低下して、肌は敏感になってしまうんです。

肌のバリア機能を左右する皮脂膜が薄くなったり、細胞間脂質が減少してしまう原因は何でしょうか。

敏感肌になる原因とは?

肌のバリア機能に欠かせないのが皮脂膜と、角質層の主成分なるセラミド、天然保湿因子(NMF)です。これらの成分は以下のようなことで減少してしまいます。

・加齢による分泌量の低下
年齢を重ねるごとに皮脂の分泌量は減少し、皮脂膜も薄くなっていきます。またセラミドや天然保湿因子(NMF)などの肌の水分保持に欠かせない成分も減少しますので肌が痩せていき、外部の刺激に反応しやすくなっていきます。

・間違ったスキンケア
洗浄力の強いクレンジングを使ったり、1日に何回も洗顔すると皮脂膜が溶けて肌の水分が蒸発しやすくなってしまいます。またこすり洗いなどの摩擦も角質層を傷つけ、そこから肌の水分が蒸発する原因となります。

・外部刺激
エアコンや紫外線、冬の乾燥した空気などによって肌が乾燥すると肌を守っている皮脂膜やセラミドなどの成分が失われます。バリア機能を果たしているこれらの成分が失われることで、紫外線や細菌などが簡単に肌に侵入しやすくなってしまいます。

バリア機能を改善するには角質層の水分不足の改善と、皮脂膜を取りすぎないことが大切です。

乾燥肌が敏感肌になる!?乾燥性敏感肌

乾燥肌を放っておくと、乾燥がさらに進行して乾燥性敏感肌になる危険があります。乾燥性敏感肌は肌の水分不足によって粉吹きや顔のつっぱる感じが続くだけでなく、バリア機能も低下した状態です。セラミドなどの保湿成分で肌のバリア機能を改善しましょう。

セラミドはターンオーバーによって肌自らが作り出している成分ですが、その分泌量は年齢とともに低下します。40代になると急激に低下し始めて、50代になるとその量は20代の半分程度になってしまうんです。

そのため化粧品などから補ってあげることが大切です。セラミドは天然、ヒト型、植物性などがあり、浸透率や保湿力も様々です。保湿力を期待するなら天然セラミド、ヒト型セラミドがお勧めです。特にヒト型のセラミド1は高い保湿力と外部刺激に対するバリア効果も期待できます。

またバリア機能改善のためには皮脂膜を取りすぎないスキンケアも重要です。

皮脂膜を取りすぎない、壊さないスキンケアを

敏感肌の人はセラミド入りの化粧品を使って肌の水分量を高めてあげるケアの他に、皮脂膜を壊さないスキンケアも大切です。

皮脂膜は汗と脂質が混ざり合ってできているので洗浄力の強いクレンジングで簡単に溶けてしまいます。石油系の界面活性剤やオイルクレンジングなどは肌に刺激となることがありますので避けた方が良いでしょう。

特にシャンプーなどの洗浄剤として含まれているラウリル硫酸Naは注意が必要です。ラウリル硫酸Naは洗浄力が高く、皮脂膜を溶かしてしまう危険性があります。

アミノ酸系のミルククレンジングなど、低刺激なものを使用しましょう。アイメイクは専用のリムーバーを使い、後は洗顔料だけで済ませるなど、出来るだけ落としすぎないよう工夫をしてください。

また、エタノールなどのアルコール入りのふき取り化粧品は肌表面にある皮脂膜を溶かしてしまいます。さらにエタノールは揮発性が高く、蒸発する際に肌にある水分まで一緒に蒸発してしまい、肌の乾燥を加速させてしまいます。

いま肌が乾燥していない人でも使い続けると乾燥して、やがて乾燥性敏感肌に進行する可能性もあります。エタノールが高配合の化粧品は控えた方がよいでしょう。

敏感肌向け!おすすめの化粧品は?

では実際にどんな化粧品が良いのでしょうか?

エトヴォスのモイスチャーラインやDecencia(ディセンシア)のつつむは敏感肌用につくられた化粧品です。ヒト型セラミドが配合されているばかりでなく、肌に刺激となる添加物を排除したりと、敏感肌でも安心して使える工夫がされています。

また米肌(MAIHADA)に配合されているライスパワーNo11はセラミドの生産を促し、水分保持力を高めてくれます。さらに天然保湿因子(NMF)を補ってくれるビフィズス菌発酵エキス配合でバリア機能を改善します。

基礎化粧品だけではなく、ベースメイクも重要です。日焼け止めや化粧下地は紫外線吸収剤不使用の物を選びましょう。紫外線吸収剤は化学反応によって紫外線のダメージを抑えるため、肌に刺激となる場合が多く、敏感肌の人は避けたい成分です。

国産のオーガニックコスメであるブルークレールのUVクリームやHanaオーガニックの日焼け止めなどは紫外線吸収剤不使用、石油由来の合成界面活性剤不使用ですので安心ですね。

敏感肌は化学的な添加物に反応しやすいので、出来るだけ添加物の少ないシンプルな成分でできたものを選びましょう。

防腐剤は必要な成分?

敏感肌さんが注意したい成分に化粧品に配合されている防腐剤があります。防腐剤と言えばパラベンが有名が、パラベンは旧表示指定成分に入っているアレルギーを引き起こす恐れのある成分です。敏感肌の人は避けた方がいいでしょう。

またパラベンに代わってよく配合されるようになった、フェノキシエタノールはパラベンよりも刺激が低いですが、防腐作用も弱いため、その分配合量を多くしなければいけません。これらの成分はできることなら避けたほうが良いですね。

しかし化粧品を安全に使用するために、最低限必要な成分もあるんです。防腐剤フリーの化粧品は一見良さそうに思えますが、防腐剤となるものが一切入っていない化粧品は別の危険性が出てきます。

化粧品は栄養成分が豊富なため、防腐剤が一切入っていなければ1週間もたたないうちに腐ってしまうのです。成分が毒性を持ったり、刺激の強い成分に変化してしまったりする場合もあります。

菌の繁殖や酸化を防ぐ為に防腐剤は最低限必要です。ブチレングリコール(BG)も防腐、抗菌作用がありながら低刺激なため、敏感肌の化粧品によく配合されている成分です。

心配な方はこういった防腐剤が配合された化粧品を選びましょう。

最終的には自分の肌で試してみよう

とはいえ、敏感肌の化粧品選びはとても難しいです。一般的に低刺激と言われているものにも反応したり、天然の成分でも合わない場合があります。石油系合成界面活性剤や鉱物油、アルコールフリーの化粧品だからと言ってすべての敏感肌に人に合うとは限りません。

実際にその成分が合うかどうかは、自分の肌で確かめてみるしかありません。新しい化粧品を購入するときは必ずトライアルセットなどで一定期間使用してみましょう。

敏感肌用の化粧品にはセラミドはもちろん、外部刺激から守ってくれる成分が配合されているものもあります。出来る限り化学的な添加物を排除した化粧品の中から自分に合うものを探してみてください。