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洗顔料(石鹸)を含むトライアルセット人気ランキング
洗顔料(石鹸)
洗顔料の種類やケア方法を知って素肌美人になろう!
化粧をしている方ならクレンジングの後にしている洗顔ですが、どんなことに気をつけて洗顔していますか?
クリームや美容液選びに熱心な方でも、洗顔に関してはとりあえず汚れが落ちればよいと考えている方って意外と多いですよね。
でも洗顔はスキンケアの基本ともいえるほど重要です。間違った方法で洗顔をしていると肌が乾燥してしまい、肌トラブルにつながります。そこで今回は、正しい洗顔方法や洗顔剤の種類についてご紹介します。
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洗顔と皮脂膜の役割
洗顔の目的は皮脂や大気中の汚れ、古い角質などをきれいに落とすことです。肌についた汚れを落とすことでターンオーバーを促します。しかし洗い残しがあったり、毛穴の汚れがきちんと落せていなかったりすると黄色ブドウ球菌などの悪玉菌が繁殖して肌トラブルにつながるのです。
だからと言って洗顔のしすぎも問題です。肌表面を覆っている皮脂や角質層はバリア機能の役目を果たしていています。皮脂が全くなくなってしまうと、肌の水分が蒸発して乾燥肌や敏感肌の原因となります。
また肌は通常弱酸性に保たれています。弱酸性の肌には常在菌が住み、常在菌が汗などを食べて保湿成分であるグリセリンを排出することで肌の保湿は保たれ、しなやかで柔らかな肌でいられるのです。
こんなに重要な役目を担っている皮脂膜ですが、お湯で顔を洗うだけで簡単になくなってしまうとてもデリケートなものなんです。化粧をしている女性は毎日の洗顔時に化粧をきっちり落とすことに意識が向いてしまい、つい皮脂を落としすぎてしまいがちです。
健やかな肌をキープするためには皮脂も必要です。汚れを落とすだけでなく、皮脂もある程度残すように洗うことが大切なんです。
正しい洗顔方法
ここでは正しい洗顔方法をご紹介します。
1.まず手をきれいに洗い、洗顔料を取って細かい泡を作ります。細かな泡が作れない方は、プッシュするだけで泡が出てくるポンプタイプや泡立てネットを使うと良いでしょう。
2.細かな泡が作れたら、まずはおでこや顎などの皮脂の分泌の多いところから洗っていきます。目元や口元の皮脂分泌の少ない場所から洗い始めると乾燥肌を招くので注意してください。
3.ゴシゴシと擦ったりせず、肌と手の間にある泡を動かす要領でなるべく肌に直接手が触れないようにします。ダラダラと長い洗顔はせずに、およそ1分程度を目安に洗い終えましょう。
4.30~32度程度のぬるま湯で入念に洗い流してください。お湯の温度が熱すぎると落さなくても良い皮脂まで落ちてしまいます。すすいだ後は清潔なタオルで水分を拭き取りましょう。この時もごしごしと擦って細かな傷がつかないように優しく押すように拭きます。
5.洗顔後はすばやく化粧水をつけてください。どんなに丁寧に洗顔しても、洗顔後は肌のバリア機能が低下している状態です。肌を乾燥させないためにもすぐに化粧水で保湿しましょう。
洗顔のタイミングが大事!脂性肌の洗顔
脂性肌の方は洗顔をするタイミングも重要です。
ほとんどの方は、夜の洗顔はバスタイム時にするのではないでしょうか。しかし脂性肌の方は、バスタイム後に洗顔することをお勧めします。
お風呂上がりは代謝が上がっていて暑いことが多いですよね。さっききれいに洗顔したばかりなのにもう汗が出て顔がべとついているなんてことはありませんか。
これを避けるためにも、お風呂と洗顔はタイミングをずらした方が良いでしょう。洗顔後はすぐに化粧水や乳液をつけた方が良いので、バスタイム前よりも後に洗顔することをお勧めします。
バスタイム時の洗顔は、お風呂の蒸気で毛穴が広がるので、毛穴の中の汚れも落ちやすくなっていますが、お風呂後に洗顔する時は毛穴を開かせるために蒸しタオルをして毛穴を開かせてから洗顔しましょう。
W洗顔は必要?
W洗顔とは、クレンジングでメイクを落としたあとに、洗顔剤で洗うことです。W洗顔については、専門家の中でも意見が割れています。
“洗いすぎは乾燥肌を招く”“一度で済んでしまう洗顔剤は肌に負担が大きい”などの反対意見や、“クレンジングは油性のメイクを落とすもので、洗顔剤は角質などの水性を落とすものだから両方必要”“化粧品が肌に残っているとシミになりやすく、新陳代謝も阻害されて老化を早める。”などの賛成意見があります。
実際には肌質や使用しているメイク用品によってどちらが良いのかはっきりと結論つけることは難しいでしょう。
普通肌や脂性肌ならW洗顔をしても問題ないと思います。しかし敏感肌や超乾燥肌の方は皮脂をなるべく落とさない方が良いので、W洗顔は避けた方が良いかもしれません。
とはいっても、アイメイクは1度だけの洗顔できれいに落とせるのか不安が残ります。特にウォータープルーフのマスカラなどに配合されている事が多い合成ポリマーは、密着性が高いので、なかなか落しきれないのです。
こういった場合はアイメイクなどのポイントメイクは専用のリムーバーなどを使い、W洗顔不要の洗顔剤で洗うのが良さそうです。
石鹸の種類と脂肪酸
正しい洗顔方法と同じく、どんな洗顔剤で洗うのかも大切なポイントです。ここでは洗顔剤の代表格、石鹸についてご紹介します。
洗顔料の中で一番市場に多く出ているのが石鹸タイプの洗顔料でしょう。石鹸というと固形石鹸をイメージしますが、石鹸とは油脂にアルカリを加えたものを呼び、固形か液状であるかは関係ありません。
一般的に固形石鹸は油脂(牛脂、オリーブ油など)に水酸化ナトリウムを配合したもので、 液体石鹸は脂肪酸(ラウリン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸など)に水酸化カリウムが配合してできています。
また同じ液体石鹸でも、使い心地や粘性が違うのはこれらの配合率や、これに加えてグリセリンなどの保湿剤、植物エキスなどの美容成分などが各メーカーごとに加えられている為です。さらに同じ液体石鹸でも配合されている脂肪酸の種類によって特性が変わります。
石鹸には選択洗浄性というものがあります。これはある物質はよく洗い流せるが、別の物質に対してはあまり洗えないというそれぞれの性質のことです。この性質を利用して、肌質毎に石鹸を選ぶと良いでしょう。
肌質別、脂肪酸の選び方
ここでは肌質毎のお勧め成分をご紹介します。
乾燥肌、年齢肌…オリーブオイルや米ぬかに含まれているオレイン酸は、皮脂膜の成分となっているスクワレンを落とす力が弱いので、乾燥肌や、年齢を重ねて皮脂の分泌が少なくなった方におすすめです。
但し、オレイン酸はコレステロールを落とす力が強いため、W洗顔には不向き。コレステロールは角質層にある細胞間脂質に多く存在している成分ですので、洗いすぎると細胞間脂質まで洗い流されてしまいます。
細胞間脂質は1度落としてしまうと回復するのに何週間もかかってしまいますので、過剰洗顔は控えましょう。
脂性肌…牛脂やパーム油にはラウリン酸やパルミチン酸が多く含まれています。これらの脂肪酸は皮脂を落とす力が強いので、皮脂の分泌が多い脂性肌におすすめです。
ステアリン酸やパルミチン酸は細胞間脂質の成分であるコレステロールを落とす力が弱い為、肌の表面にある皮脂だけを落とすことが出来ます。肌のべとつきが気になるようであれば、W洗顔しても構わないでしょう。
このように同じ石鹸でも成分によって全く異なる特性があります。洗顔料を選ぶときは成分に気をつけて選びましょう。
敏感肌にお薦め!アミノ酸系洗顔料
石鹸タイプの洗顔成分を紹介しましたが、石鹸はアルカリ性であるために、極度の乾燥肌や、敏感肌には刺激が強い場合もあります。その場合は石鹸タイプよりも洗浄力がマイルドな界面活性タイプの洗顔剤がよいでしょう。
アミノ酸系の界面活性剤はヤシの実油などの植物を原料に合成された界面活性剤です。石鹸タイプに比べて泡立ちや洗浄力は劣りますが、角質層の成分まで洗い流してしまうといった洗いすぎを防止できます。
また、洗顔後に顔がつっぱるのは、石鹸で洗っていることが原因です。石鹸はアルカリ性なので、洗顔後は一時的に肌がアルカリ性に傾き、顔がつっぱります。弱酸性のアミノ酸系洗剤でしたらこのようなことも防げます。
一般的にはラウロイルグルタミン酸、デシルグルコシドやココイルメチルタウリンといった成分が配合されている液体やクリーム状の洗剤です。敏感肌、顔のつっぱりが気になる方は試してみても良いでしょう。
スペシャル洗顔ケアでざらつき解消!
ピーリングは、古い角質を科学成分で剥がしやすくする方法です。自宅でできるピーリングとしては、酸を使ったAHAと呼ばれるピーリングが一般的です。
AHAはパイナップルやパパイヤなどのフルーツなどに含まれている酸を利用して行うピーリング方法で、フルーツ酸とも呼ばれています。AHAにはタンパク質の結合を緩める作用があり、古い角質を肌表面から剥がしやすくします。
角質がたまると肌がくすんだり、ざらつきが気になったり、古い角質が邪魔をして、化粧水や乳液などの浸透率が悪くなります。AHAはくすみやニキビ跡を薄くしたり、滞ったターンオーバーを促進する効果があります。
またコラーゲンの生成を促進する作用もあるので、ハリの改善も期待できます。
スクラブ洗顔は泡よりも細かい微粒子を使って肌を摩擦することで、角質を落とす方法です。粒子が毛穴に入り込むので、古い角質だけでなく毛穴の黒ずみにも効果的です。
シュガーやソルト、最近ではこんにゃくスクラブなど、さまざまな材料がスクラブの原料として使われています。成分によって粒子の粗さが異なりますので、使う部分や肌質によって使い分けましょう。
毛穴のつまりや黒ずみに効果的ですが、肌に摩擦がかかりますので敏感肌や肌の弱い方が使用する時は使用頻度や力加減に注意が必要です。また、こんにゃくスクラブなどの肌触りの柔らかいものを選んで、なるべく肌への負担を軽くしましょう。
これらの角質ケアはザラつきや肌のくすみ、毛穴汚れなど、気になっていた肌トラブルが解消されてスッキリします。しかし、やった後はいつもよりバリア機能が低下して、炎症を起こしやすく、乾燥しやすい肌になっています。
角質ケア後はいつも以上にしっかりと保湿ケアをしてください。またやりすぎはターンオーバーのサイクルを狂わせて新たな肌トラブルを招きます。普通肌、脂性肌の方は週1回程度、敏感肌、乾燥肌は2週間に1回程度を目安に行ってください。肌の状態に合わせてくれぐれもやりすぎないようにしてください。
自分の素肌に自信を持つために
いかがでしたか。透明感のあるすべすべ肌は、女性のあこがれですよね。いくつになっても自分の素肌に自信を持っていたいものです。洗顔はスキンケアの基本ですので、正しい洗顔をしてくださいね。
洗顔はおろそかにしても肌トラブルの原因になりますし、やりすぎても乾燥肌を招く原因となりますので、やりすぎない、程よいバランスが大切です。
また使う洗顔剤の種類も大切です。自分の肌質を知って、肌に合った洗顔剤を見つけてください。
同じ成分の洗顔剤でも、配合率によって使い心地が違ってきますので、気になる洗顔料が見つかったらトライアルセットで試してみると良いでしょう。
失敗のないように、まずはトライアルセットで試してみて、自分の肌に合う商品を見つけてください。