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知らずに肌に負担をかけてることも!日焼け止めの選び方

皆さんは日焼け止めを使っていますか? 最近では化粧下地や日中用乳液、日中用美容液など、様々な商品にUVカット効果のある成分が配合されていますのでUV対策しやすくなりましたね。

とても嬉しいことですが、どんな成分でUV効果を出しているのでしょか。実は、知らずに使っていて肌に負担をかけていることもあるんです。

そこで今回は日焼け止めクリームについてご紹介します。どんな成分が配合されているのか、どんなことに気をつけて日焼け止めを選べばよいのかを理解しましょう。

日焼けすると肌はどうなる?

日焼けは肌に悪いといわれていますが、日焼けした肌ではどんなことが起きているのでしょうか?

まずは、紫外線を浴びた肌でどんなことがおきているのかをご紹介します。

・日焼けのメカニズムと肌への影響

紫外線を浴びると表皮の基底層にあるメラノサイトからメラニン色素が作り出されます。これはメラニン色素を含んだ細胞が肌をガードして、これ以上肌がダメージを受けないようにしてくれているためです。色が黒くなるのはこのメラニン色素が褐色の色をしているからです。

通常なら日焼けしてもターンオーバーによってメラニン色素を含んだ細胞は剥がれてゆき、やがて全て排出されます。しかしメラニン色素が過剰に作られたり、代謝が滞るとなかなか排出されず、シミとなるのです。

また日焼けはシミだけでなくシワやたるみの原因ともなります。日焼けをすると、紫外線から肌を守るために活性酸素が作られます。活性酸素は私たちの体を有害なものから守ってくれているのですが、増えすぎると逆に悪影響を与えてしまうのです。

増えすぎた活性酸素は肌の細胞を酸化させて、酸化した細胞は本来の働きができなくなります。真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが酸化すると、変性してしまい硬くなり、弾力が無くなります。すると肌のハリが失われて、深いしわの原因となるのです。

このように日焼けは様々な肌トラブルの原因となります。1年中降り注いでいる紫外線から身を守るためにも日ごろからUVケアを心がけ、なるべく活性酸素を作らせないようにしましょう。

若くても大量に紫外線を浴び続けると、30代になって急にシミやしわが目立ち始めるということもあります。20代からしっかりと日焼け対策をして、肌トラブルのないように努めましょう。

種類が違えばダメージも違う!紫外線の種類

紫外線には、A波とB波があり、UV-A,UV-Bなどと表記されます。このUVAとUVBは肌にそれぞれ異なるダメージを与えます。

A波は、エネルギーは強くはありませんが、浸透率が高く、雲や窓ガラスなどを通過してしまうため、知らぬ間にダメージを受けている場合があります。また肌に浴びたUV-Aのうち20~30%が表面を透過して真皮層に影響を与えると言われています。

UV-Aは真皮層にあるコラーゲンやヒアルロン酸などを作り出している繊維芽細胞にダメージを与えて、シワやたるみの原因を作ったり、メラニン色素を増やしてシミをつくります。

B波は紫外線全体のたった5%程度ですが、そのエネルギーは強く、肌の表面に強烈なダメージを与え、シミの原因となります。UV‐Aのように肌を透過する心配はありませんが、肌の表面を赤く炎症させて、火傷のようにします。酷い場合は細胞を損傷させて壊死させます。

壊死した細胞は剥がれていきます。日焼けして皮がむけるのは、細胞がダメージを受けて死んでしまったからなんです。

このように紫外線A波・B波ともに肌に悪影響を与えます。曇りや室内だからと言って安心しているとうっかりA波を浴びてしまうこともあります。しっかりと日焼け対策をしましょう。

PA ,SPFとは?

日焼け止めや化粧下地などに表記されているPAとSPF。それぞれ紫外線に対する防御率を示したものですが、何が違うんでしょうか?

ここではPAとFPFについてご紹介します。

PAは Protection grade of UVAの略で、UVAに対する防御効果を+で表示したものです。

PAは4段階に分かれていて、
PA++++が一番強く、極めて効果がある
PA+++は非常に効果がある
PA++はかなり効果がある
PA +は効果がある となります。

デイリー使いでしたら++で十分でしょう。A波はB波に比べると年間を通して安定して降り注いでいますので、冬の時期でもしっかりと対策をしてください。

SPFはSun Protection Factorの略で、UVB波を浴びた時に皮膚が赤くなるまでの時間を何倍に長くできるのかを表しています。SPF1は、20分程度紫外線を防ぐ効果があるということです。ですからSPF15でしたら20分×15倍で、300分までは効果が続くという意味になります。

中にはSPF50なんてものも有りますが、1000分(およそ16.6時間)も日差しを浴びつつけるなんてことはあり得ませんね。

SPF値は持続時間を表したもので、数値が高いからと言って効果が高いわけではありません。あまりにもSPF値が高い物はそれだけ肌への負担が大きくなりますので、デイリー用の日焼け止めはSPF15程度の物をこまめに塗り直した方がいいでしょう。

日焼け止めの種類(紫外線吸収剤と紫外線散乱剤)

サンスクリーンとも呼ばれている日焼け止めは、大きく2つのタイプに分けられます。それぞれの特徴を知って自分の肌に合う方を選びましょう。

・紫外線吸収剤
紫外線吸収剤とは、紫外線を吸収して日焼けを防ぐと言うものです。自身の中に紫外線を取り込んで化学変化を起こさせたり、熱に変換したりして肌に紫外線が届かないようにします。

同じ紫外線吸収剤でもUV-A波のみに作用するもの、UV-Bのみに作用するもの、その両方に作用するものがあります。紫外線散乱剤に比べて伸びがよく、白浮きしにくい為つけ心地が良いです。

しかし、石油系の合成剤ですので、 肌が被れたり痒くなったりする人もいます。 また肌の上で化学反応が起こるわけですから敏感肌や、アレルギー肌は合わない場合があります。

・紫外線散乱剤
紫外線散乱剤は、粘土や金属を粉状にした粒子が配合されていて、これらが光を反射して紫外線のダメージを防ぎます。ノンケミカルの日焼け止め成分なですので肌への負担も軽減されます。

しかし肌に馴染みにくく、白浮きしやすいなど使いづらさがあります。汗に流れやすいのでこまめに塗り直しする必要があります。

最近では粒子をナノ化して、白浮きしにくく改良してある物もありますが、やはりこまめに塗り直す必要があります。

紫外線吸収剤のよく使われている成分

ここでは、紫外線吸収剤の日焼け止めでよく使われている成分をご紹介します。

・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルはUV-B波を強力に吸収する効果がある紫外線吸収剤です。粘性のある液体で、独特のにおいがします。水に溶けにくく、UV-Bに対して効果が高いので、日本では最もポピュラーな成分の一つとなっています。

・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンはUV‐A波に作用する紫外線吸収剤です。UV‐Aに有効な紫外線吸収剤は少ない為、多くの化粧品に使われています。

・オキシベンゾン-3
オキシベンゾン-3はベンゾフェノン3とも呼ばれ、UV-A波、UV-B波の両方を吸収してくれる紫外線吸収剤です。 紫外線吸収剤として有効に働いてくれるオキシベンソンですが、アレルギーを引き起こしたり、発ガン性があるとも言われています。

このため、旧表示指定成分に指定されています。一般的な配合量としては5%以下と、あまり多くはありませんが、敏感肌などの肌の弱い方は避けた方が良いかもしれません。

紫外線吸収剤の中には肌に負担をかける可能性があるものもあり、万人の方が安心して使用できるわけではありません。しかし、紫外線吸収剤はいくつかの成分を組み合わせることで簡単に高SPFを出すことができます。

紫外線散乱剤のよく使われている成分

酸化チタンはミネラルファンデーションにも使われている成分で、食品の添加物としても認められている安全性の高い成分です。UV-A,UV-Bともに散乱する効果がありますが、主にUV-Bに効果を発揮します。

酸化亜鉛もミネラルファンデーションに配合されている成分で、ファンデーションやおしろいなどにも使われています。主にUV-Aに作用します。しかし果がある為、配合率が高いと肌が乾燥してしまうこともあります。

タルクは滑石とも呼ばれ、酸化マグネシウムとケイ酸塩から成る鉱物を粉末状にしたもので、紫外線散乱剤作用もあります。いわゆるミネラル成分ですが、タルクフリーを謳っている化粧品も多くあります。

これは、1987年にベビーパウダーに使われていたタルクの中にアスベストが含有されていたことが原因です。

しかしこれ以降、タルクを使う場合はアスベストを分析して、アスベストが0.1%重量以下(検出限界)であることを確認なければ製造できないように法律で定められています。国内で製造されているベビーパウダーや化粧品に含まれているタルクについては心配なさそうですね。

とはいえ海外製の物は不安が残りますので、タルクフリーの化粧品を選んだ方が良いでしょう。

結局どっちがいいの?

紫外線吸収剤に比べて肌に優しいといわれている紫外線散乱剤ですが、使い心地や使いやすさは劣ってしまいます。一方で伸びが良くて使いやすい紫外線吸収剤ですが、肌への負担が心配です。

またウォータープルーフの日焼け止めは海水浴やプールに行く時に欠かせないアイテムですが、汗や水に落ちにくいということはそれだけ肌への密着度が高く、簡単には落とせないというデメリットもあります。

このように一長一短ある紫外線吸収剤と紫外線散乱剤。結局どちらを使えばいいのと悩んでしまうところですね。そこで、毎日のデイリー用日焼け止めには紫外線散乱剤の物を、レジャーやお出かけの際には紫外線吸収剤と、使い分ける事をお勧めします。

顔などの肌がデリケートな部分は紫外線散乱剤を、腕や足などの体には紫外線吸収剤を使うなど、自分の肌質やどのくらい日焼けする機会があるのかによって使い分けると良いでしょう。

日焼け止めは成分を理解して使いこなそう

いかがでしょうか。今まで知らずにSPFの数値だけで選んでいた方も、どんな成分が配合されているのかきちんと知った上で日焼け止め対策をしましょう。

最近では日中用乳液や日中用美容液の名前で、UVカット効果のある基礎化粧品も登場しています。あまりたくさん肌につけたくないという方はこういったUV効果のある基礎化粧品を取りいれてみるのもいいですね。

初めて日焼け止めや化粧下地を使う時には必ずトライアルセットなどで使い心地を確かめましょう。日焼け止めは配合されている成分によって使い心地が異なってきます。

肌に負担をかけたくないからと紫外線散乱剤配合の日焼け止めを選んだら伸びが悪くて白浮きしてしまったり、使い心地を重視して紫外線吸収剤にしたら肌が被れてしまったなんてことにならないように、きちんと確認した上でレギュラー商品を購入してください。

それぞれの特性と、自分の肌の状態を知って賢く使い分けてくださいね。